2026年11月4日現在、リバプール所属の遠藤航は、2月11日のサンダーランド戦で負った左足の重傷から復帰を目指し、5月31日に約3カ月半ぶりの実戦復帰を果たしたものの、6月にはワールドカップ(W杯)日本代表から離脱した。その後、日本代表からの引退も表明している。一方、現在のリバプール公式負傷者リストには遠藤の名前はなく、11月1日のアーセナル戦ではベンチ入りしている。
気になるのは、左足の靱帯を手術した遠藤航が現在どこまで回復しているのか、再負傷したのか、そしてリバプールで出場機会を得られない理由だ。2026年2月の負傷から手術、リハビリ、5月の復帰、6月のW杯離脱、11月のクラブでの立ち位置まで、公式発表と試合記録をもとに整理する。
【2026年11月最新】遠藤航の怪我は現在どうなっている?

最初に現在の状況を整理すると、遠藤航は2026年11月現在、リバプールの公式負傷者リストに掲載されていない。ただし、今シーズンの公式戦で出場時間を確保できておらず、試合に出ていない状態が続いている。
11月3日更新のリバプール公式負傷者リストに名前はないリバプール公式サイトが11月3日に更新した「Liverpool's injury list, suspensions and availability」では、コナー・ブラッドリー、ウーゴ・エキティケ、ジェレミー・フリンポン、ライアン・フラーフェンベルフ、ジョヴァンニ・レオーニらの負傷情報が掲載されている。
一方、遠藤航の名前は負傷者欄に見当たらない。これは、少なくともクラブが公表している最新の負傷者情報では、遠藤を現在の負傷離脱選手として扱っていないことを示している。
ただし、負傷者リストに名前がないことと、90分間プレーできるコンディションに戻っていることは同じではない。実戦での出場時間や継続的な起用状況も合わせて判断する必要がある。
直近のアーセナル戦ではベンチ入りも出場なし2026年11月1日のプレミアリーグ第9節、リバプール対アーセナル戦では、遠藤は控えメンバーに入った。リバプールはアンフィールドで0-1と敗れたが、遠藤に出場機会は与えられなかった。
この試合では、交代選手としてドミニク・ソボスライ、リオ・ングモハ、コスタス・ツィミカス、ルイス・クーマス、ビクトル・ムニョスらが投入されている。遠藤はベンチにいたものの、最後まで出番がなかった。
また、2026-27シーズンのプレミアリーグ出場記録も、Optaの選手データでは0試合、0分となっている。
したがって、現在の遠藤については「再び大きな怪我で長期離脱している」と断定するよりも、「公式負傷者リストには掲載されていないが、トップチームでの出場時間を得られていない」と整理するのが正確だ。
【負傷の経緯】遠藤航は2026年2月11日のサンダーランド戦で何が起きた?
今回の長期離脱の始まりは、2026年2月11日に行われたプレミアリーグ第26節のサンダーランド対リバプール戦だった。
今季リーグ戦初先発で起きた左足の重大な負傷遠藤はこの試合で右サイドバックとして先発出場した。リバプールは1-0で勝利したものの、後半にチームを襲ったのが遠藤の負傷だった。
後半17分ごろ、相手の左サイドからのクロスに対応し、クリアを試みた際に左足を負傷。足首付近をひねったような形となり、一度はプレーを続けたものの、その後ピッチに倒れ込んだ。
自力で立ち上がることができず、医療スタッフによる処置を受けた後、後半24分に担架で運ばれて退場した。
試合後、当時のリバプール監督アルネ・スロットは遠藤の状態について深刻さを認め、次のように説明した。
「深刻な状況だ。かなり長い間欠場することになると思う」
これはリバプール公式サイトが掲載した試合後会見の内容とも一致する。負傷直後から長期離脱が見込まれていたことが分かる。
単なる足首の捻挫ではなかったその後、遠藤自身が4月2日に出演したリバプールの公式ポッドキャスト「RED MACHINE」で、怪我の詳細を明かした。
負傷したのは左足のリスフラン靱帯で、靱帯が完全に断裂していたという。リスフラン靱帯は足の甲にある骨同士をつなぎ、足のアーチや安定性を支える重要な組織だ。
つまり、今回の怪我は一般的な軽度の足首の捻挫とは異なる。走る、踏み込む、方向を変える、相手と競り合うといったサッカー特有の動作に関係する部分を損傷した重傷だった。
【完全時系列】遠藤航の怪我・手術・復帰・W杯離脱までの経緯
2026年の遠藤航の負傷を理解するうえでは、2月の手術だけでなく、その後の復帰計画がどのように進み、どこで問題が生じたのかを見る必要がある。
特に重要なのは、5月31日に実際の試合へ戻ったことと、そのわずか11日後にW杯代表からの離脱が決まったことだ。
| 時期 | 出来事 | 状況・意味 |
|---|---|---|
| 2026年2月11日 | サンダーランド戦で負傷 | 左足のリスフラン靱帯を損傷。担架で退場。 |
| 2月27~28日 | 手術を公表 | 日本で手術。森保監督が無事終了したと説明。 |
| 4月2日 | 公式ポッドキャスト出演 | 靱帯の完全断裂と人工靱帯を選択した経緯を説明。 |
| 5月15日 | W杯代表メンバー入り | 森保監督が復帰プランとコンディションについて説明。 |
| 5月31日 | アイスランド戦で復帰 | 約3カ月半ぶりの実戦。前半45分間プレー。 |
| 6月11日 | W杯代表から離脱 | 足の回復状況を踏まえ、メディカルの判断で離脱。 |
| 6月12日 | 日本代表引退を表明 | 自身の公式Xで代表活動からの引退を発表。 |
| 7月21日 | リバプールが状態を説明 | 部分的なチーム練習への復帰が見込まれる段階。 |
| 11月3~4日 | クラブでの現状 | 公式負傷者リストに掲載なし。11月1日の試合はベンチ入り・出場なし。 |
この年表から分かるのは、遠藤が2月の負傷後、一直線に回復したわけではないということだ。手術を終え、実戦復帰を果たしたものの、W杯直前に再びコンディション面の問題が表面化した。
【手術とリハビリ】人工靱帯を選んだ理由と5月の復帰戦
遠藤航の怪我で特に注目されたのが、手術方法の選択だった。
プレートではなく人工靱帯を選択した理由4月の公式ポッドキャストで遠藤が説明したところによると、手術では大きく分けて、プレートで骨を固定する方法と人工靱帯を使用する方法が検討された。
遠藤は、プレートを使用した場合には約3カ月後に取り外す必要があることを考慮し、人工靱帯を選択したと説明している。
日本で手術を受ける決断をした背景には、2026年6月の北中米W杯に出場したいという強い目標があった。
手術を受けること自体がゴールではなく、復帰後に再び高い強度の試合をこなせる状態まで戻すことが必要だった。
5月15日、森保監督が明かした復帰プラン5月15日のW杯日本代表メンバー発表で、遠藤は26人の登録メンバーに選出された。
当時の森保一監督は、遠藤が手術後のリハビリを続けながらボールを使った練習にも取り組み、試合に必要なコンディションデータを踏まえて状態を上げていると説明した。
加えて、プレミアリーグ終盤とW杯準備期間中のアイスランド戦でプレーできる見込みがあり、復帰プランも明確になっていると語った。
ただし、代表メンバー入りは完全復活を意味するものではなかった。選出時点では、実戦復帰とW杯本大会でのプレーを目指す段階だった。
5月31日のアイスランド戦で約3カ月半ぶりに実戦復帰遠藤は5月31日、国立競技場で開催された日本対アイスランドの国際親善試合に先発出場した。
2月11日のサンダーランド戦以来、約3カ月半ぶりの実戦復帰だった。前半45分間プレーし、ポジショニングやセカンドボールの回収など、ボランチとしての持ち味を見せた。
しかし、前半終了時に交代。森保監督は、足に多少の違和感があったため、ドクターと相談して大事を取ったと説明した。
遠藤自身も試合後、足に張りや左右差が残っていることに触れた一方、手術した場所そのものに問題が生じたわけではないという趣旨の説明をしている。
この時点では、45分間プレーできたことは前向きな材料だった。しかし、W杯で複数試合を戦い抜くためのコンディションには、まだ課題が残っていた。
【再負傷の可能性】遠藤航は5月の復帰後に再び怪我をしたのか?
検索する読者が最も気になるのが、5月31日のアイスランド戦での違和感が、2月に負傷した箇所の再断裂だったのかという点だ。
この問題は、再負傷の事実と、負傷後の回復が十分に進まなかった可能性を分けて考える必要がある。
5月31日に確認されたのは左足の違和感アイスランド戦では、遠藤が前半33分ごろに左足首付近へ相手選手の足が入る場面もあった。本人は試合後、足に違和感が出たことを認めている。
一方で、本人は手術した箇所そのものに異常が出たわけではないと説明していた。森保監督も、医師と相談したうえで慎重を期して交代させたと述べている。
したがって、この時点で手術した靱帯が再び断裂したと判断することはできない。
6月のW杯離脱につながったコンディション問題その後、6月2日から始まったメキシコ・モンテレイでの事前合宿では、遠藤は別メニューでの調整を続けた。
アメリカのナッシュビルに移動してからは、全体練習への部分合流も見られたが、6月11日の練習には姿を現さなかった。
最終的に、日本サッカー協会は同日、遠藤の負傷による代表離脱を発表。メディカルからの報告を受け、森保監督が判断したことが報じられている。
ここで重要なのは、W杯離脱が発表された一方で、2月の靱帯損傷が再び完全断裂したという公式発表は確認されていないことだ。
公表情報から読み取れるのは、手術後に実戦復帰したものの、左足の違和感や回復状況が本大会でプレーできる水準に達せず、代表活動から離れる判断に至ったという経緯である。
11月現在、再負傷が公表されているわけではない2026年11月3日更新のリバプール公式負傷者リストにも、遠藤の新たな負傷情報は掲載されていない。
11月1日のアーセナル戦でベンチ入りしていることも、少なくとも試合メンバーに入れる段階まで来ていることを示す材料だ。
現時点では、再断裂や新たな長期離脱を裏付ける公表情報はない。再負傷の可能性を完全に否定することもできないが、現在の出場機会の少なさを新しい怪我だけで説明するのは適切ではない。
【リバプールで出場できない理由】負傷者リスト・CL登録・起用状況を検証
2026年11月の遠藤航を考えるうえで、もう一つ重要なのが所属クラブでの立ち位置だ。
負傷者リストに掲載されていないにもかかわらず、プレミアリーグで出場時間を得られていない背景には、チーム内の競争と大会ごとの選手登録事情がある。
チャンピオンズリーグでは登録メンバーから外れている2026年9月、リバプールはUEFAチャンピオンズリーグのリーグフェーズに向けた登録メンバーを発表した。
この登録から遠藤とフェデリコ・キエーザが外れている。欧州大会では登録枠やホームグロウン選手の条件があるため、クラブが選手全員を自由に登録できるわけではない。
そのため、遠藤はチャンピオンズリーグのリーグフェーズで通常の登録選手として出場することができない。11月4日のフェネルバフチェ戦に向けた遠征メンバーにも、未登録を理由として含まれていないと報じられている。
これは負傷による欠場とは明確に異なる。
プレミアリーグや国内カップではベンチ入りしている一方、プレミアリーグや国内カップ戦では、遠藤は試合メンバーに入っている。
10月25日のブライトン戦、10月28日のチェルシー戦、11月1日のアーセナル戦ではベンチ入りしたものの、出場機会は得られていない。
特にアーセナル戦では、リバプールが複数の交代枠を使う中でも遠藤は投入されなかった。これは現在のチーム内で、監督の起用優先順位が高い位置にない可能性を示している。
出番がない理由は怪我だけでは説明できない現在のリバプールでは、中盤のポジションを巡る競争がある。アレクシス・マック・アリスター、ライアン・フラーフェンベルフ、ドミニク・ソボスライらに加え、若手のトレイ・ニョニも起用されている。
11月1日のアーセナル戦ではニョニがプレミアリーグ初先発を果たし、ソボスライも途中出場している。
もちろん、遠藤が起用されない理由を監督の戦術的判断だけに限定することはできない。実戦での試合勘、コンディション、ポジションごとの競争など、複数の要素が関係している可能性がある。
ただし、公式負傷者リストに名前がなく、プレミアリーグでベンチ入りしている事実を踏まえると、現在の出場機会の少なさは、少なくとも公表された長期負傷による欠場とは区別して考えるべきだ。
【日本代表引退】遠藤航と森保一監督の復帰プランはなぜ実現しなかった?
遠藤航の2026年を振り返る際、怪我そのものと同じくらい大きな出来事が日本代表からの引退表明だ。
W杯出場を目指して選択した手術だった遠藤は4月の公式ポッドキャストで、手術を受ける判断について、W杯に出場することを目標にした選択だったと説明した。
森保監督も5月15日の代表発表時点では、メディカルスタッフと復帰プランを共有していることを強調。遠藤の経験やリーダーシップを必要としていたことも、招集の背景にあった。
しかし、5月31日の実戦復帰後も足の違和感が残り、6月の事前合宿では別メニュー調整が続いた。最終的には本大会でプレーできる状態に達せず、代表離脱という結果になった。
6月12日、公式Xで代表引退を発表6月11日の代表離脱発表の翌日、遠藤は自身の公式Xで日本代表からの引退を表明した。
本人は、怪我をしてからできることはすべてやってきたため後悔はないという思いを伝えたうえで、カタールW杯後からキャプテンとしてチームを率いてきたことへの誇りを語った。
「自分は今回の活動をもって代表を引退する事にします」
この決断によって、遠藤は日本代表の選手としての活動に区切りをつけた。
ただし、これはサッカー選手としての引退ではない。リバプールとのクラブ活動を続けることとは別の話であり、日本代表からの引退とプロ選手としての現役引退を混同してはいけない。
実際、2026年9月の日本代表メンバー発表でも遠藤は選外となっており、代表引退表明後に代表へ復帰した事実はない。
【プロの結論】遠藤航の復帰を判断する3つのポイント
遠藤航の今後を見極めるうえでは、単純にベンチ入りしたかどうかだけで判断するのは不十分だ。特に左足の靱帯を大きく損傷した選手の場合、試合に出られることと、継続して高強度のプレーができることは別の問題になる。
1. ベンチ入りから実際の出場時間へ進めるか11月1日のアーセナル戦ではベンチ入りしているが、実際の出場はなかった。今後の判断材料は、途中出場があるか、さらに先発出場へ進めるかという段階的な変化だ。
ベンチ入りは復帰への前向きな材料だが、それだけで以前と同じパフォーマンスを発揮できるとは限らない。
2. 左足への負荷に耐えられるか今回損傷したリスフラン靱帯は、足の安定性に関係する組織だ。遠藤のように相手の攻撃を止め、素早く方向転換し、競り合いを繰り返す選手にとって、試合強度への適応は大切になる。
今後は出場時間だけでなく、連戦への対応や試合後の状態、継続的に練習へ参加できているかも注目したい。
3. 公式負傷者リストと登録状況を混同しないチャンピオンズリーグの登録外は怪我による欠場とは異なる。また、ベンチ入りして出場しなかった場合も、必ずしも負傷を意味しない。
遠藤のニュースを追う際は、クラブの負傷者情報、各大会の登録メンバー、実際の試合メンバーと出場記録を分けて確認することが大切だ。
2026年11月時点では、遠藤の新たな長期離脱が公表されたわけではない。今後の注目点は、左足の状態を維持しながらリバプールで出場時間を取り戻せるかどうかにある。
遠藤航の怪我に関するよくある質問(FAQ)
Q1:遠藤航は2026年11月現在も怪我をしていますか?
A1:11月3日更新のリバプール公式負傷者リストには名前がありません。11月1日のアーセナル戦でもベンチ入りしています。ただし、実際の出場時間はなく、完全な試合復帰を判断できるだけの出場実績はありません。
Q2:遠藤航は2026年2月にどこを怪我しましたか?
A2:2月11日のサンダーランド戦で左足のリスフラン靱帯を完全断裂しました。日本で手術を受け、人工靱帯を使用する方法を選択したと本人が説明しています。
Q3:遠藤航は2026年5月に復帰しましたか?
A3:はい。5月31日の日本対アイスランド戦で約3カ月半ぶりに実戦復帰しました。ただし、足に違和感があったため前半45分間で交代しています。
Q4:遠藤航がW杯2026を欠場した理由は何ですか?
A4:2月の左足負傷後、手術とリハビリを続けましたが、5月の復帰後もコンディションに問題が残りました。6月11日に日本代表からの離脱が発表されています。
Q5:遠藤航は日本代表を引退したのですか?
A5:はい。2026年6月12日、自身の公式Xで今回の代表活動をもって引退すると発表しました。ただし、プロサッカー選手としての引退ではありません。
Q6:遠藤航がリバプールで試合に出られないのは怪我が原因ですか?
A6:現在の公式負傷者リストには掲載されていません。プレミアリーグや国内カップではベンチ入りしているものの、出場機会を得られていない状態です。また、チャンピオンズリーグではリーグフェーズの登録メンバーから外れています。
Q7:遠藤航の復帰時期はいつですか?
A7:2026年11月4日時点で、次の公式戦出場日や先発復帰日について確定した発表はありません。今後の出場メンバーや実際のプレー時間が判断材料になります。
遠藤航の2026年の怪我は、2月11日のサンダーランド戦で発生した左足リスフラン靱帯の完全断裂に始まった。日本で手術を受け、人工靱帯を使用した治療とリハビリを経て、5月31日のアイスランド戦で実戦復帰。しかし、足の違和感とコンディションの問題から6月11日にW杯日本代表を離脱し、翌日には日本代表からの引退を表明した。
11月4日現在、リバプール公式負傷者リストに遠藤の名前はなく、11月1日のアーセナル戦ではベンチ入りしている。一方で、今季のプレミアリーグ出場記録は0試合であり、チャンピオンズリーグでも登録外となっている。
つまり、現在の最大の焦点は、新たな重傷の有無というより、左足の回復を維持しながらクラブで実戦出場の機会を取り戻せるかどうかだ。
日本代表のキャプテンとして長くチームを支えた遠藤航にとって、2026年はW杯出場を目前で逃した苦しい一年となった。今後はリバプールでどのような役割を担い、どこまでプレー時間を伸ばせるのか。その動向が引き続き注目される。
主な確認資料: リバプール公式サイト(負傷者リスト・選手情報・試合記録・公式ポッドキャスト)、日本サッカー協会、FIFA、日刊スポーツ、スポニチ、Opta選手データ。