星野真里が挑戦したのは、2026年8月29日から30日にかけて放送された『24時間テレビ49』のチャリティーマラソンだ。走行距離は80キロ。ゴール地点は東京・両国国技館だった。
スポーツ報知などの報道によると、スタートは8月29日午後8時50分過ぎ、神奈川県横浜市の日産スタジアム。翌30日午後8時42分ごろ、星野は両国国技館に到着した。
ゴール直前、観客席にいた娘の姿を見つけると、星野はゴールテープより先に娘のもとへ向かった。親子で抱き合った後、改めてゴール。長時間の挑戦を終えた瞬間だった。
「本当ゴールできて、まずは一安心しています。待っててくださって本当にありがとうございました」
(2026年8月30日、ゴール後の星野真里のコメント。MANTANWEBなどの報道より)
星野はゴール後、休憩を取った昼過ぎに膝が動かなくなったことを告白している。本人も、その後どうなるのか不安だったと振り返った。
80キロという距離を走り切ったことだけでなく、身体的な苦しさを乗り越えて最後までたどり着いたことが、この挑戦の大きなポイントだ。
【なぜ走った?】星野真里のマラソン挑戦を決意した理由
星野がチャリティーランナーを引き受けた最大の理由は、娘と歩んできた11年間の経験にある。
星野は2024年9月、娘が先天性ミオパチーという難病を患っていることを公表した。娘は電動車いすや人工呼吸器を使いながら生活している。
日常生活では、多くの人や制度に支えられてきた一方、地域社会で暮らす中には、まだ大小さまざまな壁がある。星野はそうした経験を通じ、障害の有無によって子どもの居場所や可能性が制限されない社会を望むようになった。
2026年6月21日、ランナー決定が『Golden SixTONES』で発表され、翌22日の制作発表会見でも本人が挑戦への思いを語った。
「子どもたち自身が自分の居場所を選ぶことができるようになってほしい」
(星野真里の2026年6月の制作発表会見での発言。日本テレビ公式発表より)
星野が目指したのは、単に自分が80キロを走り切ることではない。
子どもたちが自分の意思で行きたい場所を選び、自分なりの「できた!」を積み重ねられる環境を広げることだった。
娘と夫の後押しも挑戦の原動力にランナーのオファーを受けた際、星野は夫の高野貴裕氏と娘から背中を押されたことも明かしている。
2026年6月の制作発表会見では、家族が開口一番「やりな!」と応援してくれたというエピソードが紹介された。
加えて、本番前のスポーツ報知のインタビューでは、娘自身も大きな手術を頑張るから、ママもマラソンを頑張ってほしいという趣旨の言葉を伝えたと報じられている。
娘は2026年8月初旬に大きな手術を受けており、星野は入院やリハビリに付き添いながら練習を続けていた。
母親が娘のために走るだけではなく、娘もまた自分の挑戦を通して母親を応援する。その相互の支え合いが、今回の企画の背景にあった。
【練習距離を徹底解剖】合同練習19回・130キロ超、自主練込みで約400キロ
80キロ完走を支えたのは、本番までの継続的なトレーニングだった。
特に注目されたのが、2026年9月7日までに星野本人がInstagramのストーリーズで明かした練習距離だ。
日刊スポーツの報道によると、ゴールデンウイーク明けから始まった合同練習は合計19回。そこでの総走行距離は130キロ以上だったという。
さらに自主練習の距離を加えると、総走行距離は約400キロに達していた。
練習距離の内訳| 練習項目 | 回数・距離 | 内容 |
|---|---|---|
| 合同練習 | 19回 | ゴールデンウイーク明けから実施 |
| 合同練習の走行距離 | 130キロ以上 | 仲間やサポートメンバーと積み重ねた距離 |
| 自主練習 | 個別の内訳は非公表 | 合同練習以外のトレーニング |
| 練習総距離 | 約400キロ | 合同練習と自主練習の合計 |
| 夏の合宿 | 約30キロ | 本番前の長距離トレーニング |
ここで注意したいのは、400キロすべてを合同練習で走ったわけではないという点だ。
19回の合同練習で130キロ以上を走り、残りを自主練習などで積み重ねた結果が約400キロという数字である。自主練習だけの正確な距離は公表されていない。
練習開始は2026年2月からスポーツ報知の本番前インタビューでは、星野が2月から練習を始めていたことも紹介された。
夏の合宿では約30キロを走破。長時間の運動に身体を慣らしながら、段階的に距離を伸ばしていった。
また、星野自身はランナー決定後のインタビューで、速く走ることよりも、長い時間走り続けるための特訓をしていると説明。暑さへの対策もサポートを受けながら進めていた。
24時間テレビのマラソンでは、単純なスピードだけでなく、長時間の運動に耐える体力や休憩の取り方、暑熱対策が欠かせない。今回の練習内容にも、こうした本番の特性が反映されていた。
髙地優吾も練習をサポート今回の挑戦を支えた関係者として注目されたのが、SixTONESの髙地優吾だ。
髙地は『24時間テレビ49』のチャリティーパートナーとして、星野のトレーニングにも参加していた。
8月30日のゴール後、総合司会の内村光良から髙地との練習について質問される場面もあった。
このとき星野は、髙地の名前をコーチと聞き違え、トレーナーへの感謝を話し始めるという微笑ましいハプニングを起こした。
髙地本人も練習に付き合ってきたことを振り返り、星野の完走を喜んでいた。
なお、19回という数字は合同練習全体の回数であり、すべてが髙地との練習だったという意味ではない。専門のコーチ陣とチャリティーパートナー、それぞれの支えがあった。
【過去のマラソン経験】タートルマラソン大会とホノルル完走の実績
星野真里は、2026年の24時間テレビで初めて長距離走に挑戦したわけではない。
実は20代の頃にもマラソンに取り組んでおり、2008年にはホノルルマラソンを完走している。
タートルマラソン大会への出場星野のオフィシャルブログ「ことばあそび」には、荒川で開催されたタートルマラソン大会に出場した記録が残っている。
本人は当時、これが人生で初めてのマラソン大会だったと紹介。6000人を超える参加者の中で、谷川真理とそのマネージャーとともに走ったことを記している。
また、ブログでは大勢の人と一緒に走る難しさや楽しさについても触れていた。
この大会はホノルルマラソンへの挑戦を控えた時期の経験として位置づけられる。
2008年ホノルルマラソンでは42.195キロを完走星野は2008年12月14日のホノルルマラソンに出場し、フルマラソン42.195キロを完走した。
スポーツ報知などの報道で紹介された記録は、4時間24分36秒。
20代の頃にフルマラソンを走り切った実績があることから、2026年の挑戦は完全な未経験から始まったものではない。
ただし、2008年の42.195キロと2026年の80キロは、距離も競技環境も異なる。約18年の時間を経て、より長い距離に挑戦した点に今回の大きな意味がある。
【人物・出来事の関係性】星野真里のマラソンを支えた人々と企画
今回のチャリティーマラソンは、星野一人の挑戦として完結するものではなかった。
関係者や企画の役割を整理すると、次のようになる。
| 人物・企画 | 星野真里との関係 | 主な役割・関連情報 |
|---|---|---|
| 星野真里 | 主体 | 80キロのチャリティーマラソンに挑戦 |
| 娘 | 挑戦の原動力 | 子どもたちの可能性を広げたいという願いの出発点 |
| 高野貴裕 | 夫・家族の支援者 | 挑戦を後押しし、ゴールを見守った |
| 髙地優吾 | チャリティーパートナー | トレーニングに帯同し、完走を見届けた |
| 専門コーチ陣 | 練習の指導・支援 | 長距離走や本番に向けた準備をサポート |
| 日本テレビ | 番組制作・募金企画 | 『24時間テレビ49』と目的別募金を実施 |
| できた!を増やす子ども募金 | チャリティー企画 | 子どもたちの可能性を広げるための支援 |
この関係性から分かるのは、マラソンが単独のスポーツイベントではなく、家族、芸能活動、福祉支援、番組制作が結びついた企画だったということだ。
星野は俳優として長年活動し、TBS系『3年B組金八先生』の坂本乙女役などで知られている。今回の挑戦では、俳優としての知名度を社会的なメッセージの発信につなげた。
また、髙地優吾や専門コーチ陣のサポートは、長時間走るための準備を支えるものだった。それぞれの役割を混同せずに見ることが、今回の企画を理解するポイントになる。
【完走後の体調と募金の現在】9月の回復報告と10月の最新実績
80キロを走り切った星野の身体には、当然ながら大きな負担がかかっていた。
ゴール時には、昼の休憩後に膝が動かなくなったことを本人が明かしている。
しかし、その後のテレビ出演では回復した様子も伝えられた。
9月14日には筋肉痛がないと報告2026年9月14日放送の日本テレビ系『しゃべくり007』で、星野はマラソン後の体調について説明した。
番組内で筋肉痛が残っているか聞かれると、「筋肉痛は何もないです」と笑顔で回答。
身体を専門家に整えてもらったことで状態が改善したことや、プロフェッショナルな人々のサポートへの感謝も語っていた。
この発言から、少なくとも9月14日の出演時には、本人が筋肉痛の解消を報告できる状態まで回復していたことが分かる。
一方、ゴール時に膝の不調があったことも事実であり、完走したからといって身体への負担が小さかったわけではない。
「できた!を増やす子ども募金」はどう使われた?今回のマラソンと並ぶ重要な成果が、目的別募金「できた!を増やす子ども募金」だ。
2026年8月30日の番組終了時点で発表された募金額は、3億8054万8400円だった。
加えて、10月31日公開のマイナビニュースによると、6月1日から9月30日までに集まった同募金の金額は、4億1224万6566円に達した。
この2つの金額は集計時点が異なる。番組終了時点の金額と、その後の募金期間を含む金額を比較する際には注意が必要だ。
10月31日の報道では、寄付金によって実現した支援の具体例も紹介された。
例えば、人工呼吸器と車いすを使用する難病の子どもに、電動移動支援機器「キャリーロコ」が贈られた。これにより、本人が自分の意思で動き、友達と遊ぶ機会を広げる取り組みが進められた。
星野が訴えていた「できた!」を増やすという願いが、実際の支援につながった事例だ。
なお、2026年11月3日時点では、24時間テレビ49全体の最終寄付金額はまだ確定していない。チャリティー委員会の決算終了後、2027年7月初旬に確定する見込みと報じられている。
【プロの結論】星野真里の80キロ完走から見える3つの意義
今回の挑戦を評価するうえで、単純に80キロという数字だけを見るのは十分ではない。
注目すべき要点は次の3つだ。
1.過去の経験を生かしながら、18年後に新しい挑戦をしたこと
2008年のホノルルマラソン完走は、星野の長距離走における実績だ。しかし、42.195キロと80キロでは必要な準備も身体への負荷も異なる。過去の成功に頼らず、19回の合同練習と約400キロの準備を積み重ねた点に意味がある。
2.個人の挑戦を社会的な支援につなげたこと
星野が走った背景には、子どもたちが自分の意思で生活の選択肢を広げられる社会への願いがあった。募金による移動支援機器の贈呈など、放送後にも具体的な取り組みが進んでいる。
3.完走までの過程に支援の重要性が表れていたこと
家族、髙地優吾、専門コーチ、番組関係者など、多くの人が挑戦を支えた。本人も一人ではゴールできないと事前に語っており、今回のマラソンは協力によって成立した企画だった。
特に重要なのは、募金の成果を一時的な感動で終わらせないことだ。寄付がどのような支援に変わり、子どもや家族の生活にどう役立ったのかを追い続けることが、チャリティー企画の本当の評価につながる。
【星野真里のマラソンに関するよくある質問(FAQ)】
Q1:星野真里は24時間テレビで何キロ走りましたか?
2026年の『24時間テレビ49』で80キロを走りました。8月30日午後8時42分ごろ、両国国技館で完走しています。
Q2:星野真里のゴール時刻は何時でしたか?
2026年8月30日午後8時42分ごろです。ゴール直前には娘と抱き合う場面もありました。
Q3:星野真里は練習で何キロ走りましたか?
合同練習19回で130キロ以上、自主練習を含めると約400キロです。
Q4:髙地優吾もマラソンの練習に参加しましたか?
はい。SixTONESの髙地優吾はチャリティーパートナーとして星野のトレーニングをサポートし、本番後も完走を喜んでいました。
Q5:星野真里には過去のマラソン経験がありますか?
あります。荒川のタートルマラソン大会に参加したほか、2008年12月にはホノルルマラソンで42.195キロを4時間24分36秒で完走しています。
Q6:マラソン完走後の体調はどうでしたか?
ゴール時には膝の不調を明かしましたが、9月14日放送の『しゃべくり007』では筋肉痛はないと報告し、専門家のサポートによって回復したと説明しています。
Q7:「できた!を増やす子ども募金」はいくら集まりましたか?
番組終了時点では3億8054万8400円でした。その後、2026年9月30日までの集計では4億1224万6566円に達しています。
2026年の星野真里のチャリティーマラソンは、8月30日午後8時42分ごろ、80キロを走り切って幕を閉じた。
合同練習19回、130キロ以上の共同走行、自主練習を含む約400キロの準備。そして、過去のタートルマラソン大会やホノルルマラソンでの経験が、今回の挑戦を支えていた。
走った理由は、娘との生活から生まれた、すべての子どもが自分らしく可能性を広げられる社会への願いだった。
「できた!」という小さな成功を増やすために走った80キロ。その思いは、募金による移動支援機器の贈呈など、放送後の具体的な支援にもつながっている。
星野真里の2026年の挑戦を振り返る際には、完走時刻や走行距離だけでなく、準備に費やした時間、支えた人々、そして募金が生み出した成果までを一緒に見ることが大切だ。
80キロのゴールは、子どもたちの新しい「できた!」を増やす取り組みの終着点ではなく、その先へつながる一歩だった。
編集上の重要な補足: 2026年10月31日までの募金活用報道も反映しています。主要な根拠は日本テレビ公式発表、スポーツ報知、日刊スポーツ、MANTANWEB、マイナビニュース、星野真里本人の公式ブログです。