稀惺かずとは、宝塚歌劇団星組に所属する男役スターです。芸名の読み方は「きしょう かずと」。漢字の読みが難しいこともあり、検索では「稀惺かずと 読み方」と調べる人も少なくありません。
宝塚歌劇団の公式プロフィールに掲載されている基本情報は次のとおりです。
稀惺かずと(きしょうかずと)
男役スター・105期生
| 項目 | 公式プロフィール |
|---|---|
| 芸名 | 稀惺かずと |
| 読み方 | きしょうかずと |
| 誕生日 | 5月22日 |
| 出身地 | 東京都千代田区 |
| 身長 | 169cm |
| 初舞台 | 2019年4月『オーシャンズ11』 |
| 所属 | 星組 |
| 入団期 | 105期 |
| 愛称 | つん、めぐみ、めぐ |
出典:宝塚歌劇公式プロフィール
特に注目したいのは、169cmという身長と、公式に掲載されている愛称です。舞台上では男役としての立ち姿や衣装の着こなしも魅力を構成する要素になります。
また、誕生日は5月22日ですが、生年は公式プロフィールに掲載されていません。そのため、誕生日と入団年だけから年齢を断定することはできません。
出身地についても、現行の宝塚歌劇公式プロフィールでは東京都千代田区とされています。プロフィールを調べる際には、古いファンサイトや情報更新の止まったデータベースではなく、公式情報を基準にするのが確実です。
【105期生としての経歴】初舞台から新人公演主演までの歩み
稀惺かずとは2019年に宝塚歌劇団へ入団した105期生です。初舞台は宙組公演『オーシャンズ11』。その後、星組に配属され、舞台経験を重ねてきました。
宝塚の新人公演は、本公演の若手出演者が主要な役を演じる機会です。若手スターにとって、役への理解、歌唱、演技、舞台上での存在感を示す重要な場でもあります。
稀惺かずとは2023年に『1789』で新人公演初主演を経験し、2025年には『阿修羅城の瞳』で2度目の新人公演主演を務めました。その後、2026年の『銀二貫』でバウホール初主演へと進んでいます。
稀惺かずとの主な出演歴・キャリア年表この年表から読み取れるのは、新人公演での主演経験を積んだ後、別箱公演で主要な役を経験し、バウホール単独主演へと進んでいることです。
単に出演作品が増えただけではありません。新人公演での主演、作品の中心人物を支える役、そして自身が物語を引っ張る主演と、舞台で担う役割の幅が広がっています。
【新人公演主演の代表作】『1789』と『阿修羅城の瞳』で見せた成長
2023年『1789』ではロナン役に抜てき2023年の星組公演『1789-バスティーユの恋人たち-』は、稀惺かずとのキャリアにおける大きな転換点です。
本公演で礼真琴が演じたロナン・マズリエを、新人公演で稀惺かずとが担当しました。ロナンは、官憲に父親を銃殺された青年で、フランス革命を背景とする物語の中心人物です。
新人公演で主演を務めることは、作品の中心に立ち、物語全体を背負う経験につながります。とりわけ『1789』のような歌唱や感情表現が重要なミュージカルでは、歌と芝居を一体化させる力が大切です。
この公演での主演経験は、後の『阿修羅城の瞳』での2度目の新人公演主演につながる重要な実績です。
2025年『阿修羅城の瞳』では2度目の新人公演主演2025年の『阿修羅城の瞳』では、新人公演の主演として病葉出門(わくらばいずも)を演じました。
同作は劇団新感線の作品を原作とし、中島かずきが作、いのうえひでのりが原作演出を担当。宝塚版では小柳奈穂子が潤色・上演台本・演出を手掛けました。
稀惺かずとは本公演では安倍大黒、新人公演では病葉出門という異なる役を担当しています。本公演と新人公演で役柄が異なる点も、舞台経験を比較するうえで興味深いところです。
この新人公演主演によって、2023年の『1789』に続く2度目の主演実績を記録しました。新人公演での主演が一度限りではなく、異なる作品でも任されたことは、キャリアを追ううえで見逃せないポイントです。
【『アレクサンダー』とヘファイスティオン】新たな役柄への挑戦
2025年秋に上演された『アレクサンダー-天上の王国-』では、稀惺かずとはヘファイスティオン役を務めました。
同作は赤石路代の漫画『アレクサンダー大王-天上の王国-』を原作とするミュージカル・ヘリテージです。脚本・演出は田渕大輔が担当し、宝塚バウホールと東京建物 Brillia HALLで上演されました。
ヘファイスティオンは、アレクサンダー大王に関わる歴史上の人物としても知られています。稀惺かずとにとっては、新人公演主演とは異なる立場から作品の世界観を支える役柄への挑戦となりました。
『1789』『阿修羅城の瞳』では物語の中心人物を担い、『アレクサンダー』では別の人物像を演じる。このように役柄の性質が異なる作品を経験していることは、男役としての表現の幅を考えるうえで重要です。
また、2026年初頭の『恋する天動説』ではバート役を務め、新人公演ではゴードン役を担当しました。主演経験を重ねながら、作品ごとに異なる役割を演じていることが分かります。
【2026年『銀二貫』】バウホール初主演で新たなステージへ
2026年の稀惺かずとを語るうえで、最も重要な舞台が『銀二貫-梅が枝の花かんざし-』です。同作で宝塚バウホール初主演を果たしました。
公演は2026年6月12日から6月27日まで、宝塚バウホールで開催されました。原作は髙田郁の小説で、脚本は谷正純、演出は鈴木圭が担当しています。
松吉という人物をどう演じたのか稀惺かずとが演じたのは、松吉(彦坂鶴之輔)です。
物語の舞台は商人の街として栄えた大坂天満。仇討ちによって父を失った武士の子が、寒天問屋「井川屋」の主人に銀二貫で命を救われ、松吉として商人の道を歩み始めます。
厳しい修行や数々の困難を乗り越え、人々の情けに支えられながら成長していく姿が物語の軸です。料理屋の娘・真帆との淡い恋も描かれます。
若さや勢いだけではなく、人物の成長を段階的に表現する必要がある役です。物語の序盤と終盤で人物の内面が変化するため、主演者には一貫した人物造形と繊細な感情表現が大切です。
月城かなとが演じた作品の再演という意味『銀二貫』は2015年に雪組のバウホール公演として上演され、当時は後の月組トップスターとなる月城かなとが主演を務めました。
2026年の再演では稀惺かずとが松吉役を担当。過去に月城かなとが演じた作品を受け継ぐ形となりました。
この点は、宝塚ファンにとっても興味深い比較材料です。同じ原作・同じ役柄であっても、演じるスターが変われば人物の印象や舞台表現も変わります。再演作品だからこそ、主演者それぞれの個性が注目されます。
2026年6月12日の初日には、日刊スポーツやデイリースポーツなどもバウホール初主演を報道しました。デイリースポーツは、105期生として初のバウホール主演という点にも触れています。
『銀二貫』での主演は、稀惺かずとの経歴において、新人公演主演からバウホール主演へと活動の段階が進んだことを示す出来事です。
【稀惺かずとの現在2026年最新】『RRR』出演と2027年『大奥』の予定
2026年『RRR × TAKA”R”AZUKA ~√Rama~』2026年11月現在、稀惺かずとは星組公演『RRR × TAKA”R”AZUKA ~√Rama~』に出演しています。
同作は、S・S・ラージャマウリ監督の映画『RRR』をベースにした宝塚歌劇の舞台作品です。脚本・演出は谷貴矢が担当しています。
稀惺かずとの配役はジェイクです。公式キャスト表にも名前と役名が掲載されています。
公演日程は次のとおりです。
| 会場 | 公演期間 |
|---|---|
| 宝塚大劇場 | 2026年8月29日~10月11日 |
| 東京宝塚劇場 | 2026年10月31日~12月13日 |
現在は東京宝塚劇場での公演期間中です。2026年の活動を追ううえで、バウホール初主演後の舞台として注目したい作品です。
また、ジェイク役としての出演は、新人公演主演や『銀二貫』の松吉役とは違う作品世界での表現を見る機会にもなります。
2027年『大奥』への出演も決定2027年には、よしながふみ原作の漫画を舞台化した星組公演『大奥』への出演が予定されています。
脚本・演出は栗田優香。主演は暁千星と詩ちづるです。
原作は、男性だけが感染する疫病「赤面疱瘡」によって男女の役割が逆転した江戸時代を描く作品です。今回の宝塚版では、万里小路有功と徳川家光を中心とする「有功・家光編」が上演されます。
公演日程は以下のとおりです。
東京公演2月7日~19日
2027年・東京国際フォーラム ホールC
大阪公演
2月27日~3月7日
2027年・梅田芸術劇場メインホール
宝塚歌劇公式プロフィールでは『大奥』が今後の出演予定として掲載され、梅田芸術劇場の出演者一覧にも稀惺かずとの名前があります。
一方、稀惺かずとの具体的な役名については、現時点で公表されている出演者情報からは特定できません。出演決定と役柄の発表は分けて捉える必要があります。
『銀二貫』での主演を経て、2027年には大作漫画を原作とする舞台に参加することになり、今後の配役や舞台上での役割にも関心が集まりそうです。
【プロの結論】稀惺かずとの魅力と今後注目したいポイント
稀惺かずとのキャリアを整理すると、注目すべき点は大きく3つあります。
第一に、新人公演主演を2回経験していること。『1789』でのロナン役、『阿修羅城の瞳』での病葉出門役という異なる作品の主演経験は、若手男役としての重要な実績です。
第二に、役柄の幅を広げていること。『アレクサンダー』のヘファイスティオン、『銀二貫』の松吉など、作品の時代背景や人物像が異なる役を経験しています。特に『銀二貫』では、自身が物語を引っ張る主演者として舞台に立ちました。
第三に、2027年以降につながる出演機会があること。2026年の『RRR』、2027年の『大奥』と、星組の公演に継続して参加する予定が示されています。
ファンが今後の成長を見極める際には、次の3点を確認すると、舞台実績をより立体的に理解できます。
- 新人公演主演から本公演での役割がどう変化するか。
- バウホール主演で培った主演者としての表現力が、次の作品にどう生かされるか。
- 『RRR』や『大奥』など、異なるジャンルの作品でどのような人物を演じるか。
なお、宝塚では出演者一覧への掲載と、主要な役への配役は別の情報です。スターとしての評価を考える場合も、出演回数だけではなく、公式発表の役名、主演・新人公演主演の実績、舞台で担う役割を分けて確認することが大切です。
稀惺かずとは、2026年のバウホール初主演を経て、次の舞台経験を積み重ねている星組の男役スターです。今後の配役や主演機会がどのように広がっていくのか、引き続き注目したい存在です。
【稀惺かずとのプロフィール・経歴】よくある質問(FAQ)
Q1:稀惺かずとの読み方は何ですか?
A1:読み方は「きしょうかずと」です。宝塚歌劇団の星組に所属する男役スターで、2019年入団の105期生です。
Q2:稀惺かずとの誕生日・出身地・身長は?
A2:誕生日は5月22日、出身地は東京都千代田区、身長は169cmです。公式の愛称は「つん」「めぐみ」「めぐ」です。
Q3:稀惺かずとの新人公演主演作品は何ですか?
A3:2023年の『1789-バスティーユの恋人たち-』と、2025年の『阿修羅城の瞳』です。前者ではロナン、後者では病葉出門を演じました。
Q4:2026年の『銀二貫』では何役でしたか?
A4:松吉(彦坂鶴之輔)役です。2026年6月12日から27日まで上演された宝塚バウホール公演で初主演を務めました。
Q5:『アレクサンダー』では何役を演じましたか?
A5:2025年の星組公演『アレクサンダー-天上の王国-』でヘファイスティオン役を演じました。
Q6:稀惺かずとは2027年の『大奥』に出演しますか?
A6:はい。宝塚歌劇団の公式プロフィールで星組公演『大奥』への出演予定が掲載されています。公演は2027年2月に東京、2月末から3月に大阪で予定されています。
稀惺かずとは、2019年に105期生として宝塚歌劇団へ入団した星組の男役スターです。『1789』『阿修羅城の瞳』で新人公演主演を経験し、2025年の『アレクサンダー』ではヘファイスティオン役を担当しました。
そして2026年6月、『銀二貫』でバウホール初主演を達成。現在は『RRR × TAKA”R”AZUKA ~√Rama~』のジェイク役として東京公演に出演し、2027年には『大奥』への参加も予定されています。
新人公演主演からバウホール主演へと進んだキャリアは、稀惺かずとの歩みを追ううえで大きな節目です。これからどのような役を任され、どんな男役像を築いていくのか。今後の星組公演での活躍に期待が高まります。
主な参考資料:宝塚歌劇公式スター紹介・公演情報・キャスト発表、日刊スポーツ、デイリースポーツ、梅田芸術劇場公演情報。