2026年11月現在、国士舘大学の偏差値は、ベネッセの進研模試データで41~60、河合塾が公表する2027年度入試の方式別ボーダーでは35.0~52.5となっています。文学部、政経学部、体育学部など7学部を比較すると、同じ大学でも学科や入試方式によって難易度に大きな違いがあります。
特に注目したいのは、政経学部の経済学科、文学部の教育学科、体育学部のスポーツ医科学科などです。偏差値だけでなく、共通テスト得点率や模試の判定基準まで確認すると、国士舘大学の入試難易度をより具体的に把握できます。
【2026年最新】国士舘大学の偏差値は41~60!7学部の全体像
国士舘大学は東京都にキャンパスを置く私立総合大学です。政経学部、体育学部、理工学部、法学部、文学部、21世紀アジア学部、経営学部の7学部を設置しています。
大学の公式情報でも、それぞれ異なる専門分野を持つ学部構成が確認できます。政治・経済からスポーツ、法律、文学、工学、国際的な学びまで、幅広い進路に対応している点が特徴です。
2026年度進研模試による学部別偏差値ベネッセのマナビジョンに掲載された「2026年度進研模試3年生・総合学力記述模試・7月」のデータを整理すると、次のようになります。
| 学部 | 偏差値 | 共通テスト得点率 |
|---|---|---|
| 政経学部 | 49~60 | 65~70% |
| 体育学部 | 41~57 | 63~81% |
| 文学部 | 44~59 | 63~73% |
| 法学部 | 44~56 | 69~70% |
| 経営学部 | 52~57 | 64~73% |
| 理工学部 | 49~52 | 56% |
| 21世紀アジア学部 | 46~51 | 62% |
出典:ベネッセ・マナビジョン、2026年度進研模試3年生・総合学力記述模試・7月の掲載データ。
この結果から読み取れるのは、国士舘大学の入試難易度が一律ではないということです。
政経学部は49~60で、今回の7学部比較では最も高い上限を示しています。経営学部も52~57と比較的高い水準です。
一方、体育学部は41~57と幅が広く、同じ学部内でも専攻によって受験難易度が変わります。
2026年11月時点の最新データにも注意ベネッセのマナビジョンは、その後の模試データも反映しています。
2026年11月時点で確認できる現行ページでは、2027年度入試向けの2026年度第1回ベネッセ・駿台大学入学共通テスト模試・9月のデータが掲載され、大学全体の偏差値は42~61となっています。
つまり、2026年7月の進研模試と9月のベネッセ・駿台模試では、対象となる模試が異なります。
受験生が過去のデータを参照するときは、偏差値だけでなく、模試の実施時期と対象年度も確認する必要があります。
【徹底比較】2026年進研模試と2027年度河合塾ボーダーはどう違う?
国士舘大学の入試難易度を判断するうえで、特に参考になるのがベネッセと河合塾の2つのデータです。
両者は同じ偏差値という名称を使っていますが、判定の仕組みが異なります。
7学部の偏差値・共通テスト得点率比較2026年度進研模試の7月データと、河合塾Kei-Netが公表する2027年度入試の方式別ランクを並べると、次のようになります。
| 学部 | 進研模試偏差値 | 河合塾偏差値 | 進研模試共テ率 | 河合塾共テ率 |
|---|---|---|---|---|
| 政経学部 | 49~60 | 45.0~52.5 | 65~70% | 60~67% |
| 体育学部 | 41~57 | 35.0~45.0 | 63~81% | 53~71% |
| 文学部 | 44~59 | 42.5~47.5 | 63~73% | 59~73% |
| 法学部 | 44~56 | 42.5~47.5 | 69~70% | 69~70% |
| 経営学部 | 52~57 | 45.0 | 64~73% | 66~67% |
| 理工学部 | 49~52 | 40.0~42.5 | 56% | 55% |
| 21世紀アジア学部 | 46~51 | 40.0~42.5 | 62% | 62% |
出典:ベネッセ・マナビジョン、河合塾Kei-Net。進研模試は2026年7月のB判定値、河合塾は2027年度入試の方式別ランク。
この比較では、政経学部、経営学部、体育学部などで数値の開きが目立ちます。
ただし、進研模試の偏差値が河合塾より高いからといって、その分だけ合格しやすいという意味ではありません。
河合塾の方式別ボーダーとは?河合塾のボーダー偏差値は、入試における合格可能性が50%になると予想されるラインです。
2027年度入試では、国士舘大学全体の方式別ランクが次のようになっています。
- 偏差値:35.0~52.5
- 共通テスト得点率:53~73%
この数値は、前期・中期・デリバリーなどの入試方式ごとに、科目や配点を反映して設定されています。
加えて、河合塾には「学部学科ランク」という別の指標もあります。
こちらは複数の入試方式を学部・学科単位に整理したもので、2027年度の国士舘大学では37.5~50.0です。
方式別ランクと学部学科ランクは用途が違います。両方を混同すると、同じ大学・同じ学部なのに異なる偏差値が掲載されているように見えるため注意が必要です。
【学科別に詳しく解説】国士舘大学で難易度が高い学科はどこ?
学部単位の偏差値だけでは、実際の受験難易度を十分に判断できません。
特に国士舘大学は、同じ学部内でも学科ごとに数値が異なります。ここでは2026年度進研模試のデータを中心に、各学科の特徴を整理します。
1.政経学部:経済学科と政治行政学科政経学部は、今回の比較で最も高い偏差値上限を持つ学部です。
- 経済学科:52~60
- 政治行政学科:49~56
経済学科は前期トップワン方式で59、デリバリートップワン方式で60という数値が示されています。
政治行政学科も、前期トップワン方式55、デリバリートップワン方式56と、安定した水準です。
河合塾の2027年度方式別ランクでは、政治行政学科が最高52.5、経済学科が最高47.5となっています。
政治・行政分野に関心がある人はもちろん、経済や企業活動、社会の仕組みを学びたい人にも選択肢となる学部です。
2.体育学部:スポーツ医科学科が注目体育学部は、国士舘大学の特色を象徴する学部の一つです。
2026年度進研模試では、学科別に次の数値が掲載されています。
- 体育学科:51~55
- スポーツ医科学科:53~57
- 武道学科:41~46
- こどもスポーツ教育学科:46~53
特にスポーツ医科学科は、偏差値57、共通テスト得点率81%という高い数値が示されています。
体育学部全体の偏差値だけを見ると難易度が低い印象を受ける可能性がありますが、スポーツ医科学科は別の水準で考える必要があります。
河合塾の2027年度方式別ランクでも、スポーツ医科学科は45.0、体育学科は40.0、武道学科は35.0、こどもスポーツ教育学科は37.5です。
3.文学部:教育学科が高水準文学部は、人文科学や教育、歴史、地理、日本文学などを学べる学部です。
2026年度進研模試の学科別偏差値は以下のとおりです。
- 教育学科:54~59
- 日本文学文化学科:49~56
- 史学地理学科・考古日本史学コース:45~55
- 史学地理学科・地理環境コース:44~54
教育学科は偏差値59で、文学部内では高い水準です。
共通テスト得点率も教育学科73%、日本文学文化学科71%と、一定の得点力が大切です。
4.法学部:法律学科と現代ビジネス法学科法学部は、法律の知識だけでなく、論理的な思考力や問題解決能力を養う学部です。
- 法律学科:49~56
- 現代ビジネス法学科:44~54
共通テスト得点率は法律学科70%、現代ビジネス法学科69%です。
河合塾の方式別ランクでは、法律学科が45.0、現代ビジネス法学科は42.5~47.5となっています。
法律関係の職業や公務員を目指す人は、偏差値だけでなく、卒業後の進路や履修できる科目も確認したいところです。
5.経営学部:偏差値52~57経営学部は、企業経営や組織運営、会計、マーケティングなどに関心がある受験生に向いています。
2026年度進研模試では偏差値52~57、共通テスト得点率は64~73%です。
河合塾の2027年度方式別ランクは45.0となっています。
6.理工学部:幅広い技術分野を学ぶ理工学部は、理工学科を中心に、機械工学、電気電子システム工学、建築、まちづくり、人間情報、基礎理学、情報理工などの学系を設けています。
2026年度進研模試の偏差値は49~52、共通テスト得点率は56%です。
河合塾の方式別ランクでは40.0~42.5となっています。
理系科目が得意な人や、技術・情報・建築などの専門分野を学びたい人は、偏差値だけでなく学系の内容まで確認することが大切です。
7.21世紀アジア学部:国際的な学びが特徴21世紀アジア学部は、国際社会やアジア地域に関する学びに関心がある人に適した学部です。
2026年度進研模試では偏差値46~51、共通テスト得点率62%です。
河合塾の2027年度方式別ランクは40.0~42.5となっています。
国際交流や異文化理解、アジア地域の社会・文化に関心がある場合は、数字だけでなく、実際の授業内容や留学制度も確認したいところです。
【共通テスト得点率】国士舘大学は何%取れば合格圏に入る?
国士舘大学を共通テスト利用方式で受験する場合、偏差値と同じくらい重要なのが共通テスト得点率です。
2026年度進研模試では、大学全体の目安が56~81%、2027年度入試向け河合塾の方式別ボーダーでは53~73%です。
学部ごとに必要な得点率は異なる特に注目したいのが体育学部です。
進研模試では、体育学部全体が63~81%となっており、学科によって大きな差があります。
スポーツ医科学科は81%、体育学科は72%、武道学科は67%、こどもスポーツ教育学科は63%です。
一方、河合塾の方式別ランクでは、スポーツ医科学科71%、体育学科67%、武道学科53%、こどもスポーツ教育学科60%です。
この違いは、模試の母集団や判定方法が異なることに加え、予測対象の入試方式にも違いがあるためです。
共通テスト得点率の見方例えば、得点率70%という数字が示されている場合、基本的には対象となる共通テスト科目の配点を踏まえた得点の目安です。
ただし、実際の入試では次の条件によって必要な得点が変わります。
- 受験科目数
- 大学独自の配点
- 英語のリーディング・リスニングの扱い
- 選択科目の指定
- 共通テスト利用方式の種類
したがって、得点率だけで合格可能性を断定することはできません。
【大東亜帝国の一角】国士舘大学の入試難易度と大学群での位置づけ
国士舘大学を調べると、「大東亜帝国」という大学群の名前を目にすることがあります。
大東亜帝国とは、一般に次の5大学をまとめた受験上の通称です。
- 大東文化大学
- 東海大学
- 亜細亜大学
- 帝京大学
- 国士舘大学
首都圏の私立大学を比較するときに使われる呼び方であり、大学の公式な分類や認定制度ではありません。
国士舘大学は大東亜帝国の中でどの位置?大東亜帝国という名称から、5大学が同じ入試難易度だと考える人もいます。
しかし、実際には大学ごとに学部構成が違い、同じ大学の中でも学科別の偏差値に差があります。
国士舘大学の場合、2026年度進研模試では政経学部の偏差値上限が60、体育学部のスポーツ医科学科が57、文学部の教育学科が59です。
一方、河合塾の2027年度方式別ランクでは、政経学部の政治行政学科が52.5に達しています。
このように、国士舘大学の中にも難易度が高めの学科があります。
「大東亜帝国だから入りやすい」は正しい?大学群のイメージだけで入試難易度を決めるのは適切ではありません。
特に、国士舘大学はスポーツ系、教育系、政治・経済系など、専門性の異なる学科が集まっています。
自分の得意科目と入試方式の相性によって、合格可能性は変わります。
大学群の名称は併願校を考える際の参考にとどめ、最終的には学科別のボーダーと過去の入試結果を確認することが大切です。
【志望校選びの実践編】国士舘大学に合格するための判断基準
偏差値を調べた後は、実際の入試でどの方式を選ぶかが重要になります。
国士舘大学は2027年度入学者選抜要項を公式サイトに掲載しており、一般選抜の前期・デリバリー・中期など、複数の方式を確認できます。
2026年度入試の志願状況にも注目河合塾Kei-Netの入試結果によると、2026年度の国士舘大学では次の結果が掲載されています。
- 一般選抜の志願者:7,346人
- 共通テスト利用方式の志願者:5,842人
- 大学全体の志願者:13,188人
- 一般選抜と共通テスト利用方式を合わせた倍率:4.3倍
2025年度の大学全体の志願者は10,885人で、2026年度は前年比121%となっています。
ただし、これは複数の学部・方式を合わせた数字です。全学部が一律に難化したという意味ではありません。
志望学科ごとの倍率や合格者数も確認する必要があります。
受験方式は自分の得意科目から考える受験方式を選ぶ際には、次のような判断基準が役立ちます。
一般選抜を中心に考えたい人
特定科目の得点力に自信がある人は、前期やデリバリーなどの科目・配点を比較するとよいでしょう。
共通テスト利用方式を検討したい人
複数科目で安定した得点が取れる人は、共通テスト利用方式の得点率と科目条件を確認してください。
体育・武道分野を志望する人
学力試験だけでなく、学科ごとの選抜条件や競技経験、必要な提出書類なども募集要項で確認することが大切です。
【プロの結論】偏差値よりも学科と入試方式の組み合わせが重要国士舘大学の入試を考える際、最初に大学全体の偏差値だけを見て志望校を決めてしまうと、学科ごとの難易度を見落とす可能性があります。
例えば、体育学部を志望する場合、スポーツ医科学科と武道学科では必要な学力の目安が異なります。
政経学部でも、経済学科と政治行政学科では河合塾のボーダーに違いがあります。
そこで、志望校選びでは次の3点を優先してください。
1. 学びたい分野を決める: 学部名だけでなく学科・コースの授業内容まで確認する。
2. 模試の判定を確認する: ベネッセと河合塾の数字を混同せず、それぞれの判定基準で現在の位置を把握する。
3. 入試方式を絞る: 自分の得意科目と配点が合う方式を選び、過去問で実力を確認する。
国士舘大学は、学部ごとの特色がはっきりしている大学です。偏差値の上下だけで志望学科を決めるのではなく、入学後に何を学び、どのような進路を目指すのかまで考えることが、納得できる大学選びにつながります。
【国士舘大学の偏差値】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:国士舘大学の偏差値は2026年現在どのくらいですか?
A1:2026年度進研模試の7月データでは41~60、河合塾の2027年度入試向け方式別ボーダーでは35.0~52.5です。模試の種類と判定基準が異なるため、どちらか一方だけで判断しないようにしましょう。
Q2:国士舘大学で偏差値が高い学部・学科はどこですか?
A2:2026年度進研模試では、政経学部の経済学科が52~60、文学部の教育学科が54~59、体育学部のスポーツ医科学科が53~57です。河合塾の2027年度方式別ランクでは、政経学部の政治行政学科が最高52.5となっています。
Q3:国士舘大学の共通テスト得点率は何%必要ですか?
A3:2026年度進研模試では56~81%、2027年度入試向け河合塾の方式別ボーダーでは53~73%が大学全体の目安です。学部・学科・入試方式によって異なるため、志望先の個別データを確認してください。
Q4:国士舘大学は大東亜帝国に含まれますか?
A4:はい。一般的に大東文化大学、東海大学、亜細亜大学、帝京大学、国士舘大学の5大学を指す大学群の通称です。ただし、正式な大学分類ではありません。
2026年の国士舘大学の偏差値は、進研模試で41~60、2027年度入試向け河合塾の方式別ボーダーで35.0~52.5です。
7学部を比較すると、政経学部や経営学部、文学部の一部学科が比較的高い数値を示しています。また、体育学部はスポーツ医科学科と武道学科などで難易度に差があり、学科別の確認が欠かせません。
特に重要なのは、進研模試のB判定と河合塾の50%ボーダーを同じ基準として扱わないことです。数値の違いには模試の母集団や判定方法が関係しています。
2027年度入試に向けては、次の3点を最終確認しましょう。
- 志望学科の最新偏差値と共通テスト得点率
- 前期・デリバリー・中期などの入試方式と科目配点
- 大学公式の2027年度入学者選抜要項と過去の入試結果
国士舘大学を志望するなら、大学全体の偏差値だけで判断せず、自分が学びたい学科と合格可能性の両方を見極めることが、後悔しない受験校選びのポイントです。