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【MLB移籍の経緯】巨人からブルージェイズへ!なぜ4年90億円超の契約を獲得できたのか

古谷 瑞穂 古谷 瑞穂 • 更新: • 公開: • 読了約 10 分
目次

岡本選手のMLB移籍は、突然決まったものではありません。以前からメジャーリーグへの憧れを公言しており、巨人で主力としてプレーするようになってからも、将来的な挑戦を視野に入れていました。

2025年にポスティングによる移籍を決断

2024年12月の契約更改では、年俸5億4000万円の単年契約で更改。会見でもメジャーへの思いを語っていました。

2025年10月には、ポスティングシステムを利用したMLB挑戦について巨人と話し合いを進めることが明らかになります。

同月22日、巨人は正式にポスティングによる移籍を容認しました。

岡本選手は記者会見で、メジャーリーグへの挑戦について次のように話しています。

世界一のリーグ。そこでプレーしたいという一心で頑張ってきた。

この発言からも、今回の移籍が単なる年俸アップだけを目的としたものではなく、長年の目標だったことが分かります。

その後、11月18日に巨人がポスティング申請を発表。複数球団による争奪戦を経て、2026年1月にブルージェイズとの契約が決まりました。

なぜブルージェイズは岡本に6000万ドルを提示したのか

獲得の背景には、岡本選手の長打力と複数ポジションを守れる守備力があります。

ブルージェイズが評価した要点は、主に次の3つです。

- 長打力: NPB通算248本塁打という実績。
- 打撃の安定感: 2018年から2023年まで6年連続30本塁打を記録。
- 守備の柔軟性: 三塁と一塁の両方を守ることができ、両ポジションでゴールデングラブ賞を獲得。

2025年は左肘の靱帯損傷によって長期離脱しましたが、復帰後も打撃力を発揮しました。

69試合で打率.327、15本塁打、49打点、OPS1.014という成績を残しています。

フルシーズンを戦えなかったにもかかわらず、短い出場期間で高い長打力を示したことは、MLB球団にとっても評価材料になったと考えられます。

【2026年最新成績】ブルージェイズでの活躍と年俸の評価

岡本和真年俸

2026年の岡本選手は、トロント・ブルージェイズの背番号7としてMLBに挑戦しました。

MLB公式選手データによると、2026年レギュラーシーズンの成績は次のとおりです。




トロント・ブルージェイズ/背番号7
2026年MLB所属



33本


本塁打


92打点


打点


.232


打率


.762


OPS

156試合出場・2026年レギュラーシーズン最終成績
出典:MLB公式選手成績

MLB1年目で33本塁打を記録

2026年の岡本選手は156試合に出場し、33本塁打、92打点を記録しました。

打率は.232とNPB時代の通算打率.277を下回りましたが、MLB初年度から30本塁打を超えた点は注目に値します。

また、6月にはア・リーグのルーキー・オブ・ザ・マンスに選出されています。

日本で培った長打力がメジャーでも発揮された一方、打率や出塁率には適応の課題も残りました。

年俸の評価を考える際には、本塁打数だけでなく、打率、出塁率、OPS、守備、出場試合数などを総合的に見る必要があります。

2027年以降の年俸はどうなる?

ブルージェイズとの契約では、2027年から2029年までの基本年俸が各1600万ドルに設定されています。

2026年1月の報道時点の円換算では、1600万ドルは約24億8000万円に相当します。

つまり、巨人時代の最高年俸5億4000万円と比べても、MLB契約2年目以降の基本年俸は大幅に高い水準です。

ただし、ドル建て契約の円換算額は為替相場によって変動します。日本円での金額を固定的に考えるのではなく、ドルでの契約条件を基準に比較するのが適切です。

【生涯年俸の実態】巨人時代の総額とMLB契約を比較

岡本選手の生涯年俸を考える場合、NPB時代に実際に積み上げた推定年俸と、MLBでこれから受け取る契約総額を分けて考える必要があります。

巨人時代の生涯年俸は約20億1000万円

各年度の推定年俸を合計すると、巨人での11年間の生涯年俸は約20億1000万円となります。

初年度の推定年俸に資料差があるため、厳密には約20億800万円〜20億1000万円程度の推計です。

この金額は契約更改時に報じられた基本年俸の積み上げであり、すべての賞金や出来高、その他の収入を含む実際の総収入とは異なります。

MLBの4年契約は巨人時代の総年俸を大きく上回る

ブルージェイズとの6000万ドル契約を、契約発表時の報道換算で約90億〜94億円とすると、巨人時代の推定総年俸約20億1000万円の4倍以上に相当します。

もちろん、これは契約期間や為替条件の異なる金額を単純比較したものです。それでも、NPBで11年間積み上げた報酬を、MLBの4年契約が大きく上回るという変化は明確です。

ここで押さえておきたいのは、MLB移籍によって評価基準そのものが変わったことです。

NPBでは巨人の主力選手としての実績や国内市場での評価が年俸に反映されていました。一方、MLBでは複数球団との交渉、ポスティング制度、選手市場での需要、契約年数などが条件を左右します。

岡本選手の場合、長期間にわたる本塁打実績と、三塁・一塁を守れる能力が大型契約を支える要素になりました。

年俸を見るときに間違えやすい3つのポイント

1.契約総額と単年年俸は同じではない

6000万ドルは4年間の契約総額です。2026年の基本年俸は700万ドルであり、平均年俸1500万ドルとは異なります。

2.契約ボーナスと基本年俸は別

500万ドルの契約ボーナスは基本年俸とは別の契約項目です。2026年の基本年俸を1200万ドルと紹介するのは正確ではありません。

3.巨人への譲渡金は岡本選手の収入ではない

巨人に支払われる1087万5000ドルは、ポスティング制度に基づく譲渡金です。岡本選手本人の年俸や契約ボーナスとは区別しなければなりません。

【よくある質問】岡本和真の年俸に関するFAQ

Q1:岡本和真の2026年現在の年俸はいくらですか?

A1:トロント・ブルージェイズとの契約における2026年の基本年俸は700万ドルです。別途500万ドルの契約ボーナスが設定されています。2027年から2029年までは各1600万ドルです。

Q2:岡本和真の巨人時代の最高年俸はいくらですか?

A2:巨人最終年の2025年の推定年俸5億4000万円です。2024年の4億2000万円から1億2000万円アップしました。

Q3:岡本和真の2016年の年俸は1200万円ですか?

A3:少し注意が必要です。2016年シーズンの推定年俸は1400万円とする資料があり、2016年12月26日に200万円減の1200万円で契約更改した金額は翌2017年シーズンに向けたものです。

Q4:岡本和真の生涯年俸はいくらですか?

A4:巨人時代の11年間の推定年俸合計は約20億1000万円です。さらに2026〜2029年のブルージェイズとの契約総額6000万ドルがあり、両者を単純に合算した名目額は為替換算で約110億〜114億円程度になります。ただし、これは契約総額を含む推計で、税引き後の実収入ではありません。

Q5:岡本和真は本塁打王を何回獲得していますか?

A5:セ・リーグの本塁打王を3回獲得しています。年度は2020年、2021年、2023年です。また、打点王は2020年と2021年の2回獲得しています。

岡本和真選手の年俸推移を振り返ると、プロ入り直後の1200万円前後から、巨人の4番として活躍したことで5億4000万円まで上昇し、2026年にはブルージェイズとの4年総額6000万ドルの契約を獲得するまでになりました。

特に要点は次のとおりです。

- 巨人時代の最高年俸は2025年の5億4000万円。
- NPB通算248本塁打、717打点、本塁打王3回、打点王2回。
- 巨人時代の推定生涯年俸は約20億1000万円。
- 2026年のMLB基本年俸は700万ドル。
- ブルージェイズとの4年契約総額は6000万ドル。
- 2026年のMLB1年目は33本塁打、92打点を記録。

【プロの結論】

岡本選手の年俸を正しく理解するためには、単に最高額や契約総額だけを見るのではなく、各年度の基本年俸、契約ボーナス、ポスティング譲渡金を分けて考えることが重要です。

また、2016年の二軍時代のように、年俸が伸びなかった時期にも成長の土台がありました。2018年のブレーク、本塁打王や打点王の獲得、巨人の4番としての継続的な活躍が、最終的に大型MLB契約へとつながっています。

2027年からは基本年俸1600万ドルの契約期間に入ります。2026年に33本塁打を記録した岡本選手が、今後どのような成績を積み重ねるのか。年俸と実績の両面から、ブルージェイズでのキャリアに注目が集まります。

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古谷 瑞穂
トレンドリサーチャー 古谷 瑞穂
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