木付琳選手の読み方は、「きつき・りん」です。1999年7月17日生まれで、2026年11月現在は27歳。大分県出身で、高校時代から長距離走に取り組み、國學院大學を経て実業団へ進んだ選手です。
MABPマーヴェリックの公式プロフィールに掲載されている基本情報をまとめました。
| 項目 | プロフィール |
|---|---|
| 名前 | 木付琳 |
| 読み方 | きつき・りん |
| 生年月日 | 1999年7月17日 |
| 年齢 | 27歳(2026年11月現在) |
| 出身地 | 大分県 |
| 出身高校 | 大分東明高校 |
| 出身大学 | 國學院大學 |
| 身長 | 169cm |
| 体重 | 51kg |
| 所属 | MABPマーヴェリック |
| 役職 | 主将・プレーヤー |
| 専門種目 | 長距離走 |
木付選手の競技人生を振り返るうえで興味深いのが、陸上競技を始めた経緯です。
大分県のスポーツ情報メディア「オー!エス!OITA SPORTS」の2017年の紹介記事によると、小学2年生から野球に取り組み、中学時代も野球部に所属していました。
陸上競技との接点が生まれたのは、中学3年生のときに出場した駅伝大会です。その走りが評価され、大分東明高校への進学につながりました。
高校入学直後の3000m校内トライアルは10分10秒。チーム内でも下位だったと、月刊陸上競技のインタビューで振り返っています。
最初から全国トップクラスの選手だったわけではありません。周囲に追いつこうと練習を重ね、徐々に実力を伸ばしていきました。
高校時代の主な実績は次のとおりです。
- 全国高校駅伝に2年連続で出場。
- 2年時は2区で区間7位。
- 3年時は2区で区間18位。
- チームは2年連続で総合4位入賞。
高校時代から駅伝で全国の舞台を経験していたことが、後の大学駅伝での活躍につながっています。
國學院大學を選んだ理由木付選手は高校卒業後、國學院大學に進学しました。
月刊陸上競技のインタビューでは、國學院大學の前田康弘監督が大分まで訪れて直接話をしたことが、進学を決めるきっかけの一つだったと紹介されています。
当時の國學院大學は、土方英和選手、浦野雄平選手、青木祐人選手らが中心となり、大学駅伝で存在感を高めていた時期です。
木付選手はそのチームに加わり、2年生から箱根駅伝のメンバーに定着。加えて、前主将の土方英和選手から主将の役割を引き継ぎました。
【箱根駅伝・出雲駅伝】木付琳の大学時代の成績を検証
木付琳選手の大学時代を代表する実績が、箱根駅伝3度の出場と2021年の出雲駅伝2区区間賞です。
特に箱根駅伝では、異なる区間を3度経験しています。区間順位だけでなく、チームの状況に応じて役割を担ってきた点にも注目です。
箱根駅伝は3度出場!区間順位とタイム東京箱根間往復大学駅伝競走の公式記録によると、木付選手の箱根駅伝成績は以下のとおりです。
| 大会 | 出場区間 | 区間順位 | 区間タイム |
|---|---|---|---|
| 第96回(2020年) | 7区 | 11位 | 1時間04分31秒 |
| 第97回(2021年) | 10区 | 3位 | 1時間10分15秒 |
| 第98回(2022年) | 7区 | 20位 | 1時間06分22秒 |
最も注目したいのは、2021年の第97回大会です。
木付選手は10区を担当し、区間3位という好成績を残しました。箱根駅伝の最終区間は、往路からつないできた襷をゴールまで届ける重要な区間です。
その舞台で上位の区間順位を記録したことは、当時の実力を示す実績の一つです。
一方、第98回大会では7区20位という結果でした。3大会すべてで同じ順位を残したわけではありませんが、大学駅伝の主要大会を継続して経験したことは、その後の競技人生にとって大きな財産になったはずです。
2021年出雲駅伝2区で区間賞を獲得木付選手の大学時代を語るうえで外せないのが、2021年10月10日に開催された第33回出雲全日本大学選抜駅伝競走です。
この大会で國學院大學は総合4位。木付選手は2区を担当し、16分16秒で区間賞を獲得しました。
國學院大學の公式大会報告によれば、木付選手は2区でトップに立ち、先頭で襷をつなぎました。
月刊陸上競技のインタビューでは、レース前に1区の島崎慎愛選手と先頭との差について話し合っていたことも紹介されています。
木付選手自身は、前半を冷静に進め、後半の勝負を意識して走ったと振り返っています。
この走りで特に印象的なのは、単純なスピードだけではなく、レース展開を考えながら走っていた点です。
國學院大學の主将としてチームを率いる立場にありながら、個人でも結果を出したことが、出雲駅伝での区間賞をより価値のあるものにしています。
大学時代の主なキャリアと関係者木付選手の競技人生は、先輩から受け継いだ主将の役割と、後輩を育てる立場への変化という観点でも整理できます。
| 関係者・組織 | 木付選手との関係 | 主な内容 |
|---|---|---|
| 大分東明高校 | 出身高校 | 全国高校駅伝に2年連続出場 |
| 前田康弘監督 | 國學院大學の監督 | 大学進学時に直接勧誘 |
| 土方英和選手 | 大学時代の先輩 | 主将としての役割を引き継ぐきっかけ |
| 國學院大學陸上競技部 | 大学時代の所属 | 箱根駅伝3度出場 |
| 九電工 | 最初の実業団所属先 | 2022年4月に加入 |
| 神野大地 | MABPの選手兼監督 | 木付選手を主将に指名 |
| MABPマーヴェリック | 現在の所属チーム | 2025年4月に加入 |
大学時代の木付選手を評価する際には、出雲駅伝の区間賞だけでなく、2年間にわたって主将を務めた経験も見逃せません。
【九電工からMABPへ】木付琳の移籍理由と経緯
木付選手のキャリアにおける大きな転換点が、九電工からMABPマーヴェリックへの移籍です。
移籍は単なる所属先の変更ではありません。競技環境を見直し、選手として再び上を目指すための決断でした。
2022年に九電工へ加入國學院大學を卒業した木付選手は、2022年4月1日付で九電工陸上競技部に加入しました。
九電工の公式発表にも、國學院大学出身の男子長距離選手として木付選手の名前が掲載されています。
大学時代には箱根駅伝や出雲駅伝で実績を残していたため、実業団でのさらなる成長が期待されていました。
しかし、九電工で過ごした3年間は、本人にとって必ずしも順調なものではありませんでした。
2025年3月の月刊陸上競技の報道では、木付選手を含む3選手の退部が紹介されています。同記事によると、木付選手は故障に悩まされ、苦しい時期が続いていたと語っていました。
移籍を決断した理由は練習環境の見直し2025年4月30日公開のスポルティーバの取材記事では、木付選手本人が移籍の背景を詳しく語っています。
記事によると、木付選手は九電工での3年間を振り返り、競技者として上を目指すために環境を変える必要性を感じていました。
具体的な理由は次の3点です。
1. 練習場所へのアクセス
九電工時代に拠点としていた福岡では、練習メニューによって適切な練習場所まで車で約1時間半移動することもあったといいます。
一方、MABPが拠点を置く東京都世田谷区には、多摩川沿いの走りやすいコースや砧公園の不整地など、トレーニングに活用できる環境がありました。
2. 質の高い競技会への参加機会
関東には日本体育大学長距離競技会など、記録を狙える大会が多くあります。
レースへの出場機会を増やし、自分の実力を試せる環境に身を置くことも、移籍を考える理由になりました。
3. 新チームの立ち上げに参加したいという思い
木付選手は、神野大地氏が新しい陸上チームを立ち上げることをSNSで知りました。
環境面のメリットに加え、ゼロからチームを作り上げる経験に魅力を感じたことも、決断の後押しになったと取材記事で説明しています。
2025年4月にMABPマーヴェリックへ加入2025年4月1日、MABPマーヴェリックは木付選手の新加入を正式発表しました。
この発表で明らかになった役職は、主将です。
加入時のコメントでは、新しい環境で挑戦できることへの感謝と、個人種目だけでなく駅伝でも結果を出したいという意欲を示しています。
移籍前後の自己ベストを比較すると、競技環境を変えた後の成長も確認できます。
| 種目 | MABP加入発表時 | 2026年11月現在の公式自己ベスト |
|---|---|---|
| 5000m | 13分56秒45 | 13分52秒10 |
| 10000m | 28分27秒59 | 28分21秒06 |
| ハーフマラソン | 1時間02分42秒 | 1時間02分42秒 |
特に5000mでは、加入時から約4秒の自己ベスト更新を果たしています。10000mでも記録を短縮しました。
単にチームを移っただけではなく、競技面でも新しい成果を積み上げていることが分かります。
【2026年最新記録】木付琳の3000m・5000m・10000m自己ベスト
2026年の木付選手を語るうえで重要なのが、トラック種目の自己ベスト更新です。
MABPマーヴェリックの公式プロフィールには、3000m、5000m、10000m、ハーフマラソンの自己ベストが掲載されています。
2026年11月4日時点の公式掲載記録を整理すると、次のとおりです。
木付琳・公式自己ベスト
3000m8:08.09
2026年5月23日
5000m13:52.10
2026年4月26日
10000m28:21.06
2025年10月4日
ハーフマラソン1:02:42
2020年2月2日
出典:MABPマーヴェリック公式選手プロフィール
2026年5月23日の第2回世田谷陸上競技会で記録したのが、8分08秒09です。
同大会は3000m種目で出場し、公式プロフィールでも自己ベストとして掲載されています。
加えて、同年4月4日の第1回世田谷陸上競技会では8分11秒91を記録していました。
約1か月半で記録を更新したことになり、2026年のトラックシーズンで調子を上げていたことが分かります。
5000m自己ベストは13分52秒102026年4月26日の第328回日本体育大学長距離競技会兼第21回NITTAIDAI Challenge Gamesで記録したのが、13分52秒10です。
その後、5月31日の第329回日本体育大学長距離競技会では13分52秒14を記録しています。
こちらは自己ベストにわずか0.04秒届かなかったものの、2大会続けて13分52秒台で走っている点が注目されます。
10000m自己ベストは28分21秒0610000mの自己ベストは、2025年10月4日の世田谷陸上競技会で記録した28分21秒06です。
2026年に更新された記録ではありませんが、現時点で公式プロフィールに掲載されている自己ベストです。
一方、2026年7月8日のホクレン・ディスタンスチャレンジ2026網走大会では29分04秒63を記録しました。
ここで押さえておきたいのは、自己ベストとシーズン中の個別大会の記録は別物だということです。2026年の10000mの記録が29分04秒63だったからといって、自己ベストがそのタイムに置き換わるわけではありません。
2026年の主な大会記録一覧| 日付 | 大会 | 種目 | 記録 |
|---|---|---|---|
| 2026年4月4日 | 第1回世田谷陸上競技会 | 3000m | 8分11秒91 |
| 2026年4月26日 | 第328回日体大長距離競技会 | 5000m | 13分52秒10 |
| 2026年5月23日 | 第2回世田谷陸上競技会 | 3000m | 8分08秒09 |
| 2026年5月31日 | 第329回日体大長距離競技会 | 5000m | 13分52秒14 |
| 2026年7月8日 | ホクレンDC2026網走大会 | 10000m | 29分04秒63 |
2026年の記録から読み取れるのは、3000mと5000mで自己ベストを更新した一方、10000mでは従来の自己ベスト更新には至っていないということです。
種目ごとに成果を分けて見ることで、木付選手の現在の競技力をより正確に把握できます。
【現在の活動】MABPマーヴェリック主将としての挑戦
2026年現在、木付選手はMABPマーヴェリックの主将兼プレーヤーとして活動しています。
MABPマーヴェリックは、従来の企業陸上部とは異なるクラブ運営を目指すチームです。神野大地氏が選手兼監督を務め、競技成績だけでなく、ファンとの交流や陸上競技の普及にも力を入れています。
主将に選ばれた理由は大学時代の経験スポルティーバの2025年4月の取材記事では、神野大地氏が木付選手を主将に選んだ理由について説明しています。
國學院大學時代に主将を経験しており、真面目な性格や取り組む姿勢がチームの模範になると評価されたことが背景にありました。
つまり、木付選手は競技記録だけでなく、チームをまとめる役割も期待されている選手です。
2026年ニューイヤー駅伝ではアンカーを担当2026年1月1日のニューイヤー駅伝では、MABPマーヴェリックが創部1年目で初出場を果たしました。
木付選手は主将としてチームに参加し、最終7区のランナーを務めました。
ただし、大会結果は40チーム中40位。最終区間を前に襷が途切れて繰り上げスタートとなるなど、実業団トップクラスとの力の差を痛感する大会となりました。
大会後のスポルティーバの取材では、木付選手は東日本実業団駅伝を突破できたことをチームの前進と評価する一方、ニューイヤー駅伝のレベルの高さを実感し、さらに上を目指す必要性を語っています。
この結果だけを見ると厳しいスタートに感じられます。しかし、創部1年目のチームがニューイヤー駅伝への出場権を獲得したこと自体、重要な一歩です。
2025年11月の東日本実業団対抗駅伝ではチーム6位に入り、初出場への道を切り開きました。
主将として、チームをまとめるだけでなく、競技成績でも貢献していくことが求められています。
【プロの結論】木付琳の本当の評価要点は?木付選手を評価する際、注目すべき要点は3つあります。
第一に、駅伝での実績です。
出雲駅伝2区区間賞と箱根駅伝10区区間3位は、駅伝での勝負強さを示す実績です。
第二に、実業団での再成長です。
九電工時代の苦しい期間を経て、MABP加入後に3000mと5000mの自己ベストを更新しました。競技環境を見直し、再び記録を伸ばしている点は評価できます。
第三に、主将としてのチーム貢献です。
MABPでは個人競技の結果だけでなく、チームを一から作り上げる役割も担っています。ニューイヤー駅伝での厳しい結果を経験したことも、次の成長につながる課題として捉えられます。
今後の木付選手を見るなら、単純なタイムだけでなく、10000mの自己ベスト更新、駅伝での区間成績、チーム順位の3つを合わせて確認するのが適切です。
【FAQ】木付琳に関するよくある質問
Q1:木付琳の読み方は何ですか?
A1:木付琳は「きつき・りん」と読みます。大分県出身の男子長距離ランナーです。
Q2:木付琳は2026年現在何歳ですか?
A2:1999年7月17日生まれで、2026年11月4日現在は27歳です。
Q3:木付琳の出身高校と大学はどこですか?
A3:大分東明高校を卒業後、國學院大學へ進学しました。大学時代は陸上競技部の主将を務めています。
Q4:木付琳の箱根駅伝の最高成績は何位ですか?
A4:第97回箱根駅伝の10区で区間3位を記録しています。箱根駅伝には合計3度出場しました。
Q5:木付琳の出雲駅伝の成績は?
A5:2021年の第33回出雲駅伝で2区を担当し、16分16秒で区間賞を獲得しました。
Q6:木付琳はなぜ九電工から移籍したのですか?
A6:競技者としてさらに成長するため、練習環境や大会への出場機会を見直したことが主な理由です。新チームの立ち上げに関われることにも魅力を感じていました。
Q7:木付琳の2026年最新自己ベストは?
A7:3000mが8分08秒09、5000mが13分52秒10です。10000mは2025年10月4日に記録した28分21秒06が公式プロフィール上の自己ベストです。
木付琳選手は、大分東明高校から國學院大學へ進み、箱根駅伝3度出場、2021年出雲駅伝2区区間賞という実績を残してきた長距離ランナーです。
九電工では故障などによる苦しい時期を経験しましたが、2025年4月にMABPマーヴェリックへ移籍。現在は主将としてチームを牽引しています。
2026年の競技記録では、3000m8分08秒09、5000m13分52秒10と、2種目で自己ベストを更新しました。
一方、10000mの自己ベストは28分21秒06。今後、この記録をさらに短縮できるかも注目されます。
木付琳選手の競技人生は、大学駅伝での実績、実業団での苦悩、そして新しいチームでの再挑戦という流れで見ると、その魅力がより明確になります。
今後注目したいのは、2026年以降のトラック競技での記録更新と、MABPマーヴェリックの主将として挑む駅伝での成績です。
個人としての成長とチームの躍進。その両方を追いかけることが、これからの木付琳選手を応援するうえでの大きな見どころです。
主な参考資料:MABPマーヴェリック公式選手プロフィール・新入団発表、東京箱根間往復大学駅伝競走公式記録、國學院大學公式大会報告、九電工公式発表、月陸Online、スポルティーバ、OITA SPORTS。