スピードスケート男子1000mの元日本記録保持者として知られる山田将矢さん。2020年に1分07秒03の日本記録を樹立し、2023年にはワールドカップで男子1000mと1500mの2冠を達成するなど、国内外で実績を残してきた選手です。
2026年11月現在、山田さんは競技の第一線から退き、ウェルネット株式会社の選手兼コーチとして新たな活動に取り組んでいます。また、2026年3月2日には、同じくスピードスケート選手として活躍した小野寺優奈さんとの結婚を発表しました。現役時代の輝かしい実績から引退、指導者としての再出発、結婚まで、その歩みには競技人生の大きな転換点が詰まっています。
【山田将矢のプロフィール】北海道帯広市出身の元スピードスケート日本代表
山田将矢(やまだ・まさや)さんは、北海道帯広市出身のスピードスケート選手です。男子1000mを中心に500mや1500mでも実績を残し、国際大会で日本勢の存在感を示してきました。
生年月日は1996年7月3日。2026年11月現在は30歳です。日本オリンピック委員会(JOC)の選手プロフィールやウェルネット株式会社の公式紹介によって、基本的な経歴や所属歴が確認できます。
山田将矢の基本プロフィール- 名前:山田将矢(やまだ・まさや)
- 生年月日:1996年7月3日
- 年齢:30歳(2026年11月現在)
- 出身地:北海道帯広市
- 身長:176cm
- 出身高校:北海道池田高校
- 最終学歴:日本大学
- 競技:スピードスケート
- 主な所属歴:日本電産サンキョー、ウェルネット株式会社
- 2026年の役職:選手兼コーチ
- 趣味:サッカー
国際スケート連盟(ISU)のプロフィールでも、帯広出身で2007年にスケートを始めたことが紹介されています。競技を始めたのは11歳ごろで、スケートとの関わりは少年時代にさかのぼります。
また、競技人生に最も影響を与えた人物として叔父を挙げています。叔父もスケーターだったことが競技を始めるきっかけになったとISUの選手紹介に記載されています。
ウェルネットの公式プロフィールによると、2015年に池田高校を卒業し、2019年に日本大学を卒業。その後、日本電産サンキョーに入社しました。学生時代から国内大会で結果を残し、実業団選手として国際舞台を目指すキャリアを築いています。
なお、自己ベストは500mが34秒83、1000mが1分07秒03、1500mが1分43秒83です。特に1000mは、世界のトップ選手と競り合うための持久力とスピード維持能力が強みでした。
【山田将矢の経歴】日本記録樹立からW杯2冠までの軌跡
山田さんの競技人生を振り返るうえで重要なのは、学生時代の台頭、2020年の日本記録樹立、2022年の所属先の廃部、そして2023年のワールドカップでの躍進です。
2018年:全日本距離別選手権で1000m優勝山田さんが国内で大きな注目を集めたのは2018年です。
10月に開催された全日本スピードスケート距離別選手権の男子1000mで、1分08秒62の国内最高記録をマークして優勝しました。当時22歳で、日本大学に在学していた時期です。
日刊スポーツの2018年10月28日付報道によると、上位8人が大会新記録、上位3人が国内最高記録を更新するハイレベルなレースでした。その中で山田さんがトップに立ち、初のワールドカップ代表入りを確実にしています。
同年は500mでも3位に入っており、1000mだけに限定されない競技力を示しました。
2020年:男子1000mで日本記録1分07秒03を樹立山田さんの名前を全国に広めた大きな実績が、2020年2月の世界距離別スピードスケート選手権です。
アメリカ・ソルトレークシティーで開催された大会の男子1000mで、1分07秒03を記録。日本記録を更新し、男子1000mの日本記録保持者となりました。
当時の日本人選手にとって、1000mで1分07秒台前半に到達することは大きな成果でした。世界の強豪と争うために、スタートの加速だけでなく、後半までスピードを維持する能力が求められる種目です。
日刊スポーツの2020年12月の報道でも、山田さんは日本記録保持者として紹介されています。同年の全日本スピードスケート選手権では男子1000mを1分08秒80で制し、国内王者の座も獲得しました。
2022年:所属先の廃部で現役続行の危機に順調に見えた競技人生に、大きな転機が訪れます。
山田さんが所属していた日本電産サンキョーは、2022年3月にスケート部の廃部を発表しました。企業チームに所属する選手にとって、所属先の廃部は練習環境や遠征費、競技継続の基盤に直結する問題です。
日刊スポーツの2023年11月11日付記事では、山田さんも現役続行が危ぶまれたことが紹介されています。
その状況を支えたのがウェルネット株式会社でした。2022年4月にスポンサー契約を締結し、山田さんの競技活動を支援。2023年には同社の社員として登録されています。
山田さんは当時の報道で、ウェルネットについて、引退しないきっかけを与えてくれた会社として感謝の思いを語っていました。
2023年11月:日本男子初のW杯1000m・1500m2冠支援を受けながら競技を続けた山田さんは、2023年11月のワールドカップ第1戦、地元・帯広大会で大きな結果を残します。
11月10日の男子1000mで1分08秒35を記録して優勝。翌11日の男子1500mでも優勝し、日本男子初となる同大会の1000m・1500mの2冠を達成しました。
特に1000mの優勝は、日本勢として2004年2月以来、約20シーズンぶりとなるワールドカップ制覇でした。
日刊スポーツの報道では、山田さんが両種目で世界の強豪を破ったことや、所属先の廃部を乗り越えた背景が伝えられています。単なる好調な一大会ではなく、競技を続ける環境を取り戻した選手が結果で応えた瞬間でした。
【山田将矢の経歴・成績年表】全日本選手権と国際大会の実績を整理
山田さんの実績は、学生時代から2025年の競技生活の一区切りまで、段階的に積み上がっています。特に全日本距離別選手権と全日本スピードスケート選手権は、時期や競技部門を区別して見ることが大切です。
山田将矢の主な競技成績・活動履歴| 時期 | 大会・出来事 | 主な実績・内容 |
|---|---|---|
| 2015年 | 池田高校卒業 | 日本大学へ進学 |
| 2018年 | 全日本距離別選手権 | 男子1000m優勝、1分08秒62の国内最高記録 |
| 2019年 | 日本大学卒業 | 日本電産サンキョーに入社 |
| 2020年2月 | 世界距離別選手権 | 男子1000mで1分07秒03の日本記録を樹立 |
| 2020年12月 | 全日本選手権 | 男子1000m優勝、1分08秒80 |
| 2022年 | ウェルネットとスポンサー契約 | 所属先の廃部を経て競技継続 |
| 2023年 | ウェルネット社員登録・W杯帯広大会 | 男子1000m・1500mで2冠 |
| 2025年2月 | ハルビン冬季アジア大会 | 1000m10位、1500m14位、チームスプリント銅メダル |
| 2025年10月 | 全日本距離別選手権 | 男子1000m優勝、1500m3位 |
| 2025年12月 | 第93回全日本選手権 | 男子1000m20位、1500m17位。競技生活の一区切りを表明 |
| 2026年4月 | ウェルネットスケート部始動 | 選手兼コーチとして新体制に参加 |
この年表から分かるのは、山田さんが単に日本記録を残した選手ではないということです。全日本選手権での優勝、ワールドカップでの2冠、アジア大会での団体メダルと、国内外の異なる舞台で実績を積み重ねています。
なお、ハルビン冬季アジア大会は2025年2月に開催されました。JOCの公式記録によると、山田さんは男子1000mで10位、1500mで14位、男子チームスプリントで銅メダルを獲得しています。個人種目と団体種目では成績が異なるため、銅メダルはチームスプリントの実績として理解する必要があります。
また、2025年10月の全日本距離別選手権では1000mで優勝しました。一方、同年12月26日から28日に開催された第93回全日本スピードスケート選手権では、1000m20位、1500m17位という結果でした。異なる大会の順位を混同しないことが、山田さんの最終シーズンを正しく理解するポイントです。
【山田将矢の現在】引退後はウェルネットの選手兼コーチとして活動
2026年の山田さんを理解するうえで最も重要なのが、競技の第一線から退いた後の活動です。
2025年末の全日本選手権で、山田さんと小野寺優奈さんはそれぞれ競技生活に一区切りをつけることを表明しました。このことは2026年3月4日付の日刊スポーツでも報じられています。
競技の第一線から退くことを決断山田さんは長年にわたり男子1000mを中心に世界を目指してきました。日本記録の樹立やワールドカップ2冠など、選手として重要な目標を達成してきた一方、2025年末には次のステージへ進む決断をしました。
ただし、ここで注意したいのは、スピードスケートそのものから完全に離れたわけではないことです。
2026年4月2日付のFNNプライムオンライン(北海道文化放送)の報道では、山田さん本人が今後について次のように説明しています。
「競技の第一線からは退きますが選手兼コーチとしてやっていくことになります」
つまり、トップ選手として国際大会の第一線を目指す立場から、選手の育成やチーム運営にも関わる立場へと役割を広げたのです。
2026年4月1日、ウェルネットスケート部が始動2026年4月1日には、ウェルネット株式会社が新たにスケート部を発足させました。
所属するのは、山田将矢さん、山田和哉さん、山本悠乃さん、蟻戸一永さんの4人です。山田和哉さんと蟻戸一永さんはミラノ・コルティナ2026冬季オリンピックにも出場した選手で、チームパシュートでは8位入賞を果たしています。
チームの監督兼ゼネラルマネージャーには、1984年サラエボ冬季オリンピックの日本代表だった鈴木靖さんが就任しました。
この新体制において、山田さんは選手兼コーチという役職を担っています。FNNの取材では、指導の質を高め、選手と一緒に成長する新しい形のコーチに挑戦したいという意向を明らかにしました。
若手育成とチームづくりが新たな役割2026年6月取材の「財界さっぽろ」でも、山田さんが選手兼コーチとして若手の指導に携わり、自身の競技力向上にも取り組む方針が紹介されています。
この活動には、山田さん自身が経験してきた競技生活が生きてきます。所属先の廃部によって引退の危機に直面した経験、スポンサーの支援を受けて競技を継続した経験、世界のトップ選手と競った経験は、若手選手への指導においても貴重な財産になるはずです。
また、ウェルネットが選手の支援だけでなく、スケート部という組織を設けたことも大きな変化です。個人へのスポンサー支援から、複数の選手を抱えるチーム体制へと発展しました。
山田さんの現在は、競技生活の単純な終了ではありません。自分が滑る立場から、次の世代が世界で戦える環境をつくる立場への転換が進んでいます。
【山田将矢の結婚相手は小野寺優奈】2026年3月2日に入籍を発表
山田さんのプライベートで大きな話題となったのが、2026年3月の結婚発表です。
結婚相手は、スピードスケート女子の中長距離種目で活躍した小野寺優奈(おのでら・ゆな)さんです。2人はともにスピードスケートの競技経験を持つ元選手同士で、2026年3月2日に結婚しました。
結婚日は2026年3月2日日刊スポーツによると、山田さんは2026年3月2日に自身のInstagramで結婚を報告しました。
翌3月3日には、小野寺さんも自身のInstagramで結婚を発表しています。小野寺さんの投稿によれば、プロポーズを受けたのは2026年1月。約2か月の婚約期間を経て結婚の日を迎えたとのことです。
加えて、3月2日は小野寺さんの28歳の誕生日でもありました。誕生日と結婚記念日が同じ日になったことも、2人にとって印象深い節目になっています。
投稿には、花束や指輪、2人のツーショット写真などが添えられていました。小野寺さんはプロポーズへの感謝と、これからも一緒に歩んでいく思いを伝えています。
小野寺優奈のプロフィールと競技経歴小野寺さんもスピードスケートで実績を残してきた選手です。
- 名前:小野寺優奈
- 生年月日:1998年3月2日
- 年齢:28歳(2026年11月現在)
- 出身地:北海道
- 最終学歴:高崎健康福祉大学
- 主な所属歴:富士急行株式会社
- 主な種目:女子1500m・3000mなど
JOCのプロフィールには、ハルビン冬季アジア大会の出場記録として女子1500m9位、3000m9位、チームパシュート4位が掲載されています。
フジテレビのスケート情報サイト「フジスケ」に掲載された自己ベストは、1500mが1分56秒36、3000mが4分07秒60です。女子の中長距離を中心に競技を続けてきたことが分かります。
2人の馴れ初めや交際期間は公表されている?山田さんと小野寺さんの共通点は、スピードスケートという競技に長く取り組んできたことです。ともに北海道を競技活動の背景に持ち、国内外の大会を経験してきました。
一方、具体的にいつ知り合ったのか、交際を始めた時期はいつなのかといった馴れ初めの詳細は、結婚発表時の報道では明らかにされていません。
公に確認できる2人の歩みは、2025年末の競技生活の一区切り、2026年1月のプロポーズ、そして3月2日の結婚という流れです。
同じ競技を経験した2人だからこそ、競技生活の厳しさや引退後の生活の変化を共有できる部分もあると考えられます。ただし、夫婦としての具体的な生活や家庭については、本人たちが公表した内容を超えて語られていません。
【山田将矢の日本記録】1分07秒03の価値と現在の記録保持者
山田さんを検索する人の中には、「現在も男子1000mの日本記録保持者なのか」と疑問を持つ人も少なくありません。
ここは、過去の実績と2026年現在の公式記録を分けて理解する必要があります。
2020年に樹立した日本記録は1分07秒03山田さんが男子1000mで記録した1分07秒03は、2020年2月の世界距離別スピードスケート選手権で生まれた日本記録です。
当時の日刊スポーツも、山田さんを日本記録保持者として紹介していました。ウェルネットの公式プロフィールにも、1000mの自己ベストとして同じ1分07秒03が記載されています。
つまり、山田さんは過去に確かに男子1000mの日本記録保持者だった選手です。「元日本記録保持者」という紹介は正確です。
現在の男子1000m日本記録は野々村太陽が保持その後、2024年1月21日の四大陸スピードスケート選手権で、野々村太陽選手が1分06秒68を記録し、日本記録を更新しました。
専修大学の公式発表でも、この記録が日本新記録として紹介されています。2026年のミラノ・コルティナ冬季オリンピックでも、野々村選手は男子1000mの日本記録保持者として報道されました。
現在の状況を整理すると、次のようになります。
- 山田将矢:2020年に1分07秒03の日本記録を樹立した元記録保持者。
- 野々村太陽:2024年に1分06秒68を記録し、日本記録を更新した現記録保持者。
山田さんの実績を紹介する際には、自己ベストと現行の日本記録を混同しないことが大切です。記録が更新されたからといって、過去に日本記録を樹立した事実や、その価値が失われるわけではありません。
【プロの結論】山田将矢の引退は終わりではなく次のキャリアへの転換点
山田将矢さんのキャリアを振り返ると、単に日本記録を樹立したスピードスケート選手という枠では収まりません。
2018年の全日本距離別選手権での躍進、2020年の日本記録樹立、2022年の所属先廃部による危機、2023年のワールドカップ2冠、そして2025年末の競技生活の一区切り。競技人生には、成功だけでなく環境の変化を乗り越える局面もありました。
選手から指導者へ移ることの意味スピードスケートのような個人競技では、選手本人の能力だけでなく、所属先の支援、練習環境、指導者、遠征体制が競技力を左右します。
山田さん自身が2022年に所属先の廃部を経験し、ウェルネットの支援によって競技を続けられたことは、選手を取り巻く環境の重要性を示す事例です。
今後、若手選手を指導する立場になれば、技術面だけではなく、競技を続けるための環境づくりや精神面の支えにも経験を生かせる可能性があります。
山田将矢の今後を判断する3つのポイント- 指導実績:ウェルネットスケート部で若手選手の育成にどのような成果を残すか。
- チームの成長:山田和哉、山本悠乃、蟻戸一永らとともに、国内外で競争力のあるチームをつくれるか。
- 競技への関わり方:選手兼コーチとして、自身の経験や技術を次世代にどう還元するか。
2026年4月に始動したウェルネットスケート部は、4年後のフランスでの冬季オリンピックを見据えたチームづくりを掲げています。山田さんにとっても、現役時代とは異なる形でオリンピックを目指す選手たちを支える新しい挑戦です。
結婚という人生の節目も迎えた2026年。競技者として培った経験を指導者としてどう生かすのかが、今後の山田さんを理解するうえで注目したいポイントです。
【山田将矢の現在・結婚・経歴】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:山田将矢は現在何をしていますか?
A1:2026年11月現在、ウェルネット株式会社のスケート部で選手兼コーチを務めています。2025年末に競技の第一線から退くことを表明し、2026年4月に始動した新チームで若手選手の指導やチームづくりに携わっています。
Q2:山田将矢の結婚相手は誰ですか?
A2:結婚相手は元スピードスケート選手の小野寺優奈さんです。2026年3月2日に結婚しました。小野寺さんは1998年3月2日生まれで、女子1500mや3000mなどの中長距離種目で活躍してきました。
Q3:山田将矢は今も男子1000mの日本記録保持者ですか?
A3:現在は違います。山田さんは2020年に1分07秒03の日本記録を樹立しましたが、2024年1月21日に野々村太陽選手が1分06秒68を記録して更新しました。山田さんは男子1000mの元日本記録保持者です。
山田将矢さんは、北海道帯広市出身の元スピードスケート選手です。2020年に男子1000mで日本記録1分07秒03を樹立し、2023年にはワールドカップで1000mと1500mの2冠を達成しました。
2025年末に競技の第一線から退くことを表明した後、2026年4月にはウェルネットスケート部の選手兼コーチとして新たな活動をスタートさせています。競技者として培った技術や経験を、次世代の育成に生かす段階に入ったといえます。
プライベートでは、2026年3月2日に小野寺優奈さんとの結婚を発表。ともにスピードスケートに取り組んできた2人が、新しい人生を歩み始めました。
山田さんの現在を知るうえで大切なのは、「引退した元選手」という一面だけで判断しないことです。日本記録保持者としての実績を持ちながら、指導者としてスケート界に関わり続ける存在へと変化しています。今後はウェルネットスケート部の成長と、山田さん自身がどのような指導者として活躍するのかに注目が集まりそうです。