2026年11月現在、JRA(日本中央競馬会)に所属する現役の女性騎手は6人。永島まなみ、古川奈穂、今村聖奈、河原田菜々、小林美駒、谷原柚希の6人が、それぞれ異なるキャリアと持ち味を武器に中央競馬で騎乗している。
2026年の勢力図で目を引くのは、小林美駒騎手の年間43勝という数字だ。一方、通算勝利数では永島まなみ騎手が現役トップの138勝を記録し、引退した藤田菜七子騎手の166勝が歴代女性騎手の最多記録として残っている。さらに今村聖奈騎手は2026年のオークスを制し、日本人女性騎手として初のJRA・GⅠ制覇を達成した。
【2026年最新】JRAの現役女性騎手は6人!所属とプロフィール一覧
2026年10月31日時点で確認できるJRA所属の現役女性騎手は6人。所属別に見ると、栗東トレーニングセンターが4人、美浦トレーニングセンターが2人となっている。
ここでいう6人は、JRAの騎手免許を持つ現役騎手を対象とした人数だ。地方競馬所属の女性騎手や、短期免許で来日する外国人女性騎手は含めていない。
1. 永島まなみ騎手|現役女性騎手の通算最多勝所属:栗東・高橋康之厩舎/2021年デビュー
永島まなみ騎手は2021年にデビューした女性騎手。父は兵庫県競馬組合の調教師・永島太郎氏で、幼い頃から競馬に親しんできた経歴を持つ。
JRA公式プロフィールによると、2021年3月6日に初騎乗し、同月14日に初勝利を記録。2023年には年間50勝を挙げ、女性騎手の年間成績でも歴代上位に入る実績を残した。
大きな転機となったのが2024年6月16日のマーメイドステークス。アリスヴェリテに騎乗し、逃げ切りでJRA重賞初制覇を果たした。2026年10月31日時点のJRA通算勝利数は138勝。現役女性騎手のトップに立っている。
2. 今村聖奈騎手|年間51勝からオークス制覇へ所属:栗東・寺島良厩舎/2022年デビュー
今村聖奈騎手は2022年にデビュー。初年度からJRAで51勝を挙げ、JRA賞の最多勝利新人騎手を受賞した。デビュー年の活躍は、女性騎手の年間勝利記録を大きく押し上げた出来事として記憶されている。
2022年7月3日にはテイエムスパーダとのコンビでCBC賞を制覇。デビュー年に重賞タイトルを獲得し、早くから大舞台で結果を残した。
そして2026年5月24日、第87回オークスでジュウリョクピエロに騎乗。東京競馬場の芝2400メートルで、ドリームコアとの接戦をクビ差で制した。
この勝利は日本人女性騎手によるJRA・GⅠ初制覇であり、JRA所属女性騎手による初のクラシック制覇でもある。2026年10月31日時点の通算勝利数は119勝。
3. 古川奈穂騎手|2021年デビュー組の一人所属:栗東・矢作芳人厩舎/2021年デビュー
古川奈穂騎手は永島まなみ騎手と同じ2021年にデビューした。東京都出身で、JRA競馬学校の騎手課程を経て騎手免許を取得している。
2021年3月6日に初騎乗し、同月13日にはバスラットレオンで初勝利。JRA公式プロフィールでは、騎手を目指したきっかけについて、競馬ファンとしてレースを見ているうちに騎手への憧れが強くなったと紹介されている。
2026年10月31日時点のJRA通算勝利数は70勝、同年の勝利数は5勝。重賞タイトルにはまだ届いていないが、栗東所属の現役女性騎手として騎乗を続けている。
4. 河原田菜々騎手|2026年に年間23勝を記録所属:栗東・渡辺薫彦厩舎/2023年デビュー
河原田菜々騎手は2023年デビュー。大阪府出身で、小学4年生の頃に乗馬を始めた。祖母の家で競馬中継を見たことをきっかけに、騎手という職業に憧れを持つようになった。
2023年3月19日にJRA初勝利を記録。2026年は10月31日までに23勝を挙げており、年間成績では現役女性騎手の2位につけている。
JRA通算勝利数は47勝。勝利数の積み上げとともに、今後の重賞挑戦にも期待が集まる存在だ。
5. 小林美駒騎手|2026年の年間最多勝を独走所属:美浦・鈴木伸尋厩舎/2023年デビュー
小林美駒騎手は新潟県出身。兄が乗馬をしていたことをきっかけに小学4年生から乗馬を始め、新潟競馬場でレースを観戦するなかで騎手を志した。
2023年3月4日に初騎乗し、4月9日に初勝利。デビュー後は10勝、19勝、37勝と年間勝利数を伸ばしてきた。
2026年6月28日にはファウストラーゼンとのコンビで函館記念を制覇。10番人気の馬を勝利に導き、自身初のJRA重賞タイトルを獲得した。
2026年10月31日時点の年間勝利数は43勝。現役女性騎手の年間ランキングでトップに立ち、通算109勝まで記録を伸ばしている。
6. 谷原柚希騎手|2025年デビューの最年少世代所属:美浦・伊藤圭三厩舎/2025年デビュー
谷原柚希騎手は2007年2月20日生まれ、千葉県出身。2025年度の新規騎手として免許を取得し、同年3月1日に中山競馬場で初騎乗を果たした。
JRA公式の新人騎手紹介によると、藤田菜七子元騎手の活躍を見たことが騎手を目指すきっかけになったという。目標とする騎手には永島まなみ騎手とH.ドイル騎手を挙げている。
2026年10月31日時点ではJRA通算0勝、122騎乗。まだ勝利こそないものの、2025年にデビューした現役6人目の女性騎手として、キャリアを積み重ねている。
【2026年ランキング】女性騎手の年間勝利数と通算勝利数を比較
女性騎手の実力を比較するとき、年間勝利数と通算勝利数は分けて見る必要がある。年間成績は直近の勢いを示す一方、通算成績は騎手として積み重ねてきたキャリアを反映するからだ。
2026年の年間勝利数ランキング2026年10月31日終了時点のJRA成績を比較すると、トップは小林美駒騎手の43勝。河原田菜々騎手が23勝、今村聖奈騎手が15勝で続く。
- 1位:小林美駒 43勝
- 2位:河原田菜々 23勝
- 3位:今村聖奈 15勝
- 4位:永島まなみ 9勝
- 5位:古川奈穂 5勝
- 6位:谷原柚希 0勝
注目したいのは、小林騎手の成長曲線だ。2023年の10勝から2024年は19勝、2025年には37勝へと伸ばし、2026年は10月末時点で43勝に到達した。2019年に藤田菜七子元騎手が記録した年間43勝に並んでいる。
一方、河原田騎手も2026年に23勝を記録。2023年の13勝、2024年の7勝、2025年の4勝という推移から大きく数字を伸ばした。単純な通算順位だけでは見えない、今季の躍進といえる。
現役・引退を含めた通算勝利数ランキングJRA通算勝利数では、2024年に引退した藤田菜七子元騎手が166勝で歴代トップ。現役では永島まなみ騎手が138勝で最も多い。
- 藤田菜七子 166勝(引退)
- 永島まなみ 138勝(現役)
- 今村聖奈 119勝(現役)
- 小林美駒 109勝(現役)
- 古川奈穂 70勝(現役)
- 河原田菜々 47勝(現役)
- 大江原比呂 4勝(引退)
- 谷原柚希 0勝(現役)
ここで注意したいのは、勝利数の集計範囲だ。上記はJRAの競走で記録した勝利数であり、地方競馬や海外競馬での勝利を合算した数字ではない。
また、騎乗数や騎乗機会も騎手によって異なる。勝利数だけで能力を断定せず、勝率、連対率、騎乗回数、騎乗馬の条件などを合わせて評価することが大切だ。
【歴代一覧】1996年から2026年までのJRA女性騎手14人の歩み
JRAで女性騎手が誕生したのは1996年。2026年は女性騎手のJRAデビューから30年という節目に当たる。
1996年3月1日付で騎手免許を取得したのは、田村真来、細江純子、増沢由貴子の3人。翌3月2日にそろって中央競馬で初騎乗した。
その後、1997年に板倉真由子と押田純子、2000年に西原玲奈が加わった。しかし、2013年9月に増沢由貴子騎手が引退すると、JRA所属の女性騎手は一時的に不在となる。
2016年に藤田菜七子騎手がデビューし、2021年には永島まなみ騎手と古川奈穂騎手が登場。2022年の今村聖奈騎手、2023年の河原田菜々騎手と小林美駒騎手、2024年の大江原比呂騎手、2025年の谷原柚希騎手へと続いた。
JRA所属の歴代女性騎手・14人の一覧| 免許取得年 | 騎手名 | 現在の状況 | JRA通算勝利数・主な実績 |
|---|---|---|---|
| 1996年 | 田村真来 | 2001年引退 | 9勝 |
| 1996年 | 細江純子 | 2001年引退 | 14勝 |
| 1996年 | 増沢由貴子(旧姓・牧原) | 2013年引退 | 34勝 |
| 1997年 | 板倉真由子 | 2001年引退 | 1勝 |
| 1997年 | 押田純子 | 2000年引退 | 2勝 |
| 2000年 | 西原玲奈 | 2010年引退 | 17勝 |
| 2016年 | 藤田菜七子 | 2024年引退 | 166勝・2019年カペラS |
| 2021年 | 永島まなみ | 現役 | 138勝・2024年マーメイドS |
| 2021年 | 古川奈穂 | 現役 | 70勝 |
| 2022年 | 今村聖奈 | 現役 | 119勝・CBC賞、2026年オークス |
| 2023年 | 河原田菜々 | 現役 | 47勝 |
| 2023年 | 小林美駒 | 現役 | 109勝・2026年函館記念 |
| 2024年 | 大江原比呂 | 2025年引退 | 4勝 |
| 2025年 | 谷原柚希 | 現役 | 0勝 |
※現役騎手の勝利数は2026年10月31日時点。引退騎手はJRA通算成績。対象はJRA所属の騎手免許を取得した女性騎手で、短期免許の外国人騎手は含まない。
藤田菜七子騎手が切り開いた2016年以降の転換期1996年の最初の3人が引退した後、JRA所属の女性騎手は一時期ゼロになった。その空白を埋めたのが2016年デビューの藤田菜七子元騎手だった。
藤田騎手は2019年12月8日、コパノキッキングとのコンビでカペラステークスを制覇。JRA所属の女性騎手として初めて平地重賞を勝った。
最終的なJRA通算成績は3897騎乗166勝。2019年には年間43勝を挙げた。これは後輩騎手にとっても一つの目標となる数字だ。
また、2025年デビューの谷原柚希騎手が藤田元騎手の活躍を見て騎手を志したことも、世代を超えた影響を示している。単なる記録の継承ではなく、女性が騎手という職業を選ぶ際の具体的なロールモデルが生まれたことに意味がある。
【重賞・GⅠ実績】女性騎手はどこまで勝っている?歴史的快挙を検証
女性騎手の重賞実績を振り返る際には、JRA所属騎手と短期免許で騎乗した外国人騎手を区別する必要がある。加えて、平地競走と障害競走では記録の歴史も異なる。
2002年:ロシェル・ロケット騎手がJ・GⅠ制覇女性騎手によるJRAのGⅠ制覇という意味では、2002年12月21日の中山大障害が重要な記録となる。
ニュージーランド出身のロシェル・ロケット騎手が、ギルデッドエージに騎乗して優勝。これは女性騎手によるJRA重賞初勝利であり、JRAのJ・GⅠを制した歴史的な出来事だった。
ただし、ロケット騎手はJRA所属の日本人女性騎手ではなく、短期免許で騎乗した外国人騎手である。
2019年:藤田菜七子騎手が平地重賞を初制覇2019年12月8日のカペラステークスでは、藤田菜七子騎手がコパノキッキングで優勝した。
この勝利はJRA所属の女性騎手による平地重賞初制覇。それまでの女性騎手の重賞実績を大きく塗り替えた。
2022年:今村聖奈騎手がCBC賞を制覇2022年7月3日のCBC賞では、今村聖奈騎手がテイエムスパーダで勝利。デビュー年に重賞タイトルを獲得するという鮮烈な結果を残した。
この年のJRA年間51勝と合わせ、今村騎手は女性騎手の新しい可能性を示す存在となった。
2024年:永島まなみ騎手がマーメイドステークスを制覇2024年6月16日、永島まなみ騎手がアリスヴェリテでマーメイドステークスを勝利。積極的な先行策で後続を振り切り、自身初のJRA重賞タイトルを手にした。
2026年:今村聖奈騎手がオークス、小林美駒騎手が函館記念2026年は女性騎手の重賞実績がさらに広がった年だ。
5月24日のオークスでは今村聖奈騎手がジュウリョクピエロを勝利に導き、日本人女性騎手初のJRA・GⅠ制覇を達成。さらに6月28日の函館記念では、小林美駒騎手がファウストラーゼンで優勝し、重賞初制覇を記録した。
これらを合わせると、JRA所属の日本人女性騎手による平地重賞勝利は、藤田菜七子、今村聖奈、永島まなみ、小林美駒の4人による計5勝となる。
ここで押さえたいのは、「女性騎手によるJRAのGⅠ勝利」と「日本人のJRA所属女性騎手によるGⅠ勝利」は同じ意味ではないという点だ。2002年にはロケット騎手が障害GⅠを勝っており、2026年の今村騎手のオークス制覇は、日本人女性騎手による初のJRA・GⅠ勝利として位置づけられる。
【減量制度の仕組み】JRA女性騎手はなぜ2~4キロ軽く乗れる?
女性騎手について検索すると、必ず出てくるのが「減量制度」という言葉だ。これは女性騎手が騎乗する際、馬に課される負担重量を一定の範囲で軽くする制度である。
JRAの競馬用語辞典によると、女性騎手や見習騎手などが特別競走とハンデキャップ競走以外のレースに騎乗する場合、所定の負担重量から一定の重量を差し引く仕組みになっている。
女性騎手の減量区分と記号平地競走の場合、女性騎手の減量は主に次の3区分で整理できる。
- :4キログラム減 見習騎手で勝利度数50回以下。
- ▲:3キログラム減 見習騎手で勝利度数51回以上100回以下。
- ◇:2キログラム減 見習騎手ではない女性騎手。
見習騎手の判定には勝利数だけでなく、免許取得後の期間も関係する。原則として免許取得後5年未満で、平地の勝利度数が100回以下、または障害の勝利度数が20回以下といった条件がある。
なお、障害競走では新規騎乗騎手について別の区分が設けられており、勝利度数15回以下で4キログラム減、16回以上20回以下で3キログラム減となる。
男性騎手の減量制度との違い男性の見習騎手にも減量制度はある。ただし、平地競走では勝利度数に応じて3キログラム、2キログラム、1キログラムの減量となる。
女性騎手の場合、同じ見習騎手の勝利度数で比較すると、減量幅が男性より1~2キログラム大きい。加えて、見習騎手の期間を終えた後も2キログラム減の◇が適用される点が大きな特徴だ。
減量制度はいつから導入された?JRAが女性騎手に対する新たな減量制度を導入したのは2019年3月1日。一般競走における女性騎手の騎乗機会を広げる目的で、見習騎手でなくなった後も2キログラム減とする制度が設けられた。
制度導入以前と以後では、女性騎手が騎乗する際の負担重量の条件が異なる。2019年以降の女性騎手の成績を評価するときは、この制度変更も背景として理解しておきたい。
減量が適用されないレースもある重要なのは、女性騎手ならすべてのレースで負担重量が軽くなるわけではないということだ。
特別競走とハンデキャップ競走は、原則としてこの女性騎手の減量対象から除外される。また、減量によって必ず有利になるわけでもない。馬の能力、展開、枠順、騎手の技術、レース条件などが勝敗に関係する。
したがって、出馬表で女性騎手の名前に◇やが付いている場合は、単純に性別だけを見るのではなく、そのレースで適用される斤量と競走条件を確認することが大切だ。
【プロの結論】2026年の女性騎手勢力図は何が変わった?
2026年のJRA女性騎手を分析すると、これまでの歴史と現在の勢力図には明確な変化が見られる。
第一に、現役女性騎手が6人まで増え、複数の世代が同時に競い合う環境が整ったこと。2021年デビューの永島・古川、2022年の今村、2023年の河原田・小林、2025年の谷原という構成は、継続的な新人の登場を示している。
第二に、勝利数の面で一人の騎手に実績が集中していないこと。通算では永島まなみ騎手、年間成績では小林美駒騎手、重賞やGⅠでは今村聖奈騎手が、それぞれ異なる分野で存在感を示している。
第三に、重賞制覇が一人の特別な記録から複数の騎手による実績へと広がったこと。藤田菜七子騎手が2019年に平地重賞の壁を破り、今村聖奈騎手と永島まなみ騎手が続き、2026年には小林美駒騎手も重賞タイトルを獲得した。
女性騎手を評価するときの3つの判断基準1. 通算勝利数だけで評価しない
通算勝利数はキャリアの長さに影響される。デビューからの年数が異なる騎手を比べるなら、年間勝利数や勝率、騎乗数も確認したい。
2. 重賞実績と平場の成績を分けて考える
重賞での勝利は大きな評価材料だが、年間を通して安定した騎乗を続ける能力とは別の側面もある。一般競走での勝利数や連対率も見逃せない。
3. 減量制度と実力を混同しない
女性騎手の減量は騎乗機会を広げるための制度であり、勝利を保証するものではない。斤量の違いだけで騎手の能力を判断せず、実際のレース内容や成績を合わせて評価することが重要だ。
今後の注目は、小林美駒騎手が年間43勝をどこまで伸ばすか、今村聖奈騎手がGⅠタイトルに続く実績を築けるか、そして永島まなみ騎手が藤田菜七子元騎手の166勝にどこまで迫るかという点にある。
【JRAの女性騎手】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年現在、JRAの現役女性騎手は何人いますか?
A1:2026年10月31日時点で6人です。永島まなみ、古川奈穂、今村聖奈、河原田菜々、小林美駒、谷原柚希の6人で、栗東所属が4人、美浦所属が2人です。
Q2:JRA女性騎手の通算最多勝は誰ですか?
A2:引退した騎手も含めると藤田菜七子元騎手の166勝です。現役では永島まなみ騎手の138勝が最多で、2026年10月31日時点の成績です。
Q3:2026年に最も勝っている女性騎手は誰ですか?
A3:小林美駒騎手です。2026年10月31日時点で43勝を記録し、女性騎手の年間勝利数ランキングでトップです。
Q4:女性騎手でJRAのGⅠを勝った人はいますか?
A4:います。短期免許で騎乗したロシェル・ロケット騎手が2002年の中山大障害(J・GⅠ)を制しています。また、日本人女性騎手としては今村聖奈騎手が2026年のオークスを制し、初のJRA・GⅠ勝利を達成しました。
Q5:女性騎手はなぜ斤量が軽くなるのですか?
A5:JRAには女性騎手の騎乗機会拡大を目的とした減量制度があります。一般競走などでは見習騎手の勝利度数に応じて4キログラムまたは3キログラム減、見習騎手でない女性騎手には2キログラム減が適用されます。特別競走とハンデキャップ競走は対象外です。
Q6:JRA初の女性騎手は誰ですか?
A6:1996年に騎手免許を取得した田村真来、細江純子、増沢由貴子の3人です。同年3月2日に初騎乗しました。
Q7:古川奈穂騎手は2026年現在も現役ですか?
A7:はい。2026年10月31日時点で現役です。JRA通算70勝、2026年は5勝を記録しています。
2026年11月現在、JRAの現役女性騎手は6人。1996年の田村真来、細江純子、増沢由貴子によるデビューから30年を迎え、歴代のJRA所属女性騎手は14人となった。
現役では永島まなみ騎手が通算138勝でトップに立ち、2026年の年間勝利数では小林美駒騎手が43勝で首位。今村聖奈騎手はオークス制覇という歴史的な記録を打ち立てた。
女性騎手の活躍を理解するには、通算勝利数、年間成績、重賞実績、減量制度をそれぞれ分けて見る必要がある。数字の順位だけでは分からない成長や、騎手ごとの得意分野も浮かび上がってくる。
藤田菜七子元騎手が残した166勝という記録に、現役の永島まなみ騎手や今村聖奈騎手、小林美駒騎手がどこまで迫るのか。さらに河原田菜々騎手、古川奈穂騎手、谷原柚希騎手がどのような実績を積み上げるのか。2026年以降のJRA女性騎手の勢力図は、まだ大きく動く余地を残している。
主な検証資料
- JRA公式の騎手プロフィール・新人騎手情報。
- 2026年10月31日時点の現役騎手・通算成績集計。
- JRA公式のオークス、函館記念、マーメイドステークス競走結果。
- JRA公式の減量制度と2019年の制度改定資料。
- JRA公式の2002年中山大障害結果と歴代女性騎手の記録。