読売ジャイアンツの2軍は、将来の主力選手を育てる場であると同時に、1軍選手の調整や復帰を支える重要なチームです。2026年はファーム・リーグの編成が大きく変わり、巨人は新設された中地区で横浜DeNA、西武、中日、ハヤテ静岡と競い合いました。シーズン成績は75勝47敗2分、勝率.615の2位。さらにファーム日本選手権にも進出し、若手の成長とチーム全体の競争力を示しました。
浅野翔吾や石塚裕惺をはじめ、注目選手の成績、試合結果、順位、スタメンの確認方法、1軍への昇格・降格の仕組みまで、2026年11月3日時点の情報を整理します。ジャイアンツタウンスタジアムでの観戦を考えている人にも役立つよう、公式情報の見方も紹介します。
【2026年最新】巨人2軍はファーム・リーグ中地区で2位
2026年の巨人2軍を理解するうえで、最初に押さえておきたいのがファーム・リーグの新しい制度です。
2026年から1リーグ3地区制に変更日本野球機構(NPB)は2026年度からファーム・リーグを従来のイースタン・リーグ、ウエスタン・リーグによる2リーグ制から、東地区・中地区・西地区の3地区制へ変更しました。
所属球団は合計14球団です。巨人は埼玉西武、横浜DeNA、ハヤテ静岡、中日と同じ中地区に所属しています。
- 東地区:楽天、オイシックス新潟、ヤクルト、ロッテ、日本ハム
- 中地区:西武、読売ジャイアンツ、DeNA、ハヤテ静岡、中日
- 西地区:オリックス、阪神、広島、ソフトバンク
2026年のファーム公式戦は3月14日に開幕しました。巨人の予定試合数は144試合で、地区内対戦に加えて他地区との交流戦も組み込まれています。
この制度では、各地区の順位は勝率で決定されます。また、試合中止による再試合を実施しない方式が採用されました。そのため、シーズン終了時には球団ごとに消化試合数が異なっています。
この変更は、単に対戦相手が変わったというだけではありません。地区内の競争と他地区との交流戦を両立させることで、若手選手が異なる球団の投手や打者と対戦する機会を確保する狙いがあります。2026年の巨人2軍の順位を見る際は、旧イースタン・リーグの順位表ではなく、中地区の勝敗表を確認することが大切です。
(出典:日本野球機構「2026年度ファーム・リーグ選手権試合日程発表」「試合日程補足説明」)
【試合日程・結果】巨人2軍の2026年シーズンを振り返る
2026年11月3日時点で、巨人のファーム公式戦は全日程が終了しています。これから試合を探している場合は、2026年の試合結果を振り返る形で確認するとよいでしょう。
2026年の主な試合日程- 3月14日:ファーム・リーグ公式戦開幕
- 3月14日:巨人対オイシックス新潟の開幕戦
- 3月〜9月:中地区公式戦・ファーム交流戦
- 9月27日:レギュラーシーズンの終盤戦
- 10月3日:ファーム日本選手権ファーストステージ
- 10月4日:ファーム日本選手権ファイナルステージ
開幕戦では巨人がオイシックス新潟に18対5で勝利しました。20安打を記録し、ティマ、小濱佑斗、若林楽人に本塁打が飛び出すなど、打線が活発なスタートを切っています。
この試合はジャイアンツタウンスタジアムで開催され、試合時間は2時間51分、入場者数は2,047人でした。新シーズンのスタートを飾る試合として、ファームの試合を現地で楽しむファンにも印象的な一戦となりました。
ファーム日本選手権で巨人が見せた戦いレギュラーシーズン終了後の10月には、ファーム日本選手権が開催されました。
巨人は中地区2位ながらワイルドカードとして出場。ファーストステージでは、地区優勝の横浜DeNAベイスターズと対戦し、3対1で勝利しました。勝利投手は石川達也、敗戦投手は篠木健太郎です。
続く10月4日の決勝では、東地区優勝の北海道日本ハムファイターズと対戦しました。しかし、結果は2対5で敗戦。日本ハムが29年ぶり2度目のファーム日本一に輝き、巨人は準優勝となりました。
この結果から分かるのは、地区順位とファーム日本一の決定が別の仕組みであることです。巨人はレギュラーシーズンで中地区2位でしたが、ワイルドカードから決勝まで進出しています。
なお、2026年の公式戦結果や各試合のイニング別スコア、責任投手、打撃成績はNPBのファーム試合日程・結果で確認できます。
(出典:NPB「2026年度ファーム公式戦」「ファーム日本選手権2026」)
【順位・成績】巨人2軍の2026年チーム成績と注目データ
2026年の巨人は、中地区で75勝を挙げました。勝率は.615で、首位のDeNAに3ゲーム差をつけられたものの、2位を確保しています。
2026年ファーム・リーグ中地区順位表| 順位 | 球団 | 試合 | 勝敗・引分 | 勝率 | ゲーム差 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | 横浜DeNA | 122 | 74勝40敗8分 | .649 | - |
| 2位 | 読売ジャイアンツ | 124 | 75勝47敗2分 | .615 | 3.0 |
| 3位 | 埼玉西武 | 121 | 69勝51敗1分 | .575 | 8.0 |
| 4位 | 中日 | 123 | 54勝64敗5分 | .458 | 22.0 |
| 5位 | ハヤテ静岡 | 122 | 37勝81敗4分 | .314 | 39.0 |
出典はNPBの2026年度ファーム成績です。球団によって消化試合数が違うため、単純な勝利数だけではなく勝率を基準に比較する必要があります。
巨人の成績を見るときのポイント巨人は75勝を挙げており、勝ち越しを確保しました。特に注目したいのは、投手陣と若手野手の成長を別々に評価することです。
打撃面では浅野翔吾が打率.322、6本塁打、33打点を記録しました。投手面では又木鉄平が18試合に登板し、9勝4敗、防御率1.82という好成績を残しています。
又木は中地区の規定投球回以上の投手における防御率トップの成績です。先発投手として長いイニングを投げながら失点を抑えた点は、2026年の巨人ファーム投手陣を評価するうえで見逃せません。
また、ファームの成績を見る際には、打率だけで判断しないことも大切です。出塁率、長打率、OPS、四球、三振、盗塁などを組み合わせることで、選手の成長をより立体的に把握できます。
(出典:NPB「2026年度ファーム成績」「2026年度読売ジャイアンツ個人投手成績・個人打撃成績」)
【選手一覧・若手有望株】浅野翔吾と石塚裕惺に注目
巨人2軍の選手をチェックするときは、若手の育成選手だけでなく、1軍経験者や調整中の主力選手も含めて見る必要があります。
2026年のファーム公式戦には、浅野翔吾、皆川岳飛、三塚琉生、ティマ、リチャードなどの野手が出場しました。投手では又木鉄平、石川達也、園田純規、田中将大、戸郷翔征らの名前も個人成績に掲載されています。
浅野翔吾:2026年ファームで打率.322浅野翔吾は、巨人の将来を担う外野手として注目される選手です。
NPB公式の2026年ファーム個人打撃成績では、次の数字を残しています。
- 出場試合:62試合
- 打席:211
- 安打:59
- 本塁打:6本
- 打点:33
- 盗塁:7
- 打率:.322
- 出塁率:.398
- 長打率:.514
打率だけでなく、長打率.514という数字にも注目したいところです。単打を積み重ねるだけではなく、二塁打や本塁打などで得点につながる打撃を見せています。
一方、ファームで好成績を残したからといって、1軍で同じ結果がすぐに出るとは限りません。1軍投手の球威や変化球への対応、守備面での安定性など、次の段階で求められる課題もあります。
石塚裕惺:ドラフト1位内野手の成長石塚裕惺は2024年ドラフト1位で巨人に入団した内野手です。花咲徳栄高校出身で、右投右打。2026年は19歳でプロ2年目のシーズンを迎えました。
プロ野球データプラスが公表した2026年10月9日時点のファーム集計では、以下の成績となっています。
- 出場試合:31試合
- 打席:111
- 安打:29
- 本塁打:4本
- 打点:18
- 盗塁:7
- 打率:.319
- 出塁率:.427
少ない打席数ながら打率.319を記録し、出塁率も.427と高い数字でした。打つだけではなく、四球を選んで出塁できる点も評価材料になります。
なお、この石塚のファーム成績は独立系データサイトの集計値です。NPB公式の1軍年度別成績では、2026年の1軍出場は49試合、打率.216となっています。集計対象や更新時点によって数字が異なる場合があるため、公式記録と第三者集計は区別して見る必要があります。
そのほかの注目選手浅野と石塚以外にも、2026年の巨人ファームには注目したい選手がいます。
- 皆川岳飛:84試合に出場し、82安打、打率.297。17二塁打、3三塁打、3本塁打を記録した。
- ティマ:78試合で10本塁打、46打点。長打力が目立った。
- 三塚琉生:74試合で6本塁打、36打点を記録した。
- リチャード:55試合で12本塁打、38打点。長打力を発揮した。
- 又木鉄平:18登板、9勝4敗、防御率1.82。投手部門で特筆すべき結果を残した。
こうした選手の個人成績を継続して追うことで、誰が打撃面で伸びているのか、誰が1軍で必要とされる投手になりつつあるのかが見えてきます。
選手一覧については、巨人の公式選手名鑑とNPBの球団別個人成績を併用するのがおすすめです。支配下選手と育成選手では登録上の扱いが異なるため、背番号や登録区分も確認しておきましょう。
(出典:NPB公式個人成績、プロ野球データプラス「石塚裕惺 2026年成績」)
【1軍との違い】巨人2軍の昇格・降格はどう決まる?
巨人2軍の試合を追うファンが気になるのが、選手の1軍昇格と2軍降格です。
基本的に1軍と2軍の違いは、出場する公式戦の区分と選手の登録状況にあります。2軍は単なる控え選手の集まりではなく、若手の育成、主力選手のコンディション調整、故障からの実戦復帰など、複数の役割を担っています。
1軍昇格につながる主な評価ポイント選手が1軍に呼ばれるかどうかは、打率や防御率だけでは決まりません。首脳陣は複数の要素を組み合わせて判断します。
- 打者:打率、出塁率、長打率、三振率、四球数、得点圏での対応。
- 投手:防御率、投球回、奪三振、与四球、球速、制球力。
- 守備:守備範囲、送球、失策、複数ポジションへの対応力。
- コンディション:故障の回復状況、連戦への対応、試合出場の継続性。
- チーム事情:1軍の故障者、ポジションの不足、対戦相手との相性。
例えば、2軍で本塁打を量産している選手でも、1軍に同じポジションの選手が揃っていれば、すぐに昇格するとは限りません。反対に、特定ポジションに故障者が出た場合、ファームで安定した守備を見せている選手が優先的に呼ばれることもあります。
登録抹消と2軍降格は同じ意味ではないもう一つ知っておきたいのが、NPBの公示における出場選手登録と登録抹消の仕組みです。
1軍の出場選手登録から外れた選手は、一般的に2軍での調整に入ります。ただし、登録抹消されたことだけで、必ず2軍の試合に出場するとは限りません。故障やリハビリ、コンディション調整などによって実戦から離れる場合もあります。
また、出場選手登録を抹消された選手は、原則として10日間を経過するまで再登録できません。特例措置などの例外はありますが、登録抹消の翌日にすぐ1軍へ戻れるわけではない点に注意が必要です。
NPBの公示では、1軍の出場選手登録・登録抹消や支配下選手登録などを確認できます。選手の現在地を調べるときは、ニュース記事だけで判断せず、公式公示と球団発表を照らし合わせると状況を把握しやすくなります。
(出典:NPB「2026年度公示」「出場選手登録および登録抹消」)
【スタメン・観戦情報】ジャイアンツタウン2軍の試合を楽しむ方法
巨人2軍の試合をより深く楽しみたいなら、試合前のスタメン発表と球場情報をチェックしておきましょう。
巨人2軍のスタメンはどこで確認できる?2軍のスタメンは固定されているわけではありません。選手の調子やコンディション、育成方針、対戦相手の先発投手などによって、日ごとに打順や守備位置が変わります。
確認する際は、次の情報源を使い分けると便利です。
- NPB公式サイト:試合日程、試合結果、イニング別スコア、打撃・投手成績。
- 読売ジャイアンツ公式情報:球団からの発表、選手情報、ホームゲーム関連のお知らせ。
- スポーツナビ:当日のスタメン、速報、試合経過、個人成績。
スポーツナビの試合詳細では、試合開始前の目安として約30分前にスターティングメンバーや控え選手などが掲載されます。試合当日にスタメンを知りたい場合は、試合ページを確認するのが便利です。
また、試合終了後は打席ごとの結果や投手交代、責任投手などを確認すると、単純な勝敗以上に試合内容を理解できます。
ジャイアンツタウンスタジアムで2軍戦を観戦巨人2軍の試合を現地で見るなら、ジャイアンツタウンスタジアムも注目の観戦スポットです。
東京都稲城市にあるこの球場は、TOKYO GIANTS TOWNの中核施設として整備され、2025年3月1日に開業しました。巨人のファーム球場として、若手選手のプレーを間近で見られる場所です。
2026年の巨人主催ファーム公式戦は、ジャイアンツタウンスタジアムだけでなく、読売ジャイアンツ球場、東京ドーム、ひたちなか市民球場、富士北麓公園野球場などでも開催されました。
したがって、巨人主催試合だからといって、すべての試合がジャイアンツタウンスタジアムで行われるわけではありません。観戦前には必ず試合日程と開催球場を確認しましょう。
現地観戦で注目したいポイント2軍戦の魅力は、1軍では出場機会の少ない若手選手のプレーをじっくり見られることです。
- 浅野翔吾の打球の強さや外野守備
- 石塚裕惺の内野守備と打席での対応
- 皆川岳飛や三塚琉生など若手野手の成長
- 又木鉄平ら投手の球速や制球、投球フォーム
- 1軍経験者が調整する際の実戦内容
試合結果だけでなく、打席でのアプローチや守備位置、投手の球種と制球にも注目すると、ファームならではの見どころが増えます。
(出典:NPB「ファーム球場物語」、読売巨人軍関連の2026年主催試合情報、スポーツナビ試合詳細ページ)
【プロの結論】巨人2軍の成績は何を基準に評価すべき?
巨人2軍の情報を追うとき、最も大切なのは一つの数字だけで選手を評価しないことです。
例えば、打率.300を記録した選手がいたとしても、出場試合数や打席数が少なければ、シーズンを通して安定した結果を残したとは限りません。
また、長打率が高い選手と出塁率が高い選手では、打撃面での強みが異なります。投手も同様で、防御率だけではなく、投球回や奪三振、与四球を組み合わせて見る必要があります。
巨人2軍の情報を見極める5つの基準- 試合数と打席数:成績を評価するだけの出場機会があるか。
- 打撃指標:打率に加え、出塁率・長打率・OPSを確認する。
- 投手指標:防御率だけでなく、投球回・奪三振・与四球を見る。
- 守備と走塁:打撃成績に表れない貢献度も評価する。
- 1軍のチーム事情:現在必要とされるポジションや役割に合っているか。
さらに、2軍での好成績は1軍昇格の有力な材料になりますが、昇格を保証するものではありません。チーム編成や選手のコンディションも関係するためです。
2026年の巨人は中地区2位、ファーム日本選手権準優勝という結果を残しました。浅野翔吾の打撃成績、石塚裕惺の成長、又木鉄平の投球成績など、それぞれ異なる角度からチームの将来性を見ることができます。
ファームの本当の価値は、単に勝敗を競うことだけではありません。1軍で活躍できる選手を育て、必要なタイミングで戦力として送り出せるかどうか。その視点で追いかけると、巨人2軍の試合はさらに面白くなります。
巨人2軍に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年の巨人2軍の順位は何位ですか?
A1:ファーム・リーグ中地区の2位です。75勝47敗2分、勝率.615で、首位の横浜DeNAとは3ゲーム差でした。
Q2:巨人2軍の2026年公式戦はいつ開幕しましたか?
A2:2026年3月14日に開幕しました。巨人は開幕戦でオイシックス新潟に18対5で勝利しています。レギュラーシーズンは全日程終了しています。
Q3:浅野翔吾の2026年2軍成績は?
A3:NPB公式のファーム個人成績では62試合に出場し、打率.322、6本塁打、33打点、7盗塁を記録しました。
Q4:石塚裕惺の2026年2軍成績は?
A4:プロ野球データプラスの10月9日時点の集計では、31試合、打率.319、4本塁打、18打点でした。NPB公式の1軍成績とは区分が異なります。
Q5:巨人2軍のスタメンはどこで見られますか?
A5:NPB公式の試合速報やスポーツナビで確認できます。スポーツナビでは試合開始前の目安として約30分前にスタメンが掲載されます。
Q6:巨人2軍の本拠地はどこですか?
A6:ジャイアンツタウンスタジアムがファームの新たな拠点です。ただし、主催試合は読売ジャイアンツ球場や地方球場などでも開催されるため、試合ごとの開催場所を確認してください。
Q7:2軍から1軍へ昇格する条件は何ですか?
A7:打撃・投球・守備の成績、コンディション、ポジションの必要性などを総合的に判断します。特定の打率や防御率を達成すれば必ず昇格するという一律の基準はありません。
2026年の読売ジャイアンツ2軍は、ファーム・リーグ中地区で75勝47敗2分、勝率.615の2位という成績を残しました。さらにファーム日本選手権では決勝まで進み、北海道日本ハムに敗れたものの、ワイルドカードから準優勝を果たしています。
個人成績では、浅野翔吾が打率.322、石塚裕惺も第三者集計で打率.319を記録。投手では又木鉄平が防御率1.82、9勝を挙げるなど、注目すべき成果がありました。
今後も巨人2軍を追いかけるなら、次の3点を意識すると情報を整理しやすくなります。
- 試合日程・結果:NPB公式サイトで最新の開催情報と試合結果を確認する。
- 順位・個人成績:勝率、打率、OPS、防御率などを複合的に見る。
- 昇格・降格:NPBの公式公示と球団発表を確認する。
巨人の未来を担う選手たちが、ファームでどのような経験を積み、いつ1軍の舞台へ進むのか。浅野翔吾、石塚裕惺をはじめとする若手選手の成長を追いながら、2027年シーズンに向けたチーム編成や育成の動きにも注目していきたいところです。