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【守備位置とゴールデングラブ賞】外崎修汰は二塁手として復活できるのか

古谷 瑞穂 古谷 瑞穂 • 更新: • 公開: • 読了約 10 分
目次

外崎の大きな魅力は、打撃だけではなく守備と走塁にもある。

特に二塁手としての評価は高く、三井ゴールデン・グラブ賞を2020年と2022年の2度受賞している。いずれもパ・リーグの二塁手部門での受賞だ。

2026年の守備位置は二塁と一塁

2026年のNPB公式守備成績を見ると、外崎は一塁手として6試合、二塁手として17試合に出場している。

守備位置 出場試合 失策 守備率
二塁手 17 0 1.000
一塁手 6 0 1.000

二塁で17試合に出場して失策ゼロという数字は、守備面での安定感を示す材料になる。ただし、出場試合数は限られており、これだけで過去のゴールデングラブ賞受賞時と同等の守備力が維持されていると判断することはできない。

二塁のレギュラー争いにも変化

外崎を取り巻くチーム事情も変わっている。

2026年は滝澤夏央の台頭に加え、FAで加入した石井一成の存在もあり、二塁のポジション争いが激しくなった。日刊スポーツも、外崎が長年守ってきた二塁の競争環境が変化していることを報じている。

2025年には三塁や右翼を守る機会もあり、複数ポジションに対応する起用が続いていた。

外崎にとって、二塁手としての守備力は依然として強みだ。しかし、レギュラー復帰には守備だけでなく、打撃でスタメン起用に応えられる状態を取り戻す必要がある。

【海外FA権の行使は?】9月取得から10月31日の発言までを時系列で整理

外崎修汰

2026年オフの外崎修汰をめぐる最大の注目材料が、海外FA権だ。

外崎は2026年9月30日、故障者特例を含めて海外FA権の取得条件を満たした。2022年に国内FA権を行使して西武に残留して以来、再び大きな選択の機会を迎えたことになる。

2022年のFA宣言残留が前例にある

外崎は2022年にも国内FA権を取得している。

その際はFA権を行使したうえで西武への残留を決断。球団と新たに4年契約を結んだ。

当時、球団から必要な選手だと評価されたことや、ライオンズでプレーできる環境が残留の決め手になったと説明していた。

2026年は、その4年契約の最終年に当たる。

つまり今回の海外FA権取得は、単なる制度上の節目ではない。契約の区切りと重なるため、球団と本人の双方にとって重要なタイミングとなっている。

2026年9月30日と10月31日の発言を比較

FA権を取得した直後と、シーズン終了後の発言には注目すべき違いがある。

- 9月30日: 外崎はFA権を取得。行使については「全く考えていない」とし、リーグ戦への集中を強調した。
- 10月31日: 球団施設で自主練習を行い、海外FA権の行使について「未定です」と回答。
- 10月31日: 広池球団本部長とすでに話をしたことも明らかになった。

9月30日の発言はシーズン中のものであり、10月31日は全日程終了後の判断に関するものだ。発言の変化だけで移籍の意思が固まったと解釈するのは早い。

「未定です」

10月31日に報じられたこの短いコメントが、2026年11月3日現在の動向を理解するうえで最も重要な情報だ。

外崎修汰が海外FA権を行使する可能性は?

今後の選択肢は、大きく分けて次のように整理できる。

1. FA権を行使して西武に残留する

2022年と同じように、FA権を行使して残留する選択肢だ。これまでの西武での実績や、チームリーダーとしての役割を考えれば、十分に検討対象となる。

2. FA権を行使して海外球団への移籍を目指す

海外FA権は、海外球団との契約を目指すための権利でもある。ただし、外崎が海外球団から具体的なオファーを受けているという確定情報は、現時点で公表されていない。

3. FA権を行使せず、西武との契約交渉を進める

FA権を取得したからといって、必ず行使する必要はない。球団との条件交渉や来季の役割を踏まえて、権利を行使しない選択も考えられる。

現状では、いずれかの選択が決まったとはいえない。特に重要なのは、外崎本人がどのような役割を希望し、球団が来季の戦力構想でどのように評価するかという点だ。

【復活の可能性】外崎修汰が再び西武の主力になるための条件

2026年の成績だけを見ると、外崎の復活には厳しい見方も出てくる。しかし、過去の実績や守備力を踏まえると、今後の可能性が完全になくなったわけではない。

復活を考えるうえで重要なのは、次の3つだ。

1. 腰の状態を安定させ、年間を通じて出場できること

最優先の課題はコンディションだ。

2026年は腰の手術によって長期間チームを離れた。ファームでは復帰後に結果を残したものの、1軍では本来の状態を取り戻せなかった。

来季に向けては、短期間の好調よりも、継続して練習と試合に参加できる状態をつくることが重要になる。

2. 打率だけでなく出塁率と長打率を改善すること

2026年のOPS.474は、打撃面で改善すべき点が多いことを示している。

かつての外崎は、26本塁打を記録した2019年のように、長打で試合の流れを変えられる選手だった。

ただし、復活に必要なのは本塁打数だけではない。出塁率を高め、二塁打や長打を増やし、打線の中で得点機会を生み出せる状態に戻ることが求められる。

3. 二塁を中心にチーム内での役割を確立すること

守備面では、2026年も二塁で失策ゼロという記録を残している。

ゴールデングラブ賞を2度受賞した経験もあり、内野守備の経験値は外崎の大きな資産だ。

一方、滝澤夏央や石井一成との競争がある以上、過去の実績だけでレギュラーの座を確保できるわけではない。

打撃の回復と守備の安定を両立させ、スタメンとして起用する価値を示せるかが焦点になる。

【プロの結論】外崎修汰の評価は2026年の打率だけで決められない

外崎の2026年は、打率.167、OPS.474という厳しい数字に終わった。しかし、腰の手術による離脱、復帰後の不振、ポジション争いという複数の事情が重なっている。

今後の評価では、次の3つを分けて見る必要がある。

- 選手としての実績: 2019年の26本塁打、90打点、2020年・2022年のゴールデングラブ賞。
- 現在の状態: 腰の故障からの回復と、1軍での打撃成績。
- 今後の選択: 海外FA権の行使、球団との契約、来季の守備位置と出場機会。

外崎には実績がある一方、現在の西武には二塁の競争環境という現実もある。

したがって、復活の可能性を判断する際は、過去のタイトルだけでも、今季の打率だけでもなく、コンディションと来季の起用方針を合わせて見ることが大切だ。

【外崎修汰の現在と今後】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:外崎修汰の2026年最新成績は?

A1:2026年シーズンは35試合に出場し、打率.167、16安打、2本塁打、9打点、OPS.474だった。

Q2:外崎修汰は2026年に海外FA権を取得した?

A2:取得している。2026年9月30日に故障者特例を含めて取得条件を満たした。10月31日時点では、行使するかどうかについて「未定です」とコメントしている。

Q3:外崎修汰はゴールデングラブ賞を何回受賞した?

A3:二塁手部門で2020年と2022年の2回受賞している。

Q4:外崎修汰の2025年と2026年の成績はどう違う?

A4:2025年は115試合、打率.234、5本塁打、34打点、OPS.627。2026年は35試合、打率.167、2本塁打、9打点、OPS.474で、いずれも低下した。

Q5:外崎修汰はどこの大学出身?

A5:岩手県の富士大学出身。大学時代は二塁手として活躍し、2014年のドラフトで西武から3位指名を受けた。

2026年の外崎修汰は、腰の手術と長期離脱の影響もあり、35試合、打率.167、2本塁打、9打点、OPS.474という厳しい成績に終わった。

一方、2019年の26本塁打、90打点、2度のゴールデングラブ賞、2019年プレミア12の日本代表選出など、これまでに築いた実績は大きい。

海外FA権については9月30日に取得し、10月31日時点で行使の判断は「未定です」。2022年にはFA宣言後に西武残留を選んだ経緯もあり、今回も球団との交渉が重要な意味を持つ。

今後、特に注目したいのは以下の3点だ。

1. 海外FA権の行使判断: 西武残留か、海外挑戦か、それとも権利を行使しないのか。
2. 腰の故障からの復活: 継続的に1軍でプレーできるコンディションを取り戻せるか。
3. 二塁手としてのポジション争い: 滝澤夏央や石井一成との競争の中で、再び主力として定着できるか。

外崎修汰にとって2026年オフは、選手としての今後を左右する重要な節目となる。FA権の動向とともに、打撃と守備の両面でどこまで本来の力を取り戻せるかが、2027年シーズンに向けた最大の注目点だ。

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古谷 瑞穂
トレンドリサーチャー 古谷 瑞穂
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