2026年、15歳を迎えた女優・稲垣来泉(いながき・くるみ)が、ドラマ『GTO』の伊藤結役をはじめ、『コンビニ兄弟 テンダネス門司港こがね村店』『未来電車 “あの日”を知らないあなたへ』など、幅広い作品で存在感を見せている。2015年のドラマデビューから、NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』『スカーレット』『ちむどんどん』、TBS『砂の塔〜知りすぎた隣人』、フジテレビ『PICU 小児集中治療室』まで、その出演歴は多彩だ。
特に注目したいのは、幼少期の重要人物を演じてきた子役時代から、物語の中心に関わる同世代の人物を演じる現在への変化である。2026年11月現在の出演作品、役名、放送年を整理しながら、代表作の見どころや女優としての成長、現在の活動まで詳しく紹介する。
【2026年最新ドラマ】『GTO』伊藤結役で見せた稲垣来泉の新境地

2026年の稲垣来泉を語るうえで外せない作品が、反町隆史主演の『GTO』だ。
関西テレビ・フジテレビ系で2026年7月20日にスタートした同作は、藤沢とおるの漫画を原作とする学園ドラマ。反町隆史が演じる鬼塚英吉が、私立誠進学園の1年B組を受け持つ教師として、生徒たちの問題に向き合っていく。
稲垣来泉が演じたのは、同クラスの生徒である伊藤結(いとう・ゆう)役。同作では、生徒役の若手俳優たちとともに物語を構成する重要なポジションを担った。
カンテレ・フジテレビの番組情報でも、稲垣来泉の出演が正式に発表されている。2026年9月28日には第11話が放送され、シリーズの最終回を迎えた。
伊藤結はどんな人物?伊藤結は、活発で自分の意見をはっきり伝えられるエネルギッシュな女子生徒だ。
2026年9月14日公開のテレビ情報誌「TV LIFE」のインタビューで、稲垣は結について、自分の考えを言葉にできる活発な人物として捉えていることを明かした。
加えて、こうしたハキハキとした人物を演じるのは初めてだったため、当初は表現方法に苦戦したという。
特に鬼塚とのやり取りでは、従来の演技とは異なるアプローチが必要だった。監督からは、思ったことをそのまま声に出して伝えるようアドバイスを受けたと語っている。
これは、稲垣の演技の変化を理解するうえで興味深いエピソードだ。これまで幼少期の繊細な感情表現や、周囲の人物との関係性を丁寧に見せる役が多かった彼女にとって、積極的に言葉を発する役柄は新しい挑戦だった。
『GTO』で注目したい共演関係| 出演者 | 役名・立場 | 稲垣来泉との関係 |
|---|---|---|
| 反町隆史 | 鬼塚英吉 | 伊藤結たちの担任教師 |
| 生見愛瑠 | 柏原実央 | 教師として生徒たちに関わる人物 |
| 松嶋菜々子 | 鬼塚あずさ | 鬼塚の妻 |
| 稲垣来泉 | 伊藤結 | 1年B組の生徒 |
第9話では、鬼塚に対する悪評が広がるなか、結が鬼塚の潔白を信じる生徒の一人として描かれた。
教師と生徒の関係だけでなく、生徒同士の信頼や対立も物語の重要な要素となっている。
稲垣来泉にとって『GTO』は、単に出演作品が増えたというだけではない。子役時代から培ってきた表現力を、同世代の人物として物語の中で発揮する機会になった。
【2026年の出演ドラマ】『コンビニ兄弟』『未来電車』の役柄も紹介
『GTO』以外にも、2026年の稲垣来泉は異なるジャンルのドラマに出演している。
注目したいのは、NHKのヒューマンコメディーと、広島の記憶をテーマにしたドラマという、作風の異なる2作品だ。
『コンビニ兄弟 テンダネス門司港こがね村店』桧垣梓役2026年5月、NHK総合のドラマ10『コンビニ兄弟 テンダネス門司港こがね村店』に出演。
稲垣が演じたのは、中学生の桧垣梓(ひがき・あずさ)役だ。
出演回は第2話と第3話で、放送日はそれぞれ2026年5月5日、5月12日。
原作は町田そのこの同名小説。北九州市の門司港にあるコンビニを舞台に、店長の志波三彦(中島健人)らを中心とした人間模様を描く作品だ。
梓はスイーツが好きな中学生で、親や友人には内緒で甘いものを楽しんでいる。第3話では、新津ちせ演じる田口那由多との友情も描かれた。
単なるゲスト出演にとどまらず、同年代の少女が抱える悩みや人間関係を表現する役柄だった。
『未来電車 “あの日”を知らないあなたへ』大垣ひとみ役2026年3月には、テレビ新広島開局50周年記念ドラマ『未来電車 “あの日”を知らないあなたへ』に出演した。
稲垣が演じたのは、大垣ひとみ役。
本作は、変わりゆく広島の街と、世代を超えて受け継がれる人々の記憶をテーマにした作品だ。長濱ねる、井上祐貴、藤﨑ゆみあ、国仲涼子らが出演している。
第一章では、国仲涼子演じる大垣サチエの次女・ひとみを稲垣が担当する。
さらに第二章では、50年後のひとみである倉持ひとみを藤田朋子が演じる。ひとりの人物の人生を異なる年代の俳優が演じる構成も、本作の特徴だ。
放送日は次のとおり。
- 2026年3月3日:テレビ新広島で地上波放送
- 2026年3月8日:BSフジで全国放送
若い世代が過去の記憶をどう受け止め、次の世代に何を残すのか。家族の歴史を描く作品で、稲垣は物語の第一章を担った。
2026年の出演作から見える役柄の広がり3作品を比較すると、それぞれ異なる演技が求められていたことが分かる。
| 作品 | 役名 | 役柄の特徴 |
|---|---|---|
| GTO | 伊藤結 | 活発で自分の意見を伝える高校生 |
| コンビニ兄弟 | 桧垣梓 | スイーツ好きの中学生 |
| 未来電車 | 大垣ひとみ | 家族の歴史をつなぐ少女 |
学園ドラマ、日常を舞台にしたヒューマンコメディー、世代を超える家族ドラマ。それぞれ異なる世界観の作品に参加していることが、2026年の出演歴の特徴だ。
【出演ドラマ一覧】2015年のデビューから2026年までの歴代作品
稲垣来泉は2015年にドラマデビューを果たした。
所属事務所の研音が公開しているプロフィールや、各テレビ局の番組情報、報道各社の出演記事をもとに、主要な出演作品を年代順に整理する。
以下はテレビドラマと配信ドラマを中心とした代表的な出演歴である。
この一覧で特に注目したいのは、2019年の『TWO WEEKS』、2022年の『PICU』、2025年の『アンサンブル』など、作品ごとに異なる人物関係や感情表現が求められる役を経験していることだ。
また、NHK連続テレビ小説には『とと姉ちゃん』『スカーレット』『ちむどんどん』の3作品に出演している。朝ドラへの継続的な出演も、稲垣来泉のキャリアを語るうえで欠かせない実績だ。
【代表作を深掘り】『砂の塔』『ちむどんどん』『PICU』で見せた演技力
稲垣来泉の出演ドラマを振り返る際、作品名だけでなく、どのような人物を演じたのかにも注目したい。
特に子役時代の代表作には、主人公や物語の中心人物と深く関わる役が多い。
『砂の塔〜知りすぎた隣人』高野そら役2016年放送のTBS金曜ドラマ『砂の塔〜知りすぎた隣人』は、稲垣来泉の子役時代を代表する作品の一つだ。
稲垣が演じたのは、菅野美穂演じる高野亜紀の娘、高野そら役。
同作は、タワーマンションを舞台に、住民同士の人間関係や隠された問題を描くサスペンスドラマだった。
そらは主人公の家族に属する子どもであり、大人たちの複雑な人間関係のなかに置かれた存在でもある。
TBSの公式キャスト情報にも、稲垣来泉の高野そら役が掲載されている。
『ちむどんどん』比嘉暢子の幼少期・青柳未来役2022年前期のNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』では、主人公・比嘉暢子の幼少期を担当した。
成長後の暢子を演じたのは黒島結菜。稲垣は、物語序盤の幼少期の暢子を演じ、作品の出発点を支えた。
加えて、2022年9月30日の最終回では、青柳未来役としても出演している。
つまり、同じ作品で主人公の幼少期と、その後の世代に関わる人物を演じた経験がある。
朝ドラのヒロインの幼少期を演じることは、稲垣が目標としていた仕事の一つだったことも、本人の公式発信で明らかになっている。
『PICU 小児集中治療室』藤原優里役2022年のフジテレビ月9ドラマ『PICU 小児集中治療室』では、藤原優里役を演じた。
稲垣が登場したのは第6話から第9話。
優里は函館に住む小学6年生で、小児患者の小松圭吾と幼い頃から一緒に育ってきた親友という設定だ。
圭吾が重い心臓病を患ってから会えない時間が続いていたが、優里は彼に会うために札幌の病院を訪れる。
フジテレビの公式発表では、優里について、圭吾の力になりたいと考える明るく一途な少女として紹介されていた。
病気と向き合う子どもたちの心情を描く同作において、優里は主人公の武四郎たちにも影響を与える人物だった。
『TWO WEEKS』青柳はな役も見逃せない2019年の『TWO WEEKS』も、稲垣来泉の出演歴を語るうえで重要な作品だ。
三浦春馬演じる主人公・結城大地と、比嘉愛未演じる青柳すみれの娘である青柳はな役を演じた。
はなは白血病を患っており、物語では骨髄移植をめぐる展開が大きな軸となる。
父親が娘の命を救うために奔走するという作品の設定上、はなは単なる脇役ではなく、物語全体を動かす重要人物だった。
この役を通じて、幼い年齢ながら複雑な感情を表現する機会を得たことは、その後の出演作にもつながる経験だった。
【配信ドラマ・大河ドラマ】『忍びの家』『べらぼう』『アンサンブル』の役柄
稲垣来泉の出演歴は、地上波ドラマだけにとどまらない。
Netflixの配信シリーズやNHK大河ドラマ、日本テレビのリーガルドラマなど、作品のジャンルも広がっている。
『忍びの家 House of Ninjas』俵凪の幼少期2024年2月15日からNetflixで世界独占配信された『忍びの家 House of Ninjas』にも出演した。
本作は賀来賢人主演のオリジナルシリーズで、現代日本に生きる忍びの一家・俵家を描いたアクションとサスペンスの作品だ。
稲垣が演じたのは、俵凪(蒔田彩珠)の幼少期。
ここで押さえておきたいのは、同作が地上波テレビドラマではなく、Netflixの配信シリーズであるという点だ。
地上波の出演歴と配信作品の出演歴を分けて整理すると、稲垣の活動範囲がより正確に理解できる。
NHK大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』かをり役2025年には、NHK大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』に出演。
稲垣が演じたのは、かをり役だ。
かをりは、吉原の女郎屋・大文字屋の秘蔵っ子として登場する人物。横浜流星演じる蔦屋重三郎に恋心を抱き、積極的に思いを伝える姿が描かれた。
出演回は第7回と第11回。2025年3月16日の第11回をもって、稲垣の同作での出演は一区切りとなった。
本人も大河ドラマへの出演を目標の一つとしていたことを明かしており、初めての白塗りや着物、廓言葉や所作への挑戦を振り返っている。
『アンサンブル』宇井咲良役2025年1月期の日本テレビ系ドラマ『アンサンブル』では、宇井咲良役を演じた。
同作は川口春奈と松村北斗が出演するリーガルラブストーリー。恋愛トラブルを扱う弁護士たちの仕事と人間関係を描く。
稲垣が演じた咲良は、田中圭演じる宇井修也と暮らす小学6年生の少女だ。
ここで、登場人物の関係性について一つ要点がある。
咲良は作中で宇井の娘として紹介されるが、実際には宇井の実兄の子どもである。兄が亡くなった後、宇井が引き取って育てることになったという背景がある。
日本テレビの公式相関図やストーリーでも、この家族関係が説明されている。
物語では、咲良の存在が宇井と川口春奈演じる小山瀬奈の過去や関係性にも影響を及ぼす。
2025年のその他の出演作品2025年には、ほかにも次の作品に出演している。
- 『ダメマネ!-ダメなタレント、マネジメントします-』第1話
- 『僕達はまだその星の校則を知らない』第8話
- 『緊急取調室』第5話
特に『緊急取調室』では、2025年11月20日放送の第5話で矢代初美役を担当した。
所属事務所の研音が公開したマネージャー日記によると、矢代家の3人きょうだいの長女という役柄で、稲垣にとってアクションにも初挑戦する機会になったという。
【現在の活動と女優経歴】子役から若手女優へ変化する15歳
稲垣来泉は2011年1月5日生まれ。2026年11月現在、15歳だ。
所属事務所は研音。公式プロフィールでは、趣味として漫画・アニメ鑑賞・ピアノ、特技として早口言葉などが紹介されている。
また、女優業だけでなく、女子中学生向けファッション誌『nicola』の専属モデルとしても活動している。
子役としてのスタートは2015年稲垣のドラマデビューは2015年のテレビ朝日系『ハッピー・リタイアメント』。
当時4歳だった。
2016年にはNHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』とTBS『砂の塔〜知りすぎた隣人』に出演し、子役としての活動を本格化させる。
2019年には『TWO WEEKS』と『スカーレット』、2022年には『ちむどんどん』と『PICU』など、幅広い作品を経験してきた。
2022年のインタビューでは、『オールドルーキー』の出演を通じて演技の楽しさを強く感じたことも語っている。
演じる人物の変化がキャリアの転換点稲垣来泉のキャリアを年代別に見ると、役柄には明確な変化がある。
子役時代は、主人公の幼少期や家族の子どもを演じる機会が多かった。
『砂の塔』の高野そら、『TWO WEEKS』の青柳はな、『PICU』の藤原優里などがその代表例だ。
一方、2025年の『アンサンブル』では宇井咲良として物語の人間関係に関わり、2026年の『GTO』では伊藤結として同世代の生徒たちとともに学園ドラマを構成している。
これは単純に年齢が上がったというだけではない。
幼少期の人物を再現する演技から、現在の年齢に近い人物の考え方や行動を表現する演技へと、求められる役割が変化しているのだ。
【プロの結論】稲垣来泉の出演作はどこから見るべき?稲垣来泉の演技の変化を理解するなら、作品を次の3つの視点で見ると分かりやすい。
| 見たいポイント | おすすめ作品 | 注目点 |
|---|---|---|
| 子役時代の代表作 | 砂の塔、TWO WEEKS | 家族や重要人物との感情表現 |
| 繊細な演技 | ちむどんどん、PICU | 少女の心情や人間関係 |
| 現在の演技 | アンサンブル、コンビニ兄弟、GTO | 同世代の人物としての存在感 |
特におすすめしたいのは、2019年の『TWO WEEKS』と2026年の『GTO』を続けて見ることだ。
前者では物語の中心にいる幼い少女を演じ、後者では自分の意見を積極的に伝える高校生を演じている。
この2作品を比較すると、同じ俳優が年齢や役柄の変化に応じて、どのように演技の幅を広げてきたのかが見えてくる。
また、『忍びの家』は配信ドラマ、『べらぼう』は大河ドラマというように、作品のジャンルにも注目したい。
稲垣来泉の強みは、子役時代の代表作だけで評価を固定するのではなく、作品ごとに異なる人物像へ挑戦している点にある。
2026年の『GTO』は、その変化を確認するうえで重要な作品だ。
【稲垣来泉のドラマ出演歴】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:稲垣来泉の2026年最新ドラマは何ですか?
A1:2026年の主なドラマ出演作は『GTO』『コンビニ兄弟 テンダネス門司港こがね村店』『未来電車 “あの日”を知らないあなたへ』です。『GTO』では伊藤結役、『コンビニ兄弟』では桧垣梓役、『未来電車』では大垣ひとみ役を演じました。
Q2:稲垣来泉は『GTO』で何役を演じていますか?
A2:2026年版『GTO』で、反町隆史演じる鬼塚英吉が担任を務める1年B組の生徒・伊藤結役を演じています。活発で自分の意見をはっきり言える女子生徒です。
Q3:稲垣来泉は『PICU 小児集中治療室』で何役でしたか?
A3:藤原優里役です。第6話から第9話に出演し、小松圭吾の幼なじみで、彼を心配して病院を訪れる小学6年生を演じました。
Q4:稲垣来泉は『ちむどんどん』にも出演していましたか?
A4:出演しています。主人公・比嘉暢子の幼少期を演じたほか、最終回では青柳未来役としても登場しました。
Q5:稲垣来泉は『忍びの家 House of Ninjas』にも出演していますか?
A5:出演しています。2024年配信のNetflixシリーズで、蒔田彩珠演じる俵凪の幼少期を担当しました。
Q6:稲垣来泉は現在何歳で、女優以外にも活動していますか?
A6:2011年1月5日生まれで、2026年11月現在15歳です。女優としての活動に加えて、ファッション誌『nicola』の専属モデルとしても活動しています。
稲垣来泉のドラマ出演歴を振り返ると、2015年のデビューから2026年まで、着実に経験を積み重ねてきたことが分かる。
『砂の塔』の高野そら、『TWO WEEKS』の青柳はな、『ちむどんどん』の比嘉暢子、『PICU』の藤原優里など、子役時代には作品の重要な人物を演じてきた。
2025年には『アンサンブル』の宇井咲良や大河ドラマ『べらぼう』のかをり役に挑戦。2026年には『未来電車』『コンビニ兄弟』を経て、『GTO』の伊藤結役を務めた。
特に『GTO』では、これまでの幼少期役とは異なる、活発で自分の考えを言葉にする同世代の人物を演じている。
これから稲垣来泉の出演作品をチェックするなら、最新作の『GTO』だけでなく、『PICU』『TWO WEEKS』『アンサンブル』なども合わせて見ると、女優としての表現の変化をより深く楽しめる。
子役として積み上げた経験を土台に、どのような役柄へ挑戦していくのか。稲垣来泉の今後の出演ドラマにも期待が集まる。