本田望結さんといえば、子役時代に出演した日本テレビ系ドラマ『家政婦のミタ』を思い浮かべる人も多いのと考えられます。2011年、当時7歳だった本田さんは、阿須田家の次女で末っ子の阿須田希衣(あすだ・きい)役を演じ、愛らしい表情と感情豊かな演技で視聴者の注目を集めました。
実は、この作品は本田さんにとって初めての連続ドラマでもあります。2025年には、当時のセリフ練習に妹の本田紗来さんが協力していたという微笑ましいエピソードも明らかになりました。2026年現在、22歳となった本田さんは俳優とフィギュアスケーターの両面で活動を続けています。『家政婦のミタ』での役柄、撮影現場の思い出、子役時代から現在までの歩みを振り返ります。
【役名を解説】本田望結が『家政婦のミタ』で演じたのは阿須田希衣
本田望結さんが『家政婦のミタ』で演じた役は、阿須田希衣(あすだ・きい)です。阿須田家の4人きょうだいのうち、次女であり、家族の末っ子にあたる女の子です。
物語の中心となる阿須田家は、母親を事故で亡くした父親と4人の子どもたちが暮らす5人家族。そこに、松嶋菜々子さん演じる家政婦・三田灯がやって来るところから物語が動き始めます。
希衣は、幼いながらも母親を失った悲しみを抱える少女です。母親にもう一度会いたいという願いを持ち、家族の中でも特に純粋な気持ちを表現する存在として描かれています。
第1話では、誕生日に欲しいものを尋ねられた希衣が「お母さんに会いたい」という願いを口にする場面があります。このエピソードは、作品全体に流れる家族の喪失と再生というテーマを象徴する重要な場面です。
本田さんの演技が印象に残った理由は、単に子どもらしいかわいらしさだけではありません。悲しみや寂しさ、家族への愛情といった複雑な感情を、幼い子どもの目線で自然に表現していた点にあります。
『家政婦のミタ』の基本情報同作は2011年10月12日から12月21日まで、日本テレビ系で放送された全11話の連続ドラマです。脚本を遊川和彦さんが担当し、松嶋菜々子さんが主人公の三田灯を演じました。
三田灯は、料理、洗濯、掃除などの家事を完璧にこなす一方、常に無表情で感情を表に出さない家政婦です。依頼された仕事を何でも引き受ける彼女が、問題を抱えた阿須田家に関わることで、家族それぞれの事情が明らかになっていきます。
最終回の平均世帯視聴率は関東地区で40.0%を記録。2011年を代表する大ヒットドラマとなりました。
【キャスト・人物相関】阿須田家と共演者の関係を一覧で整理
本田望結さんの役柄を理解するうえでは、阿須田家の家族構成と共演者との関係を整理すると分かりやすくなります。
放送ライブラリーやBS日テレの番組情報に掲載されているキャストを中心に、主要人物の関係をまとめました。
| 登場人物・役名 | 演じた俳優 | 人物・関係性 |
|---|---|---|
| 阿須田希衣 | 本田望結 | 阿須田家の次女・末っ子 |
| 三田灯 | 松嶋菜々子 | 阿須田家に派遣される家政婦 |
| 阿須田恵一 | 長谷川博己 | 希衣たち4人きょうだいの父親 |
| 阿須田結 | 忽那汐里 | 阿須田家の長女 |
| 阿須田翔 | 中川大志 | 阿須田家の長男 |
| 阿須田海斗 | 綾部守人 | 阿須田家の次男 |
| 結城うらら | 相武紗季 | 恵一の義妹で子どもたちの叔母 |
| 結城義之 | 平泉成 | うららの父親 |
| 風間美枝 | 野波麻帆 | 作品の登場人物 |
| 皆川真利子 | 佐藤仁美 | 作品の登場人物 |
| 晴海明美 | 白川由美 | 作品の登場人物 |
特に注目したいのは、松嶋菜々子さんとの共演です。三田灯はドラマの中では冷徹で近寄りがたい人物ですが、実際の撮影現場での松嶋さんは、本田さんにとって優しい存在だったといいます。
また、中川大志さんや綾部守人さん、忽那汐里さんとの交流も、本田さんにとって撮影の楽しみの一つだったようです。画面上では複雑な家庭問題を抱える家族を演じながら、撮影現場では年齢の離れた共演者同士が交流を深めていました。
【当時7歳の撮影秘話】松嶋菜々子との交流と現場での思い出
本田望結さんの子役時代を振り返るうえで貴重な資料となるのが、2011年12月21日に掲載されたMANTANWEBのインタビューです。最終回の撮影が進むスタジオで、当時小学1年生だった本田さんが撮影現場の様子や共演者との関係について語っています。
松嶋菜々子は撮影現場では優しいお母さんのような存在本田さんが印象的だったと振り返ったのが、松嶋菜々子さんの普段の姿と、カメラが回ったときの演技の違いです。
インタビューでは、松嶋さんが普段はスケートのことなどを尋ねてくれる優しい人だったと紹介されています。会話をしているときは、本当のお母さんのように感じていたそうです。
ところが、撮影が始まると雰囲気が一変。普段の優しい表情から、無表情で冷たい三田灯へと変わる松嶋さんの姿に、本田さんは驚いたといいます。
「本当のミタさんはすごく優しくて」
当時7歳の本田さんにとって、同じ人物が撮影の前後でまったく違う雰囲気になることは、俳優の表現力を間近で感じる体験だったはずです。
中川大志や綾部守人とはノートのお絵描きで交流撮影現場での思い出は、主演の松嶋さんとの交流だけではありません。
本田さんによると、長男・翔役の中川大志さんと次男・海斗役の綾部守人さんは、持ってきたノートに絵を描いてくれるなど、遊び相手になってくれたそうです。
長女・結役の忽那汐里さんからは、折り紙で鶴を折る方法を教えてもらったといいます。
こうしたエピソードからは、ドラマの中で家族を演じていた共演者たちが、実際の現場でも本田さんを温かく迎えていた様子が伝わります。
第4話の難しい撮影にもスタッフの応援があった2011年のインタビューでは、第4話に登場する希衣の飛び降りる場面についても触れられています。
本田さんは撮影前から怖さを感じていたものの、スタッフから大丈夫かと声を掛けられ、周囲が応援してくれたことで頑張れたと振り返っています。
幼い子どもがシリアスな役柄を演じるには、本人の表現力だけでなく、撮影現場の大人たちによる配慮やサポートも欠かせません。当時のインタビューは、そうした現場の雰囲気を伝える貴重な記録になっています。
また、希衣が家族の石を入れて持ち歩いていた缶を、本田さんが取材場所にも持ってきていたというエピソードも紹介されています。役柄の小道具に親しみを持っていたことが分かる、子役時代らしい思い出です。
【妹・紗来との感動秘話】家政婦のミタのセリフ練習を姉妹で担当
『家政婦のミタ』の撮影秘話として、2025年6月に新たに注目されたのが、妹・本田紗来さんとのセリフ練習です。
2025年6月13日、本田望結さんは文化放送のラジオ番組『くにまる食堂フライデー~どうした!?一蔵!~』に出演。7歳で出演した『家政婦のミタ』の思い出を語りました。
きょうだい全員で役を分担して練習本田さんによると、当時のセリフ練習には兄や姉、妹も参加していました。
姉が姉役、兄が兄役を担当するなど、それぞれがドラマの登場人物になり、家族全員で練習に付き合ってくれたそうです。
ところが、当時まだ幼かった妹の紗来さんには、担当する役がありませんでした。そこで、本田さんが明かしたのが、意外な配役です。
「なぜか平泉成さん演じるおじいちゃん役をやってくれた」
当時の紗来さんは3、4歳ごろ。望結さんは、自分のセリフの練習に妹が付き合ってくれたことを、懐かしそうに振り返りました。
妹は今でも当時のセリフを覚えているさらに驚くのは、妹の記憶力です。
本田さんは、幼かった紗来さんが当時のセリフを今でも覚えていると明かしました。本人も「今でも妹はせりふ言えるんです!」と話し、姉妹の思い出として紹介しています。
当時の紗来さんは、まだ幼児。ドラマの内容やセリフをどこまで理解していたかは別として、姉の練習に参加していたこと、そして年月がたってもセリフが記憶に残っていることは、印象的なエピソードです。
この話から見えてくるのは、本田望結さんの芸能活動が本人だけの挑戦ではなかったということです。幼いころから家族が練習に付き合い、撮影に向けた日々を支えていました。
『家政婦のミタ』での希衣役は、テレビの中で視聴者に愛された役柄であると同時に、本田家にとっても忘れられない家族の思い出になっているのでしょう。
【子役時代から2026年現在まで】本田望結の女優・フィギュアスケートの歩み
本田望結さんは2004年6月1日、京都府で生まれました。3歳から芸能活動を始め、幼少期からフィギュアスケートにも取り組んできた人物です。
2026年11月4日現在は22歳。子役として注目された時期を経て、映画やテレビドラマでさまざまな役柄を経験し、俳優として活動の幅を広げています。
3歳から芸能活動をスタート2024年10月の双葉社「THE CHANGE」のインタビューでは、芸能界に入ったきっかけについて本人が振り返っています。
テレビを見ていたとき、自分も画面の中に入ってみたいと思ったことが始まりでした。家族に相談したところ、芸能事務所について調べてくれたことが、活動を始めるきっかけになったそうです。
同じころ、兄や姉が取り組んでいたフィギュアスケートにも興味を持ち、自分からやってみたいと考えてスケート靴を履くようになりました。
本人は、演技もスケートも自分の意思で始めたため、両立することをつらいと感じなかったと語っています。
『家政婦のミタ』が初の連続ドラマに2011年の『家政婦のミタ』は、本田さんにとって初めての連続ドラマでした。
2024年のMANTANWEBのインタビューでは、当時の芝居について、今あらためて映像を見ると自分でも驚くような目線の動きをしていると振り返っています。
また、当時の自分の演技を見ても恥ずかしい気持ちはないと話しており、幼いころの経験を肯定的に受け止めていることが分かります。
映画やドラマで役柄の幅を広げる『家政婦のミタ』以降も、本田さんは映像作品への出演を続けてきました。
2015年には映画『ポプラの秋』で主演を務め、子役としての知名度だけに頼らない俳優としての経験を積み重ねました。
2023年にはNHK連続テレビ小説『らんまん』に初出演。2024年には主演映画『カーリングの神様』で清水香澄役を演じています。
さらに2025年には映画『きさらぎ駅 Re:』や『愛されなくても別に』などにも出演。ドラマでは『ふたりソロキャンプ』や『すべての恋が終わるとしても』など、作品ごとに異なる役柄に挑戦しています。
2026年も俳優・フィギュアスケーターとして活動2026年現在も、本田さんは俳優・タレントとしてメディア出演を続けています。
同年9月には、妹の紗来さんとともにファッションブランド「マイケル・コース」のポップアップイベントに登場。9月には投資をテーマにした体験型イベント「氷処QQQ by Invesco QQQ」の発表会にも俳優・フィギュアスケーターとして出席しました。
さらに10月28日には、表参道ヒルズで開催されたサンリオの体験型イベント「Hello Kitty's Lounge」のプレス発表会に妹の紗来さんと姉妹で登壇しています。
10月2日には文化放送の公開ラジオ録音イベントにも出演し、22歳の俳優として近況や交友関係について語りました。
こうした2026年の活動を見ると、現在の本田さんはドラマ出演だけでなく、イベントやメディアでの発信など、活動領域を広げていることが分かります。
【よくある誤解を検証】本田望結と家政婦のミタに関する事実
本田望結さんと『家政婦のミタ』については、役名や当時の年齢、芸能界デビューの時期などが混同されることがあります。ここでは、押さえておきたいポイントを整理します。
本田望結の芸能界デビューは『家政婦のミタ』ではない本田さんの芸能活動の始まりは3歳ごろです。『家政婦のミタ』への出演は2011年で、芸能活動を始めてから数年後にあたります。
したがって、同作は芸能界デビュー作ではなく、本人にとって初めての連続ドラマであり、全国的な知名度を高める大きな転機となった作品です。
希衣は阿須田家の次女であり末っ子阿須田家には4人の子どもがいます。長女の結、長男の翔、次男の海斗、そして次女の希衣という構成です。
そのため、希衣は次女であり、4人きょうだいの末っ子でもあります。「次女」と「末っ子」は矛盾する表現ではありません。
ドラマの中の松嶋菜々子と実際の松嶋菜々子は別の印象三田灯の無表情で冷たい態度は、あくまでドラマ上の人物設定です。本田さんの2011年のインタビューでは、実際の松嶋さんは優しく、スケートのことも尋ねてくれる存在だったと紹介されています。
ドラマの役柄と俳優本人の性格を混同しないことも、作品の撮影秘話を正しく理解するポイントです。
【プロの結論】希衣役が本田望結の俳優人生に残したもの
『家政婦のミタ』における本田望結さんの存在は、単なる人気子役の出演という枠に収まりません。
当時7歳だった本田さんが演じた希衣は、母親を失った家族の悲しみを表現する重要な人物でした。幼い子どもが抱える寂しさや愛情を視聴者に伝えることで、作品の家族ドラマとしての側面を支えていました。
また、2011年の現場インタビューと2024年の本人インタビューを比較すると、子役時代の経験を現在の本人がどのように捉えているかも見えてきます。
当時の演技について、現在の自分には再現できないかもしれないと話していたことは興味深い点です。幼いころの自然な感覚や目線の動きは、成長した俳優が意識的に演じようとしても簡単には再現できないものなの可能性があります。
加えて、2025年に明かされた妹・紗来さんとのセリフ練習は、演技の裏側に家族の協力があったことを伝えています。撮影現場では共演者やスタッフに支えられ、自宅では家族と練習する。こうした経験が、幼い本田さんの活動を支える環境の一つになっていたと考えられます。
2026年の現在は、子役時代のイメージを残しながらも、俳優として新しい役柄に挑戦する段階にあります。フィギュアスケートというもう一つの活動も続けていることから、氷上の経験を生かした表現にも期待が集まります。
本田望結さんの歩みを知りたい読者が注目すべきなのは、子役時代の人気だけではありません。『家政婦のミタ』での経験を原点の一つとしながら、年齢や環境の変化に合わせて表現の幅を広げている点です。
本田望結と『家政婦のミタ』に関するよくある質問(FAQ)
Q1:本田望結は『家政婦のミタ』で何役を演じていた?
A1:阿須田希衣(あすだ・きい)役です。阿須田家の次女で、4人きょうだいの末っ子を演じました。
Q2:『家政婦のミタ』出演時、本田望結は何歳だった?
A2:2011年の放送当時は7歳でした。小学1年生で、本人にとって初めての連続ドラマ出演でした。
Q3:妹の本田紗来もセリフ練習に参加していた?
A3:はい。本田望結さんが2025年6月のラジオ出演で明かしています。紗来さんは当時3、4歳ごろで、平泉成さん演じる祖父の役を担当して練習に付き合っていたそうです。現在も当時のセリフを覚えているといいます。
Q4:松嶋菜々子との撮影現場での関係は?
A4:本田さんは2011年のインタビューで、普段の松嶋さんは優しく、スケートについても話しかけてくれる存在だったと語っています。一方、撮影が始まると三田灯の無表情な雰囲気に変わることに驚いたそうです。
Q5:本田望結は2026年現在何歳?
A5:2004年6月1日生まれのため、2026年11月4日現在は22歳です。俳優・タレントとして活動するほか、フィギュアスケーターとしても知られています。
Q6:『家政婦のミタ』はいつ放送された?
A6:2011年10月12日から12月21日まで、日本テレビ系で全11話が放送されました。最終回の平均世帯視聴率は関東地区で40.0%を記録しています。
本田望結さんが『家政婦のミタ』で演じたのは、阿須田家の次女・阿須田希衣役です。2011年、当時7歳だった本田さんは、初めての連続ドラマで家族を失った悲しみを抱える少女を演じ、幅広い視聴者に知られるようになりました。
松嶋菜々子さんや中川大志さん、忽那汐里さんら共演者との交流、撮影スタッフの支え、そして妹・紗来さんとのセリフ練習など、作品の裏側には多くの思い出があります。
2026年現在、本田さんは22歳。子役時代から培ってきた演技経験を生かしながら、映画やドラマ、イベントなどで活動を続けています。フィギュアスケートにも取り組んできた経験は、彼女ならではの個性です。
『家政婦のミタ』の希衣ちゃんは、今も本田望結さんを語るうえで欠かせない役柄です。しかし、その後の出演作や本人の発言をたどれば、子役時代の印象だけでは語り尽くせない現在の姿も見えてきます。これからどのような作品で新しい表情を見せてくれるのか、俳優としてのさらなる成長に注目したいところです。
主な事実確認資料: 放送ライブラリーの番組記録、BS日テレの公式番組情報、MANTANWEBの2011年・2024年インタビュー、スポニチの2025年6月のラジオ出演報道、2026年のイベント報道。