2026年の大谷選手を語るうえで避けられないのが、右上腕二頭筋と左膝の負傷だ。
右上腕二頭筋の炎症が投打に与えた影響MLB公式の負傷経過報道によると、左膝の問題は6月11日に表面化した。7月3日の登板後には右上腕二頭筋にも違和感が生じ、この登板が2026年最後のマウンドとなった。
7月25日には投球を一時停止。その後、8月8日からキャッチボールを含む段階的な投球再開プログラムに入った。
しかし、投球調整を進める一方で、打撃成績にも影響が現れた。MLB公式の分析では、8月8日以降のレギュラーシーズン最終29試合で打率.205、OPS.666にとどまっている。
9月の負傷者リスト入りから復帰まで9月11日、大谷選手は左膝と右上腕二頭筋の問題によって15日間の負傷者リストに入った。
9月19日にはコーチ投球による打撃練習を実施。デーブ・ロバーツ監督は、直近数日間の調整が生産的に進んでいると説明していた。
そして9月23日、負傷者リストから復帰。残りのレギュラーシーズンでは指名打者として起用され、投手としてではなく打者として実戦感覚を取り戻す方針が採られた。
復調報道をどう評価するべきかここで注意したいのが、「試合に復帰したこと」と「完全復調したこと」は同じではないという点だ。
ロイター通信の10月3日付報道では、負傷者リストから戻った後のレギュラーシーズン5試合は21打数5安打、打率.238だったと伝えられている。
また、ポストシーズン開幕前の本人の説明では、右上腕二頭筋と左膝の問題について、根本的な原因を十分につかめておらず、オフシーズンに時間をかけて対処する考えが示されていた。
つまり、2026年秋の復帰は打者としての実戦復帰であり、投打ともに完全な状態に戻ったという意味ではない。
【ポストシーズン速報】大谷翔平の成績とドジャース敗退の真相
2026年のポストシーズンは、大谷選手にとって厳しい結果となった。
レギュラーシーズンで打率.275、30本塁打を記録したものの、ポストシーズンでは打撃の調子を十分に取り戻せなかった。
2026年ポストシーズン打撃成績| 項目 | 成績 |
|---|---|
| 出場試合 | 8 |
| 打数 | 26 |
| 安打 | 5 |
| 打率 | .192 |
| 本塁打 | 1 |
| 打点 | 3 |
| 盗塁 | 1 |
| 出塁率 | .323 |
| OPS | .631 |
ポストシーズンでの唯一の本塁打は、ナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦で記録したものだった。約2か月ぶりの本塁打となったが、ドジャースの反撃を継続させるには至らなかった。
投手としては、ポストシーズンでの登板はなかった。右上腕二頭筋と左膝の問題を抱え、2026年は打者に専念する形での出場だった。
ドジャースはブルワーズに4連敗ドジャースはナ・リーグ地区シリーズでブレーブスを3勝1敗で下したものの、リーグ優勝決定シリーズではブルワーズに4連敗。シリーズ成績0勝4敗で敗退した。
| 試合 | 結果 |
|---|---|
| 第1戦 | ブルワーズ 2-1 ドジャース |
| 第2戦 | ブルワーズ 7-4 ドジャース |
| 第3戦 | ブルワーズ 6-2 ドジャース |
| 第4戦 | ブルワーズ 6-4 ドジャース |
2026年のドジャースは3連覇を目指していたが、ブルワーズに阻まれた。大谷選手自身も故障の影響を残したままシーズンを終えている。
なお、2026年のワールドシリーズはブルワーズがレイズを4勝1敗で下して制覇した。
【MVP受賞の可能性と2027年展望】大谷翔平の次なる目標
2026年の大谷選手は、過去の圧倒的なMVPシーズンと比べると、打撃・投球の両面で稼働期間が限られた。
それでも、打率.275、30本塁打、81打点に加え、防御率1.79という成績は、二刀流選手として際立っている。
MVP争いのライバルは誰?今回のナ・リーグMVP候補で最大のライバルと目されるのは、カブスのピート・クロウ=アームストロングだ。
MLB公式の選出報道では、クロウ=アームストロングは40本塁打・40盗塁を達成した選手として紹介されている。
一方、ブルワーズのブライス・トゥラングも最終候補入りを果たした。
大谷選手は過去に通算4度のMVPを獲得し、3年連続で満票受賞した実績を持つ。今回も候補入りしたことで、6シーズン連続の最終候補入りとなった。
ただし、MLB公式はクロウ=アームストロングが優勢との見方を示している。大谷選手の受賞が決まったわけではなく、候補入りと受賞を区別しておく必要がある。
2027年の二刀流復活に向けた課題2026年10月19日付のドジャース公式報道では、大谷選手が2027年に完全な二刀流体制へ戻ることを目指していると伝えられた。
シーズン終了後には、治療方法やトレーニングプログラムを改めて検討する考えも示している。
来季に向けて注目される要点は次の3つだ。
1. 右上腕二頭筋の状態: 投球時と打撃時の負担をどのように管理するか。
2. 左膝の回復: 投球動作や走塁を含めた身体機能を取り戻せるか。
3. 投打の負荷配分: 登板間隔と打者としての出場頻度をどう調整するか。
特に重要なのは、投手としての登板数を増やすことだけを目標にしないことだ。打者としてのパフォーマンスを維持しながら、投手としても年間を通して安定した稼働を実現できるかが、本当の意味での二刀流復活を判断する基準になる。
【今日の大谷翔平速報】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年11月4日の大谷翔平の試合はありますか?
A1:11月4日時点でドジャースの2026年シーズンは終了しています。ポストシーズンもブルワーズに敗退しており、本日の公式戦出場や試合速報はありません。
Q2:大谷翔平の2026年のホームラン数は何本ですか?
A2:レギュラーシーズンは30本です。ポストシーズンでは1本を追加しており、シーズン別の成績を確認する際は両者を区別する必要があります。
Q3:2026年の大谷翔平の投手成績は?
A3:14試合に先発し、8勝2敗、防御率1.79、85回2/3、95奪三振、WHIP0.95です。7月3日以降は登板していません。
Q4:大谷翔平は2026年のナ・リーグMVPを受賞しましたか?
A4:11月4日時点では受賞者は未発表です。大谷選手はピート・クロウ=アームストロング、ブライス・トゥラングとともに最終候補に選ばれています。発表予定日は11月12日です。
Q5:右上腕二頭筋の炎症は完治しましたか?
A5:2026年11月4日時点で、完全復調や投手としての復帰が確定したという公式発表は確認できません。シーズン終了後に治療やトレーニング方法を見直す方針が報じられています。
Q6:大谷翔平は2027年に二刀流へ復帰しますか?
A6:2027年に本格的な二刀流体制へ戻ることを目指しているとドジャース公式メディアが報じています。ただし、具体的な復帰時期や登板計画は別途確認が必要です。
2026年11月4日の大谷翔平速報で押さえておきたいのは、30本塁打と防御率1.79という二刀流の実績、そしてナ・リーグMVP最終候補入りだ。
負傷によって7月3日以降の登板がなくなり、9月には負傷者リスト入りも経験した。打者としてポストシーズンに復帰したものの、打率.192という結果に終わり、ドジャースもリーグ優勝決定シリーズで敗退している。
それでも、投打の両方で高い能力を示したシーズンだったことに変わりはない。
今後の注目日程は以下のとおりだ。
- 11月12日(米国時間): ナ・リーグMVP受賞者発表。
- 2026年オフ: 右上腕二頭筋と左膝の治療・トレーニングの見直し。
- 2027年シーズン: 本格的な二刀流復帰への挑戦。
大谷翔平の2026年を評価する際には、30本塁打という数字だけでも、防御率1.79という数字だけでも不十分だ。打者と投手の両方でどれほど貢献し、故障によって何が制限されたのかを合わせて見ることが大切である。
次に注目すべきなのはMVPの受賞結果、そして健康な状態で再び投打に挑む大谷翔平の2027年だ。
主な情報源:MLB公式選手成績、MLB公式ニュース(2026年11月3日・10月19日・9月19日)、ロイター通信(2026年10月3日)。成績は2026年シーズン終了時点。