ブルワーズとドジャースの対戦は、2026年以前からポストシーズンでも繰り返されてきた。
両チームの歴史を振り返ると、2026年のブルワーズの勝利がどれほど大きな意味を持つのかが分かる。
ポストシーズンの過去4シリーズ| 年 | 大会 | シリーズ結果 | 勝者 |
|---|---|---|---|
| 2018年 | NLCS | 4勝3敗 | ドジャース |
| 2020年 | NLワイルドカード | 2勝0敗 | ドジャース |
| 2025年 | NLCS | 4勝0敗 | ドジャース |
| 2026年 | NLCS | 4勝0敗 | ブルワーズ |
2018年のNLCSは、両チームが7試合を戦った接戦だった。ドジャースが最終第7戦を制し、ワールドシリーズ進出を決めている。
2020年のワイルドカードシリーズではドジャースが2連勝。ブルワーズは2試合で敗退した。
さらに2025年のNLCSでは、ドジャースが4試合連続で勝利。ブルワーズを圧倒してシリーズを突破した。
しかし、2026年はその結果が完全に逆転した。
ブルワーズは前年の雪辱を果たし、ドジャースとのポストシーズン対戦で初めてシリーズ勝利を手にした。
通算の直接対決ではドジャースがリード2026年終了時点の通算対戦記録を見ると、ドジャースが依然として優勢だ。
| 集計区分 | ドジャース | ブルワーズ |
|---|---|---|
| レギュラーシーズン | 103勝 | 81勝 |
| ポストシーズン | 10勝 | 7勝 |
| 全対戦 | 113勝 | 88勝 |
両チームの対戦はレギュラーシーズン184試合、ポストシーズン17試合、合計201試合に及ぶ。
ポストシーズンのシリーズ勝敗でも、ドジャースが3勝、ブルワーズが1勝。2026年の結果だけで歴史全体の優劣が入れ替わったわけではない。
ただし、直近の直接対決ではブルワーズが明確に勢いをつかんでいる。
2026年はレギュラーシーズンの4勝3敗にNLCSの4連勝を加え、年間通算8勝3敗。ドジャースに対する勝率は72.7%となった。
【ブルワーズの勝因とドジャースの敗因】短期決戦で生まれた決定的な差

2026年NLCSを分析するうえで、単純な打率や本塁打数だけでは説明できないポイントがある。
それは、ブルワーズが試合の流れを読む力と、得点機を逃さない集中力を発揮したことだ。
勝因1:ブルワーズは先制されても崩れなかった第4戦は、その象徴的な試合だった。
ドジャースが大谷翔平の3ラン本塁打などで4点を先行した時点では、シリーズを終わらせないための理想的な展開に見えた。
しかし、ブルワーズは焦らず、四球、盗塁、適時打を組み合わせて少しずつ点差を縮めた。
大量得点を狙うのではなく、走者を進めて確実にホームへ返す。その積み重ねが逆転につながった。
勝因2:ジェイク・バウアーズの勝負強さ
NLCS 4試合・チーム最多6打点
山本由伸との12球の勝負、スネルからの逆転本塁打、最終戦の適時二塁打と押し出し四球が光った。
バウアーズは4試合すべてで安打を記録し、シリーズ6打点をマークした。
6打点はブルワーズのポストシーズン球団記録に並ぶ数字だった。
特に注目したいのは、長打だけでなく、四球を選んで好機を広げる能力だ。第2戦と第3戦では長い打席で投手を苦しめ、第4戦では押し出し四球で同点に貢献した。
MLB公式発表によってNLCS MVPに選出されたことも、このシリーズにおける貢献度の大きさを裏付けている。
勝因3:ブルペンの安定感短期決戦では、先発投手の出来だけでなく、試合後半を誰が担当するかが重要になる。
ブルワーズはDL・ホール、ジョジョ・ロメロ、アーロン・アシュビー、トレバー・メギルらを効果的に起用した。
特にアシュビーは第4戦で3イニングを無失点に抑え、勝利を確定させた。
対照的に、ドジャースは終盤の救援投手が四球を与えるなど、ブルワーズの反撃を止められなかった。
レギュラーシーズンの救援防御率の差が、NLCSでより大きな意味を持った形だ。
ドジャースの敗因1:得点圏での決定力不足ドジャースの攻撃力そのものが低かったわけではない。
レギュラーシーズンでは204本塁打を記録し、OPSもブルワーズを上回っていた。
しかし、NLCSでは走者を置いた場面での決定打が不足した。
第1戦では得点圏で6打数1安打に終わり、9人の走者を残した。好機を何度も作りながら、追加点につなげられなかったことが敗戦に響いた。
ドジャースの敗因2:継投後の失点を止められなかった先発投手の防御率だけを見れば、ドジャースが優位だった。
しかし、シリーズでは先発投手が降板した後の失点が目立った。
特に第4戦では、4点のリードを守れず逆転を許した。救援投手が四球を与え、走者をためたところでブルワーズに適時打を浴びたことが痛かった。
ドジャースの敗退は、単に大谷翔平やベッツの打撃不振だけで説明できるものではない。攻撃のつながり、救援投手の安定性、相手の機動力への対応など、複数の要素が重なった結果だった。
【2026年の試合日程と日本時間】NLCSの開催日・放送時刻を整理
2026年のブルワーズ対ドジャースのNLCSは、すでに10月15日(米国時間)に終了している。
試合はミルウォーキーのアメリカンファミリー・フィールドで始まり、第3戦からロサンゼルスのドジャースタジアムに移った。
NLCSの開催日と日本時間| 試合 | 米国開催日 | 日本時間 | 球場 |
|---|---|---|---|
| 第1戦 | 10月11日 | 10月12日 9:00 | アメリカンファミリー・フィールド |
| 第2戦 | 10月12日 | 10月13日 6:00 | アメリカンファミリー・フィールド |
| 第3戦 | 10月14日 | 10月15日 9:00 | ドジャースタジアム |
| 第4戦 | 10月15日 | 10月16日 10:00 | ドジャースタジアム |
日本時間は米東部夏時間の予定開始時刻を基準に換算。実際の試合開始には前後がある。
当初は最大7試合が予定されていたが、ブルワーズが4連勝したため、第5戦以降は開催されなかった。
2026年シーズン最終成績とその後2026年のブルワーズは、レギュラーシーズン103勝59敗という好成績を残した。
ドジャースも100勝62敗と強かったが、ナ・リーグ優勝決定シリーズではブルワーズに敗れ、3年連続のワールドシリーズ制覇を逃した。
さらにブルワーズは、NLCSの勢いをそのままワールドシリーズへ持ち込んだ。
ブルワーズが球団史上初のワールドシリーズ制覇
4勝1敗
対タンパベイ・レイズ/2026年10月28日決着
1982年以来44年ぶりのワールドシリーズ出場を果たし、ついに球団初の世界一を獲得した。
MLB公式の2026年ポストシーズン記録でも、ブルワーズのレイズに対する4勝1敗と初優勝が記録されている。
【ブルワーズ対ドジャースに関するよくある質問(FAQ)】
Q1:2026年のブルワーズ対ドジャースはどちらが勝ち越しましたか?
A1:レギュラーシーズンはブルワーズが4勝3敗で勝ち越しました。NLCSでも4勝0敗で勝利し、2026年の年間直接対決はブルワーズの8勝3敗です。
Q2:2026年NLCSの最終結果は何対何でしたか?
A2:ブルワーズが4勝0敗でドジャースをスイープしました。各試合のスコアは2対1、7対4、6対2、6対4です。
Q3:ブルワーズ対ドジャースの歴代ポストシーズン成績は?
A3:2026年終了時点で、ポストシーズンの通算対戦はドジャースの10勝7敗です。シリーズ単位ではドジャースが3勝、ブルワーズが1勝となっています。
Q4:2026年NLCSのMVPは誰ですか?
A4:ブルワーズのジェイク・バウアーズです。4試合でチーム最多の6打点を挙げ、勝負どころで重要な打撃を見せました。
Q5:2026年のブルワーズとドジャースのチーム打率は?
A5:レギュラーシーズンのチーム打率はブルワーズが.258、ドジャースが.257でした。一方、OPSではドジャースが.762、ブルワーズが.744と上回っています。
Q6:2026年の両チームの最終順位と成績は?
A6:ブルワーズは103勝59敗でナ・リーグ中地区優勝、ドジャースは100勝62敗で西地区優勝でした。ブルワーズはその後ワールドシリーズも制覇しています。
2026年のブルワーズ対ドジャースは、レギュラーシーズンとポストシーズンの両方で興味深い結果を残した。
特に押さえておきたい要点は次の5つだ。
- レギュラーシーズン: ブルワーズが4勝3敗で勝ち越し。
- NLCS: ブルワーズが4連勝でドジャースを撃破。
- 攻撃力: ドジャースは本塁打とOPS、ブルワーズは盗塁と総得点で優位。
- 投手力: 先発ではドジャース、救援陣ではブルワーズが優勢。
- シーズン最終結果: ブルワーズがワールドシリーズを制し、球団史上初の世界一を達成。
【プロの結論】
2026年の両チームの対戦から読み取れるのは、レギュラーシーズンの攻撃力や選手個人の知名度だけでは、ポストシーズンの勝敗を予測できないということだ。
ドジャースは本塁打数とOPSで優れた数字を残した。しかし、ブルワーズは機動力、粘り強い打席、守備、救援投手の運用を組み合わせ、4試合すべてで勝利をつかんだ。
ジェイク・バウアーズの勝負強さやアーロン・アシュビーの救援力は、個人の成績以上にチーム全体の戦術が機能したことを示している。
歴代対戦では依然としてドジャースがリードしているものの、2026年はブルワーズがその歴史に新しい1ページを加えた。
2026年のブルワーズ対ドジャースを象徴するのは、スター選手の長打力だけではなく、チーム全員で1点を取り、1点を守り抜く野球の強さだった。