相撲の勝敗は、相手を土俵の外に出すか、土俵内で足の裏以外を先に地面につけさせることで決まる。しかし、実際の大相撲では、それだけでは説明できない細かな判定基準が存在する。髷(まげ)が砂についた場合、両力士が同時に倒れた場合、反則行為があった場合など、状況によって勝負の結果は大きく変わる。
加えて、行司の軍配に異議が出る「物言い」、相手の休場によって勝ち星がつく「不戦勝」、15日間の成績を記録する星取表、勝ち越し・負け越し、優勝決定戦なども、大相撲を理解するうえで欠かせない要素だ。2026年11月4日時点の日本相撲協会の公式情報を軸に、勝敗の基本から最新の本場所情報、歴代優勝力士まで詳しく解説する。
【基本ルールを解説】相撲の勝敗は何で決まる?土俵外への転落と接地の基準
大相撲の勝敗を理解するうえで、最初に押さえたいのが「どちらが先に負けの条件に該当したか」という考え方だ。
相撲では、相手を倒したり押し出したりすること自体が勝利条件なのではない。相手より先に土俵外へ出る、あるいは土俵内で足の裏以外の部分を地面につけるなど、規定された敗北条件を相手に先に満たさせることが基本となる。
土俵内では足の裏以外が先につくと負け土俵内で取組をしているとき、手、膝、肘、胴体など、足の裏以外の部分が相手より先に土俵面につくと負けになる。
例えば、相手の突き押しを受けて後ろに下がり、バランスを崩して手を土俵についた場合、足が土俵内に残っていても敗北となる。相手を投げようとした際に自分の膝や手が先についた場合も同様だ。
髷が砂につくケースも判定の対象になる。相手を投げながら自分の髷が先に土俵につけば、基本的には負けとなる。わずかな接地の順番が勝敗を左右するため、テレビ中継ではスロー映像による確認が必要になる場面もある。
土俵外に出た場合は何が基準になる?もう一つの基本ルールが、土俵の外にある砂への接地だ。
力士の体の一部が相手より先に土俵外の砂につけば、原則として負けになる。足が俵の外側に見えていても、外の砂に接触していなければ、それだけで負けが決まるわけではない。
土俵際の攻防で重要なのは、足がどこまで出たかという見た目だけではなく、実際に土俵外の地面に接触したかどうかという点だ。
例外となる「送り足」と「勇み足」土俵際には例外的な判定もある。
代表的なのが「送り足」だ。相手の両足を土俵から浮かせて吊り上げ、そのまま相手を土俵外へ運んで下ろす場合、自分の足が先に土俵外へ出ても負けにならないケースがある。
ただし、後ろ向きに後退して、かかとから土俵外へ踏み切った場合は負けとなる。日本相撲協会の公式解説でも、この違いが紹介されている。
一方、「勇み足」は相手を土俵際まで追い詰めた力士が、勢い余って自分の足を先に土俵外へ出してしまう現象だ。攻めていた側が敗者になるため、観客にとっては意外な結末に映ることもある。
つまり、相撲の勝敗は単純な力比べではない。攻める側も最後まで自分の足元と体勢を管理しなければならない競技なのである。
【決まり手は全部で82手】寄り切りと押し出しの違い、代表的な技を解説
大相撲では、勝負が決まった際に、どのような技で勝ったのかを「決まり手」として記録する。
日本相撲協会が公表している決まり手は82手。投げ、押し、寄り、掛け、反りなど、さまざまな技が分類されている。また、技を使って勝敗が決まるのではない「非技」と呼ばれる勝負結果も5種類ある。
覚えておきたい代表的な決まり手すべての技を一度に覚える必要はない。まずはテレビ中継でも登場頻度の高い基本技を押さえておくと、取組の理解が深まる。
- 押し出し: 相手の胸や脇の下などに手を当て、押して土俵外へ出す。
- 寄り切り: 相手に体を密着させ、前や横に進んで土俵外へ出す。
- 突き出し: 突きの動作を繰り返して相手を土俵外へ出す。
- 上手投げ: 相手のまわしを上手から取り、投げる。
- 下手投げ: 相手のまわしを下手から取り、投げる。
- 叩き込み: 相手が前に出てきたところを上から叩いて倒す。
- 引き落とし: 相手を引いてバランスを崩し、土俵に倒す。
- うっちゃり: 土俵際で体を反らせ、相手を投げ返す。
特に押し出しと寄り切りは、見た目が似ているため混同されやすい。しかし、両者には明確な違いがある。
寄り切りと押し出しの違い寄り切り
相手に体を密着させ、前や横に進んで土俵外へ出す。
押し出し
手を相手の胸や脇の下に当て、押して土俵外へ出す。
日本相撲協会の公式解説によると、押し出しは両手または片手を相手の脇の下や胸に当てて土俵外へ出す技。寄り切りは相手に体を密着させて前や横に進み、土俵外へ出す技だ。
要点は、単に相手を押したかどうかではなく、攻めるときの体の使い方にある。手で押し込む攻防なのか、体を密着させて圧力をかける攻防なのかを見れば、判別しやすい。
2026年までの決まり手ランキング決まり手の出現頻度を見ると、大相撲でどのような攻め方が勝利につながりやすいのかが分かる。
日本相撲協会の公式データでは、2013年1月場所から2026年9月場所千秋楽までの192,672番を集計している。
| 順位 | 決まり手 | 回数 | 割合 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 押し出し | 48,502回 | 25.17% |
| 2位 | 寄り切り | 48,007回 | 24.92% |
| 3位 | 叩き込み | 15,881回 | 8.24% |
| 4位 | 突き落とし | 10,492回 | 5.45% |
| 5位 | 寄り倒し | 9,269回 | 4.81% |
押し出しと寄り切りだけで全体の約半数を占める。派手な投げ技も相撲の魅力だが、実際の勝負では基本技による攻防が非常に大きな割合を占めている。
決まり手ではない「非技」も5種類ある相撲には、82手の技とは別に、勝敗の結果を表す5種類の非技がある。
- 勇み足: 攻めている側が勢い余って先に土俵外へ出る。
- 腰砕け: 相手の技によるものではなく、自分の腰が崩れて倒れる。
- つき手: 相手の力が加わっていない状態で手を土俵につく。
- つき膝: 相手の力が加わっていない状態で膝を土俵につく。
- 踏み出し: 相手の技ではなく、自分の動きによって土俵外へ出る。
例えば勇み足は、相手を追い詰めた力士が自分から土俵外へ踏み出してしまうケースだ。相手が何か特別な技を仕掛けなくても勝敗が決まるため、通常の決まり手とは区別されている。
【反則負けと物言い】禁じ手・行司差し違え・取り直しの仕組み
相撲では、通常の技による勝敗だけでなく、競技規則に反する行為によって負けが決まる場合もある。
また、行司が軍配を上げた後でも、審判委員が判定に疑問を持てば「物言い」がつく。ここでは、勝負の結果を左右する重要な仕組みを整理する。
相撲の禁じ手は8種類大相撲では、危険な行為や競技の公平性を損なう行為を禁じている。日本相撲協会が紹介している禁じ手は次の8種類だ。
1. 握り拳で相手を殴る。
2. 相手の頭髪をつかむ。
3. 目や水月などの急所を突く。
4. 両耳を同時に両手のひらで張る。
5. 前縦褌(まえたてみつ)をつかむ。
6. 相手の喉をつかむ。
7. 胸や腹を蹴る。
8. 相手の指を折り返す。
これらの禁じ手を使用した場合は、原則として反則負けになる。特に注意したいのが、まわしに関するルールだ。
まわしは相撲で相手をつかむための重要な部分だが、どこでも自由につかんでよいわけではない。前縦褌をつかむことは反則である。一方、後ろ縦褌だけをつかむ行為は前縦褌の場合と扱いが異なり、行司の注意に従って手を離す必要がある。
物言いとは?行司の判定が覆る理由取組が終わると、行司は勝ったと判断した力士に軍配を上げる。しかし、勝負審判がその判定に疑問を持った場合、物言いがつく。
物言いとは、行司が下した勝敗判定について、審判委員が異議を示して協議する仕組みだ。土俵上に審判委員が集まり、必要に応じてビデオ室から映像の情報も受けながら判断する。
協議の結果は、主に次の3種類となる。
- 軍配通り: 行司が最初に下した判定を維持する。
- 軍配差し違え: 行司の判定を覆し、反対側の力士を勝者とする。
- 取り直し: 両者の動きがほぼ同時で、どちらが先に負けたか判断できない場合などに、改めて勝負を行う。
このうち、行司の判定が覆ることを「行司差し違え」と呼ぶ。単に行司が間違えたという意味ではなく、審判委員による正式な協議を経て勝敗が変更されたことを示す言葉だ。
日本相撲協会の公式解説では、ビデオ映像は判定の参考資料として使われ、最終的な判断は審判委員の協議によって決まると説明されている。
勝敗判定に関わる関係者と役割物言いがついた際には、行司だけでなく複数の関係者が判定に関わる。それぞれの役割を整理すると、勝負が決まるまでの流れが理解しやすい。
意外に知られていないのが、控え力士も物言いに関われることだ。日本相撲協会の公式解説では、控え力士から物言いがついた場合、審判委員は協議しなければならないと紹介されている。
つまり、大相撲の勝敗は行司一人の判断だけで絶対に確定するわけではない。必要な場合には複数の目と映像を用いた確認が行われ、最終的な判定が下される。
【不戦勝・不戦敗も重要】星取表の見方と勝敗記録の読み解き方
大相撲の本場所では、力士の勝敗を一覧にした「星取表」が作成される。白星と黒星を並べることで、どの力士が好成績を残しているのか、どの時点で勝ち越しや負け越しが決まったのかを確認できる。
星取表の記号一覧日本相撲協会の公式サイトでは、勝敗や休場などを次の記号で表示している。
| 記号 | 意味 | 内容 |
|---|---|---|
| ○ | 勝ち | 通常の取組で勝利 |
| ● | 負け | 通常の取組で敗北 |
| □ | 不戦勝 | 相手の休場などによる勝利 |
| ■ | 不戦敗 | 休場などによる敗北 |
| や | 休み | 休場または取組なし |
| × | 引き分け | 勝敗がつかない |
| △ | 痛み分け | 負傷などで勝負が成立しない |
特に重要なのが、○と□の違いだ。どちらも勝ち星として記録されるが、通常の取組による勝利なのか、相手の休場による勝利なのかが異なる。
不戦勝はどのような場合に発生する?不戦勝とは、対戦相手が病気やけがなどの理由で休場し、取組を行わずに勝ち星を得ることだ。
反対に、休場して取組に出られなくなった力士には不戦敗がつく。例えば、対戦相手が休場すれば、出場予定だった力士は不戦勝となり、休場した側は不戦敗となる。
ここで注意したいのは、両方の力士が休場した場合だ。このケースでは、両者とも不戦敗となる。相手が休場したからといって、もう一方に自動的に白星がつくわけではない。日本相撲協会の公式解説でも、勝ち名乗りを受けて初めて不戦勝となる仕組みが説明されている。
星取表から勝ち越し・負け越しを確認する星取表を見る最大のメリットは、力士の成績を一目で把握できることだ。
幕内と十両では15日間の取組が基本となるため、勝敗の合計が次のようになれば勝ち越し・負け越しが決まる。
- 15勝0敗:全勝優勝も狙える最高成績。
- 14勝1敗:非常に優秀な成績。
- 12勝3敗:優勝争いに加わる好成績。
- 8勝7敗:勝ち越し。
- 7勝8敗:負け越し。
- 6勝9敗:負け越し。
不戦勝も勝ち星に含まれるため、通常の取組だけでなく、□の記号も含めて合計する必要がある。
また、星取表には単なる勝敗だけでなく、休場のタイミングや連勝・連敗の流れも表れる。例えば、序盤に連敗した力士が後半に巻き返して勝ち越すケースもあり、場所全体の展開を追うための重要な資料となっている。
【勝ち越しと優勝決定戦】15日間の成績が翌場所の番付を左右する
本場所での勝敗は、その場所の優勝争いだけでなく、翌場所の番付にも影響する。
勝ち越しは番付を上げるための重要な条件であり、負け越しは番付を下げる要因になる。特に関取である幕内・十両の力士にとって、毎日の白星は地位を維持するうえで大きな意味を持つ。
勝ち越しは何勝から?負け越しの条件幕内・十両では、基本的に15日間で15番の取組を行う。そのため、8勝以上を挙げれば勝ち越し、7勝以下なら負け越しとなる。
一方、幕下以下の力士は通常、1場所につき7番の取組を行う。この場合、4勝3敗以上で勝ち越し、3勝4敗以下で負け越しとなる。
| 番付区分 | 通常の取組数 | 勝ち越し | 負け越し |
|---|---|---|---|
| 幕内 | 15番 | 8勝以上 | 7敗以上 |
| 十両 | 15番 | 8勝以上 | 7敗以上 |
| 幕下以下 | 7番 | 4勝以上 | 4敗以上 |
なお、幕下以下では取組編成の都合で、まれに8番相撲を取る場合もある。日本相撲協会によると、この特殊な8番取りでは、勝った場合の白星は翌場所の番付編成に加味される一方、負けた場合の黒星は加味されないという扱いがある。
勝ち越しは番付上昇を保証する?勝ち越しは番付を上げるための重要な材料だが、勝ち越しただけで必ず大幅に昇進するわけではない。
番付は、同じ地位にいる力士との成績比較や、上位・下位の空き状況などを踏まえて編成される。したがって、8勝7敗の勝ち越しと、12勝3敗の勝ち越しでは、翌場所の番付への影響が異なる。
また、上位力士を破ることも評価につながる。横綱を倒した平幕力士に与えられる金星など、勝敗の内容が持つ意味も大相撲の特徴だ。
十両以上では8勝目がかかった取組を「給金相撲」と呼ぶ。勝ち越しによって力士褒賞金の加算にも関わるため、単なる記録以上の意味を持っている。
優勝決定戦はどのように行われる?本場所の千秋楽を終えた時点で、最も多く勝ち星を挙げた力士が複数いる場合には、優勝決定戦が行われる。
例えば、幕内で複数の力士が同じ勝ち星で並んだ場合、通常の15日間の成績だけでは優勝者を決められない。そのため、別途決定戦を実施して優勝力士を決める。
参加人数によって方式は異なり、3人が並んだ場合には「巴戦(ともえせん)」が行われる。
巴戦では、最初にくじを引いて対戦の順番を決める。日本相撲協会の説明では、3枚のくじには「東一」「西一」「○」と書かれており、最初に東一と西一が対戦する。
その勝者が○の力士に勝てば優勝が決まる。反対に○の力士が勝った場合は、先ほどの対戦で負けた力士と再び対戦する。こうして一人が連勝するまで勝負を繰り返す仕組みだ。
優勝決定戦は通常の本割とは別の勝負であり、千秋楽の最後まで優勝争いが決着しない場合に実施される。最後の一番まで勝敗が分からないことも、大相撲の大きな魅力である。
【2026年最新】大相撲の本場所日程と歴代優勝力士の記録
2026年の大相撲は、年間6回の本場所が開催される。東京、大阪、名古屋、福岡を巡りながら、それぞれ15日間の熱戦が繰り広げられる。
2026年11月4日時点では、9月場所が終了し、次の11月場所の開幕が目前に迫っている。
2026年の本場所日程一覧日本相撲協会が公表している2026年の本場所日程は次のとおりだ。
| 本場所 | 開催期間 | 会場 |
|---|---|---|
| 一月場所 | 1月11日~25日 | 両国国技館 |
| 三月場所 | 3月8日~22日 | エディオンアリーナ大阪 |
| 五月場所 | 5月10日~24日 | 両国国技館 |
| 七月場所 | 7月12日~26日 | IGアリーナ |
| 九月場所 | 9月13日~27日 | 両国国技館 |
| 十一月場所 | 11月8日~22日 | 福岡国際センター |
11月場所は福岡国際センターで開催される。2026年の年間スケジュールにおける最後の本場所であり、年間の締めくくりとなる優勝争いにも注目が集まる。
2026年九月場所の幕内優勝は大の里12勝3敗
幕内優勝6回目・二所ノ関部屋
日本相撲協会の公式発表によると、2026年九月場所の幕内優勝は東横綱・大の里だった。成績は12勝3敗で、これが自身6回目の幕内優勝となった。
同場所では十両優勝が北の若の11勝4敗。幕下では伊波が7戦全勝で優勝し、各段でも優勝力士が決定している。
大の里の優勝は、横綱としての実績をさらに積み重ねる結果となった。11月場所では、先場所の勢いを維持できるか、ほかの上位力士が巻き返すかが注目点になる。
大相撲の歴代幕内優勝回数ランキング大相撲の歴史を振り返ると、長期間にわたって優勝を重ねた横綱たちが記録に名を残している。
2026年時点での歴代幕内優勝回数の上位には、次の力士が並ぶ。
| 順位 | 力士 | 幕内優勝回数 |
|---|---|---|
| 1位 | 白鵬 | 45回 |
| 2位 | 大鵬 | 32回 |
| 3位 | 千代の富士 | 31回 |
| 4位 | 朝青龍 | 25回 |
| 5位 | 北の湖 | 24回 |
| 6位 | 貴乃花 | 22回 |
歴代最多は第69代横綱・白鵬の45回。日本相撲協会の公式プロフィールでも、幕内優勝45回という記録が掲載されている。
続く大鵬は32回、千代の富士は31回。いずれも昭和から平成にかけて相撲界を代表した横綱であり、長期間にわたって安定した成績を残した名力士だ。
こうした歴代記録と現在の力士の成績を比較すると、単場所の優勝だけでなく、何度も優勝争いに加わることの難しさも見えてくる。
【相撲の勝敗に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:相撲は足の裏以外が土俵についたら必ず負けですか?
A1:基本的には、土俵内で足の裏以外の体の一部が相手より先に土俵面につけば負けです。ただし、相手の体がすでに死んでいる場合に手をついて倒れるのを支える「かばい手」など、例外的な判断もあります。
Q2:寄り切りと押し出しは何が違いますか?
A2:押し出しは手を相手の胸や脇の下などに当てて押し出す技です。寄り切りは相手に体を密着させ、前や横に進んで土俵外へ出す技です。体の使い方が大きな違いです。
Q3:物言いがつくと勝敗は必ず変更されますか?
A3:必ず変更されるわけではありません。協議の結果、行司の軍配通りになる場合、反対の力士が勝者になる場合、取り直しになる場合があります。
Q4:相手が休場した場合は自動的に勝ちになりますか?
A4:対戦相手が休場した場合、不戦勝が認められます。ただし、両者とも休場した場合には両者不戦敗となります。
Q5:幕内力士は何勝すれば勝ち越しですか?
A5:幕内と十両は通常15番の取組を行うため、8勝以上で勝ち越しです。7勝8敗なら負け越しとなります。
Q6:優勝決定戦は何人まで参加できますか?
A6:参加人数に決まった一律の上限はありません。幕内では過去に最多5人、十両では8人、幕下以下では12人による優勝決定戦が行われた記録があります。
Q7:2026年の次の大相撲本場所はいつですか?
A7:2026年11月8日から22日まで、福岡国際センターで十一月場所が開催されます。
相撲の勝敗を決める基本は、土俵外への接地と、土俵内で足の裏以外が先につくことにある。しかし、実際の取組には、勇み足や禁じ手、物言い、行司差し違え、不戦勝など、さまざまな判定要素が存在する。
観戦するときは、次の5つを意識すると勝負の流れを理解しやすい。
1. 土俵際では、どちらの体が先に土俵外の砂についたかを見る。
2. 土俵内では、手や膝などが先につかなかったか確認する。
3. 決まり手は、押し出し・寄り切り・投げ技など、攻め方の違いで見分ける。
4. 物言いがついた場合は、最終的な協議結果を確認する。
5. 星取表では、不戦勝や不戦敗も含めて勝敗を集計する。
【プロの結論】
相撲の勝敗を深く理解するために最も大切なのは、「誰が相手を圧倒したか」だけでなく、「誰が先に負けの条件を満たしたか」という視点を持つことだ。
一見すると押し込まれている力士が、最後の一瞬で相手の勇み足を誘って勝つこともある。逆に、優勢だった力士がわずかな足の踏み出しで敗れることもある。そこに相撲独特の緊張感が生まれる。
2026年11月場所では、大の里をはじめとする上位力士の勝敗、優勝争い、決まり手、そして星取表の変化にも注目したい。基本ルールを知って観戦すれば、15日間の一番一番が持つ意味は、これまで以上に鮮明になるはずだ。