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ブルゾンちえみの35億とは?誕生秘話・元ネタと藤原しおりの2026年現在を徹底解説

一条 隼人 一条 隼人 • 更新: • 公開: • 読了約 19 分
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「35億!」という力強い決め台詞で、2017年に日本中を沸かせたブルゾンちえみ。キャリアウーマンになりきり、男性の数を自信満々に言い放つ独特の芸風は、当時のテレビやSNSで大きな話題を呼びました。バックに流れるオースティン・マホーンの「Dirty Work」、両脇に立つ男性コンビ「with B」とともに、2017年を象徴するエンターテインメントの一つになりました。

実は、この「35億」は最初から決まっていた台詞ではありません。本人が2019年のテレビ出演で明かしたところによると、当初は男性の数ではなく、意外なものの数を調べていたといいます。さらに「あと5000万」が付け加えられた理由や、芸人引退後に本名の藤原しおりとして活動する現在までをたどると、一発ギャグの裏側にある発想力とキャリアの転換が見えてきます。

【意味を先に整理】ブルゾンちえみの「35億」は地球上の男性人口を示す決め台詞

ブルゾンちえみ35億

ブルゾンちえみの「35億」は、失恋した女性に向けて、男性は一人だけではないと力強く伝えるキャリアウーマンネタの決め台詞です。

代表的なフレーズは「地球上に男は何人いると思っているの?35億。あと5000万」。恋愛で悩む女性に対して、男性の選択肢は世界中に存在するという発想を、圧倒的な自信とユーモアで表現しています。

35億は何を意味しているのか

この数字が表しているのは、地球上にいる男性の人数を大まかに推計したものです。

ブルゾンちえみ本人は2017年のインタビューで、2016年10月頃の地球上の男性人口を指していると説明しています。つまり、特定の国の人口でも、恋愛対象になる男性の人数でもありません。

この数字が面白いのは、失恋した女性の悩みを、地球規模の人口という極端に大きな数字で一気に吹き飛ばすところです。

「元カレを忘れられない」という身近な悩みに対して、世界にはまだ膨大な出会いの可能性があると示す。大げさな数字と堂々とした態度の組み合わせが、ネタの笑いを生み出しています。

2017年の新語・流行語大賞でトップ10入り

「35億」は単なるテレビの一発ギャグにとどまりませんでした。

2017年12月1日に発表された「ユーキャン新語・流行語大賞2017」でトップ10に選出され、受賞者としてブルゾンちえみの名前が挙がりました。

この年の年間大賞は「インスタ映え」と「忖度」です。「35億」は年間大賞ではなくトップ10の一つですが、芸能人の決め台詞が社会的な流行語として認められた点で、大きな実績となりました。

【誕生秘話】35億の元ネタはガムの数?「あと5000万」の由来も解説

「35億」は、計算された名台詞という印象がありますが、実際にはネタ見せの直前まで具体的な数字が決まっていませんでした。

2019年2月23日放送のTBS系『サワコの朝』で、ブルゾンちえみは阿川佐和子から誕生の経緯を尋ねられ、意外な制作過程を明かしています。このエピソードを報じたRBB TODAYの記事によると、最初に考えていたのはガムの種類でした。

最初に考えていたのは世界中のガムの種類

ネタの基本的な設定は、元カレを忘れられない女性に対して、男性はほかにもたくさんいると教えるというものです。

当初は「男はガムと一緒」という発想から、世界にはガムが何種類あるのかを調べて、その数を台詞に使おうと考えていました。

ところが、調べてみるとガムの種類は想像していたほど多くありませんでした。数字としてインパクトが弱く、ネタの決め台詞にするには物足りなかったのです。

そこで急きょ、世界中の男性の人数を調べる方向へ変更しました。

35億と5000万は71億を2で割った数字

本人の説明によると、当時調べた世界人口は約71億人。男性の人数は世界人口のおよそ半分と考え、単純に2で割りました。

計算すると次のようになります。

  • 当時参照した世界人口:約71億人
  • 男性の割合:約2分の1
  • 計算式:71億÷2
  • 計算結果:35億5000万人

この計算結果を、ネタでは「35億。あと5000万」と区切って表現しました。

つまり、5000万人は別の統計から追加した数字ではありません。35億5000万人という数字を、35億と5000万に分けて言っているのです。

この細かな数字の区切りが、ネタのテンポと意外性を強めました。35億だけでも十分に大きな数字ですが、さらに5000万を付け加えることで、最後にもう一段階の笑いを生み出しています。

35億は2026年現在の男性人口ではない

ここで押さえておきたいのが、35億は2016年頃に本人がネタ作りのために参照した数字だという点です。

世界人口は毎年変化しており、男性人口も出生、死亡、移動などによって変わります。したがって、2026年現在の男性人口を正確に表す統計として35億を使うことはできません。

また、本人の説明でも、当時の世界人口を大まかに2分した計算です。現在の国際人口統計に基づく精密な男性人口の調査結果と混同しないことが大切です。

「35億」は統計資料としての正確さを競う数字ではなく、恋愛の悩みを吹き飛ばすために生まれたエンターテインメント上の表現なのです。

【ネタを完成させた3つの要素】Dirty Work・with B・キャリアウーマンの関係

ブルゾンちえみのブレイクを語るうえで、「35億」という言葉だけを取り上げても全体像は見えてきません。

特徴的なメイク、キャリアウーマンの衣装、男性2人を従える立ち位置、そしてオースティン・マホーンの楽曲。この3つの演出要素が組み合わさることで、誰が見てもブルゾンちえみだと分かる独自のスタイルが完成しました。

BGMはオースティン・マホーンのDirty Work

ネタのBGMに使われていたのは、アメリカの歌手オースティン・マホーンが歌う「Dirty Work(ダーティ・ワーク)」です。

この曲は、もともとブルゾンちえみのために制作されたものではありません。彼女がキャリアウーマンネタに使用したことで、日本国内で大きな注目を集めました。

2017年2月には、楽曲の人気上昇を受けてオースティン・マホーン本人がSNSでブルゾンちえみに感謝を伝えたことも報じられています。

同年3月には日本のiTunesソングチャートで1位を獲得。お笑い芸人のネタで使用された海外アーティストの楽曲が、国内の音楽チャートでも存在感を示すという珍しい展開になりました。

オースティン・マホーンとの公式コラボも実現

2017年4月には、日本テレビ系『行列のできる法律相談所』でブルゾンちえみとオースティン・マホーンの対面が実現しました。

さらに同年6月8日には、コラボ音源「Dirty Work Blouson Chiemi Remix」が配信リリースされています。

Billboard JAPANの報道によると、ユニバーサルミュージックとオースティン側からブルゾンちえみに参加のオファーがあり、実現した企画でした。

原曲にブルゾンちえみの声や「35億!」などのフレーズを加えたリミックスで、単にネタのBGMとして使われていた楽曲が、本人との公式コラボ作品へと発展したのです。

with Bはブリリアンの2人

ブルゾンちえみの両脇に立ち、ネタを支えていた男性2人は、お笑いコンビのブリリアンです。

  • コージ:徳田浩至。ブリリアンのメンバーで、ブルゾンちえみの隣に立つwith Bの一人。
  • ダイキ:杉浦大毅。コージとともにブリリアンとして活動したメンバー。

2人は、ネタの中で台詞を中心に担当するというより、ブルゾンちえみの後ろに立って視覚的な演出を担いました。

女性が中央で堂々と振る舞い、男性2人が左右に控える構図は、海外のミュージックビデオに見られる女性ボーカルと男性ダンサーの組み合わせを思わせます。

BuzzFeed Japanのインタビューで藤原しおり本人は、男性ダンサーを従える海外ミュージックビデオの演出が好きだったことを、2人を付けた理由の一つとして語っています。

キャリアウーマンというキャラクターが受け入れられた理由

BuzzFeed Japanの取材で藤原は、キャリアウーマンのキャラクターが生まれる以前から、自信満々に名言を言う人の面白さに惹かれていたと説明しています。

桃井かおりや矢沢永吉のように、堂々とした口調で言葉を発する人物の格好よさと、その格好よさが少し面白く感じられる感覚が、ネタ作りの出発点でした。

実際、ブルゾンちえみはキャリアウーマンだけでなく、天才外科医や天才女板前など、さまざまな職業のキャラクターを演じていました。その中で、音楽に合わせて名言を言うキャリアウーマンのネタが代表的なスタイルとして定着したのです。

また、女性が男性に依存せず、自信を持って振る舞う姿も、当時の視聴者に強い印象を与えました。本人もインタビューで、女性の社会進出が進む過渡期だったことが、ネタの受け入れられ方に影響した可能性を振り返っています。

【年表で整理】ブルゾンちえみ・藤原しおりと関係者の歩み

ブルゾンちえみの活動は、2017年の大ブレイクだけで終わったわけではありません。芸人としての成功、ユニット解散、本名での再出発、そして2026年の再共演まで、複数の転換点があります。

関係する人物や出来事を時系列で整理すると、次のようになります。

時期 人物・出来事 主な内容と意味
2017年1月 ブルゾンちえみ with B 『ぐるナイ!おもしろ荘』に出演し、キャリアウーマンネタでブレイク。
2017年2月 ブルゾンちえみ 『R-1ぐらんぷり』決勝に進出。
2017年4月 オースティン・マホーン 『行列のできる法律相談所』でブルゾンちえみと初対面。
2017年6月 Dirty Work Remix オースティン・マホーンとのコラボ音源を配信リリース。
2017年12月 新語・流行語大賞 「35億」がトップ10に選出。
2020年3月10日 ブリリアン コージとダイキがコンビ解散を発表。
2020年3月31日 藤原史織 ワタナベエンターテインメントを退所。本名での活動を発表。
2021年5月 藤原しおり テレビ番組で芸人を辞めた理由や当時の心境を語る。
2024年3月 藤原しおり 日本テレビ系『行列のできる相談所』に出演。
2026年8月15日 藤原しおり・コージ・すがちゃん最高No.1 ワタナベエンターテインメントのライブに出演し、with Bを思わせる3人のステージを披露。

この年表から分かるのは、2017年のブレイクから2020年の活動転換まで、比較的短い期間に大きな変化があったことです。

また、2026年の共演は当時のメンバーが全員そろったブリリアンの再結成ではありません。コージと、別のお笑いトリオで活動するすがちゃん最高No.1が参加した特別な組み合わせでした。

【2020年以降】芸人引退の理由と藤原しおりの2026年現在

ブルゾンちえみの芸名で活動していた藤原史織は、2020年3月に所属事務所を退所し、本名で新たな活動を始めました。

突然の方向転換に驚いたファンも多かったものの、本人の過去のインタビューを読むと、単純に芸能活動を嫌になったという話ではありません。周囲からの期待と、自分自身が感じていた幸福との間にギャップが生まれていたことが背景にありました。

2020年3月に事務所を退所、本名で再出発

2020年3月18日、ブルゾンちえみは自身のSNSで、ワタナベエンターテインメントを同月31日付で円満退社すると発表しました。

同時に、今後は本名の「藤原史織」として活動する意思を表明しています。

当初は4月からイタリアへ留学する計画もありましたが、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受けて延期となりました。

この発表は芸名を変えるだけの話ではなく、芸人として築いたキャリアから離れ、自分が本当にやりたいことを優先するための転換でした。

芸人を辞めた理由は周囲の期待と自分の気持ちのギャップ

2021年5月、藤原しおりはカンテレ系『グータンヌーボ2』に出演し、芸人を辞めた理由について語りました。

RBB TODAYの報道によると、芸能界に入った当初は憧れの世界に入れた喜びがあったものの、活動を続けるうちに周囲からの評価と自分の実感が一致しなくなっていったといいます。

「みんなが『すごい』と言われることを何もしていないというモヤモヤが処理しきれなかった」

また、周囲から称賛されたり、収入を得たりすること自体は素晴らしいと認めながら、それが必ずしも幸せと一致するわけではないという考えも明かしました。

ブレイクによって仕事が増えた一方で、本人の中では不安や戸惑いが大きくなっていたのです。

この発言を踏まえると、2020年の決断は、人気がなくなったから芸人を辞めたという単純なものではありません。むしろ、成功した後に自分の人生をどう選択するかという問題に向き合った結果だったと考えられます。

2026年現在の藤原しおりは何をしている?

2026年現在、藤原しおりはブルゾンちえみ時代とは異なる名前とスタンスで活動しています。

2020年の改名後は、SNSを通じた発信などを続け、環境問題やSDGsに関する情報発信にも取り組んできました。BuzzFeed Japanの2020年のインタビューでも、環境や社会について自分のペースで発信していきたいという意向を語っています。

また、2024年3月には日本テレビ系『行列のできる相談所』に出演しており、芸人引退後もテレビとの接点が完全になくなったわけではありません。

2026年8月、35億ネタが約6年ぶりにステージに登場

2026年の大きな話題となったのが、8月15日に都内で開催されたワタナベエンターテインメントの事務所ライブ「WEL NEXT」「WEL」へのゲスト出演です。

ORICON NEWSによると、このステージには藤原しおりと元ブリリアンのコージが出演。加えて、お笑いトリオ・ぱーてぃーちゃんのすがちゃん最高No.1が加わり、新たなwith Bのような3人の組み合わせが実現しました。

元の相方だったダイキではなく、すがちゃんが参加したことも注目されたポイントです。

翌16日にはコージがSNSに3人の写真を公開。6年以上ぶりの共演として話題になりました。

この出来事は、ブルゾンちえみ時代のキャラクターやネタが、長い時間を経ても記憶に残っていたことを示しています。

ただし、この出演は事務所ライブへのゲスト参加です。恒常的な芸人復帰や、元ブリリアンを含めた正式なユニット再結成が発表されたという意味ではありません。

2026年11月時点で見るべきなのは、藤原しおりとしての活動を続けながら、過去の代表的なキャラクターとも一時的に再び向き合ったという点です。

【よくある質問】ブルゾンちえみの35億に関するFAQ

Q1:ブルゾンちえみの35億とはどういう意味ですか?
A1:地球上にいる男性の人数を大まかに表現した数字です。2016年10月頃の世界人口を約71億人とし、その半分を計算して生まれた決め台詞です。失恋した女性に、男性はほかにも大勢いると伝えるネタで使用されました。

Q2:35億と5000万はなぜセットになっているのですか?
A2:当時参照した世界人口約71億人を2で割ると35億5000万人になるためです。35億と5000万を別々に加算した統計ではなく、35億5000万人を区切って表現したものです。

Q3:ブルゾンちえみは2026年現在、芸人に復帰したのですか?
A3:2026年8月15日にワタナベエンターテインメントの事務所ライブに出演し、コージやすがちゃん最高No.1とともに、with Bを思わせるステージを披露しました。ただし、これはゲスト出演として報じられたもので、継続的な芸人活動への復帰発表とは区別する必要があります。

ブルゾンちえみの「35億」は、世界の男性人口を大まかに計算した数字から生まれました。最初はガムの種類を調べていたという意外な誕生秘話や、71億を2で割った35億5000万人という計算過程が、本人のテレビ出演によって明らかになっています。

加えて、オースティン・マホーンの「Dirty Work」、ブリリアンのコージとダイキによるwith B、キャリアウーマンという強烈なキャラクターが組み合わさり、2017年を代表する人気ネタへと成長しました。

その後、藤原しおりは2020年に芸人を卒業して本名での活動へ移行。2021年には自分の幸せを大切にするための決断だったと振り返っています。

そして2026年8月には、約6年以上の時を経て、元with Bのコージらと再びステージに立ちました。

【プロの結論】35億が長く愛される3つの理由

  • 数字の意外性:身近な失恋の悩みに、地球規模の数字を持ち込む発想が新鮮だった。
  • 演出の完成度:音楽、衣装、メイク、男性2人の立ち位置が一体となり、短時間で印象に残るネタになった。
  • 時代との相性:自信を持って振る舞う女性像が、多くの視聴者にとって爽快な存在として受け入れられた。

「35億」は単に大きな数字を叫ぶギャグではありません。言葉、音楽、人物の配置、時代の空気が重なって生まれた、完成度の高いエンターテインメントです。

ブルゾンちえみという芸名を卒業した藤原しおりの歩みも含めて振り返ると、このネタが2017年の一過性のブームを超えて、2026年にも話題になる理由が見えてきます。

「35億」という言葉が今も記憶されているのは、それだけ多くの人に強烈な印象を残した証しなのです。

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メーカーの公式スペックシートと実機検証を突き合わせて評価。ベンチマークは測定条件を明記し、自前計測値と公表値を区別して記載します。

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