フィギュアスケート女子の世界的トップ選手として活躍した坂本花織さん。出身大学は、兵庫県神戸市にある神戸学院大学です。2019年に神戸野田高校を卒業して進学し、経営学部経営学科で学びながら、世界の舞台で戦い続けてきました。
大学を選んだ理由には、長年指導を受けてきた中野園子コーチのもとで練習を続けたいという思いがありました。2023年9月に大学を卒業した後も競技生活を続け、2026年のミラノ・コルティナ冬季オリンピックでは個人・団体ともに銀メダルを獲得。現役引退後は指導者として新たなキャリアを歩んでいます。大学で何を学び、どのように競技と学業を両立させたのか。2026年11月現在の活動まで、時系列で整理します。
【結論】坂本花織の大学は神戸学院大学!学部・学科も紹介
坂本花織さんの出身大学は、兵庫県神戸市にある神戸学院大学です。所属していたのは経営学部経営学科。フィギュアスケートの専門知識だけを学ぶ環境ではなく、組織や人材、リーダーシップなど、将来の指導者としても役立つ分野を学んでいました。
大学進学が決まったのは2019年。前年の2018年平昌オリンピックで女子シングル6位入賞を果たし、すでに国際的な実績を持つ選手として注目されていた時期です。
2019年2月には神戸野田高校の卒業式に出席し、春から神戸学院大学へ進学することが報じられました。その後、大学在学中にも北京2022冬季オリンピックで女子シングル銅メダル、団体銀メダルを獲得するなど、競技面でも大きな成果を残しています。
神戸学院大学で学んだ学部・学科| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大学名 | 神戸学院大学 |
| 入学年 | 2019年 |
| 学部 | 経営学部 |
| 学科 | 経営学科 |
| 卒業時期 | 2023年9月 |
| 出身高校 | 神戸野田高校 |
| 主な学び | 組織論・リーダーシップ論など |
| 将来の目標 | フィギュアスケートの指導者 |
2026年4月には母校の入学式にも登壇しています。スポーツニッポンの報道によると、坂本さんは大学時代の履修登録に苦戦した経験を振り返り、新入生に友人をつくることの大切さを伝えました。
世界選手権を何度も制したトップアスリートでありながら、大学生活では一般学生と同じように履修や友人関係に向き合っていたことが分かります。
【進学理由】なぜ神戸学院大学を選んだ?中野園子コーチとの関係が鍵
坂本花織さんが神戸学院大学を選んだ大きな理由は、中野園子コーチのもとを離れずに練習を続けたかったからです。
2019年2月に公開されたコーセーのインタビューでは、大学選びについて本人が説明しています。
「今のコーチである中野先生のところを離れずに練習したくて、リンクから近い大学を選びました」
この発言から分かるのは、大学選びにおいて学問だけでなく、競技環境を維持することも重視していたという点です。
大学にスケートリンクがあったわけではないここで間違えやすいのが、神戸学院大学そのものに専用のスケートリンクがあったから進学したという理解です。
実際には、坂本さん自身がインタビューで大学にスケートリンクはないと説明しています。選んだ理由は、普段の練習場所に近く、中野コーチの指導を継続できる環境だったためです。
また、神戸新聞の2022年の報道によると、神戸学院大学は両親の母校でもありました。練習拠点との距離に加えて、家族とのつながりも大学選びに関係する背景として挙げられています。
中野園子コーチとの信頼関係中野園子コーチは、坂本さんが4歳でフィギュアスケートを始めた頃から指導してきた存在です。長年にわたって技術面だけでなく、競技への向き合い方や人間性の成長も支えてきました。
坂本さんは2026年5月の引退会見でも、中野コーチのような指導者を目指す考えを示しています。長年指導を受けた相手のもとで、今度は自分が次世代の選手を育てる側に回るという流れです。
大学進学時に重視した練習環境と指導者との関係は、引退後のキャリアにもつながっています。
【大学生活】フィギュアスケートと学業をどう両立した?週5回通学の実態
坂本さんの大学生活は、一般的な大学生と比べても非常に多忙でした。
フィギュアスケートのトップ選手には、早朝練習、ジャンプやスケーティングの反復練習、体力トレーニング、試合への遠征など、多くの時間が必要です。さらに国際大会に出場する場合、海外への移動や時差への対応も避けられません。
そのような生活の中で、坂本さんは大学の授業や課題にも取り組み続けました。
朝練後に授業、多いときには週5回通学2023年9月30日の神戸新聞NEXTの卒業報道では、坂本さんが多いときには週5回大学に通い、朝練習を終えてから授業に出席していたことが紹介されています。
在学中には2022年北京オリンピックにも出場し、女子シングル銅メダルを獲得。世界のトップレベルで競技を続けながら、大学での学習も継続していました。
特に注目したいのは、練習や遠征で時間が限られていても、大学の課題を後回しにしなかったことです。
2026年2月の共同通信による大学時代の取材では、指導に携わった田中康介教授が、坂本さんの責任感について証言しています。北京大会の直前にも、課題を期限どおりに提出する意思を教授に伝えていたといいます。
学園祭にも参加した大学生らしい一面競技一色の生活だったわけではありません。
坂本さんは大学時代、友人と学園祭を訪れ、体験型ゲームや屋台を楽しんだことも振り返っています。
高校までは同じクラスの仲間と過ごすことが中心だった一方、大学では自分から友人をつくり、一緒に授業を受ける関係を築いていきました。
2026年4月の母校入学式でも、新入生に対して一人で何でも抱え込最初に、同じ授業を受ける友人をつくることを勧めています。
世界で戦うアスリートとしての顔だけでなく、友人と過ごす時間を大切にする大学生としての経験も、坂本さんの大学生活を形づくっていました。
2023年9月30日に卒業坂本さんは2023年9月30日、神戸学院大学有瀬キャンパスで行われた前期学位記授与式に出席しました。
通常の3月卒業から約半年遅れての卒業となりましたが、競技と学業を両立して学びを修了しています。
卒業時には、両立の大変さを認めながらも、全力で取り組んできた大学生活を振り返りました。
大学卒業によって授業や課題に充てていた時間を練習や身体のケアに振り向けられるようになり、競技にさらに集中できる環境へと移行しました。
【年表・関係者】高校進学から大学卒業、2026年の引退まで
坂本花織さんの歩みを理解するには、大学生活だけでなく、競技人生と指導者への転身を一続きの流れとして見ることが大切です。
特に神戸野田高校、神戸学院大学、中野園子コーチ、所属先のシスメックスという関係性が、長年のキャリアを支えてきました。
坂本花織の学歴・競技キャリア年表| 時期 | 出来事 | ポイント |
|---|---|---|
| 2004年ごろ | スケートを開始 | 4歳で競技を始め、中野園子コーチに師事 |
| 2018年 | 平昌オリンピック | 女子シングル6位入賞 |
| 2019年2月 | 神戸野田高校卒業 | 神戸学院大学への進学が決定 |
| 2019年 | 神戸学院大学入学 | 経営学部経営学科で学ぶ |
| 2022年 | 北京オリンピック | 個人銅メダル・団体銀メダル |
| 2022~2024年 | 世界選手権3連覇 | 女子シングルで世界トップの実績 |
| 2023年9月30日 | 神戸学院大学卒業 | 学業と競技の両立を達成 |
| 2026年2月 | ミラノ・コルティナ五輪 | 個人・団体ともに銀メダル |
| 2026年3月 | 世界選手権 | 現役最後の大会で日本勢最多4度目の優勝 |
| 2026年5月13日 | 引退会見 | 神戸を拠点に指導者を目指す意向を表明 |
| 2026年7月以降 | 指導者として活動 | 神戸クラブの選手に帯同しコーチとして活動 |
| 2026年11月 | 引退後の新たなキャリア | コーチ業、プロスケーター、アイスショーなどに取り組む |
| 人物・組織 | 坂本さんとの関係 | 役割・背景 |
|---|---|---|
| 中野園子コーチ | 長年の師匠 | 技術指導や競技人生を支え、引退後の指導者への道にも関わる |
| 田中康介教授 | 大学時代の指導教授 | 組織論・リーダーシップ論などの学びを支援 |
| 神戸学院大学 | 母校 | 経営学部経営学科で学び、2023年に卒業 |
| 神戸野田高校 | 出身高校 | 2019年に卒業し、大学へ進学 |
| シスメックス | 所属企業 | 2017年から所属契約を結び、競技活動を支援 |
この年表から見えてくるのは、坂本さんのキャリアが神戸という地域を中心に展開してきたことです。
高校卒業後も練習環境を変えず、大学で経営を学び、競技を引退した後も神戸で次世代の選手を育てる道を選びました。競技者としての成功と地域に根差した指導者としての将来が、一本の線でつながっています。
【大学での学び】組織論・リーダーシップ論は指導者にどう生きる?
坂本さんが経営学部で学んだ内容の中でも、特に注目されるのが組織論とリーダーシップ論です。
フィギュアスケートは個人競技という印象が強いものの、実際には選手一人だけで成立するものではありません。コーチ、振付師、トレーナー、医療関係者、所属企業、競技団体など、多くの人々が関わっています。
そのため、組織をまとめる力や、周囲と協力して目標を達成する力は、将来指導者になるうえでも役立つ知識です。
田中康介教授が明かした大学時代の学び2026年2月20日の共同通信による取材では、坂本さんを大学時代に指導した田中康介教授が、本人の学習姿勢や将来への意識を紹介しています。
特に興味深いのは、子どもたちがスケートに触れられる環境を整える必要性について、坂本さん自身がレポートで提言していたことです。
これは単に自分が上手になることだけを考えるのではなく、競技人口の拡大や次世代の育成という、フィギュアスケート界全体の課題に目を向けていたことを示しています。
大学時代から引退後の指導者人生を見据えた問題意識を持っていた点は、坂本さんの進学を考えるうえで要点です。
スポーツマネジメントとの接点坂本さんが学んだ経営学をスポーツマネジメントの視点から考えると、いくつかの接点が見えてきます。
- 組織運営:選手とコーチ、スタッフが協力して目標を達成する仕組み。
- リーダーシップ:選手の個性や能力に応じて適切な指導を行う力。
- 人材育成:ジュニア選手が長期的に成長できる環境づくり。
- 競技普及:子どもたちがスケートに触れられる機会を増やす取り組み。
なお、坂本さんがスポーツマネジメントという独立した専門課程を専攻したと確認できるわけではありません。実際に報道されている学びは経営学部での組織論やリーダーシップ論です。
その学びを、現在のコーチ業や競技普及にどう生かしていくのかという点に、大学で経営学を学んだ意味があります。
【プロの結論】大学での学びは競技人生の次につながる坂本さんの大学進学を評価するうえで重要なのは、大学が単なる競技生活の合間の時間を過ごす場所ではなかったということです。
競技者として世界一を目指す一方、将来は自分が指導する側になることを考えて、組織や人材育成について学んでいました。
トップアスリートが引退後に指導者へ転身する場合、現役時代の実績だけでは十分とは限りません。選手の心理を理解し、適切な目標を設定し、長期的な成長を支える能力が必要になります。
その意味で、坂本さんが大学時代から経営学を学び、子どもたちの競技環境にも関心を向けていたことは、指導者としてのキャリアを考えるうえで大きな意味を持っています。
【2026年最新・現在】ミラノ五輪銀メダルから引退、指導者としての新生活へ
2026年11月4日現在、坂本花織さんは現役競技者としての活動を終え、指導者とプロスケーターという新たな立場で活動しています。
2026年は坂本さんの競技人生にとって大きな転換点となりました。ミラノ・コルティナ冬季オリンピックでの銀メダル獲得を経て、3月の世界選手権で現役最後の演技を披露。その後、5月に引退会見を行いました。
ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピックで個人・団体の銀メダル2026年2月のミラノ・コルティナ冬季オリンピックで、坂本さんは女子シングルと団体の両方で銀メダルを獲得しました。
これまでのオリンピックでは、2018年平昌大会で6位、2022年北京大会では女子シングル銅メダルと団体銀メダルを獲得しています。
そして3度目の出場となった2026年大会で、個人・団体の2種目で銀メダルという結果を残しました。
加えて、現役最後の大会となった3月の世界選手権では、日本勢単独最多となる4度目の優勝を達成。五輪の銀メダルだけでなく、世界選手権のタイトルでも競技人生を締めくくりました。
2026年5月13日に引退会見、神戸でコーチを目指すと表明所属先のシスメックスは2026年5月13日、神戸市内で坂本さんの引退会見を開催したと発表しました。
会見では、21年4カ月に及ぶスケート人生を振り返り、今後の目標として地元・神戸で子どもたちにスケートの楽しさを伝えることを掲げました。
「今後は生まれ育った神戸で、子どもたちがスケートを好きになれるよう、コーチとしてその楽しさを伝えていきたい」
この言葉には、競技の成績だけではなく、スケートそのものの楽しさを次世代に伝えたいという思いが表れています。
また、長年指導してきた中野園子コーチとグレアム充子コーチも会見に登場し、坂本さんの新たな挑戦を後押ししました。
7月にはコーチデビュー、三宅咲綺選手に帯同引退後の活動は、目標を語る段階にとどまりませんでした。
2026年7月4日の日刊スポーツの報道によると、坂本さんは大阪の関空アイスアリーナで行われた全日本シニア合宿にコーチとして同行しました。
帯同したのは、自身も所属していた神戸クラブの三宅咲綺選手です。リンクサイドに立ち、身ぶり手ぶりを交えながら選手に声をかける姿が報じられています。
中野園子コーチのもとで指導者としての経験を積み始めたことが分かる、具体的な転身の第一歩です。
2026年10月・11月の最新情報:コーチ業にやりがいを感じる日々2026年10月21日のデイリースポーツの取材では、坂本さんがコーチ業について率直な心境を明かしています。
選手のジャンプが安定したり、できなかった技ができるようになったりすると、指導する側としてもうれしいと説明。コーチとしてのやりがいを感じている一方で、選手にどこまで厳しく伝えるべきか、その加減はまだ模索中だと話しています。
また、2026年11月4日公開の共同通信によるロングインタビューでは、引退から半年以上が経過した現在の生活が取り上げられました。
コーチ業だけでなく、プロスケーターとしての活動、テレビやイベント出演などにも取り組んでおり、現役時代とは異なる忙しさを経験していると紹介されています。
10月28日の共同通信のインタビューでは、育てたい選手像についても語られました。
「自立できる選手が育ってくれたらいい」
自分で考え、判断し、競技に取り組める選手を育てたいという方向性です。単に技術を教えるだけではなく、選手が競技の外でも自立できるように支える指導者を目指していることがうかがえます。
大学時代に学んだ組織論やリーダーシップ論、子どもたちの競技環境に関する問題意識が、現在の指導者としての考え方と重なっている点も興味深いところです。
2026年11月現在、坂本さんは競技者から指導者へと立場を変えながら、フィギュアスケートとの関わりを続けています。
【よくある質問】坂本花織の大学に関するFAQ
Q1:坂本花織の出身大学はどこですか?
A1:兵庫県神戸市にある神戸学院大学です。2019年に入学し、経営学部経営学科で学びました。2023年9月30日に卒業しています。
Q2:坂本花織が神戸学院大学を選んだ理由は何ですか?
A2:中野園子コーチのもとを離れずに練習を続けたかったことが大きな理由です。大学にスケートリンクがあったわけではなく、普段の練習拠点に近いことが決め手でした。また、両親の母校でもありました。
Q3:坂本花織は大学で何を学んでいましたか?
A3:経営学部で組織論やリーダーシップ論などを学んでいました。将来スケートの指導者になることを見据えた学びで、子どもたちが競技に触れられる環境づくりについてレポートで提言したことも報じられています。
Q4:坂本花織は大学を何年に卒業しましたか?
A4:2023年9月30日です。練習や大会遠征の合間に授業へ出席し、多いときには週5回通学していました。
Q5:坂本花織は2026年現在、何をしていますか?
A5:2026年5月に現役引退を正式に発表し、現在はコーチ業を始めています。神戸を拠点とした指導活動のほか、プロスケーターとしての活動やアイスショー、テレビ・イベント出演などにも取り組んでいます。
坂本花織さんの出身大学は神戸学院大学で、経営学部経営学科に在籍していました。2019年の入学から2023年9月の卒業まで、フィギュアスケートの練習や国際大会と大学の授業を両立させてきました。
進学理由の中心にあったのは、中野園子コーチのもとで練習を続けたいという思いでした。経営学部では組織論やリーダーシップ論を学び、将来の指導者として必要になる視点も身につけていきました。
2026年にはミラノ・コルティナ冬季オリンピックで個人・団体の銀メダルを獲得し、3月の世界選手権で4度目の優勝を達成。5月の引退会見を経て、現在は神戸で次世代の選手を育てる指導者として活動しています。
大学時代に描いていた指導者への夢は、2026年に実際のキャリアとして動き始めました。今後は中野園子コーチから受け継いだ指導をどのように発展させ、世界で活躍する選手を育てていくのか。坂本花織さんの第二のスケート人生にも注目が集まります。
主な事実確認資料
神戸学院大学のメディア掲載報告、本人の進学時インタビュー、神戸新聞の卒業報道、共同通信の大学時代・2026年最新インタビュー、JOCの競技記録、所属先シスメックスの引退発表、日刊スポーツ・デイリースポーツの指導者活動報道を参照しています。