2026年の春と夏では、開催期間だけでなく、出場校の決まり方や組み合わせ抽選の仕組みにも違いがある。
まず押さえたいのは、春の第98回選抜大会は32校による招待・選抜大会、夏の第108回選手権大会は地方大会を勝ち抜いた49代表校による全国大会という点だ。
2026年春夏の大会スケジュール| 項目 | 春のセンバツ | 夏の甲子園 |
|---|---|---|
| 大会名 | 第98回選抜 | 第108回選手権 |
| 開催期間 | 3月19~31日 | 8月5~22日 |
| 会場 | 阪神甲子園球場 | 阪神甲子園球場 |
| 出場校 | 32校 | 49校 |
| 抽選会 | 3月6日 | 8月1日 |
| 抽選方式 | 事前抽選 | オンライン抽選 |
| 準々決勝 | 3月27日 | 8月18日 |
| 準決勝 | 3月29日 | 8月20日 |
| 決勝 | 3月31日 | 8月22日 |
| 優勝校 | 大阪桐蔭 | 智辯和歌山 |
| 準優勝校 | 智辯学園 | 健大高崎 |
| 決勝スコア | 7-3 | 4-3 |
出典:日本高等学校野球連盟の2026年大会日程・大会結果。
春のセンバツは3月19日開幕、3月31日に決勝第98回選抜高等学校野球大会は、2026年3月19日(木)に開幕した。
開会式は午前9時01分から行われ、第1試合は午前10時35分開始。大会は準々決勝翌日と準決勝翌日の休養日を挟み、3月31日(火)に決勝を迎えた。
| 日付 | 大会日程 |
|---|---|
| 3月19日 | 開会式・1回戦 |
| 3月20~24日 | 1回戦・2回戦 |
| 3月25~26日 | 2回戦 |
| 3月27日 | 準々決勝 |
| 3月28日 | 休養日 |
| 3月29日 | 準決勝 |
| 3月30日 | 休養日 |
| 3月31日 | 決勝・閉会式 |
第108回全国高等学校野球選手権大会は、8月5日(水)から22日(土)まで開催された。
開会式は8月5日午後4時から。第1試合は午後5時39分に始まった。
夏の大会では、選手の負担軽減や暑さ対策として、8月7日から12日まで観客の入れ替えを伴う2部制が実施された。
| 日付 | 大会日程 |
|---|---|
| 8月5~6日 | 開会式・1回戦 |
| 8月7~10日 | 1回戦・2回戦 |
| 8月11~14日 | 2回戦 |
| 8月15~16日 | 3回戦 |
| 8月17日 | 休養日 |
| 8月18日 | 準々決勝 |
| 8月19日 | 休養日 |
| 8月20日 | 準決勝 |
| 8月21日 | 休養日 |
| 8月22日 | 決勝・閉会式 |
春と夏の大きな違いは、出場校の選考方法にもある。春は秋季大会の成績や試合内容などを踏まえて選考委員会が出場校を決定する。一方、夏は47都道府県で地方大会を行い、北海道と東京をそれぞれ2地区に分けた計49代表校が甲子園に進む。
【春の甲子園2026】第98回センバツの組み合わせと勝ち上がり

2026年春のセンバツで最も大きな注目を集めたのは、大阪桐蔭の優勝だった。
同校は2年ぶり16回目の出場。決勝で奈良県の智辯学園を7-3で破り、4年ぶり5回目の優勝を達成した。
組み合わせ抽選会は3月6日に実施第98回選抜大会の組み合わせ抽選会は、3月6日(金)午前9時から毎日新聞大阪本社オーバルホールで開催された。
学校代表者と主将が立ち会い、各校の初戦を決定。同一地区の学校が初戦で対戦することを避けるなど、必要に応じた抽選方法が設けられていた。
春の大会は出場32校によるトーナメント方式。最初の抽選で大会全体の対戦経路を確認できるため、優勝候補がどのブロックに入ったかも大きな見どころとなった。
準々決勝から決勝までの対戦カード春の大会後半では、実力校同士の接戦が相次いだ。
特に智辯学園が花咲徳栄を相手に見せた逆転劇は、2026年センバツを象徴する試合の一つだった。
3月27日・準々決勝
- 中京大中京 2-1 八戸学院光星
- 智辯学園 12-8 花咲徳栄
- 専大松戸 2-1 山梨学院
- 大阪桐蔭 4-3 英明
智辯学園は序盤に8点を失いながら、打線が反撃して12-8で逆転勝利。大阪桐蔭も英明との接戦を制し、準決勝に進んだ。
3月29日・準決勝
- 中京大中京 1-2 智辯学園
- 専大松戸 2-3 大阪桐蔭
智辯学園は中京大中京との接戦を2-1で制した。大阪桐蔭も専大松戸に3-2で競り勝ち、決勝進出を決めた。
両試合とも1点差。春の頂点を懸ける最終カードは、大阪桐蔭対智辯学園となった。
3月31日の決勝は大阪桐蔭が7-3で勝利決勝は3月31日午後0時30分に開始された。
対戦したのは大阪桐蔭と智辯学園。試合は大阪桐蔭が2回に先制し、3回にも追加点を挙げる展開となった。
智辯学園も反撃したが、大阪桐蔭は7回に4点を追加。最終的に7-3で勝利した。
- 開催日:2026年3月31日
- 対戦カード:大阪桐蔭-智辯学園
- 試合結果:7-3
- 優勝:大阪桐蔭
- 準優勝:智辯学園
- 優勝回数:4年ぶり5回目
この優勝によって、大阪桐蔭は春の選抜大会で再び頂点に立った。
【夏の甲子園2026】第108回選手権の抽選結果とトーナメント
夏の第108回全国高等学校野球選手権大会では、智辯和歌山と健大高崎が決勝まで勝ち上がった。
大会全体を振り返るうえで見逃せないのが、8月1日に実施されたオンライン抽選会と、3回戦終了後に行われた準々決勝以降の組み合わせ決定だ。
夏の組み合わせ抽選会は8月1日午後5時2026年の夏の甲子園では、8月1日(土)午後5時からオンラインで組み合わせ抽選会が行われた。
この年は従来のように代表校が大阪の会場に一堂に集まる形式ではなく、オンライン方式が採用された。
加えて、抽選方式にも特徴があった。
- 8月1日の抽選で3回戦までの組み合わせを決定
- 南北北海道、東西東京の代表同士は初戦で対戦しない方式
- 準々決勝以降は3回戦を勝ち上がったチームの主将が抽選
- 準々決勝、準決勝、決勝の対戦経路は大会途中で確定
チームや学校応援団が準備期間を確保できるようにすることも、オンライン抽選導入の目的として説明されていた。
2026年夏の注目対戦カードと勝ち上がり大会序盤から注目校が登場した。
開幕日の8月5日には、札幌日大と仙台育英が対戦。仙台育英が3-1で勝利した。
そして大会後半では、天理、智辯和歌山、横浜、健大高崎が準々決勝を突破し、4強に進出した。
8月18日・準々決勝
| 対戦カード | 結果 |
|---|---|
| 天理-三重 | 7-0 |
| 仙台育英-智辯和歌山 | 3-11 |
| 花巻東-横浜 | 0-6 |
| 健大高崎-有明 | 1-0 |
智辯和歌山は仙台育英に11-3で勝利。横浜も花巻東を6-0で下した。
天理は三重を7-0で破り、健大高崎は有明との接戦を1-0で制した。
8月20日の準決勝は智辯和歌山と健大高崎が突破準決勝は8月20日(木)に実施された。
第1試合では智辯和歌山が横浜と対戦。序盤から得点を重ね、7-1で勝利した。
第2試合では天理と健大高崎が激突。健大高崎が1-0で勝利し、決勝進出を決めた。
| 試合 | 対戦カード | 結果 |
|---|---|---|
| 準決勝第1試合 | 智辯和歌山-横浜 | 7-1 |
| 準決勝第2試合 | 天理-健大高崎 | 0-1 |
智辯和歌山は攻撃力を見せつけ、健大高崎は1点を守り切る展開で決勝に進んだ。異なる勝ち上がり方をした両校が、最後の一戦で対決することになった。
8月22日の決勝は智辯和歌山が4-3で優勝2026年8月22日(土)の決勝は、智辯和歌山と健大高崎の対戦となった。
智辯和歌山は2回に2点を先制。健大高崎も5回と8回に得点し、8回終了時点では3-2と逆転していた。
しかし、その裏に智辯和歌山が2点を奪い返し、再逆転。最終スコアは4-3となった。
第108回全国高等学校野球選手権大会・決勝
智辯和歌山
4
VS
健大高崎
3
2026年8月22日・阪神甲子園球場/試合開始10時02分
智辯和歌山が5年ぶり4度目の全国制覇
健大高崎は6回目の出場で初優勝を目指したが、あと一歩届かなかった。一方の智辯和歌山は5年ぶり4度目の優勝を達成。2026年夏の甲子園を締めくくる結果となった。
【甲子園出場校一覧】2026年夏の49代表校と春夏の注目校
夏の甲子園には全国49代表校が出場した。北海道と東京がそれぞれ2地区に分かれるため、47都道府県から49校が選ばれる仕組みだ。
以下が日本高等学校野球連盟の代表校一覧に掲載された49校である。
北海道・東北- 北北海道:白樺学園
- 南北海道:札幌日大
- 青森:青森山田
- 岩手:花巻東
- 秋田:横手
- 山形:鶴岡東
- 宮城:仙台育英
- 福島:東日大昌平
- 茨城:霞ケ浦
- 栃木:佐野日大
- 群馬:健大高崎
- 埼玉:花咲徳栄
- 千葉:拓大紅陵
- 東東京:関東第一
- 西東京:八王子実践
- 神奈川:横浜
- 山梨:東海大甲府
- 長野:松商学園
- 新潟:日本文理
- 富山:高岡商
- 石川:遊学館
- 福井:敦賀気比
- 静岡:聖隷クリストファー
- 愛知:享栄
- 岐阜:中京
- 三重:三重
- 滋賀:八幡商
- 京都:立命館宇治
- 奈良:天理
- 和歌山:智辯和歌山
- 大阪:履正社
- 兵庫:社
- 岡山:岡山学芸館
- 鳥取:鳥取城北
- 広島:福山
- 島根:立正大淞南
- 山口:高川学園
- 香川:英明
- 愛媛:新田
- 徳島:鳴門渦潮
- 高知:明徳義塾
- 福岡:東筑
- 佐賀:佐賀商
- 長崎:長崎日大
- 熊本:有明
- 大分:大分商
- 宮崎:日南学園
- 鹿児島:神村学園
- 沖縄:沖縄尚学
2026年の春夏を振り返る際、特に整理しておきたいのが、優勝校と準優勝校の関係だ。
| 学校・大会 | 所属 | 2026年の実績 | 関係性 |
|---|---|---|---|
| 大阪桐蔭 | 大阪 | 春優勝 | 第98回センバツ王者 |
| 智辯学園 | 奈良 | 春準優勝 | 春の決勝進出校 |
| 智辯和歌山 | 和歌山 | 夏優勝 | 第108回選手権王者 |
| 健大高崎 | 群馬 | 夏準優勝 | 夏の決勝進出校 |
| 横浜 | 神奈川 | 夏ベスト4 | 夏の準決勝進出校 |
| 天理 | 奈良 | 夏ベスト4 | 夏の準決勝進出校 |
| 専大松戸 | 千葉 | 春ベスト4 | 春の準決勝進出校 |
| 中京大中京 | 愛知 | 春ベスト4 | 春の準決勝進出校 |
ここで注意したいのが、智辯学園と智辯和歌山は別の学校という点だ。
智辯学園は奈良県の学校で、2026年春のセンバツで準優勝。智辯和歌山は和歌山県の学校で、2026年夏の選手権で優勝した。
名称が似ているため混同されやすいが、春と夏で異なる学校が決勝に進出している。
また、大阪桐蔭は春の王者、智辯和歌山は夏の王者という結果になった。両校の優勝実績を混同せず、大会別に整理することが年間の高校野球を正確に振り返るポイントとなる。
【雨天順延・変更日程】2026年夏の甲子園で何が変わった?
甲子園の日程を確認する際、当初発表されたスケジュールと実際の試合結果が異なるケースには注意したい。
2026年の夏の大会でも、8月12日に予定されていた試合の一部が翌13日に順延された。
8月12日から13日への順延日本高等学校野球連盟の公式日程では、8月12日の第3試合に予定されていた2回戦が、8月13日に順延されたことが記録されている。
そのため、実際の試合結果を調べる場合には、当初の予定表だけでなく、変更後の日程と各日の試合結果を確認する必要がある。
準々決勝以降の休養日にも注目2026年夏の大会では、準々決勝翌日の8月19日、準決勝翌日の8月21日が休養日として設けられた。
また、3回戦2日目の翌日である8月17日も休養日だった。
このような休養日は、選手のコンディション管理と試合日程の運営に関わる重要な要素だ。
雨天順延が発生すると、予定されていた休養日の取り扱いや決勝の日程にも影響する可能性がある。大会観戦では、日付だけでなく、休養日と順延情報も合わせて確認したい。
試合結果を調べるときの3つの確認ポイント1. 大会公式の日程を確認する: 当初の予定と変更後の予定を区別する。
2. 試合結果の掲載日を確認する: 順延後の試合がどの日に行われたかを確認する。
3. トーナメント表の更新を確認する: 勝ち上がりによって準々決勝以降の対戦相手が決まるため、古い組み合わせ表だけで判断しない。
日本高等学校野球連盟の公式大会ページでは、日程、組み合わせ、代表校、各試合の結果を大会別に確認できる。
【プロの結論】2026年の甲子園から読み解く春夏の違いと勝ち上がり
2026年の春夏を比較すると、両大会の性格の違いがはっきり見えてくる。
春のセンバツは、秋季大会から冬の鍛錬を経て成長したチームが全国の舞台に集う大会だ。大阪桐蔭は接戦を勝ち抜き、決勝で智辯学園を破った。
一方、夏の選手権は、各都道府県の代表校が全国の頂点を目指す大会である。49校が参加し、智辯和歌山が健大高崎との決勝を制した。
春の大会で注目したいポイント- 秋季大会からの成長が結果にどう表れたか
- 選抜された32校の実力差
- トーナメントの組み合わせと準々決勝以降の対戦
- 冬場の練習を経たチームの投打の完成度
- 地方大会を勝ち抜いた49代表校の勢い
- 強豪校同士が早い段階で対戦する可能性
- 2部制や休養日を含む大会運営
- 準々決勝以降の再抽選による対戦カードの変化
2026年の結果は、春の大阪桐蔭、夏の智辯和歌山という異なる優勝校が誕生した点でも興味深い。
勝ち上がり表を見るときは、優勝校だけでなく、どの学校を倒して決勝に進んだのかを確認すると、大会の流れがより立体的に理解できる。
【甲子園日程・組み合わせ2026】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年の春のセンバツはいつ開催されましたか?
第98回選抜高等学校野球大会は、2026年3月19日から31日まで開催されました。決勝は3月31日で、大阪桐蔭が智辯学園に7-3で勝利しました。
Q2:2026年夏の甲子園の組み合わせ抽選会はいつでしたか?
8月1日(土)午後5時からオンラインで実施されました。3回戦までの組み合わせが決まり、準々決勝以降は勝ち上がったチームの主将による抽選で決まりました。
Q3:2026年夏の甲子園の優勝校はどこですか?
和歌山県代表の智辯和歌山です。8月22日の決勝で群馬県代表の健大高崎を4-3で破り、5年ぶり4度目の優勝を達成しました。
Q4:2026年春のセンバツで優勝した学校はどこですか?
大阪府代表の大阪桐蔭です。奈良県の智辯学園を7-3で破り、4年ぶり5回目のセンバツ優勝を果たしました。
Q5:春の智辯学園と夏の智辯和歌山は同じ学校ですか?
別の学校です。智辯学園は奈良県、智辯和歌山は和歌山県に所在します。2026年は智辯学園が春の準優勝、智辯和歌山が夏の優勝という結果でした。
Q6:2026年夏の甲子園には何校が出場しましたか?
49校です。北海道と東京都がそれぞれ2地区に分かれるため、47都道府県から49代表校が選ばれました。
Q7:2026年夏の甲子園で雨天順延はありましたか?
ありました。8月12日に予定されていた2回戦の一部が8月13日に順延されました。実際の試合日程は日本高等学校野球連盟の変更後の記録で確認できます。
2026年の甲子園は、春の第98回選抜大会と夏の第108回全国高等学校野球選手権大会で、それぞれ異なる優勝校が誕生した。
春は3月19~31日の日程で大阪桐蔭が智辯学園を7-3で破り、4年ぶり5回目の優勝。夏は8月5~22日に開催され、智辯和歌山が健大高崎を4-3で下して5年ぶり4度目の優勝を飾った。
日程・組み合わせ・勝ち上がりを調べる際には、春と夏を分けて確認することが大切だ。特に夏はオンライン抽選と大会途中の再抽選、雨天順延による日程変更があり、最初に発表されたトーナメントだけでは最終結果を把握できない。
2026年の公式記録を振り返るなら、日本高等学校野球連盟が公表する大会日程、組み合わせ表、代表校一覧、試合結果の4つを照合するのが確実だ。春夏それぞれの優勝までの道のりを追うことで、2026年の高校野球の全体像が見えてくる。
主な参照資料:日本高等学校野球連盟「第98回選抜高等学校野球大会」公式記録、「第108回全国高等学校野球選手権大会」公式記録・大会要項・代表校一覧、朝日新聞社の大会関連発表、日刊スポーツの組み合わせ抽選会報道。