2006年夏の甲子園で「ハンカチ王子」と呼ばれ、日本中の注目を集めた斎藤佑樹さん。早稲田実業のエースとして全国制覇を成し遂げ、北海道日本ハムファイターズでも11年間プレーした元プロ野球選手は、2026年現在、どのような活動をしているのでしょうか。
現在38歳の斎藤佑樹さんは、プロ野球選手を引退した後、株式会社斎藤佑樹の代表として事業を展開。北海道長沼町の「はらっぱスタジアム」を中心とした野球場づくり、全国47都道府県を視野に入れた「野球列島プロジェクト」、スクラムベンチャーズのVenture Partner、さらに「鰻の成瀬」のChief Omotenashi Officer(COO)など、活動領域を大きく広げています。
2026年は特に新しい肩書きやプロジェクトが相次いで発表された年です。会社経営とテレビ出演、地域活性化、野球普及活動という複数の顔を持つ現在の姿から、引退理由、年収、結婚した妻についてまで、最新の情報を整理します。
2026年11月現在、斎藤佑樹さんはプロ野球選手ではなく、実業家・キャスター・スポーツ振興のプロジェクトオーナーとして活動しています。
特に注目したいのは、現役時代の知名度を生かした広告出演だけにとどまらず、自ら事業を立ち上げ、野球や地域社会に新しい価値を生み出そうとしている点です。
1. 株式会社斎藤佑樹の代表取締役2021年12月10日、斎藤さんは自身の会社である株式会社斎藤佑樹を設立しました。
同社が掲げる中心的なビジョンは「野球未来づくり」です。プロ野球選手として経験したことを次世代の野球環境につなげるため、野球場づくりや野球普及活動などを進めています。
単純に野球用品を販売したり、野球教室を開催したりするだけの会社ではありません。地域の人々、企業、自治体などと協力しながら、野球に触れる機会そのものを生み出すことに力を注いでいます。
2. 日本テレビ「news every.」のキャスター斎藤さんはスポーツ分野に限らず、ニュース番組にも活動の幅を広げています。
日本テレビ系「news every.」ではキャスターとして出演。日本テレビの公式プロフィールでも、1988年6月6日生まれ、群馬県太田市出身という経歴とともに、引退後の野球未来づくりへの取り組みが紹介されています。
2026年9月30日付の日刊スポーツの報道では、同番組の月曜日・火曜日に出演していることも伝えられました。
甲子園のスターとしてスポーツニュースに登場するだけでなく、一般ニュースを伝える立場になったことは、引退後のキャリアにおける大きな変化です。
3. 企業とのパートナーシップや事業共創2026年には、スポーツ分野以外の企業との連携も目立ちます。
6月にはスクラムベンチャーズのVenture Partnerに就任。8月には岩崎電気とのパートナーシップ契約も発表されました。
現役時代に培った競技者としての経験、スポーツを通じた人とのつながり、地域活動で得た知見を、企業の新規事業や社会貢献活動に生かす方向へ進んでいます。
つまり、2026年の斎藤佑樹さんは、野球場をつくる実業家であると同時に、メディアで情報を伝え、企業と新しい事業を考えるビジネスパーソンでもあるのです。
【会社経営の実態】株式会社斎藤佑樹の事業内容とSUNNY TERRACEの関係

斎藤佑樹さんの現在を調べると、株式会社斎藤佑樹とともに「SUNNY TERRACE(サニーテラス)」という施設の名前もよく登場します。
ただし、この2つは同じ会社の事業として単純にまとめられるものではありません。関係する会社を整理すると、事業の全体像が理解しやすくなります。
株式会社斎藤佑樹が目指す「野球未来づくり」株式会社斎藤佑樹の公式サイトでは、野球を通じて誰かの力になり、自身の野球人生で得た経験を未来につなげるという理念を掲げています。
代表的な取り組みが、北海道長沼町の「はらっぱスタジアム」です。子どもたちが野球を楽しめる場所を自分たちの手でつくるという、斎藤さんの思いを形にしたプロジェクトです。
また、2026年に始動した野球列島プロジェクトも、この野球未来づくりという理念とつながっています。
SUNNY TERRACEは株式会社mybaseが手がける施設一方、SUNNY TERRACEは北海道ボールパークFビレッジ内にある飲食商業施設です。
2025年3月21日の北海道日本ハムファイターズの公式発表によると、施設を建設したのは、斎藤さんが代表取締役を務める株式会社mybaseです。
施設は地上2階建てで、延床面積は約2,000平方メートル。1階には飲食店やジムなどが入り、2階には温浴施設の出店が予定されていました。
名称のSUNNY TERRACEも斎藤さん自身が命名しています。ボールパークを訪れる人や地域住民が、晴れやかな時間を過ごせる憩いの場所にしたいという思いが込められています。
2025年6月25日にオープンし、2026年6月25日には開業1周年を迎えました。ファイターズの公式発表では、斎藤さんにゆかりのある限定メニューを館内4店舗で提供する記念企画も紹介されています。
ここで押さえたいのは、株式会社斎藤佑樹が野球未来づくりを掲げる会社であるのに対し、SUNNY TERRACEは株式会社mybaseが手がける別の事業だということです。
どちらも北海道の地域活性化につながる活動ですが、会社名や運営主体を混同しないことが大切です。
【野球普及への挑戦】はらっぱスタジアムと野球列島プロジェクト2026
斎藤佑樹さんの現在の活動を象徴する存在が、北海道夕張郡長沼町の「はらっぱスタジアム」です。
これは単なる少年野球場ではありません。野球を始めたばかりの子どもたちや、まだ野球に触れたことのない子どもたちが、自由にスポーツを楽しめる場所をつくるという構想から生まれました。
2025年5月5日にプレオープンしたはらっぱスタジアム北海道の道新スポーツの報道によると、はらっぱスタジアムは2025年5月5日にプレオープンしました。
斎藤さんが2024年から造成を進めてきた少年野球専用球場で、当日は地元の少年野球チームによる記念試合が行われました。
球場の特徴は、手づくり感を大切にした設計です。報道によると、両翼は70メートル、中堅は85メートルで、フェンスには木材が使用されています。
一般的な競技施設のように勝敗や公式記録を最優先するのではなく、子どもたちが思い切りボールを投げ、打ち、走ることを楽しめる空間を目指している点が特徴です。
2026年9月には球場併設カフェもオープン2026年9月には、はらっぱスタジアムに併設されたカフェも新たな展開を迎えました。
9月14日付の日刊スポーツによると、カフェは9月12日、13日にオープン。斎藤さんは、子どもたちが飲み物を楽しむ姿を紹介し、野球をするだけでなく、大人も子どもも笑顔で過ごせる場所にしたいという思いを発信しました。
この動きから見えてくるのは、球場を試合や練習だけの場所に限定していないということです。
野球をする子ども、応援に来る家族、地域の住民が一緒に過ごせる場所にすることで、野球をきっかけにした交流の輪を広げようとしています。
野球列島プロジェクトは全国47都道府県を視野に展開2026年8月21日、斎藤さんが代表を務める株式会社斎藤佑樹は、新たな取り組みとして「野球列島プロジェクト」の始動を発表しました。
その目的は、まだ野球に出会っていない子どもたちに、野球の楽しさを体験してもらうことです。
スポーツ報知の報道やプロジェクト公式サイトによると、全国47都道府県を巡るキャラバン形式で、グラブやバットを持ったことがない子どもたちにも体験の機会を届ける計画です。
体験プログラムの中心は、野球の基本となる「投・打・走・捕」の4つです。
- 投:ボールを投げる楽しさを体験する。
- 打:バットでボールを打つ体験をする。
- 走:ベースランニングなどを通じて走る楽しさを知る。
- 捕:フライキャッチなどでボールを捕る経験をする。
最初から上手にプレーすることを求めず、野球に触れる最初の機会をつくるという発想です。
2026年9月5日には、はらっぱスタジアムで関連イベントを開催。加えて、KDDIの協賛による全国野球キャラバン第1回イベントは、11月28日に山口県の山口マツダ西京きずなスタジアムで開催される予定です。
KDDIの2026年10月7日付公式発表では、特別ゲストとして川崎宗則さんも参加し、野球体験プログラムやトークセッションを実施するとされています。
このプロジェクトの特徴は、野球経験者を強化するための活動ではなく、野球人口の入り口を広げようとしている点です。少子化やスポーツの多様化によって、子どもが野球に出会う機会そのものが減る可能性がある中、競技の魅力を直接届ける取り組みとして注目されます。
【2026年の新肩書き】スクラムベンチャーズ参画と鰻の成瀬COO就任の真相
2026年の斎藤佑樹さんについて、特に話題になったのが、スクラムベンチャーズへの参画と、うなぎチェーン「鰻の成瀬」でのCOO就任です。
一見すると野球とは関係のない仕事に見えますが、それぞれの発表内容を読むと、スポーツ経験を企業活動やブランドづくりに生かすという共通点が見えてきます。
6月5日:スクラムベンチャーズのVenture Partnerに就任2026年6月5日、シリコンバレーを拠点とするスクラムベンチャーズとスクラムスタジオ株式会社は、斎藤さんがVenture Partnerとして参画したことを正式発表しました。
Venture Partnerとは、ベンチャーキャピタルなどの投資・事業創出組織で、専門的な知識や人脈を生かしてスタートアップ支援や新規事業の創出に関わる役割です。
今回の発表では、斎藤さんのトップアスリートとしての経験と、スポーツ領域における事業開発の知見を生かし、スタートアップ支援や新規事業創出で連携を強化すると説明されています。
また、北海道のFビレッジを舞台にしたプログラム「Hokkaido F Village X(HFX)」でも連携を開始すると発表されました。
注目したいのは、斎藤さんが単なる広告塔として参画したわけではなく、スポーツと地域、ビジネスをつなぐ役割を期待されている点です。
7月1日:鰻の成瀬のCOOに就任もう一つの大きなニュースが、2026年7月1日に発表された「鰻の成瀬」のCOO就任です。
運営会社のフランチャイズビジネスインキュベーション株式会社は、斎藤さんと広告契約を締結するとともに、Chief Omotenashi Officer(チーフ・おもてなし・オフィサー)への就任を発表しました。
ここで注意したいのが、COOという略称の意味です。
一般的な企業経営では、COOはChief Operating Officer、つまり最高執行責任者を指すことが多くあります。しかし、今回の鰻の成瀬の公式発表では、COOをChief Omotenashi Officerの略として使用しています。
つまり、今回の肩書きは「チーフ・おもてなし・オフィサー」です。一般的なCOOの肩書きと同じ意味だと決めつけるのは正確ではありません。
チーフ・おもてなし・オフィサーには何が期待されている?鰻の成瀬は、この就任をブランドの新たな段階である「鰻の成瀬 第二章」と位置づけています。
公式発表で示された重点項目は、次の3つです。
- 品質へのこだわり:商品やサービスの品質をさらに磨く。
- お客様へのおもてなし:店舗での顧客体験を向上させる。
- 加盟店との共存共栄:フランチャイズ加盟店との関係を大切にする。
斎藤さんは7月1日からの新広告にも出演し、同日に開催された記者発表会にもCOOとして登場しました。
ここで重要なのは、COOという文字だけを見て、斎藤さんが飲食チェーンの全店舗の日常的な経営執行を統括する立場だと理解しないことです。公表されているのはChief Omotenashi Officerという独自の役職名と、広告契約、ブランドの新たな挑戦への参画です。
野球で培ったチームづくりや人との向き合い方を、飲食サービスにおけるおもてなしやブランド体験に生かす狙いがあると考えられます。
【経歴年表】2006年の甲子園から2021年の引退まで、人生の転換点を振り返る
現在の斎藤佑樹さんを理解するには、2006年の甲子園での活躍から、プロ野球選手としての11年間、そして引退後の事業活動までを時系列で見ることが欠かせません。
| 時期 | 人物・組織・出来事 | 主な内容と現在につながる関係 |
|---|---|---|
| 2006年8月 | 早稲田実業・甲子園優勝 | 田中将大投手を擁する駒大苫小牧との決勝再試合を制し、全国制覇。「ハンカチ王子」として全国的な人気を獲得。 |
| 2007年以降 | 早稲田大学 | 東京六大学野球で活躍。大学野球でも注目を集める。 |
| 2010〜2011年 | 北海道日本ハムファイターズ | 2010年ドラフト1位で指名され、2011年に入団。 |
| 2012年 | プロ野球での活躍 | プロ2年目に開幕投手を務める。 |
| 2021年10月 | 現役引退 | 度重なる故障を経て、プロ野球生活11年間に幕を下ろす。 |
| 2021年12月 | 株式会社斎藤佑樹 | 会社を設立し、「野球未来づくり」を掲げて活動を開始。 |
| 2025年5月 | はらっぱスタジアム | 北海道長沼町の少年野球専用球場がプレオープン。 |
| 2025年6月 | SUNNY TERRACE | 株式会社mybaseが手がけるFビレッジ内の施設がオープン。 |
| 2026年6月 | スクラムベンチャーズ | Venture Partnerとして参画。 |
| 2026年7月 | 鰻の成瀬 | Chief Omotenashi Officer(COO)に就任。 |
| 2026年8月 | 野球列島プロジェクト | 全国の子どもたちに野球体験を届けるプロジェクトを始動。 |
| 2026年11月 | 全国野球キャラバン | 11月28日に山口県で第1回イベントを開催予定。 |
斎藤佑樹さんの名前を全国に知らしめたのは、2006年夏の第88回全国高等学校野球選手権大会です。
早稲田実業のエースとして出場し、決勝では駒大苫小牧の田中将大投手と対戦しました。
決勝は15回を戦っても決着がつかず、翌日の再試合へ。再試合でも両校が激しく競り合い、最終的に早稲田実業が勝利して初優勝を果たしました。
試合中に青いハンカチで汗を拭う姿が印象的だったことから「ハンカチ王子」という愛称が広まりました。
この大会での人気は単なる高校野球のスターという枠を超え、社会現象と呼ばれるほどの広がりを見せました。
北海道日本ハムファイターズでの11年間大学卒業後、2010年のドラフト1位で北海道日本ハムファイターズに入団。2011年から2021年までプロ野球選手としてプレーしました。
プロ2年目の2012年には開幕投手を務めるなど、大きな期待を受けた時期もあります。一方、度重なる故障によって登板機会が減少し、思うような成績を残せない時期が続きました。
プロ入り前の期待値が非常に高かっただけに、現役生活は必ずしも順風満帆ではありませんでした。
2021年に引退を決めた理由と経緯北海道日本ハムファイターズは2021年10月1日、斎藤投手が今シーズン限りで現役を引退すると発表しました。
同年10月17日の引退会見で、斎藤さんはプロ野球生活11年間を振り返りました。
引退を決断する背景について、本人は前年の同じ時期に肘を痛めたことに触れています。2021年シーズンにチャンスをもらえることになり、自分の中では最後のシーズンという意識を持って臨んでいたと説明しました。
つまり、引退は突然の出来事ではありません。肘の故障をはじめとする度重なる身体的な問題と、最後の機会と考えて臨んだシーズンが重なった結果でした。
2021年10月1日に球団から引退が発表され、10月17日に引退会見を実施。11年間のプロ生活に区切りをつけました。
その後、同年12月10日に自身の会社を設立。選手として野球を続ける道から、野球の環境そのものをつくる道へと進みました。
【年収・収入・結婚】斎藤佑樹の私生活とネット上の疑問を検証
「斎藤佑樹の年収はいくらなのか」「結婚した妻はどんな人なのか」という疑問も、検索されることの多いテーマです。
仕事の幅が広がり、企業との契約や会社経営にも携わるようになったことで、現役時代とは異なる収入構造になっていると考えられます。
斎藤佑樹の年収は1億円?実際の収入は公表されている?2026年11月現在、斎藤佑樹さん本人や株式会社斎藤佑樹から、具体的な年収や役員報酬が公表されたという確かな情報はありません。
インターネット上には年収1億円などの推定額を掲載する記事もありますが、会社の売上、本人の役員報酬、広告出演料、テレビ出演料などを区別した根拠が示されていない数字は、確定情報として扱えません。
現在の主な活動領域から考えると、収入につながる可能性がある仕事は複数あります。
- 会社経営:株式会社斎藤佑樹の代表として事業を展開。
- メディア出演:news every.などのテレビ番組への出演。
- 広告・パートナー契約:企業との広告契約やパートナーシップ。
- 事業共創:スクラムベンチャーズのVenture Partnerとして活動。
- ブランド関連の活動:鰻の成瀬のChief Omotenashi Officerとして参画。
ただし、これらの役職や活動が、それぞれどの程度の報酬を生んでいるかは公表されていません。
会社の売上がそのまま個人の年収になるわけでもありません。広告契約の金額や役員報酬、事業利益などが分からない以上、具体的な年収を算出することはできないのが実情です。
斎藤佑樹は結婚している?妻はどんな人?斎藤佑樹さんは、2019年12月31日に北海道日本ハムファイターズを通じて結婚を発表しています。
球団の公式発表によると、お相手は一般女性です。斎藤さん自身も、学生時代からの知り合いであることを報告しました。
当時の報道では、同い年の31歳の女性と伝えられています。
一方、妻の名前や顔写真、詳しい職業など、一般の方である配偶者のプライベート情報は広く公表されていません。
結婚発表後も、斎藤さんは野球や仕事を中心に情報を発信しており、家族について過度に公開するスタイルではありません。
結婚していること自体は球団の公式発表で確認できる事実ですが、ネット上で見かける詳細な家族情報まで、すべて本人が公表した情報だと考えるのは適切ではありません。
現在の活動と収入を考えるうえでの注意点斎藤さんの現在については、肩書きが増えるたびに「年収が大幅に上がった」「会社経営で大成功している」といった解釈が広がりやすくなります。
しかし、Venture PartnerやCOOといった肩書きだけでは、報酬の有無や金額、会社の業績までは分かりません。
現在の活動を正しく理解するには、次の3点を分けて考える必要があります。
- 確定している事実:会社設立、球場プロジェクト、企業への参画、番組出演など。
- 本人・企業が公表していない情報:具体的な年収、個別契約の報酬、会社の利益など。
- ネット上の推測:推定年収や資産額など、根拠が明確でない数字。
現役引退後の仕事が多様化していることは確かですが、収入の大きさについては別の問題として考える必要があります。
【プロの結論】斎藤佑樹の現在から見える、引退後のキャリア戦略と野球界への貢献
斎藤佑樹さんの2026年の活動を見渡すと、現役時代の知名度だけに依存しないキャリア形成を進めていることが分かります。
その中心にあるのは、選手として野球をプレーする立場から、野球を楽しむ人や支える人を増やす立場への転換です。
競技者から環境をつくる側への転換現役時代の斎藤さんは、マウンドで結果を残すことが求められる選手でした。しかし、故障によって長く投げ続けることが難しくなり、2021年に引退を決断しました。
その後に選んだのは、野球との関係を断つことではありませんでした。
はらっぱスタジアムでは子どもたちが野球を楽しめる場所をつくり、野球列島プロジェクトでは全国の子どもたちに体験機会を届けようとしています。
選手としてのキャリアには終わりがあっても、野球に関わる方法は一つではない。その考え方が、引退後の活動全体に表れています。
北海道とのつながりを地域事業へ発展させる斎藤さんの活動には、北海道との継続的な関係も見られます。
北海道日本ハムファイターズに所属した経験を背景に、長沼町のはらっぱスタジアムやFビレッジのSUNNY TERRACEなど、地域に根ざしたプロジェクトに関わっています。
スクラムベンチャーズへの参画でも、北海道の地域創生やFビレッジを舞台にした事業共創がテーマに含まれています。
これは、スポーツチームや競技場を中心に人が集まることで、飲食、観光、地域交流、ビジネスなどに波及効果を生み出すという考え方につながります。
野球の普及では「最初の体験」が重要になる野球列島プロジェクトが特徴的なのは、競技経験の有無を問わず参加できる体験型のイベントであることです。
すでに野球を始めている子どもたちだけでなく、まだボールを握ったことのない子どもたちにも目を向けています。
野球人口を増やすためには、競技を続ける人への支援だけでなく、競技に初めて出会う人への入り口をつくる必要があります。
その意味で、はらっぱスタジアムと野球列島プロジェクトは、同じ目的を異なる規模で実現しようとする取り組みです。
一つの地域に継続して利用できる場所をつくることと、全国各地に野球体験を届けること。この2つを組み合わせる点に、斎藤さんの現在の活動の独自性があります。
今後の活動を見るときの判断基準今後、斎藤佑樹さんのニュースを追う際には、単に新しい肩書きが増えたかどうかだけでなく、実際にどのような成果が生まれているかを見ることが重要です。
- 野球普及の視点:野球未経験の子どもが実際に参加できる機会が増えているか。
- 地域活性化の視点:球場や施設が地域住民に継続的に利用されているか。
- 事業経営の視点:企業との連携が実際のサービス改善や新規事業につながっているか。
- メディア活動の視点:スポーツ以外のニュースでも、経験や視点を生かした情報発信ができているか。
こうした基準で見れば、斎藤佑樹さんの引退後のキャリアを、単なるタレント活動や肩書き集めとしてではなく、実際の社会的な取り組みとして評価できます。
【ハンカチ王子の現在】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ハンカチ王子こと斎藤佑樹は2026年現在、何をしていますか?
A1:株式会社斎藤佑樹の代表として野球未来づくりに取り組むほか、日本テレビ「news every.」のキャスター、スクラムベンチャーズのVenture Partner、鰻の成瀬のChief Omotenashi Officerなど、幅広く活動しています。
Q2:斎藤佑樹の現在の仕事は会社経営だけですか?
A2:いいえ。会社経営のほか、テレビ出演、企業とのパートナーシップ、スタートアップ支援、野球場づくり、野球普及イベントなどを手がけています。
Q3:はらっぱスタジアムはどこにありますか?
A3:北海道夕張郡長沼町にある少年少女向けの野球場です。斎藤佑樹さんがプロジェクトオーナーを務め、2025年5月5日にプレオープンしました。2026年には併設カフェもオープンしています。
Q4:斎藤佑樹が鰻の成瀬で就任したCOOとは何ですか?
A4:Chief Omotenashi Officer(チーフ・おもてなし・オフィサー)の略です。一般的なCOOのChief Operating Officerとは異なる名称で、鰻の成瀬のブランドやおもてなしの取り組みに参画する役職として2026年7月1日に発表されました。
Q5:スクラムベンチャーズでは何を担当していますか?
A5:2026年6月5日にVenture Partnerとして参画しました。スポーツ分野の知見やトップアスリートとしての経験を生かし、スタートアップ支援や新規事業創出に関わることが発表されています。
Q6:斎藤佑樹の年収はいくらですか?
A6:2026年11月現在、本人や会社から具体的な年収は公表されていません。1億円などの数字は一部の推定にすぎず、確定した収入として扱うことはできません。
Q7:斎藤佑樹は結婚していますか?妻は誰ですか?
A7:2019年12月31日に結婚を発表しています。相手は学生時代からの知り合いである一般女性です。妻の詳しいプロフィールは公表されていません。
Q8:斎藤佑樹がプロ野球を引退した理由は何ですか?
A8:度重なる故障、特に肘の故障が大きな背景にあります。2021年の引退会見では、前年に肘を痛めたことや、2021年シーズンを最後と考えて臨んでいたことを説明しています。
Q9:野球列島プロジェクトはいつから始まりますか?
A9:2026年8月に始動が発表され、9月5日には北海道長沼町のはらっぱスタジアムでイベントが開催されました。全国野球キャラバンの第1回イベントは、2026年11月28日に山口県の山口マツダ西京きずなスタジアムで開催予定です。
2006年の甲子園で「ハンカチ王子」と呼ばれた斎藤佑樹さんは、2026年現在、38歳。プロ野球選手としての11年間を終えた後、実業家、キャスター、スポーツ振興の担い手として新しいキャリアを築いています。
株式会社斎藤佑樹を通じた野球未来づくり、北海道長沼町のはらっぱスタジアム、全国47都道府県を視野に入れた野球列島プロジェクトは、その活動の中心です。
さらに2026年には、スクラムベンチャーズのVenture Partner、鰻の成瀬のChief Omotenashi Officerという新たな肩書きも加わりました。SUNNY TERRACEのような地域に根ざした事業にも関わり、野球の枠を超えた活動を続けています。
年収は非公表であり、結婚相手は一般女性として公表されている範囲にとどまります。一方、現役引退の経緯や現在の仕事については、球団や企業の公式発表から具体的に確認できます。
かつては自分自身がマウンドに立ち、勝利を目指していた斎藤佑樹さん。今は、子どもたちが野球に出会い、楽しみ、夢を持てる環境をつくる側に立っています。
「ハンカチ王子」の物語は、2021年の引退で終わったわけではありません。2026年の野球列島プロジェクトや企業との新たな挑戦を通じて、今度は野球の未来を支える立場として続いています。
主な確認資料: 北海道日本ハムファイターズ公式発表、日本テレビ公式プロフィール、株式会社斎藤佑樹公式サイト、スクラムベンチャーズ公式発表、鰻の成瀬公式発表、KDDI公式発表、野球列島プロジェクト公式サイト、日刊スポーツ、道新スポーツ。