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【フジテレビ入社の理由】金メダル獲得後、なぜ会社員の道を選んだ?

古谷 瑞穂 古谷 瑞穂 • 更新: • 公開: • 読了約 8 分
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里谷さんがフジテレビに入社したきっかけは、1998年の長野オリンピックでの金メダル獲得だった。

2019年の「ATHLETE LIVE」のインタビューでは、長野五輪で金メダルを獲得した際にフジテレビから声をかけられたことを明かしている。

当初は競技を引退して会社員として働くつもりだった。しかし、入社後に競技を続けたい気持ちが強くなり、会社に希望を伝えた。フジテレビ側もスキー部を設け、競技活動を支援することになった。

1999年から2014年まで人事部に所属

1999年に大学卒業後、新卒社員としてフジテレビに入社した里谷さんは、競技を続けながら人事部に所属していた。

2026年のSportivaインタビューを配信したライブドアニュースでは、本人が1999年の入社から2014年まで約16年間、人事部に在籍していたと説明している。

競技に専念していた時期の会社での仕事は、採用の手伝いや書類整理など。入社式では新入社員に辞令を手渡す役割を担当したこともあったという。

2013年、36歳で会社員として再スタート

2013年3月の引退発表後、4月からは会社の業務に専念する勤務体系へ移行した。

競技者として長年活動してきた里谷さんにとって、会社員としての本格的な仕事は未知の世界だった。2020年の「女性自身」のインタビューでは、36歳でその年の新入社員と一緒に研修を受けた経験を語っている。

2026年のSportivaの取材でも、当時の再出発について詳しく振り返った。希望していたイベント制作の部署に配属されると、座学研修を受け直し、Excelの教室にも通ったという。

加えて、当初はスポーツイベントを想像していたものの、実際にはクラシック音楽や舞台などの文化系イベントを担当することになった。競技の世界とは異なる業界の言葉や仕事の進め方を、一から覚える必要があった。

この経験は、金メダリストという肩書きだけでは会社員として通用しないこと、そして新しい知識を学び直す姿勢が必要であることを示している。

【プロの結論】里谷多英のセカンドキャリアが示すアスリートの新しい可能性

里谷多英現在

里谷さんの現在を理解するうえで注目したいのは、金メダリストとしての知名度だけに頼らず、異なる業界で仕事を覚え、管理職へと進んできた点だ。

一般的に、トップアスリートの引退後には、指導者、解説者、競技団体職員、一般企業への就職など複数の選択肢がある。しかし、競技実績がそのまま別の職場での実務能力に直結するわけではない。

里谷さんのキャリアには、次の3つの特徴がある。

1. 競技で培った経験を仕事上の強みに変えた

モーグルで培った集中力や目標に向かって努力する姿勢は、イベント事業でも生かせる。加えて、金メダリストとして築いた知名度や人脈は、企業への協賛依頼など営業活動に役立っている。

競技の実績を過去の栄光として終わらせず、新しい仕事に活用していることが特徴だ。

2. 専門外の仕事を一から学び直した

イベント制作では、スキーとは直接関係のない舞台やクラシック音楽なども担当した。Excelの研修や新入社員向けの座学を受け、専門用語も一つずつ覚えていった。

現役時代にどれほど優れた実績があっても、新しい仕事では初心者として学ぶ。この姿勢は、スポーツ選手に限らず、転職やキャリアチェンジを考える人にも参考になる。

3. 競技から離れてもスキーとの関係を保っている

2026年のミラノ・コルティナ五輪では、テレビ番組でモーグルを解説した。加えて、本人は将来スキー関連のイベントにも携わりたいと話している。

つまり、競技を引退したことは、スキーとの関係を断つことではなかった。会社員として別の仕事を経験したことで、競技を支える側という新しい関わり方も見えてきたのである。

里谷さんの歩みは、アスリートのセカンドキャリアが指導者や解説者だけに限られないことを示す事例だ。競技経験をビジネスの現場に移し替え、組織の中で新しい役割を担うことも、一つの現実的な選択肢となっている。

【里谷多英の現在】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:里谷多英さんは2026年現在、何歳ですか?
A1:1976年6月12日生まれで、2026年11月現在は50歳です。2026年2月の五輪報道では誕生日前だったため49歳と紹介されていました。

Q2:里谷多英さんは現在もフジテレビに勤務していますか?
A2:はい。2026年3月公開の本人インタビューでは、フジテレビのイベント事業局イベント販売企画部の副部長として紹介されています。

Q3:里谷多英さんは現在、どんな仕事をしていますか?
A3:イベント関連の販売企画や営業などを担当しています。舞台、歌舞伎、美術展、クラシック音楽など、スポーツ以外のイベントにも携わってきました。

Q4:2026年のミラノ・コルティナ五輪では何をしていましたか?
A4:フジテレビ系の「ノンストップ!」や「サン!シャイン」に出演し、モーグル競技を解説しました。堀島行真選手や冨高日向子選手の滑りについて専門的なコメントをしています。

Q5:里谷多英さんはいつモーグルを引退しましたか?
A5:2013年1月18日に引退を発表しました。2012年12月の北米FIS大会でワールドカップへの昇格基準を満たせなかったことが、決断のきっかけでした。

Q6:里谷多英さんのオリンピックでの成績は?
A6:1994年リレハンメル大会から2010年バンクーバー大会まで5大会連続出場。1998年長野大会で金メダル、2002年ソルトレークシティー大会で銅メダルを獲得しています。

Q7:里谷多英さんは今後もスキーに関わる予定ですか?
A7:2026年3月のインタビューで、将来的にはスポーツ系、特にスキー関連のイベントに携わりたいという希望を語っています。

里谷多英さんの2026年現在を整理すると、長野五輪の金メダリストという過去の実績だけでは語れない、会社員としての充実したキャリアが見えてくる。

1998年の長野オリンピックで金メダル、2002年のソルトレークシティーオリンピックで銅メダルを獲得。1999年にはフジテレビに入社し、2013年に36歳でモーグルを引退した後は、イベント事業の仕事に本格的に取り組んできた。

2026年にはミラノ・コルティナ五輪でモーグル解説を担当し、競技の専門家としても存在感を示した。加えて、本人インタビューでは50歳を迎える年の現在地と、今後もフジテレビで働き続けたいという意向が明らかになっている。

今後の注目点は、イベント事業で積み重ねた経験を生かし、本人が希望するスキー関連イベントにどのように関わっていくかだろう。

金メダルを獲得した選手から、イベント事業を担う会社員へ。そして、再びスキーの魅力を伝える解説者へ。里谷多英さんの現在は、競技を引退しても、それまでの経験を次の仕事につなげられることを示している。

主な参考資料:日本オリンピック委員会(JOC)、フジテレビ、Sportiva(2026年3月18日掲載・5月21日更新)、日刊スポーツ(2026年2月)、STORY(2024年8月)、女性自身(2020年6月)。

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トレンドリサーチャー 古谷 瑞穂
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