2026年のプロ野球・横浜DeNAベイスターズは、レギュラーシーズンを71勝69敗3分、勝率.507のセ・リーグ3位で終えた。143試合を戦い抜き、阪神、巨人に続く順位を確保した一方、優勝した阪神とは7.5ゲーム差。上位進出への手応えと、シーズンを通じた課題の両方が表れた結果となった。
個人成績では牧秀悟が30本塁打、75打点を記録し、東克樹は防御率2.40、12勝で投手陣をけん引。度会隆輝も打率.274、129安打と存在感を示した。この記事では、日本野球機構(NPB)と球団公式の2026年度成績を軸に、最新順位、試合結果、チーム打撃・投手成績、相川亮二監督の体制、歴代順位や優勝実績まで整理する。
【2026年最新順位】DeNAは71勝69敗3分で3位!セ・リーグの勢力図を分析
2026年10月4日にレギュラーシーズンの全日程が終了し、横浜DeNAベイスターズは3位に確定した。勝率は.507で、勝ち越し2試合という成績だった。
NPB公式の2026年度セ・リーグ勝敗表によると、優勝した阪神は79勝62敗2分、2位の巨人は76勝64敗3分。DeNAは阪神から7.5ゲーム差、巨人から5ゲーム差の位置でシーズンを終えている。
2026年セ・リーグ最終順位- 1位:阪神タイガース 79勝62敗2分(勝率.560)
- 2位:読売ジャイアンツ 76勝64敗3分(勝率.543)
- 3位:横浜DeNAベイスターズ 71勝69敗3分(勝率.507)
- 4位:広島東洋カープ 61勝78敗4分(勝率.439)
- 5位:東京ヤクルトスワローズ 61勝80敗2分(勝率.433)
- 6位:中日ドラゴンズ 60勝81敗2分(勝率.426)
DeNAは4位以下に対して一定の差をつけたものの、優勝争いをした阪神と巨人には届かなかった。特に阪神は79勝を挙げ、勝率.560という安定した数字を残している。
順位だけでは見えないDeNAの2026年注目したいのは、DeNAが2026年にリーグ3位だった一方、攻撃面ではリーグトップクラスの数字を残したことだ。
チーム打率は.2462でリーグ1位。安打1192本、得点557もリーグ最多だった。本塁打125本は阪神と並ぶ数字であり、打線の破壊力だけを見れば優勝チームに劣らない。
それでも順位が3位にとどまったのは、攻撃力だけでシーズン143試合を勝ち抜くことができないという野球の難しさを示している。失点を抑える投手力、ビジターでの勝負強さ、交流戦の成績など、複数の要素が最終順位を左右した。
つまり、2026年のDeNAは「打てるチーム」でありながら、「年間を通じて勝ち切るチーム」になるための課題を残したシーズンだった。
【2026年選手一覧と個人成績】牧秀悟・東克樹・度会隆輝が残した数字
2026年の横浜DeNAベイスターズには、主力としてチームを支える選手と、次世代を担う若手選手が在籍していた。
NPBの2026年度選手一覧では、相川亮二監督のもと、投手、捕手、内野手、外野手が登録されている。代表的な選手として、投手では東克樹、伊勢大夢、山﨑康晃、石田裕太郎、野手では牧秀悟、筒香嘉智、宮﨑敏郎、度会隆輝、佐野恵太らが名を連ねる。
牧秀悟は30本塁打・75打点で打線をけん引2026年のDeNA打線を象徴する選手が牧秀悟だ。
NPB公式の個人打撃成績では、牧は108試合に出場し、打率.283、119安打、30本塁打、75打点を記録した。出塁率も.363で、長打力と出塁能力の両面でチームに貢献している。
特筆すべきは、30本塁打という長打力だ。打線の中心に長距離打者がいることで、相手投手は走者を背負った場面で牧との勝負を避けにくくなる。四球を選ぶことも含め、攻撃の選択肢を広げる存在だった。
一方、108試合という出場数は143試合のシーズン全体から見ると少ない。打撃成績の高さだけでなく、主力選手が年間を通して出場できるかどうかも、チームの得点力を安定させるうえで重要になる。
東克樹は防御率2.40、12勝で先発陣の柱に投手陣では東克樹が中心的な役割を果たした。
2026年の東は25試合に登板し、12勝6敗、防御率2.40を記録。投球回は161回1/3、奪三振は120だった。
防御率2.40はセ・リーグの規定投球回到達投手の中でも上位に位置する。先発投手として長いイニングを投げ、試合を安定させる能力を示した数字だ。
チーム全体の防御率が3.27だったことを考えると、東の安定感は際立っている。2027年に向けても、先発ローテーションの軸として期待される選手の一人だ。
度会隆輝は129安打で成長を示す若手野手では度会隆輝の成績が注目される。
度会は134試合に出場し、471打数129安打、打率.274、9本塁打、51打点を記録した。安打数129はチーム最多である。
シーズンを通して多くの試合に出場し、ヒットを積み重ねた点は評価できる。牧の長打力とは異なる形で、打線に安定感を与えた。
今後は出塁率や長打率の向上、得点圏での打撃などが成長のポイントになる。若手の定着が進めば、主力への負担を軽減しながら攻撃力を維持できる。
【チーム成績を徹底比較】DeNAはなぜ打撃好調でも3位だったのか
2026年のDeNAを評価するうえで、打率や本塁打だけを見ていては全体像をつかめない。攻撃、投手、守備、対戦条件を分けて考える必要がある。
チーム打撃成績はリーグトップ級NPBの2026年度チーム打撃成績では、DeNAは打率.246、557得点、1192安打、125本塁打を記録した。阪神の518得点、1169安打を上回り、得点力という面ではリーグをリードしている。
出塁率は.310、長打率は.374。四球389、三振1082という数字も残した。単に本塁打に頼るだけではなく、安打を重ねながら得点を生み出す攻撃が特徴だった。
投手成績では上位2球団との差が出た対照的に、投手成績には改善の余地があった。
DeNAのチーム防御率は3.27。阪神の2.79、巨人の2.80と比較すると、失点を抑える力に差がある。シーズンの総失点も512で、阪神の439、巨人の444を大きく上回った。
打線が557点を奪っても、投手陣が512点を失えば、接戦を勝ち切るための負担は大きくなる。得点力と失点抑制力のバランスが、2026年の順位を考えるうえで要点だ。
2026年DeNAの主要データ比較表| 対象・関連選手 | 2026年公式記録 | チームへの意味・評価 |
|---|---|---|
| 横浜DeNAベイスターズ | 71勝69敗3分、3位 | 勝ち越しを確保したが優勝には届かず |
| 牧秀悟 | 打率.283、30本塁打、75打点 | 長打力と得点機会の創出を担う中心打者 |
| 東克樹 | 12勝6敗、防御率2.40 | 先発投手陣の安定を支える存在 |
| 度会隆輝 | 打率.274、129安打、9本塁打 | 年間を通じた出場と安打数で貢献 |
| チーム打撃 | 打率.246、557得点、125本塁打 | セ・リーグ最多得点の攻撃力 |
| チーム投手 | 防御率3.27、512失点 | 上位2球団との失点差が課題 |
| 相川亮二監督 | 2027年シーズン続投決定 | 若手育成と戦力の立て直しを継続 |
もう一つ見逃せないのが、対戦環境による成績の違いだ。
2026年のDeNAは本拠地で39勝30敗3分相当の勝敗内訳のうち、勝敗記録として39勝30敗、ビジターでは32勝39敗という成績を残した。ホームでは勝ち越した一方、遠征先では負け越している。
さらに交流戦は5勝13敗。18試合で13敗を喫し、セ・リーグの他球団と比較しても厳しい結果となった。
交流戦は普段対戦しないパ・リーグの投手や打者と戦うため、選手の対応力やベンチの戦略が問われる。リーグ戦で高い得点力を発揮したDeNAが、交流戦で結果を残せなかったことは、年間の勝率を押し下げた要因として注目される。
2026年のDeNAを数字から評価すると、打撃力は優勝を狙える水準にあったが、投手力、ビジターでの戦い、交流戦の成績が優勝チームとの差として表れた。
【相川亮二監督の2026年】故障者が多い状況から立て直し、2027年も続投へ
2026年のDeNAを語るうえで、監督を務めた相川亮二の存在も重要だ。
NPBの2026年度監督・コーチ一覧では、背番号81の相川が一軍監督として登録されている。捕手出身という経歴を持ち、バッテリーや試合展開を読む視点をチーム運営に生かす立場にある。
球団オーナーが評価した7月以降の立て直し2026年10月5日、横浜DeNAベイスターズは相川監督との2027年シーズンの監督契約を発表した。
球団公式発表に掲載された南場智子オーナーのコメントでは、故障者が多く、想定していた戦力がそろわない状況でも、相川監督が粘り強く戦ったことが評価されている。特に7月以降の立て直しと、若手選手の台頭が続投判断の理由として挙げられた。
レギュラーシーズン3位という結果だけを見れば、リーグ優勝という目標には届いていない。しかし、故障者の影響を受けたチームを再編し、シーズン後半に戦力を整えた点は球団側が評価した部分だ。
2027年に向けて求められるチームづくり2027年の課題は、2026年に表れた弱点をどこまで修正できるかにある。
- 主力選手のコンディション管理と出場試合数の安定
- 東克樹に続く先発投手の育成
- チーム防御率の改善と失点抑制
- ビジターゲームでの勝率向上
- 若手野手の成長とレギュラー争いの活性化
特に投手陣の底上げは優先度が高い。打線がリーグトップクラスの得点力を維持できるのであれば、投手力の改善によって勝利数を伸ばせる余地がある。
相川監督の続投によって、2026年に進めたチームの立て直しを翌シーズンにつなげられるかが注目される。
【DeNAの試合結果・速報】CS突破から日本シリーズ進出、最後はソフトバンクに敗退
2026年の横浜DeNAベイスターズには、レギュラーシーズンの3位という順位だけでは語れない、ポストシーズンの大きな見せ場があった。
クライマックスシリーズでは巨人を下し、さらに阪神とのファイナルステージを突破。日本シリーズへの進出を果たした。
クライマックスシリーズの結果ファーストステージでは10月10日、11日に巨人と対戦し、2試合とも勝利。東京ドームで2勝0敗とし、ファイナルステージへ進出した。
続く阪神とのファイナルステージでは、10月14日から17日まで4連勝。レギュラーシーズン優勝チームを相手に、投手陣と打線がかみ合った戦いを見せた。
特に10月17日の第4戦では8対5で勝利。シリーズを通じて粘り強さを発揮し、日本シリーズ進出を決めた。
日本シリーズではソフトバンクに4連敗日本シリーズの対戦相手は福岡ソフトバンクホークスだった。
10月24日の第1戦は1対3、25日の第2戦は3対4で敗戦。27日の第3戦は1対2、28日の第4戦も2対4で敗れ、シリーズ成績0勝4敗で日本一を逃した。
レギュラーシーズン3位から日本シリーズまで勝ち上がったことは、DeNAのポストシーズンでの競争力を示している。一方、日本シリーズでは4試合すべてを落としており、最後の大舞台で勝ち切る難しさも残った。
ここで整理しておきたいのは、レギュラーシーズンの順位と日本シリーズの結果は別の評価軸だということだ。2026年のDeNAはリーグ優勝を逃したものの、クライマックスシリーズを勝ち抜いて日本シリーズに進出した。その一方で、日本一には届かなかった。
【横浜DeNAベイスターズの歴史】大洋ホエールズから現在までの優勝回数と変遷
横浜DeNAベイスターズの歴史は、現在の球団名が使われるようになった2012年よりも長い。前身は1950年に発足した大洋ホエールズで、球団名や運営会社の変更を経ながら、横浜を代表するプロ野球球団として歩んできた。
球団名の変遷と主な歴史- 1950年:大洋ホエールズとして球団の歴史が始まる。
- 1953年:松竹ロビンスと合併し、大洋松竹球団となる。
- 1960年:初のセ・リーグ優勝と日本一を達成。
- 1978年:川崎球場から横浜スタジアムへ本拠地を移転。
- 1993年:球団名を横浜ベイスターズに変更。
- 1998年:38年ぶり2度目のリーグ優勝、日本一を達成。
- 2011年:DeNAが球団の運営会社となり、球団名を横浜DeNAベイスターズに変更。
- 2023年:セ・パ交流戦で球団初優勝。
- 2024年:日本シリーズを制し、26年ぶり3度目の日本一を達成。
球団公式のヒストリーによると、2011年12月に株式会社ディー・エヌ・エーがオーナー会社となり、球団名も現在の横浜DeNAベイスターズに変更された。
リーグ優勝2回、日本一3回という実績歴代の優勝回数を整理すると、セ・リーグ優勝は1960年と1998年の2回。日本シリーズ優勝は1960年、1998年、2024年の3回となっている。
ここで注意したいのは、リーグ優勝と日本一は同じ意味ではないという点だ。
2024年のDeNAはレギュラーシーズン3位からクライマックスシリーズを勝ち上がり、日本シリーズを制した。リーグ優勝を逃しても、日本シリーズで日本一になる可能性があることを示した代表的なシーズンだった。
本拠地・横浜スタジアムが持つ意味DeNAの本拠地は横浜スタジアムだ。1978年に川崎球場から本拠地を移して以来、横浜の野球文化を象徴する球場として球団とともに歩んできた。
横浜スタジアムは、試合を開催する場所というだけではない。球団の地域密着型の取り組みやファンとの交流を支える重要な拠点でもある。
2026年のDeNAはホームで39勝30敗と勝ち越している。横浜スタジアムを中心としたホームゲームで安定した結果を残したことは、シーズンの戦いを支えた要素の一つだった。
【プロ野球DeNA】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:横浜DeNAベイスターズの2026年の最終順位は何位ですか?
A1:2026年のセ・リーグ3位です。143試合を71勝69敗3分、勝率.507で終えました。優勝した阪神とは7.5ゲーム差でした。
Q2:2026年の牧秀悟の打率・本塁打・打点はいくつですか?
A2:NPB公式記録では、打率.283、30本塁打、75打点です。108試合に出場し、チームの主力打者として活躍しました。
Q3:東克樹の2026年の防御率と勝利数は?
A3:25試合に登板して12勝6敗、防御率2.40でした。161回1/3を投げ、120奪三振を記録しています。
Q4:2026年のDeNAの監督は誰ですか?
A4:相川亮二監督です。球団は2026年10月5日に2027年シーズンの続投を発表しました。
Q5:DeNAの過去の日本一は何回ですか?
A5:日本シリーズ優勝は3回です。1960年、1998年、2024年に日本一を達成しています。セ・リーグ優勝は1960年と1998年の2回です。
Q6:DeNAの2026年の日本シリーズの結果はどうなりましたか?
A6:福岡ソフトバンクホークスと対戦し、4試合で敗退しました。レギュラーシーズン3位からクライマックスシリーズを突破して日本シリーズに進出したものの、日本一には届きませんでした。
2026年の横浜DeNAベイスターズは、71勝69敗3分でセ・リーグ3位という結果を残した。牧秀悟の30本塁打・75打点、東克樹の12勝・防御率2.40、度会隆輝の129安打など、個々の選手には評価できる実績が多い。
チーム打率.246、557得点、125本塁打という数字からも、打線の強さは明らかだ。一方で、防御率3.27、512失点、交流戦5勝13敗という数字には改善の余地が残る。
また、クライマックスシリーズでは巨人と阪神を破り、日本シリーズ進出を果たした。レギュラーシーズンの順位だけでは測れない勝負強さを示した一方、ソフトバンクに4連敗した結果は、最後の一歩を乗り越えるための課題を浮き彫りにした。
相川亮二監督の続投が決まり、2027年に向けたチームづくりは継続される。今後のDeNAを評価する際は、単純な順位だけでなく、次の3点を確認したい。
- 投手力:チーム防御率と失点数が改善しているか。
- 主力と若手の融合:牧、東らの安定した活躍に加え、度会ら若手が成長しているか。
- 年間を通じた勝負強さ:ビジター成績や交流戦で勝ち越せるか。
横浜DeNAベイスターズには、リーグトップ級の打撃力と、日本シリーズを経験したチームとしての実績がある。2026年の3位を単なる順位で終わらせず、投手力と選手層の改善につなげられるか。2027年は、1998年以来のリーグ優勝を目指すうえで重要なシーズンとなる。
主な根拠資料: 日本野球機構の2026年度公式戦成績・個人記録・選手一覧、横浜DeNAベイスターズ公式の選手成績・監督続投発表・球団ヒストリー。
編集上の数値補足: ホーム・ビジター成績は39勝30敗、32勝39敗として記載するのが正確です。勝敗に引き分けを加えた内訳とは区別しています。