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【ランキングの算出方法】世界カーリング連盟は何を評価している?

一条 隼人 一条 隼人 • 更新: • 公開: • 読了約 12 分
目次

カーリングの世界ランキングを正しく理解するには、ポイントの計算方法を知る必要がある。

世界カーリング連盟(World Curling)が公表する国別ランキングは、単純な勝率ランキングではない。過去の国際大会の実績を複数シーズンにわたって評価する仕組みになっている。

国別ランキングは過去4シーズンの成績で決まる

世界カーリング連盟の公式説明によると、加盟協会には競技種目ごとにシーズン単位でポイントが付与される。

主な対象は世界選手権や予選大会で、冬季オリンピック・パラリンピックの開催シーズンには、出場した加盟協会に追加ポイントも与えられる。

特徴的なのは、過去の成績をそのまま残すのではなく、時間の経過に応じて評価割合を減らすことだ。


国別ランキングのポイント評価割合
{#each [{year:"当該シーズン",rate:100},{year:"1シーズン前",rate:75},{year:"2シーズン前",rate:60},{year:"3シーズン前",rate:40}] as item}


{item.year}

{item.rate}%

カーリング世界ランキング女子






{/each}
過去3シーズン分は評価割合を段階的に減らす。

最終的には、4シーズン分のポイント合計を、その期間に獲得可能だった最大ポイントで割り、100を掛けて百分率に換算する。

つまり、84.651ポイントという数字は、一大会で84.651点を獲得したという意味ではない。複数シーズンの成績を反映した正規化スコアだ。

この仕組みは2006年に導入され、世界カーリング連盟によって管理されている。

世界選手権の結果がランキングに与える影響

女子カーリングでは、世界選手権のような大規模国際大会で好成績を残すことが、国別ランキングを押し上げる要因になる。

例えば、2026年の世界女子選手権ではスイスが優勝、日本が4位だった。

こうした大会の順位は加盟協会の評価に反映される。加えて、過去の大会成績も一定割合で残るため、あるシーズンに好成績を残した国が、翌シーズンにすぐ順位を落とすとは限らない。

逆に、過去に高い成績を残した国でも、そのポイントの評価割合が下がれば、順位を維持するには新しい大会で結果を出す必要がある。

【2026-2027シーズン】女子カーリングのチーム別ランキング最新動向

国別ランキングと並んで注目したいのが、World Curling Team Ranking System(WCTRS)だ。

これは世界カーリング連盟が公式制度として採用しているチーム別ランキングで、実際の競技チームの成績を評価する。

ランキングの運営・管理はCurlingZoneが世界カーリング連盟に代わって担当している。

2026年11月のチーム別世界ランキング

2026年11月3日時点の女子チームランキングでは、韓国のEun ji Gimが349.382ポイントで首位に立っている。

続いてスイスのXenia Schwallerが314.825ポイント、カナダのKerri Einarsonが302.225ポイントで上位を形成している。

日本勢ではMiku Nihiraが252.700ポイントで7位、Miyu Uenoが239.725ポイントで9位。Satsuki Fujisawaも13位につけている。

ここから分かるのは、日本には国別5位という評価を支える複数の有力チームが存在するということだ。

WCTRSの要点はどのように決まる?

チーム別ランキングは、大会で優勝すれば必ず同じポイントがもらえる仕組みではない。

大会の規模、出場チームの強さ、大会自体の重要性などを考慮した「Strength of Field Multiplier(SFM)」が使われる。

2026-2027シーズンの基本要点は次のように設定されている。

- 優勝:7.50 × SFM
- 準優勝:5.50 × SFM
- 3位・4位:4.25 × SFM
- 5位~8位:3.00 × SFM

世界選手権にはSFM11.0が設定されている。したがって、同じ優勝でも一般的なツアー大会より高いポイントを獲得できる場合がある。

また、チームの年間ランキングには、そのシーズンの成績上位8大会が採用される。前年の要点はシーズンが進むにつれて評価割合が低下する。

2026-2027シーズンに導入された新しい仕組み

2026-2027シーズンは、チームランキング制度にも変更が加えられた。

世界カーリング連盟は、従来の総合ランキングに加えて、男子・女子の競技を3つの大会シリーズに分けて評価する仕組みを導入した。

- Champion Series: 世界選手権、欧州選手権、世界選手権予選、国内選手権、グランドスラム大会などを対象とする。
- Elite Series: SFMが4.0~8.0のツアー大会を対象とする。
- Challenger Series: SFMが3.9以下のツアー大会を対象とする。

各シリーズでは、シーズン内の上位5大会の結果を採用する。

これにより、世界選手権などの最高峰大会での実績と、国際ツアーでの継続的な活躍を、より細かく比較できるようになった。

11月4日時点では、総合ランキングは10月27日から11月16日までの集計段階にある。この期間は当該シーズンの上位4大会と、2025-2026シーズンのポイントの50%が反映される。

11月17日以降は当該シーズンの採用大会数が5大会に増え、前年分の評価割合は37.5%に変更される。

したがって、2026年11月のチーム別順位は確定的な年間最終順位ではなく、シーズン途中の成績として見る必要がある。

【歴代ランキングから見る勢力図】スイス・カナダ・韓国・日本の変化

カーリング女子の歴代世界ランキングを考える場合、単に現在の順位だけでなく、過去のシーズンとの比較が役立つ。

世界カーリング連盟の2024-2025年度年次報告書に掲載された女子国別ランキングでは、次のような順位だった。

- 1位:スイス(89.851ポイント)
- 2位:カナダ(83.284ポイント)
- 3位:韓国(55.925ポイント)
- 4位:スウェーデン(46.567ポイント)
- 5位:日本(36.836ポイント)

2026年11月のランキングと比較すると、スイスとカナダは上位2か国を維持している。一方、スウェーデンが韓国を上回って3位に浮上した。

日本は5位を維持しているものの、表示要点は36.836から31.442に変化している。

日本は世界トップ5を維持できるのか

日本の課題は、世界選手権などの大舞台で安定して上位に入ることと、国際大会で活躍できるチームを継続的に育成することにある。

2026年の世界選手権で日本が4位に入ったことは、国際競争力を示す好材料だ。

一方、スイスやカナダは国別ランキングでも上位に位置し、チーム別ランキングでも複数の有力チームを送り込んでいる。

日本が今後さらに順位を上げるには、特定のチームだけに頼るのではなく、国内の複数チームが世界選手権や国際ツアーでポイントを獲得できる環境を整えることが重要になる。

また、歴代ランキングを見るときには注意点もある。

国別ランキングは過去4シーズンの成績を評価するため、2006年からのすべての実績を積み上げた生涯ランキングではない。過去の順位と現在の順位を比べる際は、対象シーズンと集計基準をそろえる必要がある。

【カーリング女子世界ランキング】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:2026年の女子カーリング世界ランキングで日本は何位?

日本は世界カーリング連盟の国別ランキングで5位、31.442ポイント。スイス、カナダ、スウェーデン、韓国に続く順位となっている。2026年11月4日に確認できる公式掲載値だ。

Q2:女子カーリングの世界ランキング1位はどこの国?

2026年11月4日時点ではスイスが1位で、84.651ポイント。2026年3月の世界女子カーリング選手権でも優勝している。

Q3:国別ランキングとチーム別ランキングは何が違う?

国別ランキングは、世界選手権などの国際大会の成績を基に各国・地域の加盟協会を評価するもの。チーム別ランキングは、個々のチームが世界選手権やグランドスラム、ツアー大会などで獲得したポイントを基に評価するものだ。

Q4:2026-2027シーズンの日本女子チームで上位なのは?

2026年11月3日時点のチーム別ランキングでは、Miku Nihiraが7位、Miyu Uenoが9位、Satsuki Fujisawaが13位。日本勢が複数の順位に入っている。

Q5:カーリング女子の世界ランキングは毎年変わる?

変わる。国別ランキングは過去4シーズンの成績を加重して評価し、チーム別ランキングは大会ごとの獲得ポイントと前年成績の評価割合を組み合わせて更新される。特にチーム別ランキングはシーズン中にも順位が動く。

2026年11月4日時点の女子カーリング国別世界ランキングは、スイスが84.651ポイントで首位。カナダ、スウェーデン、韓国が続き、日本は31.442ポイントで5位となっている。

日本は2026年3月の世界女子カーリング選手権でも4位に入り、国際舞台での競争力を示した。チーム別ランキングでもMiku Nihira、Miyu Ueno、Satsuki Fujisawaらが上位に入り、日本の選手層の厚さがうかがえる。

今後のランキングを見る際には、次の3点を押さえておきたい。

1. 国別ランキング: 日本が世界トップ5を維持し、上位4か国との差を縮められるか。
2. チーム別ランキング: 日本の複数チームが世界のトップ10に食い込めるか。
3. 2026-2027シーズン: 新しい大会シリーズ制度によって、強豪国と日本勢の順位がどう変化するか。

ランキングは単なる数字ではなく、各国の競技力、選手層、国際大会での継続的な成果を映す指標だ。日本女子カーリングが世界の頂点に近づくためには、世界選手権での上位進出と、複数チームによる安定した国際競争力が鍵を握る。

2026-2027シーズンの今後の順位変動にも注目したい。

主な情報源:世界カーリング連盟(World Curling)公式世界ランキング・ランキング算出規則・2026年世界女子選手権公式記録、日本カーリング協会、CurlingZoneのチーム別ランキング。国別順位は2026年11月4日、チーム別順位は2026年11月3日の確認値。

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メーカーの公式スペックシートと実機検証を突き合わせて評価。ベンチマークは測定条件を明記し、自前計測値と公表値を区別して記載します。

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