日本テレビ系『ぐるぐるナインティナイン』の人気企画「グルメチキンレース ゴチになります!」で、出演者が最も歓喜する瞬間の一つがピタリ賞の発表です。ゴチピタリ賞とは、注文した料理の合計金額が番組の設定金額と完全に一致した場合に獲得できる特別賞で、通常回では賞金100万円が贈られます。加えて、レギュラーメンバーには年間クビレースの自腹累計額がリセットされるという大きな特典もあります。
しかし、100万円を獲得するための具体的な条件や、ニアピン賞との違い、自腹額リセットが適用される範囲まで正確に把握している人は多くありません。2026年11月4日時点の最新状況に加え、岡村隆史、増田貴久、ノブら歴代獲得者の記録、制度が始まった時期、最多獲得回数まで整理します。
【まず結論】ゴチピタリ賞とは?獲得条件と100万円の仕組み

ゴチピタリ賞は、『ぐるナイ』の「グルメチキンレース ゴチになります!」で設定金額と注文した料理の合計金額を完全一致させた出演者に贈られる個人賞です。
通常のゴチバトルでは、出演者が料理の値段を見ずに注文し、食事の合計金額を予想します。番組側が事前に決めた設定金額に対して、最も金額が離れてしまった参加者が、原則として参加者全員分の食事代を自腹で支払います。
その一方、設定金額にぴったり合わせた出演者には、通常100万円の賞金が用意されています。
ピタリ賞が成立する3つの条件基本的な成立条件は次のとおりです。
- 番組側が設定した目標金額が存在すること。
- 出演者が注文した料理の合計金額を算出すること。
- 注文金額と設定金額が完全に一致すること。
例えば、設定金額が25,000円だった場合、注文した料理の合計が25,000円ならピタリ賞です。
24,999円や25,001円では、わずか1円の違いでもピタリ賞にはなりません。金額が非常に近くても、完全一致という条件を満たさなければ対象外です。
ゴチバトルの設定金額は毎回変わるゴチバトルの設定金額は固定ではありません。開催するレストランや企画内容などによって変わり、1万円台から2万円台、さらに高額な設定になることもあります。
2026年のゴチ27でも、開幕戦の設定金額は20,000円でした。一方、10月22日放送の第20戦では25,000円が設定されています。
つまり、ピタリ賞を狙うには、出演者自身が料理の価格を予測しながら注文内容を調整し、最終的な合計を目標金額に合わせなければなりません。
複数人が同時に獲得することもあるピタリ賞は1回の放送で1人しか獲得できないわけではありません。
象徴的な出来事が2020年2月13日のゴチ21第3戦です。この回では、本田翼と千鳥のノブが同時にピタリ賞を獲得しました。
スポニチアネックスの当時の報道によると、1998年に始まったゴチで複数人が同時にピタリ賞を獲得したのは、これが初めてでした。2人とも賞金100万円を手にしています。
この事例からも、ピタリ賞は単純な順位争いとは異なる、独立した達成条件を持つ賞であることが分かります。
【賞金と自腹額リセット】100万円を獲得すると何が変わる?
ピタリ賞の魅力は、100万円という賞金だけではありません。レギュラーメンバーにとっては、年間のクビレースを大きく左右する自腹額リセットが特に重要です。
通常回の賞金は100万円ピタリ賞の基本的な賞金額は100万円です。
賞金はピタリ賞を獲得した出演者に与えられます。レギュラーメンバーだけでなく、VIPチャレンジャーとして参加したゲストも獲得できます。
ただし、100万円は通常回における基本額です。特別企画や番組独自の条件によって、賞金額が変更されるケースもあります。
MANTANWEBが紹介したゴチのルール解説でも、設定金額と完全一致した場合の基本特典として100万円と自腹総額のリセットが説明されています。
レギュラーメンバーは年間自腹額がゼロに戻るもう一つの大きな特典が、年間クビレースの自腹累計額のリセットです。
ゴチでは、1年間に積み重なった自腹額がクビを決める重要な判断材料になります。最終的に自腹総額が最も高くなったメンバーは、原則として翌年のレギュラーから外れることになります。
ところが、現役レギュラーメンバーがピタリ賞を獲得すると、それまで積み重なっていた年間自腹累計額がゼロにリセットされます。
例えば、次のような状況を考えてみましょう。
- 年間自腹累計額が10万円の場合:ピタリ賞獲得後は0円。
- 年間自腹累計額が30万円の場合:ピタリ賞獲得後は0円。
- 年間自腹累計額が50万円の場合:ピタリ賞獲得後は0円。
このように、年間後半で自腹額が大きくなっているメンバーほど、リセットの恩恵は大きくなります。
なお、これは年間クビレースの集計上の自腹額をリセットする制度です。過去に支払った食事代が必ず現金で返金されるという意味とは区別する必要があります。
自腹額リセットはいつから始まった?ピタリ賞そのものは、ゴチの初回シリーズから存在していたとする記録があります。一方、年間自腹額をリセットする特典は、2007年のゴチ8から導入されたと整理されています。
つまり、ピタリ賞と自腹額リセットは、同時に始まった制度ではありません。
ゴチの歴史を振り返るうえで、この違いは押さえておきたいポイントです。
また、基本的に年間自腹額リセットの対象となるのは現役のゴチメンバーです。ゲストには通常の年間クビレースがないため、レギュラーと同じ形でのリセットは適用されません。過去の自腹額を返金する特別企画などは、通常ルールとは別に扱われます。
【徹底比較】ゴチピタリ賞とニアピン賞の違いは?
ゴチを見ていると、ピタリ賞と並んで頻繁に登場するのがニアピン賞です。
どちらも設定金額に近い注文をした出演者に関係する賞ですが、最も大きな違いは完全一致が必要かどうかです。
ニアピン賞は誤差500円以内が基準ゴチの記録をまとめた資料では、ニアピン賞は設定金額との差がマイナス500円からプラス500円までの範囲に収まった場合に獲得できる賞と整理されています。
例えば設定金額が25,000円なら、24,500円から25,500円までがニアピン賞の範囲です。
ただし、25,000円と完全一致している場合は、より上位の達成条件であるピタリ賞に該当します。
両者の違いを整理- ピタリ賞:設定金額と完全一致。通常100万円の賞金と、レギュラーの年間自腹額リセットがある。
- ニアピン賞:設定金額との差が原則500円以内。完全一致ではないため、ピタリ賞とは別の賞として扱われる。
ニアピン賞は、ピタリ賞ほどの大きな特典とは別枠で、予想の精度を評価する賞です。
なお、ニアピン賞の制度はゴチ6(2005年)から導入されたと記録されています。
2026年の実例で見るニアピン賞2026年10月22日放送のゴチ27第20戦では、設定金額が25,000円でした。
この回で1位になった佐野勇斗の注文合計は24,700円。設定金額との差はわずか300円で、ニアピン賞を獲得しています。
しかし、25,000円とは完全一致していないため、ピタリ賞にはなりませんでした。
このように、ゴチバトルで1位を獲得することと、ピタリ賞を獲得することは必ずしも同じではありません。順位が1位でも、設定金額との誤差が残っていればピタリ賞にはならないのです。
【歴代獲得者一覧】ゴチピタリ賞の最多記録は岡村隆史の6回
長年続いているゴチでは、多くのレギュラー出演者やゲストがピタリ賞を獲得してきました。
歴代の記録を整理すると、特に目立つのがナインティナインの岡村隆史とNEWSの増田貴久です。
歴代ピタリ賞獲得者一覧以下は、ゴチ2からゴチ26までの獲得記録を放送回順に整理した一覧です。2025年までの記録を対象としています。
| シリーズ | 主な獲得者 | 記録・特徴 |
|---|---|---|
| ゴチ2(2000年) | 国分太一、岡村隆史 | 現存記録で確認できる初期の獲得例 |
| ゴチ3(2002年) | 中居正広 | ゲスト獲得 |
| ゴチ5(2004年) | 矢部浩之 | レギュラー獲得 |
| ゴチ6(2005年) | 船越英一郎 | レギュラー獲得 |
| ゴチ8(2007年) | 岡村隆史、高木美保 | 同シリーズで2人が獲得 |
| ゴチ9(2008年) | 岡村隆史 | 複数回獲得の記録を更新 |
| ゴチ10(2009年) | 岡田准一 | ゲスト獲得 |
| ゴチ13(2012年) | 岡村隆史 | 岡村の複数回獲得 |
| ゴチ14(2013年) | 上川隆也 | レギュラー獲得 |
| ゴチ15(2014年) | 安田章大 | ゲスト獲得 |
| ゴチ16(2015年) | 岡村隆史、国分太一 | 同シリーズで2人が獲得 |
| ゴチ17(2016年) | 福士蒼汰 | ゲスト獲得 |
| ゴチ18(2017年) | 大杉漣 | 2戦連続で獲得 |
| ゴチ19(2018年) | 優香 | ゲスト獲得 |
| ゴチ20(2019年) | ノブ | 同シリーズで2回獲得 |
| ゴチ21(2020年) | ノブ、本田翼、増田貴久、内田篤人、田中圭 | 同時2人のピタリ賞も発生 |
| ゴチ22(2021年) | 増田貴久、水谷隼 | レギュラーとゲストが獲得 |
| ゴチ23(2022年) | 矢部浩之 | レギュラー獲得 |
| ゴチ24(2023年) | 出川哲朗 | 開幕戦でゲスト獲得 |
| ゴチ25(2024年) | 増田貴久 | レギュラー獲得 |
| ゴチ26(2025年) | 岡村隆史、増田貴久、野呂佳代、あの | 年間で4人が獲得 |
| ゴチ27(2026年) | 該当者なし | 10月22日放送の第20戦まで0回 |
この一覧は、ゴチの放送回別記録をまとめたデータベースと、各放送回の報道記録をもとに整理したものです。
歴代最多獲得回数ランキング通算獲得回数で見ると、岡村隆史が圧倒的な実績を残しています。
- 1位:岡村隆史 6回
- 2位:増田貴久 4回
- 3位:ノブ 3回
- 4位:国分太一 2回
- 4位:矢部浩之 2回
- 4位:大杉漣 2回
岡村隆史は、ゴチ2で初めて獲得して以来、ゴチ8、ゴチ9、ゴチ13、ゴチ16、ゴチ26でもピタリ賞を達成しています。
長年にわたって番組に出演していることも、記録を積み重ねられた理由の一つです。
一方、増田貴久も2020年のゴチ21から2025年のゴチ26までに通算4回を記録。岡村に次ぐ存在として、歴代ランキングで注目されています。
歴代の印象的なピタリ賞3選1.大杉漣の2戦連続ピタリ賞(2017年)
ゴチ18では、俳優の大杉漣が第14戦と第15戦で連続してピタリ賞を獲得しました。
2017年9月7日の放送について、デイリースポーツはゴチ史上初の2週連続達成として報道しています。通常のピタリ賞でさえ難しいなか、連続して設定金額を一致させた珍しい記録です。
2.本田翼とノブの同時獲得(2020年)
2020年2月13日のゴチ21第3戦では、本田翼とノブが同時にピタリ賞を獲得しました。複数人が同じ放送回で100万円を獲得した初めてのケースとして話題になりました。
3.あのの100万円獲得(2025年)
2025年11月6日の放送では、あのが設定金額25,000円のバトルでピタリ賞を獲得しました。
MANTANWEBの報道によると、この年のピタリ賞は岡村隆史、増田貴久、野呂佳代に続く4人目でした。ゲストとして参加した出演者も100万円を獲得できることを示す事例です。
【2026年最新】ゴチ27のピタリ賞獲得状況と注目メンバー
2026年はゴチ27が開催されており、新たなメンバーを迎えたシーズンとなっています。
日本テレビの番組公式情報では、2026年1月の開幕戦で佐野勇斗と倉科カナが新メンバーとして紹介されました。岡村隆史、矢部浩之、増田貴久、せいや、白石麻衣らとともに年間クビレースを戦っています。
2026年10月22日までのピタリ賞は0回2026年11月4日時点で確認できるゴチ27の最新の通常ゴチバトルは、10月22日放送の第20戦です。
この回は大泉洋と山下智久がゲストとして参加し、ライアーゴチという特別ルールで開催されました。
設定金額は25,000円。結果は次のとおりです。
- 1位:佐野勇斗 24,700円(誤差300円)
- 2位:山下智久 23,900円(誤差1,100円)
- 3位:増田貴久 26,300円(誤差1,300円)
- 最下位:白石麻衣 32,500円(誤差7,500円)
佐野勇斗は300円差でニアピン賞を獲得しましたが、完全一致ではありませんでした。そのため、ピタリ賞は発生していません。
同放送回までの記録では、2026年のピタリ賞獲得回数は0回です。
なお、日本テレビの番組ページでは10月29日に古着の買い取り査定をテーマにした別企画が紹介されており、10月22日の放送が直近の通常ゴチバトルとして確認できます。
2026年に注目したいメンバーは?2026年のゴチ27では、歴代ピタリ賞の実績を持つ岡村隆史と増田貴久に注目が集まります。
岡村は歴代最多の6回、増田は4回という実績があります。ただし、2026年シーズンの獲得回数は、過去の通算記録とは分けて考える必要があります。
また、佐野勇斗は10月22日の第20戦でニアピン賞を獲得するなど、バトルで上位に入る機会を重ねています。今後ピタリ賞を達成すれば、歴代獲得者の新たな記録に加わることになります。
2026年はまだ年間クビレースの途中です。年末に向けて自腹額が増減するなか、ピタリ賞が出れば順位争いにも大きな影響を与えます。
【プロの結論】ゴチピタリ賞の本当の価値と知っておきたい判断基準
ゴチピタリ賞は、単に100万円がもらえる幸運な賞というだけではありません。番組の中心にある「予想する楽しさ」と「年間を通じた競争」の両方に関係する制度です。
なぜピタリ賞はこれほど難しいのかゴチの難しさは、料理を食べるだけでは合計金額が分からないところにあります。
出演者はメニューの価格を確認できない状態で注文し、料理ごとの価格を推測しながら合計金額を調整します。単品の価格を少し読み違えるだけでも、最終的な合計金額に誤差が生じます。
加えて、料理の品数や選択するメニューによって合計金額は変化します。設定金額に近づけることと、1円単位まで一致させることには大きな隔たりがあるのです。
ピタリ賞の情報を確認するときの3つのポイントネット上でピタリ賞の情報を見かけた場合は、次の点を確認すると制度を正しく理解できます。
1.設定金額と実際の注文合計が一致しているか
単に1位になったというだけではピタリ賞とは限りません。結果発表で設定金額と注文合計が一致していることが必要です。
2.賞金と自腹額リセットを混同していないか
通常100万円の賞金と、レギュラーメンバーの年間自腹額リセットは別々の特典です。ゲストと現役メンバーでは、リセット制度の対象範囲も異なります。
3.ニアピン賞と取り違えていないか
設定金額に近いだけではピタリ賞になりません。500円以内の誤差であっても、完全一致しなければニアピン賞です。
この3点を押さえておけば、ゴチの結果を見たときに、賞金や年間クビレースへの影響を正確に判断できます。
【ゴチピタリ賞】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ゴチピタリ賞の賞金は必ず100万円ですか?
A1:通常回の基本賞金は100万円です。ただし、特別企画などでは賞金額が変更される場合があります。
Q2:ゴチピタリ賞を獲得すると自腹額は本当にゼロになりますか?
A2:現役レギュラーメンバーの場合、年間クビレースの自腹累計額がゼロにリセットされます。ゲストには通常、同じ年間リセット制度は適用されません。
Q3:ニアピン賞でも100万円や自腹額リセットの特典を受けられますか?
A3:ニアピン賞はピタリ賞とは別の賞です。設定金額との差が原則500円以内でも、完全一致していなければピタリ賞の100万円やレギュラー向けの自腹額リセットの対象にはなりません。
Q4:ゴチピタリ賞はいつから始まり、最初の獲得者は誰ですか?
A4:ピタリ賞の制度は1998年開始のゴチ1から採用されたとする記録があります。歴代獲得者一覧で最初に確認できるのは、2000年のゴチ2第7戦で獲得した国分太一です。同じシリーズの第17戦では岡村隆史も獲得しています。
Q5:2026年のゴチでピタリ賞を獲得した人はいますか?
A5:2026年11月4日時点で確認できる10月22日放送のゴチ27第20戦まで、ピタリ賞の獲得者は確認されていません。2026年の獲得回数は0回です。
ゴチピタリ賞は、注文した料理の合計金額を設定金額と完全一致させた出演者に贈られる特別な賞です。通常回では100万円の賞金が用意され、現役レギュラーメンバーには年間自腹累計額のリセットという大きなメリットもあります。
歴代最多獲得者は岡村隆史の6回。増田貴久が4回、ノブが3回と続いています。2017年の大杉漣による2戦連続達成や、2020年の本田翼とノブによる同時獲得など、長い番組の歴史には印象的な記録も残されています。
一方、2026年のゴチ27は10月22日放送の第20戦までピタリ賞が出ていません。佐野勇斗のニアピン賞など惜しい結果はあるものの、完全一致には届いていない状況です。
ピタリ賞の見どころは、100万円という賞金だけではありません。年間クビレースの形勢を一変させる自腹額リセット、そして歴代獲得者の記録を塗り替える可能性も魅力です。
今後のゴチバトルでは、誰が次のピタリ賞を獲得するのか、岡村隆史の歴代最多6回という記録に追いつく出演者が現れるのかにも注目したいところです。
主な参照資料: 日本テレビ「ぐるぐるナインティナイン」番組情報、MANTANWEB、スポニチアネックス、デイリースポーツ、ゴチ放送結果・歴代記録データベース。