2026年のパ・リーグ投手成績は、埼玉西武ライオンズの平良海馬が防御率1.36という圧倒的な数字で最優秀防御率に輝き、北海道日本ハムファイターズの北山亘基とオリックス・バファローズのエスピノーザが13勝で最多勝を分け合った。加えて、東北楽天ゴールデンイーグルスの荘司康誠が171奪三振を記録し、リーグ最多奪三振のタイトルを獲得。救援部門ではセーブ35の3人による同時受賞も実現した。
2026年11月2日時点で、パ・リーグの公式戦は全日程を終了している。日本野球機構(NPB)の公式記録を基準に、防御率・勝利数・奪三振・セーブ・ホールドの最新ランキングを整理し、規定投球回到達者やWHIP、K/9、K/BBといったセイバーメトリクスまで解説する。数字を並べるだけでは見えてこない、2026年の投手陣の特徴にも迫る。
【2026年最新】パ・リーグ投手成績の全体像と注目ポイント
2026年のパ・リーグは、10月6日に公式戦の全日程が終了した。全6球団が143試合を戦い、投手個人タイトルも確定している。
今季の投手成績を読み解くうえで注目したいのは、最優秀防御率、最多勝、最多奪三振のタイトルを異なる投手が獲得したことだ。平良海馬は失点を抑える能力、北山亘基とエスピノーザは試合を勝利につなげる能力、荘司康誠は打者から三振を奪う能力で、それぞれリーグ最高の結果を残した。
2026年パ・リーグのチーム投手成績チーム単位の防御率を見ると、個人タイトルとはまた違った勢力図が浮かび上がる。
- 埼玉西武ライオンズ:防御率2.87
- 福岡ソフトバンクホークス:防御率2.88
- 北海道日本ハムファイターズ:防御率3.38
- 東北楽天ゴールデンイーグルス:防御率3.63
- 千葉ロッテマリーンズ:防御率3.84
- オリックス・バファローズ:防御率3.96
最も低いチーム防御率を記録したのは西武の2.87。ソフトバンクの2.88をわずか0.01差で上回った。個人防御率トップの平良海馬と2位の隅田知一郎を擁する西武の投手陣は、リーグ屈指の安定感を示した。
一方、リーグ優勝を果たしたのは91勝49敗3分、勝率.650のソフトバンクだった。チーム防御率でも西武に肉薄しており、投手陣の安定感と攻撃力を組み合わせて143試合を戦い抜いたことが、最終順位にも表れている。
つまり、個人タイトルの獲得数だけでチーム全体の投手力を判断することはできない。先発陣の投球回、救援陣のホールドやセーブ、打線の援護まで含めて見る必要がある。
【防御率ランキング】平良海馬が1.36で圧倒!西武勢が上位を占める
2026年のパ・リーグ防御率ランキングで頂点に立ったのは、埼玉西武の平良海馬だ。防御率は1.36。2位の隅田知一郎に0.91の差をつける圧巻の数字だった。
2026年パ・リーグ防御率トップ10- 1位:平良海馬(西武)1.36
- 2位:隅田知一郎(西武)2.27
- 3位:北山亘基(日本ハム)2.56
- 4位:大津亮介(ソフトバンク)2.68
- 5位:エスピノーザ(オリックス)2.71
- 6位:早川隆久(楽天)2.94
- 7位:伊藤大海(日本ハム)3.18
- 8位:九里亜蓮(オリックス)3.19
- 9位:武内夏暉(西武)3.27
- 10位:荘司康誠(楽天)3.45
2026年の平良海馬を語るうえで欠かせないのが、先発投手への再転向だ。
パ・リーグ公式のタイトル獲得者発表によると、平良は自ら志願して先発に再転向。23試合に登板し、146イニングを投げて12勝5敗、防御率1.36という成績を残した。
特にシーズン序盤の安定感は際立っていた。3・4月は5試合で37イニングを投げ、防御率0.49を記録して月間MVPを受賞。その後も8月を除いて月間防御率2点以内を維持し、年間を通じて高い水準の投球を続けた。
平良のキャリアを振り返ると、2022年には最優秀中継ぎ投手賞、2025年には最多セーブ投手賞を獲得している。そして2026年には最優秀防御率投手賞を初受賞した。
NPBの公式発表によれば、最優秀中継ぎ、最多セーブ、最優秀防御率の3タイトルを同一投手がキャリアを通じて獲得するのは、NPB史上初の快挙だ。
「今回は自ら志願した先発で獲得できた賞です。」
平良海馬投手の2026年シーズン終了後のコメントより
先発・中継ぎ・抑えという異なる役割で結果を残してきた平良が、今季は先発投手としてリーグ最高の防御率を記録した。この実績は、単なるタイトル獲得以上の意味を持つ。
歴代比較でも際立つ防御率1.36平良の防御率1.36は、2026年のリーグトップというだけではない。NPBが公表する歴代シーズン防御率ランキングでも、規定投球回以上の投手を対象とした記録の35位に入る。
比較対象には、2023年に防御率1.21を記録した山本由伸、2011年に1.272を記録した田中将大、1956年に1.06を記録した稲尾和久らが名を連ねる。
時代によって試合環境や投手の起用法、打者の傾向は異なるため、単純な数字の優劣だけで歴代投手を比較することはできない。それでも、2026年の平良がNPBの歴史に残る水準の防御率を記録したことは間違いない。
【勝利数・奪三振・セーブ・ホールド】2026年の部門別ランキング
防御率以外の投手成績にも、2026年を象徴する記録が並んだ。先発投手では最多勝と奪三振、救援投手ではセーブとホールドに注目したい。
最多勝利は北山亘基とエスピノーザの13勝2026年の最多勝は、北海道日本ハムの北山亘基とオリックスのエスピノーザが13勝で並んだ。
北山は24試合に登板して13勝3敗、防御率2.56、勝率.813を記録。勝率第一位投手賞も同時に獲得した。13勝という数字に加え、敗戦数が3にとどまったことも高く評価できる。
エスピノーザは23試合で13勝6敗、防御率2.71、WHIP1.01。来日3年目で初めて規定投球回に到達し、先発ローテーションの中心として活躍した。
最多勝の次点は12勝で、平良海馬、前田悠伍、松本晴、大津亮介、加藤貴之の5人が並んでいる。
最多奪三振は荘司康誠の171個奪三振部門のトップは、楽天の荘司康誠だった。
- 1位:荘司康誠(楽天)171奪三振
- 2位:伊藤大海(日本ハム)159奪三振
- 3位:九里亜蓮(オリックス)150奪三振
- 4位:隅田知一郎(西武)148奪三振
- 5位:平良海馬(西武)141奪三振
荘司は171個で2位の伊藤大海に12個の差をつけた。さらに奪三振率は9.68。9イニング換算で約9.7個の三振を奪うペースだった。
注目すべきなのは、荘司が防御率ランキングでは3.45で10位だった点だ。防御率の順位と奪三振数の順位は必ずしも一致しない。三振を奪う能力が高くても、被本塁打や四球、打球による失点など、別の要素が防御率に影響するからだ。
最多セーブは3投手が35セーブで同時受賞救援投手の最後を締めくくるセーブ部門では、珍しい三つ巴の結果となった。
- 1位:マチャド(オリックス)35セーブ
- 1位:横山陸人(ロッテ)35セーブ
- 1位:杉山一樹(ソフトバンク)35セーブ
- 4位:柳川大晟(日本ハム)30セーブ
- 4位:藤平尚真(楽天)30セーブ
3人が同じ35セーブを記録し、最多セーブ投手賞を分け合った。杉山は2年連続2度目の受賞、マチャドと横山は初受賞となった。
セーブ数は、単に投球内容が優れているだけでは増えない。チームがリードした状態で終盤を迎え、セーブ機会を得られるかどうかも大きく影響する。3投手が異なる球団で同じ数字を残したことは、それぞれのチームにおける抑えの重要性を示している。
ホールドは椋木蓮と鈴木昭汰が33でトップホールド部門では、オリックスの椋木蓮とロッテの鈴木昭汰が33ホールドで並んだ。3位はソフトバンクの松本裕樹で32ホールドだった。
一方、救援投手の総合的な貢献を表すホールドポイント(HP)では順位が異なる。
- 1位:鈴木昭汰(ロッテ)39HP
- 2位:松本裕樹(ソフトバンク)36HP
- 3位:椋木蓮(オリックス)35HP
最優秀中継ぎ投手賞はホールド数そのものではなく、ホールドポイントを基準に決まる。鈴木昭汰は39HPを記録し、初受賞を果たした。
【主要投手の比較表】防御率・勝利数・奪三振・救援実績の関係
ここまで紹介した各部門のトップ選手を横断して見ると、2026年のパ・リーグでは投手の役割によって評価される能力が明確に分かれている。
以下はNPB公式の2026年度個人成績と投手部門のリーダーズ、公式表彰記録をもとに整理した主要選手の関係一覧だ。
| 選手・球団 | 主な成績 | 部門・タイトル | 評価ポイント |
|---|---|---|---|
| 平良海馬(西武) | 防御率1.36、12勝、141奪三振 | 最優秀防御率 | 先発再転向で歴史的な低防御率 |
| 隅田知一郎(西武) | 防御率2.27、10勝、148奪三振 | 防御率2位 | 166回1/3を投げた安定した先発 |
| 北山亘基(日本ハム) | 13勝3敗、防御率2.56、勝率.813 | 最多勝・最高勝率 | 勝利数と勝率の両部門でトップ |
| エスピノーザ(オリックス) | 13勝6敗、防御率2.71 | 最多勝 | 来日3年目で初の規定投球回到達 |
| 荘司康誠(楽天) | 171奪三振、防御率3.45 | 最多奪三振 | 奪三振率9.68の高い三振奪取能力 |
| マチャド(オリックス) | 35セーブ | 最多セーブ | 抑えとしてリーグ最多タイ |
| 横山陸人(ロッテ) | 35セーブ | 最多セーブ | 初の最多セーブ獲得 |
| 杉山一樹(ソフトバンク) | 35セーブ | 最多セーブ | 2年連続の最多セーブ獲得 |
| 鈴木昭汰(ロッテ) | 33ホールド、39HP | 最優秀中継ぎ | ホールドポイント部門トップ |
| 椋木蓮(オリックス) | 33ホールド、35HP | ホールド1位 | ホールド数で鈴木と並ぶ |
この比較から見えてくるのは、2026年の投手陣が一人の絶対的なエースに依存する構図ではなかったことだ。
西武は平良と隅田が防御率ランキングの1位、2位を独占。日本ハムは北山が最多勝と最高勝率を獲得し、楽天は荘司が奪三振王に輝いた。オリックスはエスピノーザが最多勝を獲得し、救援でも椋木がホールド数トップに並んでいる。
また、ソフトバンクの杉山、ロッテの横山と鈴木など、救援部門でも各球団に重要な役割を担う投手がいた。先発投手とリリーフ投手を分けて評価することで、各球団の投手運用の特徴が見えてくる。
【規定投球回到達者】2026年は143回が基準!WHIP・K/9・K/BBも解説
投手成績を比較するときに見落とせないのが、規定投球回だ。防御率ランキングで上位に入っていても、投球回が少なければ年間を通じた先発投手としての安定性を十分に判断できない。
2026年の規定投球回は143イニングNPBでは規定投球回を、所属チームの試合数×1.0で算出する。2026年のパ・リーグは全6球団が143試合を消化したため、シーズン終了時点の規定投球回は143回となった。
2026年の規定投球回到達者として注目される投手は次のとおりだ。
- 伊藤大海:172回2/3
- 隅田知一郎:166回1/3
- 九里亜蓮:163回2/3
- 荘司康誠:159回
- 早川隆久:153回
- ジャクソン:150回2/3
- エスピノーザ:149回1/3
- 北山亘基:147回2/3
- 平良海馬:146回
- 大津亮介:144回1/3
- 武内夏暉:143回
投球回数トップは日本ハムの伊藤大海で172回2/3。隅田知一郎、九里亜蓮が続いた。
興味深いのは、防御率トップの平良が投球回数ではリーグ上位3人に入っていないことだ。146イニングを投げながら防御率1.36を記録しており、単純に長いイニングを投げただけでなく、失点を抑える能力も非常に高かったことが分かる。
WHIPとは?走者を出さない能力を測る指標WHIPは、1イニングあたりに何人の走者を出したかを示す指標だ。計算式は次のとおり。
WHIP=(被安打+与四球)÷投球回
数字が小さいほど、安打や四球によって出塁を許していないことになる。死球は通常のWHIPの計算には含まれない。
2026年の代表的な投手では、平良海馬が0.96、隅田知一郎が0.95、エスピノーザが1.01、北山亘基が1.02を記録した。
防御率1位の平良だけでなく、隅田もWHIP0.95と優秀な数値を残している。隅田が防御率ランキング2位に入った背景には、安打や四球による出塁を抑える安定感があった。
K/9は三振を奪う能力、K/BBは制球力とのバランスK/9は9イニングあたりの奪三振数を表す。三振をどれだけ奪える投手なのかを比較する際に便利な指標だ。
K/9=奪三振数×9÷投球回
2026年の荘司康誠はK/9が9.68。171奪三振という結果だけでなく、投球回数に対する三振の割合でもリーグを代表する数字を残した。
一方、K/BBは奪三振数を与四球数で割った数値で、三振を奪う能力と四球を抑える能力のバランスを見ることができる。
K/BB=奪三振数÷与四球数
2026年の主な数値では、北山亘基が3.97、平良海馬が3.13、隅田知一郎が7.05となっている。特に隅田は四球を21個に抑えながら148三振を奪っており、K/BBの高さが際立った。
防御率だけでは見えにくい制球力や三振能力を把握するには、WHIP、K/9、K/BBを組み合わせて確認するのが効果的だ。
【歴代比較と独自分析】2026年のパ・リーグ投手陣は何が違ったのか
2026年の投手成績を歴代記録や過去のタイトル獲得者と比較すると、平良海馬の記録だけでなく、投手の役割を越えた実績にも特徴がある。
平良海馬の1.36は歴代ランキング35位NPBの歴代シーズン防御率記録では、平良の1.36は規定投球回以上の投手を対象としたランキングで35位に位置する。
過去の代表的な記録には、次のようなものがある。
- 稲尾和久:1956年、防御率1.06
- 稲尾和久:1957年、防御率1.37
- 田中将大:2011年、防御率1.272
- 田中将大:2013年、防御率1.273
- 山本由伸:2023年、防御率1.21
- 平良海馬:2026年、防御率1.36
歴代のトップクラスには、長いイニングを投げて圧倒的な防御率を記録した投手が並ぶ。平良の146イニングという投球回数も、先発再転向1年目の記録として評価したいポイントだ。
最多勝と防御率の順位が一致しない理由もう一つの要点は、最多勝の北山とエスピノーザが防御率ランキングでは1位ではないことだ。
北山は防御率2.56で3位、エスピノーザは2.71で5位。一方、平良は防御率1.36でトップながら12勝だった。
これは、勝利数が投手個人の能力だけで決まる数字ではないためだ。先発投手が好投しても、打線が得点できなければ勝利投手になれない。反対に、失点が多少多くても、打線の援護や救援陣の働きによって勝利が記録される場合がある。
北山の13勝3敗、勝率.813という数字は、安定した投球に加え、試合を勝利につなげる条件がそろったことも示している。
したがって、投手の総合評価では、防御率だけでなく勝率、投球回、WHIP、奪三振、与四球などを併せて見る必要がある。
救援投手の評価はセーブ数だけでは不十分リリーフ投手を比較するときも、同じ考え方が当てはまる。
セーブ35の杉山一樹、マチャド、横山陸人は、試合終盤のリードを守る役割で結果を残した。一方、ホールド33の鈴木昭汰と椋木蓮は、勝ち越しや同点の重要な局面で登板する中継ぎ投手として貢献した。
加えて、ホールド要点は救援勝利とホールドの合計である。ホールド数とホールド要点は別の指標であり、最優秀中継ぎ投手賞の受賞者を調べる場合は、HPを確認する必要がある。
2026年の鈴木昭汰は39HPでリーグ1位。ホールド数では椋木と同数だったものの、ホールドポイントでは単独トップに立った。
【プロの結論】2026年の投手を評価するなら3つの視点を持つ2026年のパ・リーグ投手成績を正しく読み解くには、次の3つの視点が欠かせない。
第一に、失点を防ぐ能力を重視するなら防御率とWHIP。 平良海馬の防御率1.36、隅田知一郎のWHIP0.95は、相手に得点機会を与えない能力を示す代表例だ。
第二に、先発投手としての総合力を見るなら勝利数・勝率・投球回。 北山亘基の13勝3敗、伊藤大海の172回2/3という数字は、それぞれ勝利への貢献と年間を通じた稼働力を示している。
第三に、打者を圧倒する能力を見るなら奪三振とK/BB。 荘司康誠の171奪三振、隅田のK/BB7.05は、三振を奪う能力と制球面の特徴を理解する材料になる。
ランキングを一つだけ見て選手の優劣を決めるのではなく、投手の役割に応じた複数の指標を組み合わせること。それが、2026年のパ・リーグ投手成績を深く理解するための判断基準となる。
パ・リーグ投手成績2026年に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年のパ・リーグで防御率1位になった投手は誰?
A1:埼玉西武ライオンズの平良海馬です。防御率1.36、146イニング、12勝5敗を記録し、最優秀防御率投手賞を初受賞しました。
Q2:2026年のパ・リーグ最多勝は誰?
A2:北海道日本ハムの北山亘基とオリックスのエスピノーザです。ともに13勝を記録し、最多勝利投手賞を獲得しました。北山は勝率.813で最高勝率のタイトルも獲得しています。
Q3:2026年のパ・リーグ最多奪三振は誰?
A3:楽天の荘司康誠です。171奪三振でリーグトップに立ち、最多三振奪取投手賞を初受賞しました。
Q4:2026年の最多セーブ投手は誰?
A4:オリックスのマチャド、ロッテの横山陸人、ソフトバンクの杉山一樹です。3人が35セーブで並び、最多セーブ投手賞を獲得しました。
Q5:2026年のパ・リーグの規定投球回は何回?
A5:143回です。規定投球回は所属チームの試合数×1.0で計算されます。2026年は全6球団が143試合を消化したため、最終的な基準は143回となりました。
Q6:WHIPと防御率はどちらを重視すべき?
A6:両方を組み合わせるのがおすすめです。防御率は自責点による失点の少なさ、WHIPは安打と四球による走者の出しにくさを示します。防御率1位の平良とWHIP上位の隅田を比較すると、それぞれ異なる強みが分かります。
2026年のパ・リーグ投手成績は、平良海馬の防御率1.36、北山亘基とエスピノーザの13勝、荘司康誠の171奪三振という3つの記録が大きな柱となった。
救援部門ではマチャド、横山陸人、杉山一樹が35セーブで並び、ホールドでは椋木蓮と鈴木昭汰が33でトップ。ホールド要点は鈴木が39で単独1位となった。
また、規定投球回143回を超えた投手たちの成績を見ると、平良や隅田のように防御率とWHIPで優れた投手、北山やエスピノーザのように勝利数で結果を残した投手、荘司のように奪三振能力で突出した投手など、それぞれの個性が明確になっている。
歴代記録との比較でも、平良の1.36はNPBのシーズン防御率ランキング35位に入る好記録だった。加えて、先発・中継ぎ・抑えの3部門にまたがるタイトル獲得というNPB史上初の実績も残した。
2026年の投手成績を振り返る際は、単純なランキングだけでなく、防御率、勝率、投球回、WHIP、K/9、K/BBを組み合わせて評価したい。各球団の投手起用や選手の役割まで含めて見ることで、2026年のパ・リーグが生み出した投手たちの価値を、より正確に理解できる。
来季のタイトル争いでは、平良の先発としてのさらなる進化、北山の最多勝連覇への挑戦、荘司の奪三振能力、そして救援陣の勢力図が引き続き注目ポイントとなる。
主な参照資料: 日本野球機構(NPB)2026年度公式戦成績・個人投手成績・投手部門リーダーズ・2026年度表彰選手、NPB歴代シーズン防御率記録、パ・リーグ公式の2026年タイトル獲得者発表、投手詳細指標資料。