2026年の広島中日戦は、広島東洋カープが中日ドラゴンズとの公式戦25試合を16勝9敗で終え、対戦成績で大きく勝ち越した。シーズン最後の直接対決となった10月1日のマツダスタジアムでは、広島が5対1で勝利。先発の床田寛樹が完投勝利を挙げ、中日の細川成也は25号ソロ本塁打を放った。試合の結果だけでなく、投手戦と打線のつながりが勝敗を分けた一戦だった。
一方、シーズン全体の最終順位を見ると、広島は4位、中日は6位。直接対決では広島が優位に立ったものの、両球団ともリーグ上位進出には届かなかった。ここでは、2026年の全対戦日程とスコア、10月1日の試合経過、勝敗投手、本塁打、両球団の対戦成績、セ・リーグ最終順位をまとめて振り返る。
【2026年の広島中日戦は全25試合】日程と試合結果を月別に総整理

2026年の広島東洋カープと中日ドラゴンズは、セントラル・リーグ公式戦で年間25試合を戦った。
シーズン序盤は広島が開幕カードで3連勝。その後、中日が巻き返す時期もあったが、夏場以降は広島が再び勝ち星を積み重ねた。
以下はNPB公式の試合結果を基に整理した、成立した25試合のスコア一覧だ。スコアはすべて広島側から見た「広島-中日」の順で記載している。
3月:広島が開幕カード3連勝- 3月27日:広島6-5中日
- 3月28日:広島2-1中日
- 3月29日:広島1-0中日
マツダスタジアムでの開幕カードは広島が3連勝。接戦を3試合続けて制し、対中日戦で好スタートを切った。
4月:中日が豊橋で反撃- 4月14日:広島2-6中日
- 4月15日:広島5-2中日
豊橋とバンテリンドームで行われた4月の2試合は1勝1敗。中日が初戦を制したものの、翌日は広島が取り返した。
5月:バンテリンドームで中日が勝ち越し- 5月1日:広島7-3中日
- 5月2日:広島0-4中日
- 5月22日:広島2-6中日
- 5月23日:広島5-3中日
- 5月24日:広島5-3中日
5月は5試合。広島はマツダスタジアムで初戦を取ったが、中日が2戦目に完封勝利。その後のバンテリンドームでの3連戦では中日が初戦を制し、広島が残り2試合を取り返した。
7月:中日が先行、広島が月末に勝利- 7月10日:広島1-10中日
- 7月11日:広島1-8中日
- 7月12日:広島5-1中日
- 7月31日:広島3-1中日
7月中旬のバンテリンドーム3連戦では中日が2連勝。最終戦は広島が5対1で勝利した。月末のマツダスタジアムでも広島が3対1で勝ち、連敗を引きずらなかった。
8月:広島が5試合中4勝- 8月1日:広島1-7中日
- 8月2日:広島4-3中日
- 8月18日:広島11-4中日
- 8月19日:広島4-1中日
- 8月20日:広島2-1中日
8月1日は中日が大勝したが、翌日は広島が接戦を制した。さらに18日からの3連戦では広島が3連勝。11対4の大勝から2対1の接戦まで、異なる展開で勝ち星を重ねた。
9月:広島が勝ち越しを決定づける- 9月1日:広島5-1中日
- 9月2日:広島4-5中日
- 9月3日:広島5-2中日
- 9月20日:広島5-8中日
- 9月21日:広島0-10中日
9月前半は広島が2勝1敗。後半は中日が2連勝した。特に9月21日は中日が10対0で勝利しており、広島にとっては厳しい結果となった。
10月:25回戦は広島が5対1で締めくくる- 10月1日:広島5-1中日
10月1日の試合が2026年の両球団による最後の直接対決だった。広島は床田寛樹の完投と複数の本塁打を含む攻撃で勝利し、年間の対戦成績を16勝9敗とした。
NPB公式の月別試合結果でも、各試合の日付、球場、スコア、責任投手が確認できる。5月3日に予定されていた試合は雨天中止となっているため、上記は実際に成立した試合を対象としている。
【10月1日の広島5対1中日】床田完投と細川25号の試合を詳しく解説
2026年10月1日(木)、マツダスタジアムで開催されたセ・リーグ公式戦第25回戦。
試合開始は18時。終了は20時12分で、試合時間は2時間12分だった。入場者数は18,915人。広島が9安打、中日が5安打を記録し、両チームとも失策はなかった。
最終スコアは広島5対1中日。広島が序盤、中盤、終盤と着実に得点を重ねた試合だった。
イニング別スコア| チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 中日 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 |
| 広島 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | X | 5 |
試合が動いたのは3回裏だった。
両チーム無得点で迎えた広島の攻撃。中村奨成が大野雄大から左翼スタンドへの先制2ランを放ち、広島が2点を先行した。
序盤の投手戦で先に得点したことは、試合の流れを広島に引き寄せる大きなポイントとなった。
6回裏:菊池の犠牲フライと坂倉の15号で追加点広島は6回にも攻撃の手を緩めなかった。
まず菊池涼介が犠牲フライを放ち、三塁走者を生還させて3対0。続く坂倉将吾は大野から15号ソロ本塁打を放ち、リードを4点に広げた。
この回は長打だけに頼らず、走者を進める攻撃と本塁打を組み合わせた得点だった。
7回表:細川成也が25号ソロで反撃中日も黙ってはいなかった。
7回表、細川成也が床田寛樹から25号ソロ本塁打を放った。バックスクリーンへの一発で、中日が1点を返し、スコアは4対1となった。
細川にとってシーズン25本目となる本塁打であり、敗戦の中でも存在感を示す打撃だった。
しかし、広島はその裏に中村奨成の適時打で再び1点を追加。最終的に5対1で試合を終えた。
床田寛樹が9回1失点で完投勝利この試合最大の勝因は、先発・床田寛樹の投球だった。
床田は9回を投げ切り、被安打5、失点1、奪三振5の好投。細川のソロ本塁打以外では中日打線に得点を許さず、今季8勝目を挙げた。
スポーツナビの試合戦評でも、床田の完投が勝利の中心として取り上げられている。広島にとって、救援投手を投入せず先発投手だけで試合を締めたことも大きかった。
一方の中日は大野雄大が敗戦投手となり、草加勝、宮内春輝と継投したものの、広島の攻撃を止めきれなかった。
【床田・大野・細川の関係は?】10月1日の主要人物と記録を一覧で比較
この試合を理解するうえでは、単純な勝敗だけでなく、投手と打者の役割を整理することが重要だ。
NPB公式の試合記録と試合速報に基づく主要エンティティの関係は次のとおり。
| 選手・球団 | 試合での役割 | 2026年10月1日の記録 |
|---|---|---|
| 広島東洋カープ | 勝利チーム | 5得点、9安打 |
| 中日ドラゴンズ | 敗戦チーム | 1得点、5安打 |
| 床田寛樹 | 広島の先発・勝利投手 | 9回1失点、5奪三振、8勝目 |
| 大野雄大 | 中日の先発・敗戦投手 | 10勝7敗となる敗戦 |
| 細川成也 | 中日の主力打者 | 7回に25号ソロ本塁打 |
| 中村奨成 | 広島の攻撃の中心 | 3回に4号2ラン、7回に適時打 |
| 坂倉将吾 | 広島の追加点を担う打者 | 6回に15号ソロ本塁打 |
| 菊池涼介 | 広島の追加点に貢献 | 6回に犠牲フライ |
この試合では、床田が投手として試合を支配し、中村奨成と坂倉が本塁打で得点を生み出した。一方、細川は敗戦チームで唯一の本塁打を記録している。
特に注目したいのは、両チームの得点の生まれ方だ。
広島は3回の2ラン、6回の犠牲フライとソロ本塁打、7回の適時打で得点を積み重ねた。中日は細川のソロ本塁打による1点にとどまった。
本塁打数だけで試合を評価するのではなく、走者を得点につなげた回数と、投手が失点を抑えたイニングにも注目すると、この試合の構図がより明確になる。
【広島中日戦の対戦成績は16勝9敗】年間を通じて見えた両球団の相性
2026年の広島対中日の公式戦は25試合。最終的な勝敗は次のとおりとなった。
- 広島:16勝9敗
- 中日:9勝16敗
- 引き分け:0試合
広島が7試合の勝ち越しを記録した。
この数字はNPB公式の2026年度セ・リーグチーム勝敗表でも確認できる。広島の対中日成績が16勝9敗、中日の対広島成績が9勝16敗と記録されている。
広島が優位に立った3つのポイント1. 開幕カードで3連勝したこと
3月27日から29日の開幕カードで広島は3連勝。1点差の試合を2試合含む接戦を制し、序盤から対中日戦で優位に立った。
2. 夏場の連勝で差を広げたこと
8月18日から20日の3連戦では広島が3連勝。11対4、4対1、2対1と、打撃戦から接戦まで異なる展開を勝ち切った。
3. 先発投手が重要な試合で結果を残したこと
7月12日の5対1、9月1日の5対1、10月1日の5対1など、床田が中日戦で勝利投手となった試合もあった。
特定の試合で結果を残す投手の存在は、同じ相手と年間を通じて対戦するリーグ戦で大きな意味を持つ。
ただし、対戦成績が優れていることと、シーズン全体で上位に進出できることは別の問題だ。広島は中日に勝ち越した一方、他球団との対戦を含む143試合全体では4位にとどまった。
【セ・リーグ2026年最終順位】広島4位、中日6位のシーズン結果
2026年のセ・リーグ公式戦は全日程を終了した。
NPB公式の最終勝敗表によると、両球団の成績は以下のとおり。
広島東洋カープ
- 最終順位:4位
- 試合数:143
- 勝利:61
- 敗北:78
- 引き分け:4
- 勝率:.439
中日ドラゴンズ
- 最終順位:6位
- 試合数:143
- 勝利:60
- 敗北:81
- 引き分け:2
- 勝率:.426
1位:阪神タイガース(79勝62敗2分、勝率.560)
2位:読売ジャイアンツ(76勝64敗3分、勝率.543)
3位:横浜DeNAベイスターズ(71勝69敗3分、勝率.507)
4位:広島東洋カープ(61勝78敗4分、勝率.439)
5位:東京ヤクルトスワローズ(61勝80敗2分、勝率.433)
6位:中日ドラゴンズ(60勝81敗2分、勝率.426)
広島は4位で中日より2つ上の順位となった。勝率の差は.013。勝利数では広島が1勝多く、敗戦数も中日より3少なかった。
ただし、両球団とも上位3チームには届いていない。広島は中日との直接対決で優位を保ちながらも、シーズン全体では勝ち越しを増やしきれなかった。
中日も広島戦で9勝を挙げたものの、年間60勝にとどまり、最下位でシーズンを終えた。
この結果から分かるのは、特定球団との相性だけではリーグ順位を決定できないということだ。143試合の長いシーズンでは、他球団との対戦、投手陣の安定性、打線の得点力など、複数の要素が最終順位に影響する。
2026年の広島中日戦を振り返ると、単なる16勝9敗という数字以上に、シーズンを通じた試合運びの違いが見えてくる。
直接対決の勝ち越しとリーグ順位は分けて評価する広島は中日に16勝9敗と勝ち越した。しかし、最終順位は4位だった。
これは、特定の相手に強いことが、そのままシーズン全体の強さを意味するわけではないという好例だ。
野球のシーズン成績を評価する際には、対戦相手別の勝敗とリーグ全体の勝敗を区別する必要がある。
床田寛樹の投球は対戦を象徴する材料になった10月1日の試合では床田が9回1失点で完投した。
試合の序盤に得点をもらい、中盤にリードを広げ、終盤も相手の反撃を最小限に抑える。先発投手が試合を最後まで組み立てることの価値が表れた一戦だった。
一方、細川の25号本塁打も見逃せない。中日が敗れた試合でも、主力打者が長打で反撃できる力を示した記録として残る。
10月1日は両球団の最終対戦であり、シーズン最終戦ではないもう一つ注意したいのが「25回戦」という表現だ。
10月1日の試合は、2026年の広島対中日戦における第25回戦であり、両球団の直接対決としては最後の試合だった。
ただし、広島も中日も、その後に他球団との公式戦を残していた。したがって、10月1日を両球団のシーズン最終公式戦と理解するのは正確ではない。
試合速報を確認するときは、対戦カードの最終戦なのか、球団のシーズン最終戦なのかを区別することが大切だ。
【広島中日戦2026】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年10月1日の広島対中日の試合結果は?
A1:広島が5対1で中日に勝利した。マツダスタジアムで開催され、広島は9安打5得点、中日は5安打1得点だった。
Q2:10月1日の広島中日戦の勝利投手と敗戦投手は誰?
A2:広島の床田寛樹が8勝目を挙げ、中日の大野雄大が敗戦投手となった。床田は9回1失点の完投勝利を記録した。
Q3:細川成也の25号本塁打はいつ記録された?
A3:2026年10月1日の広島戦、7回表に床田寛樹から放ったソロ本塁打が25号だった。中日が記録したこの試合唯一の得点でもある。
Q4:2026年の広島と中日の対戦成績は?
A4:広島が16勝9敗で勝ち越した。年間25試合の直接対決で、引き分けはなかった。
Q5:2026年の広島と中日の最終順位は?
A5:広島東洋カープが4位(61勝78敗4分)、中日ドラゴンズが6位(60勝81敗2分)だった。
2026年の広島中日戦は、広島東洋カープが25試合で16勝9敗と大きく勝ち越したシーズンだった。
10月1日の最終対戦では、床田寛樹が9回1失点の完投勝利。中村奨成の4号2ラン、坂倉将吾の15号ソロ、そして細川成也の25号ソロが試合を彩った。
最終順位は広島4位、中日6位。直接対決では広島が優位に立ったものの、両球団ともリーグ上位進出には届かなかった。
2026年の両球団を評価する際には、10月1日の5対1という結果だけでなく、年間25試合の推移、投手陣の働き、得点力、そしてリーグ全体の最終成績を合わせて見ることが重要だ。
床田の完投と細川の25号は、2026年最後の広島中日戦を象徴する記録となった。両球団の2027年シーズンを展望するうえでも、直接対決で示された広島の優位性と、中日が見せた反撃の力は注目すべき材料となる。
主な参照資料:日本野球機構(NPB)2026年度公式戦試合結果・セントラルリーグ最終勝敗表、スポーツナビ試合速報、中日ドラゴンズ公式スコアボード。