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【脱退理由】コムアイはなぜ水曜日のカンパネラを辞めたのか?

一条 隼人 一条 隼人 • 更新: • 公開: • 読了約 18 分
目次

コムアイが水曜日のカンパネラを脱退したのは、2021年9月6日。グループから突然追い出されたわけでも、メンバー間の不仲が公式に発表されたわけでもない。

脱退の背景には、本人の興味や表現活動が広がり、従来のグループの枠組みで活動を続けることが難しくなっていたという事情があった。

本人が明かした脱退の理由

2021年9月6日、コムアイは脱退発表に際して、自身の考えを説明した。日刊スポーツなどが報じた本人のコメントでは、次の言葉が印象的だった。

「自分の興味が広がり、もっと自由になりたかったです。」

加えて、本人は3年ほど前から同じプロジェクトで活動を続ける将来を想像しにくくなっていたと説明している。

重要なのは、ケンモチヒデフミやDir.Fに対して不満をぶつける形ではなく、自分の興味に合わせて2人に歩み寄ってもらうよりも、水曜日のカンパネラの活動の重心を2人に戻すべきだと考えた点だ。

脱退後は詩羽が二代目ボーカルに

コムアイの脱退と同時に、新しい主演・歌唱担当として加入したのが詩羽だ。これによって水曜日のカンパネラは新体制へ移行した。

コムアイ自身も詩羽について、会って好感を持ったことや、これまでの楽曲を歌い継いでくれることへの喜びを語っている。

つまり、脱退はグループの解散ではなく、それぞれが異なる方向で活動を続けるための交代だった。ケンモチヒデフミとDir.Fは詩羽と新しい水曜日のカンパネラを作り、コムアイは個人名義で表現活動を続ける道を選んだのである。

この経緯を踏まえると、ネット上で見かける「不仲が原因で辞めた」「芸能活動を引退した」という解釈は、本人が公表した脱退理由とは一致しない。

【音楽活動】YAKUSHIMA TREASUREとFANI MANIで見せる新しい表現

水曜日のカンパネラコムアイ現在

水曜日のカンパネラを離れた後も、コムアイは音楽から離れていない。むしろ、特定のグループのボーカリストという立場から、さまざまな音楽家やアーティストと共同制作する活動へと比重を移している。

YAKUSHIMA TREASURE|オオルタイチとの音楽プロジェクト

「YAKUSHIMA TREASURE」は、コムアイと音楽家のオオルタイチによるプロジェクトだ。

2019年4月に作品が発表されており、水曜日のカンパネラ在籍中から進められていた活動である。屋久島に滞在し、自然の音や現地の人々との交流、フィールドレコーディングを通じて音楽を制作した。

作品には「地下の祭儀」「島巡り」「殯舟」「東」「海に消えたあなた」「屋久の日月節」などが収録されている。

オオルタイチの音楽的な構築と、コムアイの声や身体表現が結びついた作品であり、単なるポップスの延長ではない、土地の文化や自然環境を取り込んだ音楽体験になっている。

屋久島での制作は、コムアイが関心を寄せてきた民俗学や自然、土地に根付く文化を音楽へ取り込む姿勢を理解するうえでも重要だ。

FANI MANI|食品まつり a.k.a foodmanとのコラボレーション

脱退後の音楽活動を語るうえで、特に注目したいのが2025年6月に発表されたEP「FANI MANI」だ。

コムアイと食品まつり a.k.a foodmanによる初のコラボレーションEPで、食品まつりが作曲・プロデュースを担当し、コムアイが作詞とボーカルを担当している。

配信作品の収録曲には「おかしなおかね」や「あげ〜る」などがある。音楽ナタリーの報道でも、サイケデリックなダンスミュージックとして紹介された。

この作品の興味深いところは、音楽制作と社会的なテーマが別々に存在していないことだ。「おかしなおかね」というタイトルは、コムアイと村田実莉が進めるアートプロジェクトともつながっている。

音楽を聴かせるだけではなく、音楽を入り口にしてお金や価値観について考える仕掛けを作っているのだ。

2026年の音楽活動はどうなっている?

2026年の公式プロフィールにも、YAKUSHIMA TREASURE、FANI MANI、「なんか地球がおかしい」などが主な音楽作品として掲載されている。

2026年7月には「遠野巡灯篭木’26 in TOKYO」の出演情報も掲載された。音楽活動が過去の実績だけになっているわけではなく、ライブやパフォーマンスを含めた活動が続いている。

ただし、2026年11月時点で新しいソロアルバムの発売日が公式に発表されているわけではない。現在の音楽活動を把握する際は、2025年の「FANI MANI」と、2026年の出演情報を分けて確認することが大切だ。

【俳優活動】NHK・Netflix・映画『福田村事件』にも出演

コムアイは音楽活動と並行して俳優としても仕事をしてきた。OFFICE MIGHTYのプロフィールにも、NHKのドラマ、Netflix作品、映画への出演が掲載されている。

NHK『雨の日』では主人公を演じる

2021年11月3日にNHK総合で放送された特集ドラマ『雨の日』では、主人公の小島ヒカリ役を担当した。

同作は生理やPMS(月経前症候群)をテーマにした作品で、コムアイ演じるヒカリはグラビア雑誌のカメラマンに抜擢された女性という役柄だった。

日常生活の中で他人には理解されにくい身体の変化や感情を描く作品であり、コムアイにとっても俳優としての存在感を示す出演作となった。

Netflix『Followers』では画家志望のサニー役

2020年2月27日に配信されたNetflixオリジナルシリーズ『Followers』にも出演している。

蜷川実花が監督を務め、中谷美紀、池田エライザ、夏木マリ、板谷由夏らが出演した同作で、コムアイはサニー役を担当。池田エライザ演じるなつめの友人として登場する。

東京のファッション、SNS、仕事、恋愛などを題材にした作品で、コムアイの独特な存在感もキャストの個性を形作る要素になっていた。

映画『福田村事件』では島村咲江役

2023年公開の森達也監督作品『福田村事件』にも出演している。

同作は関東大震災後の福田村事件を題材にした映画で、コムアイは島村咲江役を演じた。歴史的な事件を扱う社会性の強い映画への参加は、彼女の活動領域がポップカルチャーだけにとどまらないことを示している。

なお、NHK『雨の日』やNetflix『Followers』は過去の出演作であり、2026年に新作として放送・配信されている作品という意味ではない。2026年の俳優活動については、公式プロフィールに掲載された出演実績と、今後発表される新作情報を区別して見る必要がある。

【社会活動・執筆】HYPE FREE WATERとPodcast「ぺらぺ〜らの泉」

2026年のコムアイを理解するうえで、音楽や俳優業と同じくらい重要なのが社会活動だ。

その中心にあるのが、ビジュアルアーティストの村田実莉と立ち上げた「HYPE FREE WATER」。アートを通じて社会問題や環境問題に問いを投げかけるアーティビズム・コレクティブである。

HYPE FREE WATERとは?

HYPE FREE WATERの出発点には、水は自然から分け与えられる共有資産なのに、なぜペットボトルに入ると商品として売られるのか、という問いがある。

水の循環や地球環境をテーマに、アート、パフォーマンス、イベントなどを通して社会との接点を作っている。

ここでいうアーティビズムは、アートとアクティビズムを組み合わせた考え方だ。社会問題について説明するだけではなく、参加者が実際に体験し、自分の価値観を考える場を作ることに特徴がある。

「おかしなおかね」で資本主義やお金の価値を問い直す

HYPE FREE WATERの代表的な取り組みが、演劇型マーケット「おかしなおかね」だ。

2024年10月には、新宿歌舞伎町の王城ビルで初開催された。架空の銀行「地球銀行ホイホイ」が発行する独自通貨「ぺ〜ら」を使い、参加者が市場や価値の仕組みを体験するイベントだった。

通常の買い物では、商品に付けられた価格を見て支払いをする。しかし「おかしなおかね」では、通貨そのものの価値や、誰がどのように価値を決めるのかという前提が揺さぶられる。

さらに2025年6月には「おかしなおかねⅡ」も開催された。食品まつりとの音楽的なコラボレーションも行われており、「FANI MANI」との接点も見えてくる。

こうした取り組みは、コムアイが音楽家であると同時に、社会の仕組みを表現の題材にするアーティストでもあることを示している。

Podcast「ぺらぺ〜らの泉」は現在も配信中

2025年1月25日にスタートしたPodcast番組が「ぺらぺ〜らの泉」だ。

コムアイ、村田実莉、もりたみどり、沢野よい奈を中心に、ゲストも交えながらアート、カルチャー、社会、政治、環境、日常生活などについて語っている。

Apple Podcastの番組情報では、毎週土曜日15時の配信を案内している。2026年11月時点では65ぺ〜ら「『不良』になろう!」などのエピソードが掲載されている。

直近の配信テーマにも、生活困窮者を支援するNPO法人抱樸の活動や、福島第一原発・双葉町を訪れるスタディツアーなどが登場している。

単なる芸能人の雑談番組ではなく、社会の問題をゲストと一緒に調べ、話し合い、リスナーと共有するメディアとして機能している点が特徴だ。

コムアイの活動を追いたい人にとって、Podcastは本人の関心や思考を知ることができる重要な情報源になっている。

アマゾンでの出産体験を本にするため執筆中

コムアイは音楽やアートだけでなく、執筆にも取り組んでいる。

特に注目されているのが、2023年にペルーのアマゾン地域で経験した出産についての本だ。2024年の文春オンラインのインタビューでは、現地で付けていた日記をもとに体験をまとめ、書籍として世に出したいと話していた。

2026年のプロフィールにも、アマゾンでの出産体験を伝えるための執筆活動が掲載されている。

出産を単なる個人的な出来事として終わらせず、土地の文化や人との関係、身体の経験を記録して伝えようとしている点は、彼女のアーティストとしての姿勢にもつながっている。

ただし、書籍の正式なタイトルや発売日については、2026年11月時点で公式に確認できる発表は見当たらない。

【結婚・子供・出産】コムアイは2023年にアマゾンで第1子を出産

コムアイの現在を調べると、音楽や仕事とともに検索されることが多いのが、結婚や子供、アマゾンでの出産についてだ。

大きな転機となったのは2023年7月。コムアイはペルーのアマゾン熱帯雨林にあるワンピス族の村で第1子を出産した。

出産したのは2023年7月22日

2023年8月、コムアイ本人とパートナーの太田光海が出産について公表した。

太田光海は映像作家・文化人類学者で、アマゾンを撮影したドキュメンタリー映画『カナルタ 螺旋状の夢』の監督としても知られている。

当時の報道によると、2人の第1子は男の子で、2023年7月22日夜にペルーのアマゾン熱帯雨林にあるワンピス族の村で誕生した。

出産場所として選んだのは、現地の文化や人々とのつながりがあったことも背景にある。コムアイは妊娠中からペルーの熱帯雨林で出産する予定を公表し、大きな関心を集めていた。

なぜアマゾンで出産したのか?

2023年のCREAのインタビューでは、コムアイは母親になることに対して長い間、心理的な重さを感じていたと明かしている。

自身の母親の献身的な姿を見て育ったことから、母になることは同じように家族に尽くすことだと考えていたという。しかし、30歳を迎えた頃、自分の母親もまた未熟さを感じながら子供を産み育てていたのかもしれないと思い、母親になることへの考え方が変化した。

2024年の文春オンラインの取材では、2人がアマゾンの村で出産を迎えた経緯や、現地での生活についても詳しく語られている。

特に印象的なのは、現地の産婆や村の人々の支援を受けながら出産したという点だ。医療設備の整った都市部の病院とは異なる環境であり、出産までの道のりも決して平坦ではなかった。

この出来事は賛否両論を呼んだが、コムアイ本人はその後のインタビューでも、出産場所を選んだ理由や実際の経験、日本に帰国して感じたことについて説明している。

結婚している?パートナーとの関係は?

コムアイのパートナーは太田光海だ。2024年8月の文春オンラインのインタビューでは、2人は夫婦ではなく恋人同士のまま子供を迎えることを決めたと紹介されている。

そのため、少なくとも当時の報道では、法律上の婚姻関係にある夫婦としてではなく、パートナーとして子育てをする選択をしていた。

2026年11月現在の婚姻状況については、新たな公式発表を確認できない。現在の関係を過去の報道だけで断定することはできないが、太田光海との間に第1子がいることは公表された事実である。

また、子供の現在の生活や詳しい家族構成については、本人たちが公表している範囲を超えて推測する必要はない。

【水曜日のカンパネラコムアイの現在】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:コムアイは2026年現在、水曜日のカンパネラに復帰していますか?

いいえ。2021年9月に脱退しており、現在は個人名義で活動している。水曜日のカンパネラでは詩羽が二代目ボーカルを務めている。

Q2:コムアイの現在の仕事は何ですか?

音楽制作、俳優、執筆、アート、社会活動、Podcastなど。2025年には食品まつりとのEP「FANI MANI」を発表し、2026年も環境や社会問題を扱うイベントへの出演が予定されている。

Q3:コムアイは現在どこに住んでいますか?

NiEWのアーティストプロフィールでは、ブラジルのバイーア州に滞在していると紹介されている。2025年の本人インタビューでも、ブラジルのサルバドールで暮らすことや、現地の文化に影響を受けていることを語っている。

Q4:コムアイの子供は何人ですか?

公表されているのは第1子の男の子。2023年7月22日にペルーのアマゾン地域で誕生したことが報じられている。

Q5:コムアイはアマゾンでの出産について本を出版しましたか?

2026年のプロフィールでは、出産体験を伝えるための執筆活動が紹介されている。ただし、書籍の発売日や正式な出版情報は確認できないため、出版済みとは断定できない。

Q6:コムアイは現在も音楽活動をしていますか?

はい。オオルタイチとの「YAKUSHIMA TREASURE」や食品まつりとの「FANI MANI」などが主な作品として紹介されている。2026年も音楽・パフォーマンス関連の出演情報が掲載されている。

2026年現在のコムアイは、水曜日のカンパネラを脱退して芸能活動を終えた人物ではない。音楽、演技、執筆、現代アート、社会活動を横断するアーティストとして、自分の関心を作品やプロジェクトに変え続けている。

2021年の脱退は、本人が説明したように、興味の広がりと自由な表現を求めた結果だった。その後も「FANI MANI」のような音楽作品を発表し、「HYPE FREE WATER」では水や環境、お金の価値について問いを投げかけている。

加えて、2023年のアマゾンでの出産経験は、現在取り組んでいる執筆活動にもつながっている。ブラジルでの生活や現地の文化との交流も、創作活動の重要な背景になっている。

【プロの結論】コムアイの現在を理解する3つの視点

1. 水曜日のカンパネラ脱退はキャリアの終わりではなく、活動形態の転換だった。

グループでの活動から個人の創作へ移ったことで、音楽、演技、アートなどを横断する自由度が高まった。

2. 音楽と社会活動は別々ではない。

「FANI MANI」と「おかしなおかね」の関係に見られるように、コムアイは音楽を社会的な問いや体験型の表現と結びつけている。

3. 2026年の活動を追うなら、公式プロフィールと実際の出演情報を確認することが大切。

過去のドラマ出演や出産報道だけを見ていると、現在の仕事を正確に把握できない。2026年11月の環境フェアや水俣病70年展への参加、Podcastの継続配信など、現在進行形の活動にも目を向けたい。

コムアイの現在を一言で表すなら、特定の肩書きに収まらず、音楽と身体表現を出発点に、社会や文化との接点を作り続けるアーティストだ。水曜日のカンパネラ時代を知る人にとっても、脱退後の歩みは新しい魅力を発見する機会になっている。

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メーカーの公式スペックシートと実機検証を突き合わせて評価。ベンチマークは測定条件を明記し、自前計測値と公表値を区別して記載します。

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