忽那汐里とポッキーの関係を振り返ると、2008年秋に放送された江崎グリコのテレビCM「NEWポッキーデビュー」篇にたどり着く。当時15歳だった忽那汐里は、第50代ポッキープリンセスに起用され、黄色いチアガール風の衣装でポッキーダンスを披露。CMソングにはORANGE RANGEの「おしゃれ番長 feat.ソイソース」が採用された。
さらに2009年には、いきものがかりの「じょいふる」を使用した「エビバデポッキー」篇に出演。益若つばさ、IMALUとともに2009年のポッキープリンセスを務めた。新垣結衣が出演した先代のポッキーCMとの違いや、2026年現在の忽那汐里の活動まで、CMの歴史と本人のキャリアを時系列で整理する。
【結論】忽那汐里のポッキーCMはいつ?2008年9月から放送

忽那汐里がポッキーのテレビCMに登場したのは2008年9月30日。江崎グリコが新たなイメージキャラクターとして彼女を起用し、第50代ポッキープリンセスに選出したことがきっかけだった。
2008年9月29日には東京・恵比寿ガーデンルームで新CM発表会が開催され、翌30日から全国放送が始まった。CMの正式な名称は「NEWポッキーデビュー」篇。新しく生まれ変わったポッキーの楽しさを、若い世代に向けて伝える広告キャンペーンだった。
黄色いチアガール風衣装とポッキーダンスが印象的CMの特徴は、忽那汐里が黄色いチアガール風の衣装を身につけ、両手にポッキーを持って元気いっぱいに踊る演出にある。
バックに流れるのはORANGE RANGEの「おしゃれ番長 feat.ソイソース」。アップテンポな音楽と、全身を使った躍動感のある振り付けが組み合わされ、商品を食べる楽しさを視覚的に表現していた。
当時のCMは、単に人気女優が商品を紹介する形式ではない。出演者自身が音楽に合わせて踊り、視聴者にも一緒に体を動かしたくなるような高揚感を届ける構成だった。
【起用経緯】なぜ忽那汐里が第50代ポッキープリンセスに選ばれたのか
忽那汐里がポッキーのイメージキャラクターに選ばれた背景には、2006年の芸能界デビューにつながる実績がある。
2006年の全日本国民的美少女コンテストで審査員特別賞忽那汐里は1992年12月22日生まれ、オーストラリア出身。2006年に開催された第11回全日本国民的美少女コンテストで審査員特別賞を受賞した。
その後、2007年にTBS系ドラマ「3年B組金八先生」第8シリーズに出演し、女優として活動を開始。2008年にはフジテレビ系ドラマ「太陽と海の教室」にも出演している。
こうした若手女優としての活動が続くなか、2008年にポッキープリンセスへの起用が発表された。
第50代という節目のキャラクターだったポッキープリンセスは、江崎グリコのポッキーを象徴する女性イメージキャラクターの呼称である。過去には松田聖子、新垣結衣、石原さとみなど、幅広い世代に知られる女性タレントや女優が起用されてきた。
その歴史のなかで、忽那汐里は第50代という節目を担った。
当時の発表会では、15歳の忽那汐里が新CMで披露するダンスにも注目が集まった。マイナビニュースの2008年9月30日の報道によると、振り付けは60以上あり、本人が考えた動きも採用されたという。
これは単に決められた振り付けを踊るだけではなく、出演者自身の感覚もCMの表現に取り入れられたことを示している。
【2008年・2009年の出演記録】CM名・楽曲・共演者を時系列で整理
忽那汐里のポッキーCMを理解するうえで重要なのが、2008年と2009年では楽曲も演出も変わっている点だ。
2008年はORANGE RANGEとのタイアップを中心にした個人出演のCM。2009年は、いきものがかりの楽曲に合わせて複数の出演者が踊る、より大規模なキャンペーンへと発展した。
| 時期 | CM・出来事 | 楽曲・出演者 |
|---|---|---|
| 2006年 | 新垣結衣のポッキーCM | ORANGE RANGE「DANCE2 feat.ソイソース」 |
| 2008年9月29日 | 第50代ポッキープリンセス発表 | 忽那汐里 |
| 2008年9月30日 | 「NEWポッキーデビュー」篇放送開始 | ORANGE RANGE「おしゃれ番長 feat.ソイソース」 |
| 2008年10月22日 | 楽曲のビデオクリップ公開 | 忽那汐里が主人公として出演 |
| 2009年9月7日 | 新CM発表会 | 忽那汐里・益若つばさ・IMALU |
| 2009年9月8日 | 「エビバデポッキー」篇放送開始 | いきものがかり「じょいふる」 |
| 2009年10月 | 出演者別の新CM放送 | 益若つばさ篇・IMALU篇 |
| 2009年11月3日 | ポッキー&プリッツの日記念イベント | 出演者3人といきものがかりが共演 |
2008年のCMでは、忽那汐里が単独で登場するスタイルが中心だった。
CMソングの「おしゃれ番長 feat.ソイソース」は、ORANGE RANGEがポッキーの広告コンセプトに合わせて制作した楽曲。ソニーミュージックの2008年9月29日付の発表でも、グリコから「思いっきりはじけた、つきぬけた楽しさ」を持つ曲の制作依頼があったことが紹介されている。
楽曲のビデオクリップは同年10月22日に公開。ORANGE RANGEの公式ファンクラブでも、忽那汐里が主人公として登場し、ポッキーCMでおなじみのダンスを披露する内容が紹介された。
2009年の「エビバデポッキー」篇2009年9月には、ポッキーの新しい広告キャンペーンがスタートした。
忽那汐里は前年から引き続き起用され、益若つばさとIMALUが新たに加わった。3人が2009年のポッキープリンセスとして活動し、それぞれの個性を生かしたCMが制作された。
メインとなる忽那汐里出演の「エビバデポッキー」篇は9月8日から全国放送。CM曲は、いきものがかりの書き下ろし楽曲「じょいふる」だった。
日本食糧新聞の2009年9月11日付報道によると、30秒版の制作では2日間で150人以上のエキストラを動員し、都内近郊13カ所でロケを実施。15秒版では背景や振り付け、エキストラを共通にしながら、メイン出演者を入れ替える演出が採用された。
この仕組みにより、同じキャンペーンの世界観を保ちながら、出演者それぞれの個性を見せることができた。
【ポッキーダンスの秘密】60以上の振り付けと音楽の相乗効果
忽那汐里のポッキーCMが記憶に残る理由の一つが、商品の持ち方まで含めた特徴的なダンス演出だ。
本人が考えた振り付けも採用2008年の新CM発表会で紹介された振り付けは60以上。マイナビニュースの取材記事では、忽那汐里自身が考案した動きも採用されたと報じられている。
当時15歳という若さに加え、チアガールを思わせる衣装や明るい表情が、CMの持つエネルギッシュな雰囲気とよく合っていた。
特に、ポッキーを両手に持ちながら踊るという演出は、商品そのものをダンスの一部に取り込んでいる。視聴者に商品名を印象づける広告表現としても効果的だった。
2009年は街全体をステージにした演出2009年の「エビバデポッキー」篇では、撮影規模も拡大した。
国会議事堂前、渋谷、秋葉原、魚市場など、さまざまな場所が舞台となり、それぞれの場所を象徴する人々を巻き込んでダンスを披露する。
150人以上のエキストラと13カ所のロケ地という制作規模は、単独のタレントを見せる広告から、街や人々を巻き込む参加型の広告へと演出が変化したことを物語る。
11月3日にはポッキー&プリッツの日を記念したイベントも開催され、忽那汐里、益若つばさ、IMALUが「じょいふる」を歌ういきものがかりと共演。CMの世界観がテレビ画面の外にも広がった。
【新垣結衣・益若つばさ・IMALUと比較】歴代ポッキーCMでの位置づけ
忽那汐里のポッキーCMを語るとき、必ず比較対象として名前が挙がるのが新垣結衣だ。
新垣結衣は2006年からポッキーのCMに出演し、ORANGE RANGEの「DANCE2 feat.ソイソース」に合わせたダンスで大きな注目を集めた。オリコンが2006年12月に報じたCM好感度に関する記事でも、CM映像とタイアップ楽曲の両方が高く評価されたことが紹介されている。
新垣結衣と忽那汐里の違い両者の共通点は、ポッキーを手にしたダンスをCMの中心に据えていたこと。しかし、楽曲と演出には明確な違いがある。
新垣結衣のCMは、アップテンポな音楽と親しみやすい表情を組み合わせたダンスが特徴だった。一方、忽那汐里の2008年版では、チアガール風の衣装や全身を使った動きによって、さらに弾けた印象を打ち出した。
また、両者のCMでORANGE RANGEが起用されていることから、同じアーティストの楽曲でもキャンペーンごとに異なる印象を作り出していたことが分かる。
益若つばさ・IMALUとの3人体制2009年のキャンペーンでは、益若つばさとIMALUが加わった。
益若つばさは当時、ファッションモデルとして若い女性を中心に支持を集めていた人物。IMALUは2009年のポッキーCMがテレビCM初出演だった。
3人が同じ背景、同じ振り付けで出演するCMは、出演者が変わることで違った魅力が生まれる構造になっていた。
つまり、2008年は忽那汐里という新しいポッキープリンセスを印象づける年、2009年は複数の女性タレントを通じてキャンペーンを広げた年と整理できる。
【忽那汐里の現在は?2026年最新】ポッキーCMから海外作品の主演へ
ポッキーCM出演から約18年。忽那汐里は、日本国内での女優活動を経て、海外作品にも出演する国際的な俳優へと活動の幅を広げている。
『家政婦のミタ』から『デッドプール2』へ2011年には日本テレビ系ドラマ『家政婦のミタ』に出演。その後も映画やドラマで経験を重ね、2018年公開のハリウッド映画『デッドプール2』ではユキオ役を演じた。
加えて、映画『オー・ルーシー!』やNetflix作品『アウトサイダー』『マーダー・ミステリー』、ドラマ『サンクチュアリ -聖域-』などにも出演している。
2024年のマイナビニュースのインタビューでは、海外での経験を通じて俳優としての意識が変化したことや、日本人としての誇りを大切にしながら活動していきたいという思いを語っていた。
2025年には『インベージョン』シーズン3に出演海外ドラマでの活動も継続している。
Apple TVの公式発表によると、SFドラマ『インベージョン』のシーズン3は2025年8月22日に配信開始。忽那汐里も引き続き出演者として名を連ねている。
日本国内のCMで広く知られた存在から、国際的な映像作品で役柄を演じる俳優へと、キャリアの方向性が広がっている。
2026年7月、Netflix『寄生獣 ーTAMIYAー』主演が発表2026年の大きな話題は、Netflixシリーズ『寄生獣 ーTAMIYAー』への主演決定だ。
Netflixが2026年7月22日に発表した公式情報によると、忽那汐里は田宮良子役を演じる。作品は岩明均の漫画『寄生獣』を原作とし、田宮良子の視点から人間と寄生生物の共存を描くオリジナルストーリーとなる。
企画・脚本はヨン・サンホ、監督は柿本ケンサクと中川和博。世界独占配信は2027年を予定している。
かつてポッキーのCMで見せた明るく躍動的な姿と、海外の映像作品で挑戦する複雑な役柄。その振れ幅も、現在の忽那汐里を語るうえで興味深い部分だ。
【プロの結論】忽那汐里のポッキーCMが残したものとは
忽那汐里のポッキーCMを評価するうえで注目したいのは、単なる歴代出演者の一人ではなく、ポッキーのダンス広告が次の段階へ進む時期を担った存在だったことだ。
新垣結衣が出演した2006年のCMでは、音楽とダンスを組み合わせた広告表現が大きな反響を呼んだ。2008年の忽那汐里は、その流れを受け継ぎながら、ORANGE RANGEの「おしゃれ番長 feat.ソイソース」と独自のダンスで新しい印象を作り出した。
そして2009年には、益若つばさ、IMALUとともに、いきものがかりの「じょいふる」を使用した大規模なキャンペーンへ参加している。
この変化から読み取れるのは、ポッキーの広告が出演者の知名度だけに頼るのではなく、音楽、振り付け、撮影場所、参加する人々を組み合わせてブランドの楽しさを伝えていたことだ。
また、CMの記憶を正確に整理するなら、次の3点を押さえておきたい。
- 2008年の忽那汐里のCM曲は「おしゃれ番長 feat.ソイソース」。
- 2009年の「エビバデポッキー」篇のCM曲は「じょいふる」。
- 新垣結衣の代表的なポッキーCM曲「DANCE2 feat.ソイソース」とは別の楽曲。
この3つを区別すると、歴代ポッキーCMの記憶が混同しにくくなる。特に、同じORANGE RANGEが関わっていることから、2006年の新垣結衣と2008年の忽那汐里のCM曲を取り違えないことがポイントだ。
忽那汐里のポッキーCMに関するよくある質問(FAQ)
Q1:忽那汐里がポッキーのCMに出演したのはいつ?
A1:2008年9月30日から「NEWポッキーデビュー」篇が全国放送された。第50代ポッキープリンセスとして起用され、2009年にも「エビバデポッキー」篇に出演している。
Q2:2008年の忽那汐里のポッキーCMで流れていた曲は?
A2:ORANGE RANGEの「おしゃれ番長 feat.ソイソース」。チアガール風の黄色い衣装を着た忽那汐里が、ポッキーを両手に持って踊るCMだった。
Q3:忽那汐里のポッキーダンスはどのCMで見られる?
A3:2008年の「NEWポッキーデビュー」篇と、2009年の「エビバデポッキー」篇が代表的。2008年版では60以上の振り付けが用意され、本人が考えた動きも採用された。
Q4:2009年のポッキーCMには誰が出演していた?
A4:忽那汐里、益若つばさ、IMALUの3人。2009年9月から放送されたCMでは、いきものがかりの「じょいふる」に合わせてポッキーダンスを披露した。
Q5:新垣結衣と忽那汐里のポッキーCM曲は同じ?
A5:異なる。新垣結衣の2006年のCMではORANGE RANGEの「DANCE2 feat.ソイソース」、忽那汐里の2008年のCMでは「おしゃれ番長 feat.ソイソース」が使用された。
Q6:忽那汐里は2026年現在、何をしている?
A6:海外作品を含む俳優活動を続けている。2025年には『インベージョン』シーズン3に出演。2026年7月にはNetflixシリーズ『寄生獣 ーTAMIYAー』の主演が発表され、2027年の世界配信が予定されている。
忽那汐里が第50代ポッキープリンセスに起用されたのは2008年。9月30日放送開始の「NEWポッキーデビュー」篇では、ORANGE RANGEの「おしゃれ番長 feat.ソイソース」に合わせたポッキーダンスで注目を集めた。
翌2009年には、益若つばさ、IMALUとともに「エビバデポッキー」篇へ出演。いきものがかりの「じょいふる」を使用したCMは、街中で多くの人々が参加する大規模な広告キャンペーンへと発展した。
新垣結衣から忽那汐里へと続いたポッキーCMのダンス路線は、2000年代のテレビ広告を振り返るうえでも印象的な流れの一つだ。
そして2026年現在、忽那汐里は海外作品でも活躍し、Netflix『寄生獣 ーTAMIYAー』という新たな主演作を控えている。2008年のポッキーダンスで彼女を知った人にとっても、その後のキャリアを振り返ることで、俳優としての成長と変化を改めて感じられるはずだ。
主な確認資料・報道: 江崎グリコのCM発表関連報道、日本食糧新聞、マイナビニュース、ORANGE RANGE公式ファンクラブ、ソニーミュージック、オリコンニュース、Netflix公式発表、Apple TV公式発表。