2026年春場所の幕内優勝を手にしたのは、東関脇の霧島です。成績は12勝3敗。2023年九州場所以来、14場所ぶりとなる3度目の幕内制覇でした。
日本相撲協会の「過去の成績・番付」にも、令和8年三月場所の幕内優勝者として霧島の名前と12勝3敗の成績が記録されています。
優勝が決まったのは3月21日の14日目今場所の霧島は、序盤に美ノ海に敗れて1敗を喫しましたが、3日目から調子を上げました。
特に注目されたのが、3日目から13日目まで続いた11連勝です。
11日目には豪ノ山を破り、10勝1敗で単独トップに浮上。12日目には横綱・豊昇龍、13日目には王鵬を下し、優勝へ大きく前進しました。
14日目は大関・安青錦に下手投げで敗れましたが、優勝争いで2差を追っていた豊昇龍と琴勝峰も敗戦。霧島の優勝が千秋楽を待たずに決まりました。
霧島の15日間の星取と対戦相手| 日程 | 対戦相手 | 結果 |
|---|---|---|
| 初日 | 藤ノ川 | ○ |
| 2日目 | 美ノ海 | ● |
| 3日目 | 熱海富士 | ○ |
| 4日目 | 若隆景 | ○ |
| 5日目 | 若元春 | ○ |
| 6日目 | 義ノ富士 | ○ |
| 7日目 | 平戸海 | ○ |
| 8日目 | 高安 | ○ |
| 9日目 | 大栄翔 | ○ |
| 10日目 | 隆の勝 | ○ |
| 11日目 | 豪ノ山 | ○ |
| 12日目 | 豊昇龍 | ○ |
| 13日目 | 王鵬 | ○ |
| 14日目 | 安青錦 | ● |
| 千秋楽 | 琴櫻 | ● |
出典:日本相撲協会の取組結果を基に整理。○は勝ち、●は負け。
千秋楽は琴櫻に敗れて12勝3敗3月22日の千秋楽、霧島は大関・琴櫻と対戦しました。
立ち合いから琴櫻に右上手を取られ、土俵際まで押し込まれた霧島は、最後は押し出しで敗れました。
これで14日目から2連敗となりましたが、優勝はすでに確定していたため、最終成績は12勝3敗です。
優勝決定戦は行われていません。霧島が単独で最多勝となり、14日目に優勝を決めたためです。
【春場所の三賞受賞者】殊勲賞・敢闘賞・技能賞は誰?
春場所の三賞は、殊勲賞が霧島、敢闘賞が琴勝峰と藤青雲、技能賞が藤ノ川に決まりました。
日本相撲協会の公式記録に掲載された受賞者と成績は次のとおりです。
霧島12勝3敗
東関脇・音羽山部屋
14場所ぶり3度目の幕内優勝。殊勲賞は初受賞。
琴勝峰11勝4敗
西前頭五枚目・佐渡ヶ嶽部屋
優勝争いに加わり、11勝を挙げた。
藤青雲10勝5敗
西前頭十三枚目・藤島部屋
幕内下位から二桁勝利を達成。
藤ノ川8勝7敗
東前頭二枚目・伊勢ノ海部屋
勝ち越しを決め、技能賞を初受賞。
| 賞・区分 | 力士 | 番付 | 最終成績 |
|---|---|---|---|
| 幕内優勝・殊勲賞 | 霧島 | 東関脇 | 12勝3敗 |
| 敢闘賞 | 琴勝峰 | 西前頭五枚目 | 11勝4敗 |
| 敢闘賞 | 藤青雲 | 西前頭十三枚目 | 10勝5敗 |
| 技能賞 | 藤ノ川 | 東前頭二枚目 | 8勝7敗 |
琴勝峰は西前頭五枚目で11勝4敗を記録しました。
優勝争いでは霧島を追う立場となり、14日目には優勝決定の行方を左右する位置にいました。千秋楽を含めた最終成績も11勝4敗で、敢闘賞を獲得しています。
横綱・豊昇龍と同じ勝ち星だった点も、今場所を振り返るうえで押さえておきたいポイントです。
藤青雲は10勝5敗、藤ノ川は技能賞藤青雲は西前頭十三枚目で10勝5敗。幕内下位から二桁勝利を挙げ、敢闘賞に選ばれました。
一方、藤ノ川は東前頭二枚目で8勝7敗。勝ち越しを達成し、技能賞を初めて受賞しました。
三賞は単純な勝ち星ランキングではありません。勝敗だけでなく、相撲内容や場所を通じた活躍などを選考委員会が判断します。藤ノ川のように8勝7敗でも技能賞を獲得するケースがあるのは、そのためです。
【霧島の大関再昇進】3場所34勝で3月25日に正式決定
2026年春場所で大きな注目を集めたもう一つの話題が、霧島の大関再昇進です。
霧島は春場所を関脇として迎え、12勝3敗で優勝しました。この成績によって直近3場所の勝ち星は合計34勝となり、大関復帰への条件を満たす重要な実績を残しました。
直近3場所の成績| 場所 | 番付 | 成績 |
|---|---|---|
| 2025年11月場所 | 東前頭二枚目 | 11勝4敗 |
| 2026年1月場所 | 東関脇 | 11勝4敗 |
| 2026年3月場所 | 東関脇 | 12勝3敗 |
| 合計 | 34勝11敗 |
大関昇進の目安としてよく知られているのが、三役で直近3場所33勝前後という基準です。ただし、33勝という数字だけで機械的に昇進が決まるわけではありません。相撲内容や安定感なども含めて審議されます。
霧島は目安を上回る34勝を挙げ、さらに春場所では幕内優勝も達成しました。
日本相撲協会が3月25日に大関昇進を発表日本相撲協会は、2026年3月25日に番付編成会議と理事会を開き、関脇・霧島の大関昇進を正式に決定しました。
協会の公式発表では、音羽山部屋の霧島が新たに大関となったことが明記されています。
ここで押さえておきたいのは、春場所の優勝と大関再昇進は関連しているものの、別々の公式記録だという点です。
- 3月21日:春場所14日目に幕内優勝を決定
- 3月22日:千秋楽を12勝3敗で終了
- 3月25日:日本相撲協会が大関昇進を正式決定
つまり、春場所の成績によって昇進への評価を確かなものにし、場所終了後の正式な審議を経て大関復帰が実現しました。
【春場所の幕内全成績】42力士の勝敗一覧・星取表
2026年春場所の幕内は、東西合わせて42人が番付に名を連ねました。
ここでは、日本相撲協会の過去の成績・番付に掲載された星取表を基に、横綱から前頭十七枚目までの最終成績を番付順に整理します。
横綱・大関・三役の成績| 番付 | 東 | 西 |
|---|---|---|
| 横綱 | 豊昇龍 11勝4敗 | 大の里 0勝4敗11休 |
| 大関 | 安青錦 7勝8敗 | 琴櫻 10勝5敗 |
| 関脇 | 霧島 12勝3敗(優勝) | 高安 7勝8敗 |
| 小結 | 若元春 3勝12敗 | 熱海富士 9勝6敗 |
| 番付 | 東 | 西 |
|---|---|---|
| 前頭筆頭 | 若隆景 8勝6敗1休 | 義ノ富士 7勝8敗 |
| 前頭二枚目 | 藤ノ川 8勝7敗 | 美ノ海 4勝11敗 |
| 前頭三枚目 | 平戸海 7勝8敗 | 王鵬 7勝8敗 |
| 前頭四枚目 | 大栄翔 7勝8敗 | 隆の勝 9勝6敗 |
| 前頭五枚目 | 阿炎 4勝6敗5休 | 琴勝峰 11勝4敗 |
| 前頭六枚目 | 一山本 9勝6敗 | 阿武剋 1勝6敗8休 |
| 前頭七枚目 | 欧勝馬 6勝9敗 | 伯乃富士 5勝6敗4休 |
| 前頭八枚目 | 宇良 5勝10敗 | 正代 8勝7敗 |
| 前頭九枚目 | 時疾風 5勝10敗 | 玉鷲 5勝10敗 |
| 前頭十枚目 | 豪ノ山 10勝5敗 | 狼雅 5勝10敗 |
| 前頭十一枚目 | 獅司 6勝9敗 | 欧勝海 5勝10敗 |
| 前頭十二枚目 | 朝紅龍 9勝6敗 | 朝乃山 8勝7敗 |
| 前頭十三枚目 | 翔猿 6勝9敗 | 藤青雲 10勝5敗 |
| 前頭十四枚目 | 千代翔馬 10勝5敗 | 錦富士 9勝6敗 |
| 前頭十五枚目 | 翠富士 0勝0敗15休 | 御嶽海 8勝7敗 |
| 前頭十六枚目 | 朝白龍 10勝5敗 | 金峰山 9勝6敗 |
| 前頭十七枚目 | 藤凌駕 7勝8敗 | 琴栄峰 9勝6敗 |
出典:日本相撲協会「過去の成績・番付」の令和8年三月場所幕内星取表。休は休場日数を示します。
幕内成績から見える注目ポイント全成績を比較すると、いくつかの特徴が浮かび上がります。
1. 11勝以上を挙げたのは3人
- 霧島:12勝3敗
- 豊昇龍:11勝4敗
- 琴勝峰:11勝4敗
霧島が一歩抜け出し、豊昇龍と琴勝峰が次点となりました。
2. 二桁勝利を達成した力士にも注目
藤青雲の10勝5敗に加え、豪ノ山、千代翔馬、朝白龍も10勝5敗を記録しています。
3. 休場者の成績にも注意
大の里は0勝4敗11休、翠富士は0勝0敗15休でした。また、若隆景、阿炎、阿武剋、伯乃富士にも休場日があります。
休場を含む成績は、通常の15日間を取り切った力士の勝敗と単純比較しないことが大切です。
【春場所千秋楽の結果】豊昇龍・琴櫻・安青錦の明暗
2026年3月22日の千秋楽は、優勝が決まった霧島だけでなく、上位陣の成績にも注目が集まりました。
特に大きな話題となったのが、豊昇龍と安青錦の一番です。
豊昇龍は安青錦を破って11勝4敗横綱・豊昇龍は大関・安青錦と対戦し、掛け投げで勝利しました。
これにより豊昇龍は11勝4敗。優勝には届かなかったものの、横綱として千秋楽を勝利で締めくくりました。
一方、安青錦は7勝8敗となり、負け越しが確定しました。
安青錦は自身初の負け越しでカド番へ安青錦は春場所を綱取りが意識される場所として迎えました。しかし、序盤から思うように白星を伸ばせず、千秋楽まで勝ち越しを懸ける展開となりました。
14日目には7勝7敗に戻したものの、最後の一番で豊昇龍に敗戦。
結果は7勝8敗。序ノ口デビュー以降続いていた連続勝ち越しも14場所で止まりました。
次の夏場所は、大関として初めてのカド番で迎えることになりました。
カド番とは、大関が負け越した翌場所に適用される立場です。次の場所でも負け越すと関脇へ陥落するため、安青錦にとっては地位を守る重要な場所となります。
千秋楽の主な結果一覧| 取組 | 勝敗・決まり手 | 最終成績 |
|---|---|---|
| 霧島-琴櫻 | 琴櫻が押し出し | 霧島12勝3敗・琴櫻10勝5敗 |
| 豊昇龍-安青錦 | 豊昇龍が掛け投げ | 豊昇龍11勝4敗・安青錦7勝8敗 |
| 高安-熱海富士 | 熱海富士が上手ひねりに敗れる | 高安7勝8敗・熱海富士9勝6敗 |
【春場所結果の見方】優勝・三賞・星取表で間違えやすいポイント
大相撲の結果を調べる際には、優勝者、三賞、最終成績、星取表を分けて確認すると、情報を正確に把握できます。
優勝決定日と千秋楽は同じではない2026年春場所では、霧島が14日目に優勝を決めました。
千秋楽は3月22日ですが、優勝決定日はその前日の3月21日です。
優勝決定後も千秋楽の取組は通常どおり行われるため、優勝力士が千秋楽に敗れることもあります。今回の霧島がまさにそのケースでした。
三賞は勝ち星の多い順に決まるわけではない三賞には、それぞれ評価の観点があります。
- 殊勲賞:横綱や大関を破るなど、優勝争いに影響する活躍
- 敢闘賞:場所を通じて目立った活躍や健闘
- 技能賞:技術や相撲内容に優れた活躍
そのため、12勝を挙げた霧島が殊勲賞、11勝の琴勝峰と10勝の藤青雲が敢闘賞、8勝の藤ノ川が技能賞という結果になっています。
公式記録を確認するなら日本相撲協会が基本春場所の結果を調べるときは、次の3種類の記録を使い分けると便利です。
| 確認したい情報 | 参照する公式記録 |
|---|---|
| 幕内優勝者・三賞 | 過去の成績・番付「各段の優勝力士・三賞力士」 |
| 全力士の勝敗 | 過去の成績・番付「星取表」 |
| 日別の取組・決まり手 | 過去の成績・番付「取組結果」 |
日本相撲協会の記録では、場所ごとの成績や番付の変化も確認できます。過去の場所と比較する場合にも役立つ資料です。
【春場所結果に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:2026年春場所で優勝した力士は誰ですか?
A1:関脇・霧島です。12勝3敗を記録し、14日目の3月21日に14場所ぶり3度目の幕内優勝を決めました。
Q2:2026年春場所の三賞受賞者は誰ですか?
A2:殊勲賞は霧島、敢闘賞は琴勝峰と藤青雲、技能賞は藤ノ川です。
Q3:霧島の大関再昇進はいつ決まりましたか?
A3:2026年3月25日です。日本相撲協会が番付編成会議と理事会を開き、正式に大関昇進を発表しました。
Q4:豊昇龍と琴勝峰の春場所の成績は?
A4:どちらも11勝4敗です。霧島に続く次点の成績でした。
Q5:安青錦は春場所で勝ち越しましたか?
A5:いいえ。7勝8敗で負け越しました。自身初の負け越しとなり、次の夏場所は大関として初のカド番で迎えました。
Q6:霧島は千秋楽にも勝ちましたか?
A6:いいえ。千秋楽は大関・琴櫻に押し出しで敗れました。ただし、14日目に優勝を決めていたため、12勝3敗で幕内優勝となりました。
2026年の大相撲春場所は、霧島が12勝3敗で14日目に3度目の幕内優勝を決めた場所でした。
豊昇龍と琴勝峰は11勝4敗で次点となり、藤青雲は10勝5敗で敢闘賞、藤ノ川は8勝7敗で技能賞を受賞しました。
一方、綱取りが期待された安青錦は7勝8敗で負け越し、次の夏場所をカド番で迎えることになりました。
そして春場所終了後の3月25日、霧島の大関再昇進が日本相撲協会から正式発表されました。
今回の春場所を振り返るうえで重要なのは、単に優勝者だけを見るのではなく、14日目の優勝決定、千秋楽の取組、三賞、そして場所後の番付編成までを一連の流れとして理解することです。
2026年春場所は、霧島の復活と大関復帰を象徴する場所であり、豊昇龍や琴勝峰の健闘、安青錦の初の負け越しなど、次の場所につながる話題も多く残した15日間でした。