2026年11月4日現在、中央大学の第103回箱根駅伝(2027年1月2日・3日)の本戦登録メンバー16名は、まだ正式発表されていません。しかし、2026年の第102回大会で総合5位に入った実績に加え、2026年秋の出雲駅伝と全日本大学駅伝でも、ともに総合5位を記録。次の箱根駅伝に向けて、チームの戦力は着実に整いつつあります。
特に注目したいのが、2026年箱根駅伝で1区2位の藤田大智、3区区間賞の本間颯、4区2位の岡田開成、そして秋の駅伝でも存在感を示した柴田大地や並川颯太です。2026年度の新入生である栗村凌や簡子傑など、若い選手の成長も見逃せません。ここでは、中央大学駅伝部の公式記録や選手紹介、直近の大会結果をもとに、2027年大会の有力候補と注目ポイントを整理します。
【2027年最新情報】中央大学箱根駅伝メンバー16名の発表状況は?

第103回東京箱根間往復大学駅伝競走は、2027年1月2日・3日に開催されます。中央大学は前回大会でシード権を獲得しているため、予選会を経ずに本戦へ出場する立場です。
ただし、シード校として出場することと、本戦を走る選手が決まっていることは別の話です。2026年11月4日時点では、中央大学の第103回大会に向けた16名の正式登録は公表されていません。
2027年の本戦メンバーはいつ決まる?箱根駅伝の選手発表には、大きく分けて「チームエントリー」と「区間エントリー」の2段階があります。
チームエントリーでは、各大学が本戦に向けた16名以内の選手を登録します。その後、区間エントリーで1区から10区までの走者10名と補欠6名が発表されます。
前回の第102回大会では、2025年12月10日に16名のチームエントリーが発表され、12月29日に区間エントリーが公表されました。第103回大会の具体的な発表日は、現段階では正式決定を待つ必要があります。
したがって、現時点でインターネット上に掲載されている「2027年の中央大学16名」といった情報は、正式発表なのか、予想メンバーなのかを区別して読む必要があります。
【前回大会を振り返る】中央大学は第102回箱根駅伝で総合5位
2027年の戦力を考えるうえで、基準になるのが2026年1月2日・3日に開催された第102回大会です。
中央大学は歴代最多となる99回目の出場を果たし、往路3位、復路6位、総合5位という成績を残しました。総合タイムは10時間44分31秒。優勝には届かなかったものの、上位争いを展開し、翌年のシード権を獲得しています。
第102回箱根駅伝の中央大学・区間別成績特に印象的だったのは、往路での安定感です。1区の藤田大智が区間2位で好スタートを切り、3区では本間颯が区間賞を獲得。4区の岡田開成も区間2位に入り、中央大学は往路を3位で終えました。
一方、復路では6区の並川颯太が区間4位、8区の佐藤大介も区間4位と健闘しましたが、最終的な復路順位は6位。総合順位は5位となりました。
| 区間 | 選手名・当時の学年 | 区間タイム | 区間順位 |
|---|---|---|---|
| 1区 | 藤田大智(3年) | 1時間00分37秒 | 2位 |
| 2区 | 溜池一太(4年) | 1時間06分06秒 | 6位 |
| 3区 | 本間颯(3年) | 1時間00分08秒 | 1位・区間賞 |
| 4区 | 岡田開成(2年) | 1時間00分37秒 | 2位 |
| 5区 | 柴田大地(3年) | 1時間12分16秒 | 11位 |
| 6区 | 並川颯太(2年) | 57分36秒 | 4位 |
| 7区 | 七枝直(2年) | 1時間03分17秒 | 7位 |
| 8区 | 佐藤大介(2年) | 1時間04分34秒 | 4位 |
| 9区 | 吉居駿恭(4年) | 1時間08分47秒 | 8位 |
| 10区 | 吉中祐太(4年) | 1時間10分33秒 | 15位 |
この記録から読み取れるのは、中央大学が特定の1人だけに依存するチームではないという点です。往路では藤田、本間、岡田がそれぞれ区間上位の走りを見せ、復路でも並川や佐藤が安定した結果を残しました。
一方、5区と10区では区間順位を伸ばしきれず、往路3位から総合5位へ順位を落としました。2027年大会で優勝争いに加わるには、エース区間の強さを維持しながら、山上りや最終区間を含めた10区間全体の底上げが課題になります。
【2027年の注目選手】藤田大智・本間颯・岡田開成らの現在地
2027年の中央大学を考えるうえで、まず確認したいのが2026年度の学年です。2026年箱根駅伝で3年生だった藤田大智、本間颯、柴田大地は、2026年度には4年生になっています。岡田開成、並川颯太、七枝直らも、それぞれ学年が一つ上がりました。
つまり、前回大会で実績を残した主力が、大学最終学年あるいは上級生としてチームを引っ張る構図です。
藤田大智:主将としてチームをけん引するエース藤田大智は、2026年度の中央大学駅伝部長距離ブロックで主将を務める選手です。
第102回箱根駅伝では1区を担当し、1時間00分37秒で区間2位。スタート直後から流れを作り、チームの往路3位に貢献しました。
2026年10月の出雲駅伝でも1区を担当し、22分51秒で区間3位。11月1日の全日本大学駅伝では8区のアンカーを務めました。
全日本では区間9位という結果でしたが、主将として最後まで前を追う姿がチーム公式ブログでも紹介されています。箱根駅伝では、序盤からチームに勢いをもたらす走りが期待される存在です。
本間颯:箱根3区の区間賞を持つ主力本間颯は、第102回箱根駅伝の3区で1時間00分08秒を記録し、区間賞を獲得した選手です。
当時3年生だった本間は、2026年度には4年生。10000mの自己ベストは27分45秒05で、長距離ブロックの中心的な戦力です。
箱根駅伝での区間賞という実績は、単なるトラックの持ちタイムとは異なる意味を持ちます。長距離のロードレースで結果を残した経験があり、2027年大会でも重要な選手候補となります。
岡田開成:27分台の記録を持つ成長株岡田開成は、第102回箱根駅伝で4区を担当し、区間2位を記録しました。
2026年度は3年生。中央大学陸上競技部の公式選手紹介によると、10000mの自己ベストは27分37秒06、5000mは13分19秒44です。
2026年の出雲駅伝では2区を走って区間4位。全日本大学駅伝では7区を担当して区間5位に入りました。
トラックでのスピードと箱根駅伝での経験を兼ね備えており、2027年は主要区間を任される可能性のある選手です。
柴田大地:山上りの経験と秋の成長に注目柴田大地は2026年度の4年生で、中央大学の寮長兼副主将を務めています。
2026年箱根駅伝では5区を担当。区間11位という結果でしたが、山上りを経験したことは次の大会に向けた貴重な財産です。
加えて、2026年10月の出雲駅伝では5区を走り、17分41秒で区間4位。チーム公式記録では区間新記録として掲載されています。11月1日の全日本大学駅伝でも4区を担当し、区間9位でした。
箱根での経験と秋の実戦を重ねていることから、チームの総合力を支える存在として注目されます。
並川颯太・七枝直:復路を支える中堅選手並川颯太は第102回箱根駅伝の6区で区間4位を記録した選手です。2026年度は3年生となり、10000mの自己ベストは28分08秒56。11月の全日本大学駅伝では6区を走り、区間2位という好成績を残しました。
山下りでの実績に加えて、全日本でも区間上位に入ったことは大きな材料です。2027年大会でも復路の重要な戦力として期待できます。
七枝直も2026年度の3年生です。前回の箱根駅伝では7区を走って区間7位。10000mの自己ベストは28分15秒58です。
前回大会の経験を持つ選手が上級生として成長していることは、中央大学にとって大きな強みです。
【中央大学駅伝新入生2026】栗村凌・簡子傑ら若手の実力は?
2027年の中央大学を語るうえで、2026年度に入学した新入生の存在も重要です。
箱根駅伝は10人で217.1kmをつなぐ大会です。上級生の主力が強くても、故障やコンディションの問題に対応できる選手層がなければ、総合順位を安定させることは難しくなります。
その意味で、2026年度の新入生が早い段階から大学駅伝を経験している点は見逃せません。
栗村凌:5000m13分21秒99の有望ルーキー栗村凌は、学法石川高校出身の2026年度入学生です。
中央大学の公式選手紹介では、5000mの自己ベストが13分21秒99と掲載されています。
2026年10月の出雲駅伝では6区を担当し、30分08秒で区間7位。11月1日の全日本大学駅伝でも2区に起用され、大学の主要駅伝で経験を積みました。
入学直後から三大駅伝に出場している点は、今後の成長を考えるうえで大きな注目材料です。2027年箱根駅伝の16名に選ばれるかどうかも、注目ポイントになります。
簡子傑:全日本大学駅伝の1区を経験簡子傑も2026年度に入学した選手で、仙台育英高校の出身です。
5000mの自己ベストは13分39秒61。2026年11月1日の全日本大学駅伝では1区を任され、27分49秒で区間4位という成績を残しました。
大学駅伝のスタート区間は、チーム全体の流れを左右する重要なポジションです。1年生ながら全日本の1区を経験したことは、今後のレース運びにも生きるはずです。
濵口大和・三宅悠斗も見逃せない新入生だけでなく、2026年度の2年生にも有力選手がいます。
濵口大和は5000m13分26秒23、10000m27分53秒85、三宅悠斗は5000m13分28秒66、10000m27分44秒45という自己ベストを持っています。
三宅は2026年出雲駅伝で3区を担当し、区間4位。全日本大学駅伝では5区を走って区間5位でした。
こうした下級生が上級生の主力と競い合うことで、16名の登録枠をめぐるチーム内の競争も激しくなります。
【2026年秋の最新成績】出雲・全日本ともに総合5位
2027年箱根駅伝を占う材料として、2026年秋の三大駅伝の結果は重要です。
中央大学は10月12日の第38回出雲駅伝で、2時間07分36秒の総合5位。続く11月1日の第58回全日本大学駅伝でも、5時間11分29秒で総合5位となり、シード権を獲得しました。
両大会でトップ5に入ったことは、チーム全体の競争力を示しています。
出雲駅伝では藤田・岡田・柴田が活躍2026年出雲駅伝では、1区の藤田大智が区間3位、2区の岡田開成が区間4位を記録しました。
5区では柴田大地が17分41秒で区間4位。6区には1年生の栗村凌が起用され、チームは総合5位でフィニッシュしました。
上級生と新入生を組み合わせたオーダーで結果を残した点は、箱根駅伝に向けても好材料です。
全日本大学駅伝では並川颯太が区間2位11月1日の全日本大学駅伝では、1区に簡子傑、2区に栗村凌という1年生コンビを配置しました。
加えて、3区の佐藤大介が区間3位、6区の並川颯太が区間2位、7区の岡田開成が区間5位と、それぞれ上位の成績を記録しています。
一方、アンカーの藤田大智は区間9位。チームは5位で終えたものの、目標としていた順位には届きませんでした。
中央大学駅伝ブログに掲載された藤原正和監督のコメントでは、今回の結果について次のように述べられています。
「結果についての責任は監督である私にある」
また、監督はチームの走りについて、全体的に凸凹した駅伝になったと振り返り、箱根駅伝に向けて選手の力を引き出す指導を進める考えを示しました。
このコメントから見えてくるのは、単純に選手個人の持ちタイムを伸ばすだけではなく、8区間・10区間を通じて安定した力を発揮できるチームづくりが求められているということです。
【藤原正和監督の戦略】2027年箱根駅伝で中央大学が上位を狙う条件
中央大学陸上競技部の長距離ブロックを率いるのは、藤原正和駅伝監督です。
中央大学出身の藤原監督は、現役時代に世界陸上日本代表を3回経験し、ユニバーシアード北京ハーフマラソンで優勝。2010年の東京マラソンでも優勝した実績を持ちます。
公式スタッフ紹介では、駅伝監督就任11年目と紹介されています。
2026年の課題は10区間の安定感第102回箱根駅伝では、往路3位という好位置につけながら、復路6位で総合5位となりました。
この結果を踏まえると、2027年に向けて必要なのは、エースの区間賞だけに頼らず、どの区間でも大きな順位変動を起こさない選手層です。
特に注目したいのは次の3点です。
- 往路の再現性:藤田、本間、岡田らが作った上位争いの流れを、2027年も維持できるか。
- 山の区間への対応:5区と6区で安定した走りを実現できるか。
- 下級生の成長:栗村、簡、濵口、三宅らが登録メンバーの選択肢を広げられるか。
特に箱根駅伝では、トラックの自己ベストだけで選手の適性を判断できません。山上り・山下りへの適応力、長い距離での粘り、レース中のペース配分など、ロード競技ならではの能力も求められます。
2026年秋の出雲・全日本で得た経験を、箱根の長距離区間や特殊区間にどうつなげるか。藤原監督の選手起用とチーム編成が、2027年の順位を左右するポイントになりそうです。
【区間エントリーの見方】中央大学の16名発表後に確認したいこと
第103回箱根駅伝の正式メンバーが発表された際には、単純に名前だけを確認するのではなく、チーム全体の構成を見ることが大切です。
チームエントリーと区間エントリーは別物最初に発表されるチームエントリーは16名以内です。この段階では、実際にどの選手が何区を走るかは確定していません。
次の区間エントリーで10区間の配置と補欠選手が公表されます。加えて、箱根駅伝には当日変更制度があり、体調やコンディションなどを踏まえて補欠との入れ替えが行われる場合があります。
前回大会の運用では、当日変更は1日最大4名、往路・復路を合わせて最大6名までというルールでした。
発表後にチェックしたい5つのポイント- 藤田大智の登録:主将としてチームの中心を担う藤田が登録されているか。
- 本間颯の起用:前回3区区間賞の実績を持つ本間がどの区間候補となるか。
- 岡田開成の配置:スピードを生かせる往路・復路の主要区間に配置されるか。
- 山の適性:5区・6区にどの選手が配置され、補欠に誰が控えるか。
- 新戦力の登録:栗村凌、簡子傑などの若手が16名に入るか。
また、登録選手の5000m・10000m・ハーフマラソンの自己ベストを確認すると、チームのスピードとロードへの対応力を比較できます。
ただし、持ちタイムが良い選手が必ずしも箱根で好成績を残すとは限りません。過去の箱根経験、秋の駅伝での走り、区間適性を組み合わせて判断することが大切です。
【中央大学箱根駅伝メンバー2027】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:中央大学の第103回箱根駅伝メンバー16名は発表されていますか?
A1:2026年11月4日時点では、中央大学の本戦登録16名は正式発表されていません。今後のチームエントリー発表を待つ必要があります。
Q2:2026年箱根駅伝で中央大学の総合順位は何位でしたか?
A2:第102回大会で総合5位でした。総合タイムは10時間44分31秒で、往路3位、復路6位という結果です。
Q3:2027年の中央大学で注目される選手は誰ですか?
A3:藤田大智、本間颯、岡田開成、柴田大地、並川颯太、七枝直らが注目候補です。2026年度の新入生では、栗村凌や簡子傑にも期待が集まります。ただし、全員の本戦登録が決まっているわけではありません。
Q4:中央大学の監督は誰ですか?
A4:藤原正和監督です。現役時代には世界陸上日本代表や東京マラソン優勝などの実績を持ち、現在は中央大学の駅伝チームを指導しています。
Q5:2026年の新入生で箱根駅伝に期待できる選手はいますか?
A5:栗村凌や簡子傑が注目選手です。栗村は2026年出雲駅伝と全日本大学駅伝に出場。簡も全日本大学駅伝の1区で区間4位を記録しています。2027年の本戦登録入りが注目されます。
2026年11月4日時点で、第103回箱根駅伝の中央大学登録メンバー16名は未発表です。しかし、2026年の第102回大会で総合5位を記録した主力選手が残り、秋の出雲駅伝と全日本大学駅伝でも総合5位を確保したことは、2027年大会に向けた大きな材料です。
藤田大智、本間颯、柴田大地といった4年生の主力に加え、岡田開成、並川颯太、七枝直らの上級生、さらに栗村凌や簡子傑といった新戦力がどこまで成長するかが注目されます。
特に重要なのは、往路のスピードを維持しながら、復路や山の区間でも安定した走りを実現できるかという点です。前回の総合5位を上回り、優勝争いに食い込むには、10人全員の力が欠かせません。
2027年の正式な16名発表後は、選手の学年、持ちタイム、秋の大会成績、区間配置を総合的に確認することが、中央大学の戦力を正しく見極めるポイントになります。藤原正和監督がどのようなオーダーを組むのか、真紅の襷をつなぐ選手たちの挑戦に注目です。
主な情報確認資料: 中央大学公式の第102回箱根駅伝結果、中央大学陸上競技部の選手・スタッフ紹介、2026年出雲駅伝記録、全日本大学駅伝公式チーム報告、箱根駅伝公式記録。