2026年11月現在、オリックス・バファローズの2軍は、ファーム・リーグ西地区で54勝57敗8分、勝率.486の2位でシーズンを終えた。2026年から導入されたファーム3地区制の初年度において、福岡ソフトバンクホークスに次ぐ順位を記録している。公式戦は9月27日に全日程を終了しており、現在はシーズン最終成績を振り返る時期に入っている。
チーム打率は.240、防御率は3.62。内藤鵬や横山聖哉といった将来の主力候補が実戦経験を積み、投手陣ではマシューが11セーブを記録した。この記事では、NPBと球団公式記録を基に、2026年の順位、チーム成績、個人成績、注目選手、試合結果、杉本商事バファローズスタジアム舞洲での観戦方法、試合中継までを整理する。
【2026年最新】オリックス2軍の順位は西地区2位!54勝57敗8分の最終成績
2026年のオリックス2軍は、ファーム・リーグ西地区で全119試合を戦い、54勝57敗8分という成績を残した。
勝率は.486。首位の福岡ソフトバンクホークスは70勝49敗6分で勝率.588だったため、最終的なゲーム差は12.0となった。
注目したいのは、オリックスが西地区4球団の中で2番目の勝利数を記録した一方、首位ソフトバンクとの直接対決では11勝18敗と負け越した点だ。地区内での競争力を示しながらも、優勝争いでは首位との差を縮められなかった。
2026年ファーム・リーグ西地区の最終順位表| 順位 | 球団 | 試合・勝敗 | 勝率 | ゲーム差 | チーム打率 | 防御率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | ソフトバンク | 125試合・70勝49敗6分 | .588 | - | .254 | 2.74 |
| 2位 | オリックス | 119試合・54勝57敗8分 | .486 | 12.0 | .240 | 3.62 |
| 3位 | 阪神 | 126試合・49勝63敗14分 | .438 | 17.5 | .235 | 3.53 |
| 4位 | 広島 | 121試合・47勝63敗11分 | .427 | 18.5 | .248 | 3.36 |
出典:NPB「2026年度ファーム・リーグ西地区チーム勝敗表・チーム成績」。2026年9月27日全日程終了時点。
打撃と投手成績から見える課題オリックスのチーム打率は.240で、ソフトバンクの.254を下回った。一方、総得点は411点。阪神の410点をわずかに上回っており、得点力だけを見れば西地区2番手だった。
本塁打は55本、盗塁は79個。長打による得点と機動力の両面で攻撃を組み立てていたことが分かる。
一方、投手成績には改善の余地が残った。防御率は3.62で西地区4球団中最も高く、失点は495。首位ソフトバンクの422失点と比較すると、その差は73点にも及ぶ。
加えて、チームの失策は108。西地区の他球団と比較しても多く、守備面の安定性も今後の課題として浮かび上がる。
つまり、2026年のオリックス2軍は打線の得点力を一定程度確保したものの、投手力と守備力の両面で首位との差が生まれたシーズンだった。
【新制度を解説】2026年ファーム3地区制とは?オリックスの所属球団と順位の仕組み
2026年のファーム・リーグを理解するうえで欠かせないのが、NPBが導入した1リーグ3地区制だ。
従来のファームのリーグ編成とは異なり、2026年度からは東地区・中地区・西地区の3地区に分かれて公式戦を実施する方式になった。
3地区の球団構成- 東地区・5球団:北海道日本ハム、楽天、ロッテ、ヤクルト、オイシックス新潟。
- 中地区・5球団:西武、巨人、DeNA、中日、ハヤテ静岡。
- 西地区・4球団:オリックス、阪神、広島、ソフトバンク。
オリックスは阪神、広島、ソフトバンクと同じ西地区に所属する。したがって、2026年の2位という順位は、14球団全体の総合2位ではなく、西地区4球団内での順位を意味する。
試合日程と順位決定のルールNPBが2026年1月22日に公表した日程補足によると、基本的な試合編成は地区内対戦を6カード続けた後、他地区との交流戦を2カード実施する方式だ。
この構成を繰り返すことで、同じ地区の球団同士の対戦を軸にしながら、他地区のチームとも対戦する。
ただし、東地区と中地区は5球団で構成されているため、地区内対戦期間にも両地区間の交流戦が組み込まれる。西地区は4球団であるため、対戦編成の条件が異なる。
順位は勝率によって決定される。引き分けは勝率計算から除外される仕組みだ。また、雨天などで中止になった試合は原則として再試合を行わない。
3地区制でオリックスの順位を見る際の注意点検索結果や順位表で「オリックス2位」と表示されていても、どの地区の順位なのかを確認する必要がある。
2026年の西地区ではソフトバンクが優勝し、オリックスが2位。中地区はDeNA、東地区は日本ハムがそれぞれ優勝した。
このように、3地区制では地区ごとの優勝球団を比較することが基本になる。地区をまたいだ単純な勝利数比較だけでは、試合数や対戦相手の違いを反映できない。
【試合日程・結果】オリックス2軍の2026年シーズンを振り返る
オリックス2軍の2026年公式戦は3月から9月にかけて実施され、最終戦は9月27日の広島戦だった。
NPBは同日、ファーム・リーグの全日程終了を発表。予定されていた7試合のうち阪神対ソフトバンク戦が中止となり、その他の試合が行われたことで、2026年シーズンの最終成績が確定した。
2026年9月27日の最終戦は広島に2対1で逆転勝利オリックスは大阪シティ信用金庫スタジアムで広島東洋カープと対戦し、2対1で勝利した。
試合は5回に広島が先制。オリックス打線は相手先発の齊藤汰直投手を前に4回までわずか1安打と苦しんだ。
流れが変わったのは6回裏だった。平沼翔太の安打などで無死二、三塁の好機を作ると、三方陽登が2点適時打を放ち、試合をひっくり返した。
投手陣もリードを守り切った。先発の宮國凌空が3回を無失点で抑え、乾健斗らがリレー。川瀬堅斗はピンチで3者連続三振を奪い、勝利投手となった。最後は片山楽生がセーブを記録した。
最終戦を勝利で締めくくったことは、若手選手にとってもシーズンを締めるうえで印象的な結果だった。
試合日程・結果を確認する方法2026年の試合結果を確認する場合、オリックス球団公式のファーム試合カレンダーが便利だ。
月ごとにホーム・ビジターの区分、公式戦・交流戦の種類、試合結果、開催球場などを確認できる。
特に9月は最終盤の試合が集中しており、9月17日のホームゲームから広島との最終戦まで、複数の対戦が組まれた。9月14日と16日のホームゲームが中止になったことも、日程を確認する際のポイントになる。
2026年11月4日現在、公式戦はすでに終了している。これから試合を探す場合は、過去の試合結果と次年度の日程発表を区別して確認したい。
【選手一覧・注目選手】内藤鵬、横山聖哉ら2026年の若手成績
オリックス2軍の魅力は、1軍の戦力を支える若手や育成段階の選手を継続的に見られることにある。
ただし、2軍は独立した固定メンバーだけで構成されているわけではない。1軍との選手入れ替え、故障からの復帰調整、若手の実戦経験などに応じて、試合ごとの出場選手が変わる。
そのため、選手名鑑に掲載されている所属選手と、特定の日の2軍試合に出場するメンバーは必ずしも一致しない。
内藤鵬:2026年ファームで11本塁打、53打点2026年のオリックス2軍で特に注目したい打者が内藤鵬だ。
内藤は2004年10月5日生まれの内野手。日本航空石川高校から2022年ドラフト2位でオリックスに入団した。
2026年のファーム・リーグ西地区では、次の成績を記録している。
- 出場試合数:97試合
- 打席数:373打席
- 打率:.220
- 安打数:76安打
- 二塁打:19本
- 本塁打:11本
- 打点:53打点
- 出塁率:.271
- 長打率:.371
打率だけを見ると高い数字ではないものの、11本塁打、53打点という数字は長打力と得点機会での貢献を示している。
特に二塁打19本を含む長打の多さは注目材料だ。打率の向上に加えて、出塁率や三振数の改善が進めば、打者としての総合的な評価も変わってくる。
なお、1軍での2026年成績とは区別が必要だ。NPBの1軍年度別成績では、内藤は6試合、22打数4安打、打率.182、1打点となっている。ファームの.220という数字とは対象となる公式戦が異なる。
横山聖哉:92試合に出場した内野手もう一人の注目選手が横山聖哉だ。
2026年のファーム・リーグでは92試合に出場し、368打席で71安打を記録した。
- 打率:.219
- 本塁打:7本
- 打点:28打点
- 出塁率:.307
- 長打率:.324
- 三振:115個
出塁率.307は打率を上回っており、四球などを含めて塁に出る機会を確保していた。一方、115三振は改善したい数字でもある。
内野手としての守備力と打撃の成長を合わせて見ていくことで、今後の起用や成長をより立体的に評価できる。
マシュー:西地区2位のセーブ数を記録投手陣ではマシューにも注目したい。
NPBの2026年西地区個人投手成績によると、マシューは25試合に登板し、防御率2.28、11セーブを記録した。セーブ数は西地区2位に相当する。
チーム全体の防御率が3.62だったことを考えると、安定した救援投手の存在は大きい。終盤のリードを守る役割を担う投手の成績は、来季のブルペン構成を考える際にも見逃せない。
最終戦に出場した選手たち2026年9月27日の広島戦では、三方陽登、河野聡太、宜保翔、平沼翔太、元謙太、窪田洋祐、福永奨、中西創大、野上士耀らがスターティングメンバーに名を連ねた。
投手では宮國凌空、乾健斗、川瀬堅斗、阿部翔太、渡邉一生、片山楽生が登板した。
このメンバー構成からも、オリックスのファームが若手選手だけでなく、1軍経験者や調整段階の選手も含めて実戦の場として機能していることが分かる。
【本拠地・観戦方法】杉本商事バファローズスタジアム舞洲へのアクセスとチケット料金
オリックス2軍の本拠地として知られるのが、大阪市此花区にある杉本商事バファローズスタジアム舞洲だ。
舞洲のスポーツ施設が集まるエリアに位置し、若手選手のプレーを比較的近い距離から観戦できる球場として知られている。
球場の所在地と交通アクセス所在地は大阪府大阪市此花区北港緑地2丁目2-65。
公共交通機関を利用する場合、主なアクセス方法は次の2つだ。
- 西九条駅から:JR環状線または阪神なんば線の西九条駅から大阪シティバス81系統に乗車。「舞洲東」で下車し、徒歩約5分。バス乗車時間は約35分。
- 桜島駅から:JRゆめ咲線の桜島駅から舞洲アクティブバス2系統を利用。「おおきにアリーナ舞洲前(アリーナ東)」で下車し、徒歩約5分。バス乗車時間は約15分。
車の場合は阪神高速湾岸線の湾岸舞洲出口を利用し、此花大橋を渡るルートが案内されている。球場横には駐車場がある。
公式案内に掲載されている普通車の駐車料金は、30分以内無料、30分以上2時間未満600円、2時間以上4時間未満900円、4時間以上は当日1,200円となっている。試合開催日に周辺イベントがある場合は満車になる可能性もある。
2026年のファーム公式戦チケット料金球団公式の2026年ファームチケット案内では、舞洲の通常席とバックネット裏特別エリアで料金が設定されていた。
- 大人(高校生以上):1,200円
- こども(小・中学生):500円
- バックネット裏特別エリア・大人:1,500円
- バックネット裏特別エリア・こども:500円
いずれも税込で、全席指定席だった。BsCLUB会員の割引や招待、チケット購入ポイント付与の対象外という条件も設けられていた。
舞洲開催の公式戦は前売り販売が実施され、前売り分が完売した場合は当日券が販売されない仕組みだった。
2026年の公式戦はすでに終了している。上記は2026年シーズンの料金であり、2027年のチケット料金や販売日程については、次年度の球団公式発表を確認する必要がある。
舞洲での観戦がおすすめの人舞洲でのファーム観戦は、1軍の華やかな演出よりも、選手の成長過程や実際のプレーをじっくり見たい人に向いている。
特に、次のような楽しみ方がある。
- ドラフト指名選手や若手の成長を追いかける。
- 1軍経験のある選手の調整状況を確認する。
- 内野守備や投球フォームなど、細かな技術に注目する。
- 将来の主力候補を早い段階から応援する。
一方、交通アクセスや開催日の変更には注意したい。舞洲は主要駅から球場まで徒歩だけで移動できる場所ではないため、試合前にバスの運行時刻を調べておくと安心だ。
【中継・放送予定】オリックス2軍の試合をテレビ・ネットで見る方法
現地観戦が難しい場合は、ネット配信を利用する方法がある。
オリックス球団が案内していた2026年の主催ファーム公式戦の主な配信サービスは、パーソル パ・リーグTVとイージースポーツの2つだ。
パーソル パ・リーグTVパーソル パ・リーグTVでは、2026年のオリックス主催ファーム・リーグ公式戦がライブ配信の対象となっていた。
1軍のパ・リーグ公式戦と合わせて野球を楽しみたい人にとって、チェックしやすい配信サービスだ。
視聴には有料会員登録が必要で、試合ごとの配信予定は変更される場合がある。
イージースポーツイージースポーツも、2026年のオリックス主催ファーム公式戦を配信していた。
ファームの試合を中心に追いかけたい人にとって、選択肢の一つになる。こちらも視聴には有料会員登録が必要だ。
球団公式YouTubeチャンネル「BsTV」の無料配信見逃せないのが、2026年8月28日に発表された球団公式YouTubeチャンネル「BsTV」での9月ファーム公式戦無料ライブ配信だ。
イージースポーツの協力により、杉本商事バファローズスタジアム舞洲と大阪シティ信用金庫スタジアムで開催される9月の対象試合が無料配信の対象となった。
終了した試合についてはアーカイブ視聴も案内されていた。なお、対象試合のうち9月11日と16日の試合は中止に伴って配信も中止となった。
2026年11月現在、シーズン中のライブ中継は終了している。過去の試合映像を探す場合は、球団公式BsTVの公開状況や各配信サービスのアーカイブ情報を確認したい。
【よくある質問】オリックス2軍に関するFAQ
Q1:オリックス2軍の2026年の最終順位は何位ですか?
A1:ファーム・リーグ西地区2位です。54勝57敗8分、勝率.486で、首位のソフトバンクとは12ゲーム差でした。
Q2:オリックス2軍の2026年のチーム打率と防御率は?
A2:チーム打率は.240、防御率は3.62です。55本塁打、411得点、495失点を記録しました。
Q3:内藤鵬の2026年ファーム成績は?
A3:97試合に出場し、打率.220、76安打、11本塁打、53打点を記録しました。長打率は.371です。1軍成績とは別の数字なので、確認する際は対象リーグに注意してください。
Q4:オリックス2軍の本拠地はどこですか?
A4:大阪府大阪市此花区北港緑地2丁目2-65にある杉本商事バファローズスタジアム舞洲です。西九条駅または桜島駅からバスを利用できます。
Q5:オリックス2軍の試合は無料で見られますか?
A5:2026年9月には球団公式YouTubeチャンネルBsTVで対象試合の無料ライブ配信が実施されました。一方、パーソル パ・リーグTVとイージースポーツは有料会員向けの配信でした。
Q6:2026年のオリックス2軍の試合はまだ開催されていますか?
A6:2026年のファーム・リーグ公式戦は9月27日に全日程を終了しています。今後の観戦を希望する場合は、2027年シーズンの公式日程とチケット情報の発表を確認してください。
2026年のオリックス2軍は、ファーム・リーグ西地区で54勝57敗8分、2位という結果を残した。3地区制初年度において、ソフトバンクに次ぐ順位を確保した一方、12ゲーム差という結果は、優勝を目指すうえで改善すべき点も明確にした。
数字から読み取れる最大の課題は投手力と守備力だ。チーム打率.240、411得点という攻撃面に対し、防御率3.62、495失点、108失策という数字は、来季に向けた改善ポイントを示している。
個人に目を向ければ、内藤鵬の11本塁打・53打点、横山聖哉の92試合出場、マシューの11セーブなど、注目できる記録は多い。特に内藤は打率だけでは評価しきれない長打力を見せており、次の成長段階に期待がかかる。
オリックス2軍を追いかける際は、順位だけで判断するのではなく、次の3つを継続的に確認したい。
- 打者:打率だけでなく、長打率、出塁率、本塁打、打点の変化を見る。
- 投手:防御率、奪三振、与四球、セーブなどから投球の安定性を確認する。
- チーム:地区順位だけでなく、失点、失策、対戦成績の改善にも注目する。
ファームは1軍の結果を補足するだけの場所ではない。選手が実戦経験を積み、技術を磨き、次のチャンスをつかむための重要な舞台だ。
2027年のオリックスが再び西地区の頂点を目指すうえで、舞洲で成長を続ける若手選手たちがどのような進化を見せるのか。内藤鵬、横山聖哉をはじめとする次世代の選手たちの動向は、引き続き注目しておきたい。
主な照合資料:NPB 2026年度ファーム公式記録、オリックス・バファローズ公式順位表・選手成績・試合カレンダー・チケット情報・放映日程。